期待値について
間違った馬券の買い方をしている人は結構多いのではないでしょうか。新聞の印を
参考にしたり、 気持ちが保守的になるとつい人気馬にいきがちです。人気馬ばかりを
買っていてはトータルで勝つのは至難の技です。期待値的な考え方を持っていると間違った
買い方を防いだり、回収率を引き上げることができます。
馬券を100円買った時、100円の払い戻しが期待できるとき期待値は100となります。
中央競馬は控除率が25%なので無作為に買った場合の期待値は75となります。
(但し、単勝、複勝は80。) 期待値が100を下回れば買う価値はありません。
いかに期待値を100以上にするかが問題となります。
分かりやすいので単勝馬券の場合で説明します。
まず、期待値は以下の式で計算できます。
期待値=的中率×オッズ
例えば、的中率が50%としてオッズが2倍の時、
期待値は 50×2=100
となります。この時、元返しが期待され、的中率50%の時が損益分岐点になります。
当然、的中率が50%でオッズが2倍未満、つまりオッズが1倍台の時は期待値は
100を下回り買う価値はありません。
例えば的中率が50%でオッズ1.8倍とすると
となり、10%のマイナスとなってしまいます。
実際、ある程度レース数をこなして的中率50%を維持するのはなかなか難しい数字です。
従って、かなりの技術力の持ち主でない限りは1倍台の単勝馬券はトータルで考えれば
買う価値がないと考えられ、そのレースは見送るのが正解だと言えます。
現に自分のかつて買った1倍台のレースの全収支を計算してみると案外儲かってないことに
気が付くかもしれません。
では、オッズが何倍以上で買えば良いのでしょうか。
20%以上の利益を出すためには、的中率が50%なら
期待値の式から、求めるオッズをXとして
50×X=120
X=2.4
よって、オッズが2.4倍以上のときを買っていれば利益が20%以上になります。
同様にして、100%以上の利益(回収率200%以上)を出すには
50×X=200
X=4.0
よって、オッズ4.0倍以上を買えば良いということになります。
さらに的中率が40%とすると、20%以上の利益を出すようにするには
40×X=120
X=3.0
よって、オッズ3.0倍以上となりなす。
以上からある程度、的中率が分かれば期待値式から求めたオッズ条件により
目標回収率が設定できます。
問題はどのようにして的中率を知るかですが、過去のできるだけ長い期間の結果を
統計することによって求めます。さらに諸条件別に出すと精度が増します。
但し、論理的な予想方法を基にした結果である必要があります。
この的中率は出来るだけ安定しているのが理想ですが馬連などは年によってブレが
あるのであくまで目安になります。
過去にその的中率だったのだから未来もその位の的中率になる可能性が高いという
考えですが、あくまで確率の問題であり多少のズレが出ることが予想されるので目標
回収率を設定する際は的中率が多少下がってもいいようにある程度余裕をもっておく
必要があります。
期待値的な考えはあくまで目安ですが、これを知っているのと知っていないのでは
回収率に大きな差が出ること請け合いです。
