第7回 コロガシ馬券の難しさ
 
 
  普通はコロガシ馬券といえば複勝のころがしになるでしょうか。
  複勝は的中率は高い、しかし配当が少ないので転がすことによって
 多くの配当を得ようというのが考えのようです。

  ではコロガシについてシミュレーションをして考えてみます。
  単純に3回ころがったら終了とします。
  まず的中率がそれぞれ50、60、70、80%あるとします。
 3回のコロガシが成功する確率はそれぞれ以下の通りになります。

 的中率 50%のとき  0.5×0.5×0.5=0.125 (12.5%)
 的中率 60%のとき  0.6×0.6×0.6=0.216 (21.6%)
 的中率 70%のとき  0.7×0.7×0.7=0.343 (34.3%)
 的中率 80%のとき  0.8×0.8×0.8=0.512 (51.2%)
 
  ここで注意したいのはころがしを行うに従って的中率は激減していくと
 いうことです。
 例えば的中率50%なら1回目50%→2回目25%→3回目12.5%
 というように級数的に下がります。

  次に平均的中オッズをそれぞれ1.3、1.5、1.8、2.0とします。
 3回のコロガシが成功した後の元金からの倍率(回収率)は

 平均的中オッズ 1.3(130円)のとき  1.3×1.3×1.3=2.197  (約2倍)
 平均的中オッズ 1.5(150円)のとき  1.5×1.5×1.5=3.375  (約3倍)
 平均的中オッズ 1.8(180円)のとき  1.8×1.8×1.8=5.832  (約6倍)
 平均的中オッズ 2.0(200円)のとき  2.0×2.0×2.0=8.0   (約8倍)
 
 となります。 
 (注 本当は間の1.25、1.75ですが払い戻しが10円単位なので上のようにしました。)

  以上からプラス収支を達成させるため、つまり期待値が100以上になるには
 的中率50%のときのコロガシ成功確率0.125に
 平均的中オッズ 2.0のときの払い戻し倍率8.0を掛けると1になるので
 (0.125×8.0=1)
 的中率50%のときは平均的中オッズ 2.0以上が必要になります。
 同様に
 的中率60%のときは平均的中オッズ 1.8以上が必要になります。
 的中率70%のときは平均的中オッズ 1.5以上が必要になります。
 的中率80%のときは平均的中オッズ 1.3以上が必要になります。

  各自の(平均)的中率が分かっていれば、どのくらいの平均的中オッズが
 必要なのかが分かります。
  ちなみに私は60%ぐらいですので平均180円ぐらいの払い戻しが
 必要になります。180円というとそこそこ人気のない時ですので結構大変です。
 平均180円以上にするには人気レースを見送る必要がありますので参加レースが
 限られます。コロガシ成功率も20%ぐらいですので安定味に欠けます。
  コロガシをするにはもっと高い的中率が必要のようです。
  的中率70%ぐらいなら3回に1回はコロガシが成功し、悪くないですし、
 平均的中配当150円ならなんとかという感じです。
  的中率80%ぐらいなら2回に1回はコロガシが成功するので安心して
 勝負できます。平均配当130円なら多くのレースで参加できそうです。
  的中率を70〜80%以上にするには相当な技量が必要なのではないでしょうか。
 したがって、普通はコロガシはやらない方が賢明かもしれません。