バレーボール虎の巻                     一つ手前にもどる                    20040717update

 近年、バレーボールはルール改正(リベロプレーヤー・ラリーポイント制・サーブのネットインルールの導入)により、試合展開の速さから、面白さが以前にもまして顕著になってきました。リベロプレーヤーというレシーブの上手い選手が、バックに常に入ることで、ラリーの継続が多くなり、決まったと思われる“ナイス・アタック”を“ナイス・レシーブ”してしまう。以前であれば得点が進まず、サーブ権の取り合いが延々と続いて、自力に勝るチームがじわじわと得点を重ねるという場面が多かったように思います。ところが競り合っている試合では、自チームのミスがそのまま相手の得点となるので、より緊張感がまして、点を取ったり取られたりのシーソーゲームの醍醐味が、味わえるようになりました。しかし、その一方ではラリーポイント制に変わって、小学生レベルの場合は、大柄な選手よりも小柄な選手の方が、サーブとレシーブのバランスがいい場合が多いようで、戦術面ではサーブ力のあるチーム(サーブ力のあるチームは当然レシーブ力もいい場合が多い)が勝利を手にしているのが最近の傾向のようです。でも、ネット上の攻守では高さが絶対的な優位性があるし、アタッカーの豪快なアタックでポイントを取ることが、誰もが認めるバレーの醍醐味です。

 ここでは小学生バレーボーラーのために、役に立つのではないかと思っている(あくまでも個人的な判断ですょ)情報を集めてみました。つたない情報ですので、私たちの知らないことを教えていただける方は、「こんな情報もあるよ」と、どんどん情報提供をいただけたら大変嬉しく思います。お気軽に、ご連絡をお願いします。

情報をお待ちしています!

 バレーボールの歴史 バレーボール競技のしくみ バレーボール・ルール

 ソフトバレーボール

バレーボールの歴史について 《 豊田博(著者)「バレーボール教室」/一橋出版「バレーボール」より参照

  1. はじまり
     アメリカのマサチューセッツ州ホリヨーク市YMCA(青年キリスト教同盟)体育部長のウィリアム.G.モルガン氏が1895年(明治28年)頃にテニスにヒントを得て考案しました。当時、アメリカではアメリカン・フットボール,ベースボール(野球),それにバスケットボール等のボールゲームがスポーツとして普及し始めていたのですが、モルガン氏はこれらのボールゲームは年配者や女子には運動量の点で不向きであると判断し、老若男女誰でもが楽しくプレーできるもの(レクリエーションスポーツ)としてバレーボールを考案しました。体育館内にテニスのネットを約2メートルの高さに張って相手側へボールをラケットのかわりに手で打ち合い(返し合い)をしたことがはじまりだそうです。この競技方法ならネットをはさんで相手との身体的接触も無く安全で、道具も必要とせず経済的であり、同時に多人数で楽しめる。ボールを返球するには全身運動が必要であり、2回・3回と仲間同士でボールをつないで行く楽しみがある等の理由で、レクリエーションスポーツとして、アメリカでは静かに広まって行きました。
  1. ミノネット(MINONETTE)→ バレーボール(Volley Ball)へ
     はじめはこの競技をミノネットと呼んでいたそうですが、1896年スプリングフィールドのハルステッド博士が「ボールを打ち合う【volley(ヴォレー):ボールが地面に着く前に蹴ったり打ったりすること】ことから、バレー・ボールと呼んだほうが適切である」とし、『Volley Ball』という名称が使われるようになりました。
  2. ボール
     はじめはバスケットボールの中ゴムのふくろを取り出して、ゴムボールをふくらまして使用したそうです。
  3. 人数
     はじめての試合は5人制で行われたという記録があるそうです。
  4. いつごろ6人制に
     軍隊や学校でもレクレーションとして取り上げられ、1930年代の終わりごろに現在の6人制ローテーションルールが確立されたそうです。
  5. 日本へ紹介されたのは
     アメリカで誕生したバレーボールは、YMCAやアメリカの兵士達によって次第に世界各地へと紹介されていったそうです。日本でも、アメリカYMCAのF.H.ブラウンという人が1913年に東京中華YMCAで紹介と指導を行なったそうです。ブラウン氏は東京だけでなく、関西方面(神戸)にも出かけて行き、熱心な活動を行なったことがきっかけとなり、広く知れ渡りました。はじめは4人が4列にならんでの16人制だったそうです。その後9人制固定式ルールが用いられるようになり、1927年に日本バレーボール協会が出来たそうです。では初めて日本にバレーボールを伝えたのはYMCAなのかというと、実は1908年に欧米の体育事情視察から帰った大森兵蔵氏が日本にはじめてバレーボールを伝えた人である、というのが現在では定説になっているようです。
  6. 余談(5/28訂正:ユニチカは当時日紡貝塚という社名でした)
     わたし(ページ管理者)は1955年生まれなのですが、東京オリンピック(1964年)大会で、日本女子チームが優勝をしたことで一気に日本でのバレーボール人気が高まったのではないでしょうか。当時はまだまだ外国の選手に比べて小柄であった日本人選手、その体格差を大松博文監督率いる日紡貝塚チームが1961年8月から約2ヶ月間の「ヨーロッパ遠征」で、豊富な練習量で培った「拾って拾って拾いまくる」守備主体の戦法で、24戦して無敗の24連勝を遂げ、畏敬のまなざしから「東洋の魔女」とよばれたのでした。わたしも中学生(1968〜1970)でバレーボール部に在籍していましたが、TVでよく目にした「回転レシーブ」のシーンや岡田可愛が主役のTVドラマ「サインはV」もよく見ましたねぇ。「スポ根」が当たり前の時代ではなかったでしょうか。その頃の中学生バレーボールは9人制でした。たしか、我々の2年後輩の時から中学生大会も、6人制に変わったのではないかと記憶しています。当時、田舎の学校では体育館など無いので(講堂でしたね)、バレーボールは運動場でする競技だと思っていました。私が中学2年生の時に大学を卒業したばかりの高橋先生という体育の先生に巡り会い、1年間の短い間でしたが、何も知らなかった私たちを厳しく指導してくれました。ちょうどその頃は「巨人の星」がTVで大流行していて、その主題歌の替え歌を先生が作って部員達に練習後に歌わせたり、あの手この手の熱血指導をしてくれました。その後、ミュンヘンオリンピック(1972年)で日本男子チームの「奇跡の大逆転劇」によるドラマチックな優勝がありました。1960年代中頃から70年代の、この頃がバレーボール第1次ブームではなかったかと思います。

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バレーボール知識

 ここではバレーボールのいろいろなことを集めてみたいと思います。バレーボールの歴史やルールなどを知ることで、きっとあなたもさらにバレーボールを好きになることでしょう。バレーボールは現在、6人制と9人制があります。ここでは小学生バレーボールに焦点をあてていますので、6人制が話題の中心となりますので、ご了解下さい。

 =バレーボール競技の特性としくみ=

 1.バレーボールの特性

バレーボールは、「ボールが空間にある間、静止させること無く、お互いにボレー(volley)し合う競技」です。

    1. 1人が続けてプレイできない(ブロック時は除く)。
    2. プレイの成功・ミスはただちにポイント(またはサイドアウト)になる。
    3. 3回のボレーの間は決して相手方プレーヤーにより、プレイを直接妨害されることは無いのであり、3回のボレーをチームとして有効に活用し、「相手の変化(攻撃:アタック)に応じて(防御:ブロック&レシーブ)」→「整え(トス)」→「意図的な変化(攻撃:アタック)を加える」ことを繰り返し(ラリー)、チームのメンバーが協力し合って競技するものです。

 2.ゲームのしくみ

バレーボールを一口に言えば、「サーブとパスの競技」と言えます。世界レベルの試合ではジャンピングサーブやブロード攻撃などの高度な技術を目にして感嘆しますが、基本は試合のはじまりが「サーブ」を相手方コートに入れて、または相手方から自陣コートに入ってきたボールを「パス」をして繋いで行くことです。

*2004年度版ルールブックの冒頭文(6人制バレーボール競技の特性)*

 バレーボールは、ネットによって分けられたコート上で、二つのチームにより行われるスポーツである。すべての人々に幅広く試合を提供でさるように、特有の状況に応じた様々な様式がある。

 試合の目標は、相手コートにボールを落とすために、ネットを越してボールを送ること、そして相手チームの同様の努力を阻止することである。チームは、返球するために、ボールを3回打つ(ブロックの接触に加えて)ことができる。

 ボールは、サーバーが、ネットを越えて相手コートへ打つサービスによって、インプレーの状態になる。ラリーは、ボールがコート上に落ちるか、“ボール・アウト”になるか、または正しく返球できなくなるまで続けられる。

 バレーボールでは、それぞれのラリーに勝つと得点を得る(ラリー・ポイント方式)。レシーブ・チームがラリーに勝った場合は、得点とサービス権を得て、そのチームの競技者は,時計回りに一つずつポジションを移動する。

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  *小学生バレーボール*

<ルール>基本的には国際ルールに則った規則で行われますが、日本国内大会で適用される特別競技規則(含む小学生バレーボール・フリーポジジョン制競技規則)があります。

《 小学生バレーボール・フリーポジション制競技規則 》*ルールブックより掲載*

『 競技の特性 』

 本競技規則は、6人制バレーボール国際競技規則に準拠するが、次のような特性を持っている。競技者は、フロントやバックなどの位置による一切の制限を受けずに、自由に動いてプレーすることが出来る。ボールをプレーするときは、ボールが身体の数カ所に連続して接触しても、それが一つの動作中に生じたものであれば許される。サービスは、それぞれのセットの初めに、チームごとに決められた順序に従って打ち、サービス権が移行しても、位置のローテンションはしなくてもよい。

第1条 施設と用具

      1. コートは、16m×8mの広さをもつ長方形の平面で、アタック・ラインはセンター・ラインの中心線から2.7m後方に引かれる。サービス・ゾーンの幅は8mとする。
      2. ネットの高さは2.00mとする。
      3. ボールは、円周63.0±1.0cm、重量210±10gの規格のものを用いる。また、内気圧は0.30〜0.325kg/cuとする。

第2条 競技者のナンバー

      1. 競技者のジャージに着けるナンバーは、1番から99番までとする。
      2. ナンバーは、胸部が最小限10cm、背部が最小限15cmの高さのものを用いる。

第3条 チームのライン・アップ

      1. それぞれのセットの開始前に、監督は、サービス順とスターティング・ライン・アップを記入したライン・アップ・シートを提出しなければならない。
      2. サービス順は、競技者の位置に関係なく決めることができるが、そのセットを通して変更することはできない。
      3. 交代競技者のサービス順は、被交代競技者の順位とする。

第4条 試合の進行

      1. 試合は、サービス権を得たチームの最初のサーバーによって開始される。
      2. サーバーによってボールが打たれた瞬間には、サーバーを除く両チームの競技者は、それぞれのコート内にいなければならない。
      3. サイド・アウトになった場合は、相手チームのサービス順の、最初の競技者がサービスを行う。その後は、両チームがサービス順に従い、サイド・アウトごとに交互にサービスを打ち合って試合を進める。
      4. サービス順の誤りは反則となり、その間違いは直ちに訂正される。

第5条 セットおよび試合の勝者

      1. 一つのセットは、最小限2点差をつけて21点を先取したチームが勝者となる。20対20の同点になった場合、競技は2点リードに達するまで続行される(22対20、23対21)。
      2. 試合は、2セットを取った方のチームがその試合の勝者となる。
      3. 最終セットで、リードしているチームが11点に達したときには、直ちにコートを交替する。

第6条 記録の方法

  •  試合は、公式記録記入方法によって記録されるが、それぞれのセットのレシーブ・チームも、公式記録用紙の「サービスのチェック欄」は、ローマ数字のTの1欄から記入される。

  •  本競技規則は、2000年4月1日から実施する。

    <ボール> 2000年よりカラーボールの使用が導入されました。 《 もどる 》

      ボールの寸法

    小学生

    中学生

    一 般

    円周:63.0±1.0cm

    重量:210±10g

    円周:63.0±1.0cm

    重量:250±10g

    円周:65〜67cm

    重量:260〜280g

    内気圧:294.3〜318.82hpa

    または0.30〜0.325s/cu

    <競技場> ここでは、小中高と一般の比較も入れました。 《 もどる 》

      @コートの広さ 小学生:8m×16m(アタックライン:センターラインから2.7m)

             その他:9m×18m(アタックライン:センターラインから3m)

      Aネットの高さ

    ネット高さ

    小学生

    中学生

    高 校

    一 般

    女 子

    2.00m

    2.15m※1

    2.20m※2

    2.24m

    男 子

    2.00m

    2.30m※1

    2.40m※2

    2.43m

     ※1:2000年度も全国大会のみ適用 ※2:都道府県予選会のみ適用 《 もどる 》

    <得点,セットおよび試合の勝者>3セットマッチで行われます。 《 もどる 》

        ※小学生ルールは3セットマッチで行われます。国際ルールでは5セットマッチで行われます。

    《 得点 》

     ラリーポイント制(以前はサーブ権を持っていないと自チームに得点が入りませんでしたが)は、サーブ権が無くても

     の、上記の何れかの結果になれば、自チームに得点が入ります。つまり、サーブイン後のゲームの中断(ボールの落下・反則)があれば、中断が無かったチームに得点が入るのです。

    《 セットの勝者 》

     一つのセットは(最終セットを除き)、最小限2点差をつけて21点を先取したチームがセット勝者となります。20対20の同点になった場合、競技は2点リードに達するまで続行されます。(例:22対20、23対21)

    《 試合の勝者 》国内大会での特別競技規則より 《 もどる 》

      1. 試合は2セットを取った方のチームがその試合の勝者となります。
      2. 第3セットはリードをしているチームが11点に達した時に行います。

     *ソフトバレーボール*

     ボールを指先や両腕で扱うバレーボールは、あの皮製のボールをはじめて触る人にとっては、身体の上半身(オーバーパスは顔の)近くでボールを扱うということ・指先でボールを処理する時に突き指をしてしまうこと、等への恐怖心があるためか、なかなか気軽に楽しめないという点があります。特に小学生のように、指先や上肢の筋力が成長途中(未発達)では、ボールを上手く扱うには、気長な基礎練習が必要となります。そこで、大人から子どもまで気軽に楽しめるバレーボールとして、ボールが柔らかいゴム製ボールでゲームを楽しむ、ソフトバレーボールが近年新しい競技として広がりを見せています。2001年度からは小学校の体育に、球技指導の一つとしての選択肢になるようです。

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