平成18年12月1日
あさひ いちょうなみき かが
朝日うけ 銀杏並木が 輝やけリ
まちいちめん こがねいろ
街一面を 黄金色にして
暖冬の今年は、12月になってから銀杏も色づき、今が見ごろです。
実用書道に作品掲
平成18年11月7日
いりひ あかね そ くも
入日さし 茜に染まる いわし雲
そらいちめん およ ゆ
空一面に 泳ぎ行くなり
高台にある当地は、空が広く南には大阪湾が望めます。夕日が空一面のいわし雲を茜色に染めています
実用書道に作品掲
平成18年8月1日
あ こも び にわさき
つゆ明けて 木漏れ日ゆれる 庭先に
すずめ と ちょうま あそ
雀はね跳び 蝶舞い遊ぶ
梅雨が明けると空の色はいっきに明るくなり風も爽やかになります。鳥も蝶も楽しんでいます・
実用書道に作品掲載
平成18年7月1日
つゆ ば かがや やぶばやし
梅雨晴れのみどり輝く藪林
あそ やまほととぎす
さえずり遊ぶ山時鳥
この時期雨上がりの山はとても美しいです。若葉、青葉が色とりどりの緑色に萌えはじめます。
近くの藪林の中では、あちこちから、ほととぎすの歌声が聞こえます。まるで初夏の緑をたのしむ
ように。
実用書道に作品掲載
平成18年6月6日
かわず いけ ちか
さわがしき蛙の池に近づけば
しず つき
閑かになりて月はおぼろに
陽が落ちると、近くの池では蛙が一斉に鳴き始めます。大合唱と言えば聞こえが良いのですが、どちらかと言えば喧騒に近い歌声です。
どのような顔をして鳴いているのかそーと覗きこむと。
波が退いてゆくように、鳴き止み、静寂だけが残り、
西の山の端に三日月が春の空気を吸っておぼろに浮いていました。
実用書道に作品掲載
平成18年5月24日
ましろ はな はちき
エゴノキの真白き花に蜂来たり
ゆ あおば あそ
揺れる青葉にたわむれ遊ぶ
庭にあるエゴノキの枝先に、長い柄の白い花がいくつも垂れ下がって咲いています。直径1センチ程の可憐な花は風に揺れ
かわいい提灯のようです。
蜂が数匹若葉の間を戯れるように飛び、花の蜜を吸っています。
今日も、近くの林で鶯が楽しげに歌っています。
平成18年5月21日
あさぎり きよ やまやま
朝霧に浄められたる山々に
うぐいす さ
鶯のこえ冴えわたりたり
5月になると鶯の鳴き声も上手になりいちだんと楽しげに囀っています。
海抜が300m近くある当地では、雲が低く垂れ込めると街は、霧に包まれます。まるで軽井沢にでも避暑に来たようです。
朝霧のときは、空気がヒンヤリとして静かで清浄な感じがします。鶯は冴えた声でひときわ大きく聞こえてきます。
実用書道に作品掲載
平成18年3月20日
さむ あした そら やわ
まだ寒き朝の空も柔らかく
な うぐいす
あちこちに鳴く鶯のこえ
家の周りには、六甲山系の西の端の雑木林が広がり野鳥が沢山います。
今年初めて、鶯の鳴き声を聞きました。まだまだ朝夕の寒さは厳しいですが、着実に春はそこまで来ています。
庭の木の芽、草の芽もようやく膨らみはじめました。春爛漫近し!
平成18年2月14日
あさひ みなも ひか うすこおり
朝日さす水面に光る薄氷
ことり かげ たの
小鳥あそびて影さえ楽し
今年は数十年ぶりの大寒波が来たお陰で、久しく見なかった雪景色やら池の氷を見ることが出来ました。
家の前の公園にある池にも氷が張り、小鳥がその上を楽しそうに跳びはねていました。2月になり朝日も
一段と明るくなり、鳥の影をくっきりと氷面に映していました。
平成15年11月24日
みずうみうえ くも うみ
湖の上にたなびく雲の海
やま か すみ え ごと
山に掛かりて墨絵の如し
比良山系の中腹にある一軒屋レストランに行きました。あいにくの曇り空で眼下の琵琶湖は雲海の下でしたが、
その雲が比叡山、比良山系に掛かって一幅の墨絵のようでした。
レストランは、ブルーベリーフィールズ紀伊国屋です。
えいざん しず ゆうひ て は
叡山に沈む夕日に照り映えて
くだらでら もみじ かがや
百済寺の紅葉輝く
湖東三山のひとつ百済寺まで紅葉狩に足を伸ばしました。
夕方低く垂れ込めていた雲が、比叡山の上だけ突然開き大きな太陽が顔を出し沈み始めたのです、
そのとき、百済寺の小高い見晴台にある紅葉が、夕日をうけて輝きはじめました。
平成15年7月1日
おと いと ひ あめ あ じ さ い
音もなく 糸引く雨に 紫陽花の
かお よ あ よろこ ゆ
顔寄せ合って 歓び揺れる
梅雨と聞くと、ジメジメとうっとうしく感じますが、花達は雨の恵みを十分満喫してとてもしあわせそうです。
この時期、紫陽花をはじめ立葵、桔梗、菖蒲等いろいろな花が咲き乱れています。
花と共に梅雨を楽しんで見てはいかがでしょうか。
梅雨が上がった瞬間、山から湧き上がる雲の荘厳な雰囲気が好きです。
いつも見慣れている山も、このときばかりは、神々しさや命の息吹きを感じます。
梅雨ならではの、ゆったりとした時間も楽しみたいものです。
あめさ くも わ あ やま
雨去りて 雲湧き上がる 山はだに
とき なが
ゆったりとした 時が流れる
平成15年6月8日
こ も び いけ は
さらさらと 木漏れ日ゆれる 池の端に
りん たち しょうぶ うご
凛と立ちたる 菖蒲動かじ
しあわせの村(神戸市北区)にある日本庭園の池の片隅の花菖蒲が満開です。
初夏の昼下がり、青葉の匂いを含んだ風が、木漏れ日と共にキラキラと降りそそぎ、
花菖蒲は光と風の中、動きもせずに凛々しく立っていました。
平成15年6月4日
とり な あおば かお え げ やま
鳥鳴きて 青葉の薫る 会下山に
いろ かがや
色とりどりの みどり輝く
街に出るのに、少し寄り道をして会下山公園を通りました。
欝蒼と茂る樹々の中に、鶯をはじめ色々な鳥のさえずりが聞えます。
この時期、出揃った若葉が成長し、色々な緑色がとても美しい季節です。まさに、万緑の季(とき)です。
平成14年10月13日
そら す も ば
空澄みて 燃ゆるもみじ葉 あかあかと
き みなぎ せすじ の
気の漲りに 背筋伸ばさん
平成14年10月14日 28年勤めた会社を退職しました。
そのときの和歌です。この気持ちは今も変わりはありません。
毎日、充実した日々を送っています。
平成12年8月
ゆうなぎ は さかな みず
夕凪に 跳ねる魚の 水しぶき
和歌(やまとうた)ではなく、俳句です。
数年前の夏の夕暮れ、赤穂海浜公園の入り江での俳句です。
暮れなずむ夕暮れ時、人気も風も無い水面に音も無く魚が跳ね、水しぶきの音だけが今も耳の奥に残っています。