巨人軍の不安要素


キャンプ突入です。
今回は松井が抜けた巨人の不安要素について考えてみます。

まず打撃面ですが、これはほとんど影響がないのではないかと思います。
それもペタジーニがいなくても大丈夫だったと思うんですよね。
松井がいなくても巨人には清原、高橋由、江藤、二岡と楽に20〜30本はホームランを打てる打者が揃っています。
清水、仁志、阿部にも二桁を打てる実力があります。
そこに総合的に優れる斎藤、長打のある堀田、俊足の鈴木を絡めることで、バランスの良い打線ができると思っていました。
ペタジーニの加入は余分どころか、かえってバランスを崩すとさえ思えます。

問題は打撃ではなく守備面ですね。
俊足・強肩で3年連続ゴールデン・グラブ賞の松井の穴を埋められる選手は、今の巨人にはいません。
斎藤、堀田、鈴木も平均レベル、もしくはそれ以上で悪くはないですが、松井とは大きな差があります。
そこに加わったのが、平均点を大きく下回るペタジーニ。
ペタジーニが守ると予想されるライトに穴ができるのは当然ですが、僕はそれ以上に仁志の守備に影響がでると思っています。
昨季、巨人は幾度も仁志の好守に救われました。
当サイトのコラムにも書きましたが、日本シリーズ初戦の好守は、シリーズの命運を決めたMVP級の好守です。
その仁志の好守は、打球方向の詳細なデータ、投手の配球、経験に基づく勘による抜群のポジショニングにあります。
ところが、ペタジーニがライトを守るということは、その拙守を仁志がカバーしなければならないということであり、仁志は自由なポジショニングをとれなくなっていまうのです。
具体的にいうと、後ろに抜けるのを防ぐために、深めに守る必要がでてくるのです。
仁志の好守を支えたポジショニングが微妙にずれることで、これまでの「なんでオマエがそこにいるの?」という美技が減るかもしれません。

この話、どこかで聞いたことあるな〜と思った人がいるかもしれません。
僕の尊敬する江川卓が1月26日と2月2日放送の「ザ・サンデー」で似たような話をしていました。
(ちなみに僕は、バイトの店長をはじめとする一部の友人にはこの話を11月からしていたので、決して江川のパクリじゃないですよ)
江川は「ペタジーニがレフトを守ると仮定した上で、二岡の守備位置に影響がでる」「レフトに打たせないために、投手が右打者には外角攻め、左打者には内角攻めをせざるを得なくなり、仁志が1〜2塁間寄りに守備位置を変えなければならなくなる上、投手の攻めが単調になる恐れがある」とまで議論を発展させていました。
これらの要素により、投手陣にはペタに対する不信が生じるだろうし、打撃陣も若手がチャンスを潰されて不満が溜まると思います。
結局のところ、コラム「愛する巨人軍に苦言」と同様の「ペタジーニ毒害論」に結論づいちゃうんですよね。
今年の巨人はペタジーニ次第。
いっそのこと怪我とかで出場できなくなれば、2連覇は安泰だと思うんですけどね(笑)


2003年2月2日


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