震災関連の重要会議で、まったく議事録が作成されていなかったのには驚いた。理由はどうあれ、「責任の所在を明確にしたくない」、「言質を取られたくない」といった意図が働いたのは間違いないだろう。この期に及んでどこまで保身主義なのか。
民間では、税務調査などの行政指導で、「議事録を見せてください」、「議事録を提出してください」と言われる。通常、議事録など作成されるわけが無いような零細規模や役員構成の企業に要求する。それがないためにこちらの主張が否認されたり・・・。
この不祥事に対して、現総理大臣は「誠に遺憾で・・・」と。遺憾の意味は、「このたびの不祥事が起きて私もとても残念です。責任のある悪人を見つけて皆さんと一緒にこらしめてやりたい」(梶井厚志氏著「コトバの戦略的思考」より)。つまり、「私には責任はありません、謝る必要はないです」と言っているのです。確かに、前の総理大臣のときのことだから、現総理大臣には責任はないかもしれないが、公の場では陳謝するのが第一だろう。
国難といいつつ、このていたらく。保身集団では何も解決できない。さらなる国難が起こったときこの国はどうなってしまうのだろう。(西原) |