「道州制」の話をときどきテレビで見ます。「将来的にはその方向に進む」のではと思います。企業に例えると、「事業部制を導入して権限委譲する」といったところでしょうか。
そのように考えると、地方の役所の人材レベルはそれだけの権限と責任を負うだけのキャパシティは備えているのかどうか・・・身近な役所の窓口を思い浮かべると甚だ疑問を感じてしまいます。
今まで、中央からの指示通りやってきた地方の役所の風土が簡単に変わるのは相当難しい。「お役所仕事」といわれるくらいですから、無責任と感じられることが多いのは一般化しています。そこに膨大な権限を委譲するのですから、失敗すると中央どころではない多数の不正や非効率が発生してしまう可能性があります。
民間では「コンプライアンス」、「ガバナンス」が常識化しつつありますが、地方の役所で働く人たちのそうした意識は大丈夫だろうか。中央の官僚支配が悪いから地方分権といった短絡的な発想では「道州制」は諸悪の根源にもなりかねない。(西原)
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