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袖ヶ浦産落花生の主張
良く言われるのが、「落花生は八街」という言葉です。八街の落花生は味も量も日本一であるとよく言われます。しかし,本当にそうでしょうか?行政区八街市と、八街を中心とした印旛郡の地域と言う言葉がごちゃ混ぜになっています。生産量を行政区で言えば、八街市は2位にすぎません。
ちなみに袖ヶ浦市は5位です。1位はどこだと思いますか?・・・なんと!千葉市なんです。千葉の郊外に落花生の大産地があるんです。ただ、八街市には八街の周りにも沢山の産地があるために、業者が数多く存在し、落花生の機械屋さんも多く、落花生の町と言えば、そりゃあもう、八街になる訳なんです。(統計は平成11年度実績、平成8年度では八街市は4位に過ぎない)
ですから、一部の人は八街には業者が沢山いるために周囲から悪い豆もふんだんに集めてきてしまうと、少しヒネクレタ物の見方をする人も居るくらいです。でもこれは一面の真理を突いています。

八街市が収穫量日本一であるというのは幻想にすぎない
平成11年度:
千葉市2510t、八街市2370t、佐倉市1340t、
市原市1210t、袖ヶ浦市1190t、富里町1080t
そんなことより、もっと大切な事があります。落花生には様々な品種があるということです。
味の良い代表品種が千葉半立<ちばはんだち>です。この品種は昭和28年からずうっと作られ続けてきました。
一方、昭和54年から作られ始めたのが中手豊<なかてゆたか>です。様々な品種が次々と現われては消えていきましたが、その中で、業者と生産農家とお客様が選んで、残してきたのがこの二つの品種であると言っていいでしょう。
特に、千葉半立は味が非常に良いためにこんなにも長い間作られ続けてきました。今流行の、ゆで落花生には第三の品種である郷の香<さとのか>と言う新しい品種が使われていますが、基本的には味の優位性を保っている2大品種がこれからも主流になって行くでしょう。
少しでも味が悪くなれば、安価な中国産<業者には1Kgあたり200円台で入ってきます。それが店頭に400円から500円の値段で並ぶのは皆さんがご存知でしょう>にシェアーを奪われてしまいますので、味に関する厳しい選択はこれからも絶対的に必要なわけです。
そもそも千葉半立種が一番美味しいのに、何故に他の品種が必要かといいますと、これは生産農家の要請が大きいと思います。作るのが非常に難しいのです。千葉半立の場合、農家は農地1反あたりで、南京袋7,8本がせいぜいですが、中手豊なら10、11本くらいは穫れます。中手豊は作るのが易しく、見た目もそこそこきれいで、早生種ですから,千葉半立よりは10日早く収穫できます。味の点では千葉半立に一歩譲るものの、様々な利点が有るのです。
しかし、袖ヶ浦では味の良い千葉半立を中心に作っています。おそらく全収穫量の70パーセント以上は千葉半立でしょう。八街では、これが逆なのです。八街の生産農家は、現在、中手豊中心<全収穫量の70パーセントくらい>に落花生を作っているのです。それが、現実なのです。 八街と言う地名のブランドに寄りかかって、本当に美味しい品種を作らないで居れば、当然,袖ヶ浦の方が美味しいという事になってきます。
お客様は自分の舌を信じてください。2001年ごろ、中国から仕入れた落花生を千葉県の倉庫に入れて「千葉の豆」という名前で販売してい業者がいました。いわば業界の面汚しですが、こういうのが居るのですから、やはり最後に頼りになるのは自分の舌しかありません。
八街という地名にこだわることは何も意味しません。鈴市の落花生を1粒でも食べて頂ければ、そのことが分かるはずです。最高の品種を、最高の煎り方で仕上げているのですから、結果として最高の味が出てくる訳なんです。
味で勝てればすべてに勝てる・・・・鈴市商店の基本理念です
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八街に於きましても近頃では味中心に考えが変わり、千葉半立の生産が増えてきたようです。
これは産地の業者さんが努力なさった結果だと思います。落花生の将来のことを考えた場合、素晴らしいことだと思います。
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