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2001年11月のてくてく

01/11/30/fri

■在庫レクチャー

 【bk1サイエンスサイト】の仕事をしていて、私に大きく欠けている問題がある。

 それは在庫。

 bk1は本屋なので、編集者としてのコンテンツ作り以外に、この「在庫」関係の知識も身につけなければならない。ずっとのばしのばしにしてきたが、さすがにbk1関連のデータを見るときにチンプンカンプンが続いていることはマズいので、エキスパートのBさんに1時間半1以上かけてイチから教えていただいた。

 …や、ややこしい。

 たぶん6割くらいしかわかっていないだろうと思う。「わかった」と思った部分も、明日になったら目減りしていそうだ。ひーん。

 …ふ、ふんばる。亀の甲より年の功。すっかり退化した記憶力には頼らず、しつこいと言われても確認しながらやっていこう。

 そうそう。よく「ホウ・レン・ソウ」というけれど、新しい仕事のときは特に「ホウ・レン・ソウ・カク」だとつくづく思う。「報告・連絡・相談」したら最後に「確認」。
 確認の確認して、最後にもいちど確認して…。終わりなき確認。ああ、仕事も終わらない。


■い・やー

 昨日、CSで『ビルとテッドの大冒険』をやっていたのでみた。みてしまった。オバカだった。とことんオバカだった。ビリー・ザ・キッドがフロイトを投げ縄で捕まえるわ、リンカーンを拉致するわ、ジャンヌ・ダルクはエアロビるわ、もうぐちゃぐちゃ。
 キアヌ・リーブスが出ているのだが、わ、わかい……。

 オバカはオバカで評価します。どんなにオバカでもいいんです。だから、お願いです。ワッカのストーリーにはしないでください。未来からきて過去をイジったら世界を増やしてください。時間軸が1本なのにイジられたら、もうい・やー。ワッカになってしまうのが耐えられないのじゃ。

 ワッカになるストーリーをかける人の頭のなかを覗いてみたい(代表例は『ターミネーター』。未来からやってくるお兄ちゃんと主人公の間に子どもができて、その子が将来、リーダーになる。未来のお兄ちゃんはリーダーの子分で、リーダーが生まれるべく過去に派遣される。ああ、ぐちゃぐちゃ)。なんで気持ち悪くないのだろうか? 不思議だ。

 過去と現在と未来が同時並行だというのなら、それでもいい。だったらはっきりそういってくれぇ。



01/11/29/thu

■出藍の誉れ

 カイロプラクターのUさんは、辛いものにはまっている。その「辛い道」のいわば師匠は、私の同居人。6〜7年前、神保町のインド料理店マンダラで2番目に辛い程度の「very hot」を同居人が頼んだところ、Uさんはギブアップしてしまった。うっすらと目を潤ませながら「ダメですぅ」と訴え、あとは口をつけなかった。

 が、いまやそんなことは遠い目で見てしまうほどの成長ぶりだ。禁煙したため、タバコの刺激を辛いものに求めたらしく、どんどん成長していった。御茶ノ水のカレー店エチオピアで70倍を“完食”。すっかり師匠カタナシである。せんだっては同居人に「手みやげ」まで持たせてくれた。

 それは、知る人ぞ知る「アフターデスソース」。
 ドクロの絵柄だし、ドクロのキーホルダーつき。原材料は「赤とオレンジのハバネロペッパー、酢、カイエンペッパー、ニンニク、チポトレペッパー、唐辛子エキス、ライム果汁、コリアンダー、ハーブ、香辛料」。最後の香辛料って…。それまでのもんは香辛料じゃないのか?

 【アフターデスソース辛さ100倍タバスコのおはなしっ!&激辛チップスもあるよ】でその詳細は感じていただければと思う。

 今晩、同居人はパスタにかけてみた。「小さじ1杯でタバスコ1本分」だの、「ちょっと入れすぎたら食後放心状態になり、救急車を呼ぼうかと思った」だの、さんざん危ない情報を仕入れていたため、かわいく2滴程度。Uさんに笑われてしまうだろう量だ。
 「口がピリピリする」とは言っていたが、どうにか生命の危機に陥ることは免れたらしい。

 ……もし今度いぢめたくなったら、これをどばっといれればいいんだね。

 ちなみに、【www.dm-k.co.jp/shopping/】でも買えるそうです。


■ねんざ

 「寝違え」というのは、考えてみたら「首のねんざ」なのだ。そういうとなんだか怖くなってくる。
 私の首はまだ痛い。


■入手本
粟野仁雄著『あの日、東海村でなにが起こったか』七つ森書館
→JCOの臨界事故があったその日、偶然、東海村に居合わせた通信社記者によるルポ。少し前に朝日新聞の書評欄で、新妻昭夫先生が取り上げていた。この本については現在、違う意味で思うところがある。著者はフリーとなったようだ。



01/11/27/tue

■にせもん・ほんもん

 【東京大学総合研究博物館】で、「真と贋のはざま」展という特別展をやっている。

  東京大学コレクションXII
  「真と贋のはざま――デュシャンから遺伝子まで」展
  平成13年10月20日(土)〜12月9日(日)土・日・祝祭日開館、月曜休館
  入館無料

 大ガラスの「デュシャン」から、遺伝子までっていったい…?? という展示なのだが、なぜこれに行ったかというと、突然、両親が行きたがったため。「お前もこないか」という一見丁重な呼び出しに従ったのである。博物館や美術館はよく行く人たちであるが、大学付属の施設ということでびびったのかもしれない。テレビのニュースでみかけて行きたくなったらしいが、デュシャンとうちの両親は北極と南極くらい離れたところにいる気がする。

 さらに妹も呼び出され、三カ所から家族が赤門前に集合した。不思議な気がする。親を伴って大学に行くのはそこの学生だからじゃないのかと思うが、誰一人として同窓生でも、ましてや学生でもない。それに30歳以上の人間が4人も平日の昼間に落ち合えるのも変といえば変だ。

 まぁたまには親孝行せんとね。親の顔をみたのは今年2回目だ。

 展示もけっこうおもしろかった。赤瀬川源平の偽札(招待券だっけ?)が展示されていた。いまやその偽札がけっこうな値段で流通しているらしい。
 ここでこそ赤瀬川源平は「ニセ偽札」を作らねば! 無化は重ねてこそ意味がある?!



■首が回らない

 それでなくても首が回らないのに、寝違えて、物理的にも首が回らなくなってしまった。


■入手本
ガブリエル・ドーヴァー著『拝啓ダーウィン様 進化論の父との15通の往復書簡』光文社
→なにやらR・ドーキンスをめちゃくちゃ攻撃しているみたいだ。わくわく。「往復書簡」とのサブタイトルはもちろん「架空・往復書簡」。でもダーウィンってすっごい手紙魔だったんだって。訳者からいただきました。ありがとうございます。

ジョン・メイナード・スミス、エオルシュ・サトマーリ著『生命進化8つの謎』朝日新聞社
→2冊続けて進化論方面。御大J・M・スミスはたしか今年の京都賞受賞者だったはず。きちんとあわせてきますなぁ。ちゃんと読んでみたい人だったが、何を読んでいいやらよくわからなかったのでそういう意味でもいいタイミング。こちらもいただきました。ありがとうございます。



01/11/25/sun

■漢字

 ため込んでいた新聞を読んでいたら、新聞協会が新たに使い始める漢字やルビをふらないで使う漢字などについての記事があった。朝日新聞は新人記者に読ませてみたりしたそうだ。

 私も読めなかったのが2、3個あった。「熟柿」はダメだった。これ「じゅくし」です。中学高校時代から漢字は大の苦手だったので、出版業界に入ってから必要に迫られて覚えていったようなものだ。

 そういえば、漢字を読めるかどうかは年代によって全然違うということを、日本語教育の講座に通っていた頃に痛感した。テキストを受講生に読ませるのだが、若い子ほど漢字が読めない。読めないというのは、間違えて読むわけではない。なんと読んでいいかわからずに止まってしまうので、ほんとに読めないのだということが明らかだった。
 年輩の受講生になると漢字の読みはわりと問題ない。

 で、若い子がとまる漢字をみると「ほんとに日本語教師志望か?」というくらい平易な漢字が多かった。テキストをしまい込んでしまったので、列挙できないのが残念。当時、私は音読担当者が読めない漢字に印を付けてみたりしてた……。やな性格してますねー。

 今度の指導要領改訂で、また減るんだよね、漢字。たしか、小学校5年までに習ったものが6年までに書けるようになればよくなる。6年分は読めればいいそうだ。少し古い時点の記憶なので、その後、変わっていたらすみません。


■読了

グレッグ・イーガン著『祈りの海』ハヤカワ文庫

→人気作家の短編集。解説を瀬名秀明氏が書いている。読了したのはこのうち「ミトコンドリア・イヴ」ほか2編。目的はもちろん「ミトコンドリア・イヴ」。たしかに『イヴの七人の娘たち』とまんまかぶった内容だった。もちろんイーガンはSF作家だから、「ミトコンドリア・イヴ」はフィクション。ベースになっている科学的な部分はまさに『イヴの七人の娘たち』で、そこに『二十世紀少年』(スピリッツ連載の漫画)が乗っかっている感じかな。「ミトコンドリア・イヴ」に出てくる団体名は「イヴの子どもたち」(この組織の人として登場する博士の名前がけっこう笑えた。読んでのお楽しみ)。なんだか「ともだち」みたいでしょ。ちなみに「イヴの子どもたち」に対抗する組織は「アダムの息子たち」だったりする。

 で、やっぱりそうだよな、と思うのは「絆」を重視することへの違和感。「ミトコンドリア・イヴ」ではその違和感が前面に押し出されていた。『イヴの七人の娘たち』の版元は絆で売りたいのかなぁという気がするけど、絆があろうがなかろうが人は争うし、殺し合うし、助け合うし、愛し合うと思う。私は「絆」を前面に出されるのはあまり好きではないのだと、モヤモヤしていたものを確認できた。
 「イヴまで」と「イヴから」を、ノンフィクション(『七人の娘』)とフィクション(イーガン)で考えながら読めるのは面白いといえるかも。



01/11/24/sat

■役立たず

 【bk1サイエンスサイト】の仕事をしにbk1へ行くと、そこは静電気地獄。あまりにひどいので、静電気防止グッズを探していた。

 そうしたら同居人がコンビニで見つけたと買ってきてくれた。しかし、ブツをみて私は心配になった。だって、それはまるで髪の毛のゴムみたいなもんなのである。ちょっとジグザグしているが、波打つヘアゴムなんてくさるほどある。ほんとうに髪の毛をしばるゴムじゃないのか?

 疑心暗鬼になりながらも、「手首にはめろ」と言われたので、1日中はめていた。

 ゴムじゃなくて静電気防止のそれを手首にはめた私がスチール棚の横を通ったとき、バチッと音がした。音源は私の手首ではなく、二の腕のあたり。痛い。痛かった。

 このやくたたずー!>ヘアゴムもどき

 ほんまもんの静電気防止道具はないのか?!


■読了

ネイチャー・プロ編集室構成・文『自然のことのは』幻冬舎
→読了というより観了という感じだ。いろいろな言葉を引きながら、ネイチャーフォトを見せる。写真もうまいが、作りもうまい。

アングス・ゲラトゥリ文『マンガ脳科学入門 心はどこにある?』ブルーバックス
→ざっくりさっくりまとめてある感じ。脳研究の話をテレビなどで観ている人にはポイント整理のような感じで役立つかも。何冊か脳研究の本を読んでいる人には物足りないかも。大昔、脳は要らないものと思われていて、ミイラにするときは鼻から脳みそを抜いていたらしい。そこを読んだときはちょっと怖かった。鼻水が止まらないときに「脳みそまででてきそう」という不安を感じることがあるのだが、なんだかほんとに出てきちゃいそうな気になって。
 この本を読んで「記憶」への関心が前より高まっていたので、今晩みた若年性アルツハイマーのドラマはずしんときてしまった。「忘れていく/忘れられていく」事態に私が直面したら、どうなるだろうか。


■入手本
川端裕人著『緑のマンハッタン 「環境」をめぐるニューヨーク生活』文芸春秋
→どうしても本のタイトルを記憶できなかった本。いつも「グリーン」とか「ニューヨーク」をキーワードにしてしまっていた。ほかに「エコロジー」とか。自分で思いついたくせに「ヒステリック」と「エコロジー」の組合せで検索しようとしながら、なんだか笑ってしまった。いかに私がいい加減に、かつ偏向して内容を記憶しているかよくわかる。諦めて著者の名前で検索したらすぐヒットした。当たり前である。



01/11/23/fri

■1ヶ月

 そういえばもう【bk1サイエンスサイト】の仕事をし始めてから1ヶ月が過ぎていた。

 11月からはこれまでコンピュータ担当だった松浦さんが、担当替えもあって機械担当としてサブジャンルを受け持ってくださっている。ありがたい。
 ほんとうは新しい本だけでなく、いろいろな本を紹介したいのだが、当面は新刊中心になりそう。毎日毎日出版される本の波にうまく乗れるといいのだけれど、まだどういう波にどういうふうに乗ったらいいのか、よくわからない。

 とりあえずは目の前にあることを一つずつこなしていきたいなぁ。


■90歳

 久方ぶりにばーちゃんの顔を見てきた。大正元年生まれ。御歳90歳。元気なものである。小さくはなったし、耳も遠くなったが、ゆっくりながらもちょこちょこ動く。90歳のばーちゃんが動いている様子は一瞬、変な気がする。まるで重要文化財(?)が動いているというか、ありていにいえば化石が動いている感じ。ごめんよ、ばーちゃん。

 「年はとりたくないわね」と言っていたが、もう「年とって」からのキャリアだけでも十分にあるばーちゃんなわけで、私は「何をいまさら」と笑ってしまった。


■入手本

ラッセル・マーティン著『自閉症児イアンの物語 脳と言葉と心の世界』草思社
→「自閉症」について気になり始めたのはいつ頃だったろうか。決定的だったのは『暦と数の話』(スティーヴン・ジェイ・グールド著、早川書房)だ。「グールドで暦で、なぜ自閉症?」と思われるかもしれない。が、関係するのだ。そして私はすごく引きつけられた。ほかに『自閉症だったわたしへ』『自閉症だったわたしへ 2』(ドナ・ウィリアムズ著、新潮文庫)が有名だろうか。「物語」という言葉が「自閉症」に絡んでとても重要になった。しかも『イアン』の訳者は吉田利子氏。

ダリン・ストラウス著『運命の双子』角川書店
→ここのところ上記の本や『父さんのからだを返して』など科学系の話を背景にもつ社会派ノンフィクションが多い気がする。この本もタイトルと版元をみると小説のように思うが「シャムの双生児」という呼び名のもとになった二重体児の生涯を描いているらしい。

ネイチャー・プロ編集室構成・文『自然のことのは』幻冬舎
→買い忘れていたことに気づいて。きれいで、かつ味わってしまいそうな本。最近の『森の本』(ネイチャー・プロ編集室編、角川書店)も同じネイチャー・プロだけあって手触りは似ている。

スー・シェパード著『保存食品開発物語』文春文庫
→いちおう食の連載をしていた身ですから。

グレッグ・イーガン著『祈りの海』ハヤカワ文庫
→ヒューゴー賞やらローカス賞を受賞したSF。私が買うのはとても珍しいが、ミトコンドリア・イヴに誘われて。『イヴの七人の娘たち』から興味が派生している。



01/11/22/thu

■あんまり×2

 昨日、やたらと長い(しかも私にはほとんど関係のない)会議に出て疲れて帰ってくると、大学&業界の先輩からのメールがあった。

 7月の下旬、この先輩がある仕事先を紹介してくれた。ありがたい。で、紹介された仕事先から呼び出され、内容説明を受け、その内容に必要な資料を1週間以内に調べてくれと言われ、見積もりとあわせて提出した。

 その後、連絡がずっとなかった。9月中頃、当初の予定を過ぎたのでこちらから連絡をとってみた。話が進んでいない様子の返事が返ってきた。そして、しばらく待ってほしい、と。

 そのままずっと待って2ヶ月ほど経った昨日、先輩からのメールには「○○の企画スタートしたみたいだけど、うまくいっている?」とあった。
 そのメールで初めて、すでに始まっていることを知った。

 合い見積もりをとるとは言われなかったし、見積もりも仕事先からのだいたいの目途を参考にたてた(仕事内容がフィックスされていなかったのもあり、出しにくかった)。  9月の時点で、クライアントが当初の話と違うことを言い出したのは仕事先から聞いていた。が、それでも問題はないと返事をしていたし、話が変わってきていた仕事のスタイルが決まったら改めて返事をさせてほしいと連絡も入れておいた。

 なのに、何の連絡もないままにスタートしているとはどういうことだろう? 「他にお願いすることになった」と一言、メールでもすればすむことだろうに…。あまりなことに、唖然としてしまった。その仕事先の人は元・総合食品メーカーと聞いたが、そこはそういう仕事をする会社だったのか? それとも現在のグループ企業の体質だろうか?

 いずれにせよ、こういうことを平気でするのは信じられない感覚である。


■かしまし

 今日は、ほんとうに久々の旧友たちと昼間から、飲むわ、食うわと、真面目に働いている世間様に顔向けできない1日だった。

 集まった3人とも出版関係。Iさんと私は中学からの付き合い。IさんとFさんとは大学の同期(私は別)。Iさんは就職活動中に某K社の面接でばったり会った私に、やはり面接を受けていたFさんを紹介してくれた。そして3人とも落ちた。
 その後、新卒で入った出版社が送り出してくれた中小出版社の合同研修会に、Fさんがいて再会。そしてフリーになってからの私に仕事をくれたりしている。
 …と、ジャンケンのように絡んでいる旧友たちである。

 子供がいるFさん宅へ12時に集合。延々と食い、延々と飲み、結局、5時過ぎまでにビール3本、シャンパン1本、ワイン1本を明けてしまった。女3人、飲むときは飲むのである。
 帰ってきた子供たちは怖かっただろうなぁ。変なおばさんが2人もいてごめんね、お子さんたち。

 しかし、このご時世に出版関係者3人そろうと、暗い話ばっかりだな。でもどこにでも「ルビの促音(小さい「つ」)が小さくなっていない!」と怒る人はいるのだと判明。今度、これに悩んでいた別の知人にもお知らせしようと思ってしまった。

 ただ、それこそ中学時代、学生時代から知っている友人と久々に会うと、何をバラされるかわからないのでスリリングである。そーだよ、私は中高時代、教師たちによく食ってかかっていたよ。でもね、その後20年たって、だいぶ丸くなったの。それだけは信じてよぉ(笑)。>ニャンコことIさん


■入手本

アングス・ゲラトゥリ文『マンガ脳科学入門 心はどこにある?』ブルーバックス
→最近、脳関係の本が多い気がする。これはマンガと言えども翻訳なので、同じブルーバックスの『マンガ化学式に強くなる』とは少し雰囲気が違う。冒頭にある「心と脳:簡単な歴史」は、300万年前から20世紀中頃までの話を25ページにまとめていてちょっと感動。
谷岡一郎著『確率・統計であばくギャンブルのからくり 「絶対儲かる必勝法」のウソ』ブルーバックス
→この著者の『社会調査のウソ』は評判がよかったと記憶している。麻雀誌にも原稿を書く著者ならではの書き方&内容だといいのだけれど。



01/11/20/tue

■デロンギ

 書斎という名の物置があまりに寒いというので、デロンギのオイル・ヒーターを買った。どうしても立ち上がりは遅いが、音がまったくないし、ある程度たてば狭い部屋なら暖房器具として十分に役立つとわかり、けっこう気に入っている。

 だが。

 デロンギはイタリアのメーカーさん。イタリアのデザインはたしかにいいことが多い。昔ほしくてたまらなかったパソコンは、カッコよさだけでオリベッティのグローバリストだったくらいだ(でも現実的にはカッコよさだけなので断念し、IBMの軍門に)。
[11/22追記:間違いました。オリベッティはクアデルノでした。グローバリストはATT。いずれにせよマイナー機だけど]

 デザインはよくても、タイマーなどの機能は弱いらしい。うちのオイル・ヒーターには12時間のタイマーがついている。12時間先まではスイッチが入るように設定できるのだ。
 しかしタイマーは単にスイッチを入れる以外のこともしてくれた。タイマーを入れると「カッチカッチカッチカッチ…」という0.5秒間隔くらいのかなりデカイ音で時を刻むという…。うるさい。

 熱くなるときは音が一切しないのに、タイマーでうるさいとは。朝起きるときのために寝室でセットしてみたのだが、もちろん諦めた。朝はお布団が恋しいままだ。


■読了
ケン・ハーパー著『父さんのからだを返して 父親を骨格標本にされたエスキモーの少年』早川書房

→青木みやさんも【感想】で書いていたことと重なるが、北極という極寒の地で生活していたイヌイットたちにとってアメリカ・ニューヨークで彼らを襲うさまざまな病原菌は致命的なのだとつくづく思った。南極や北極では人も生きにくいが、病原菌も生きにくい。温帯以南ならば子供の頃から少しずつ身につけていく免疫がほとんどないままに成人している以上、いきなり温帯のアメリカで過ごすことは命をかけるほどの危険と隣り合わせだ。そして実際、連れてこられた6人のイヌイットたちのうち4人が肺炎であっという間に亡くなってしまう。

 死んだだけではない。偽りの葬式を行い、残された子供を欺き、珍しい「標本」であるイヌイットの骨格を博物館は展示する。成長した息子が問い合わせてもまともに返答すらしない。
 100年前のことを現在の感覚で断罪することはできない。それはわかっている。だが、そういう歴史を経て今の博物学も人類学も、科学もあるのだ。そこは忘れたくない。どこぞの機関と名指しするまでもなく、当人のあずかり知らぬところで「お土産」のように扱われている試料が少なくない。きっと今の我々も学ぶ点はたくさんあるはずだ。



01/11/19/mon

■ワード

 今日、ワード文書をワードで開いた。当たり前のことなのだが、自分が普段使っているマシンにはワードを入れていないので、私にはまれなこと。

 そこで見かけたものに悩んでしまった。文章のある部分とある部分に、赤波下線と緑波下線がある。はて、なんだろう?

 紙の編集者として産声を上げた身としては、当然、「これは書体の指定だよな」と思う。ゴチやボールドなどの書体を使うときに下線で指定することが多かった。ヤヤコシイ指定のときは、色も使い分ける。

 思わず先方に問い返してしまった。「この指定は何を意図された指定ですか?」と。

 全然、そういうもんじゃなかったのね。ワード文書をワードで開いた過去の少ない経験では赤波下線も緑波下線も見たことなかったのだが、それはワードからの「文句」だった。いや、ワード作成者からすれば「教育的指導」なのだろう。ワード的には変な日本語を教えてくれているわけだ。たとえば、「〜を〜を」が出てくれば機械的に下線がひかれる。
 ……変なことを問い合わせてすみませんでした。ワード文書を使える環境はかろうじて持っているのだが、ワードの癖までは把握していなかった。

 でもね。ワードのヘルプファイルの文章をコピー&ペーストしてワードに読ませると、赤波下線と緑波下線の嵐になるらしい。

 「顔洗って出直してこいよ、MSさん」という気分だね。はっはっは。


■オペラ

 密かに同居人もインストールしていた。大絶賛。たしかに広告は煩わしいが、彼が理想としているものにかなり近いみたいだ。

 開口一番、「フロッピーディスク3枚分。ネスケの2くらいのころだよ!」

 このご時世にこれはすごい。見習ってほしいものだわ、上記の会社あたりは。

 しかも! “fastest”という看板に偽りはない。「むちゃくちゃ速いよ」と同居人は感激している。

 ブラウザ:オペラ→【Opera 6.0/Beta 1】


■明るすぎ

 ひねくれ者のせいか、「ピーク」と言われた18日深夜は午前2時になると寝た。

 が、今日、【bk1サイエンスサイト】の仕事でbk1へでかけると、そこら中から「見た! すごいきれいだった」との声。

 やっぱりちょっと悔しい。いくら【星空が怖い】私でも。

 それでどうせ起きているので、「1日ずれてもあるだろー」と19日深夜(20日未明)にふらふらと近くへ出てみた。雲はあんまりない。真上を見上げると星がまばらにだけど、くっきり見えた。これくらいの少なさなら私も大丈夫。

 が、さすが東京。街灯がまぶしい。昼間のようだ。ふだんの夜中に帰ってくるときはこんなふうに感じないのだから、得手勝手なものである。「街灯が少ない」といわれる大阪がちょっとうらやましい。すっごい細い路地まで煌々(こうこう)と電灯が光っている。
 暗い駐車場をみつけてそこに少し佇んでみる。まわりの光がちょっと少ないだけで、星のくっきり感が全然違うことには驚いた。

 …しかし、見えない。だいいちどっちを見ればいいのだ? 「東のはず」と同居人はいう。真上はくっきりしているけれど、東方面はかすんだ感じだ。見えない。
 結局、忍耐力の足りない我々は15分くらいで家に戻ってきた。マンションの上の方にあがってみたが、やはり寒いだけだった。

 調べてみると、午前2時以降は東というより真上みたい。ちょっと明後日なところを凝視していたのか。
 ま、あまりひねくれていると泣きをみるという典型でしょうか。いいもーん、流れ星も含めて星空はそんなに好きじゃないもーん(と意地をはってみる)。



01/11/18/sun

■あおのり

 【01/10/13/sat】の日記で、「メッカ」の方向について感じた素朴な疑問について【ナカムラ先生】が、「極端大仏率」の【あおのり】で触れてくださった。

「次の日,鈴木さんのページを見ると,その話題を紹介していただいているので,ちょっと嬉しかった (なんか,ラジオ番組にリクエストはがきを出して読まれた気分)」
 とまで言われ恐縮である。私自身、「トウゲ」問題で投稿(?)したことを書いていただいて「採用された気分」を味わっていたので、本家から同じようにいわれたわけでなんだか変な気もする。

 でも、まぁ、せっかくだから「あおのり」の成仏に私も一役買えればと思う。

 ナカムラ先生は、イスラム教のラマダーン(断食月)が白夜のときの北欧に重なったら自分で「朝6時から夜6時までと規範をきめればいい」というイスラム教徒からの説明に、自分の規範も考えていた。

 「ナカムラがイスラム教徒だったら午前11時から午後1時までとかにきめるでしょうね」

 だそうである。…やっぱりナカムラ先生は真面目だと思ってしまった。ちゃんとお昼の時間帯をはさんでいる。自分で決めればいいなら、私はきっと「午前9時から午前11時」とか、言い出しそうである。
 あ、もしくは「午後12時から午前10時。どうだたくさん断食していて偉いだろう」とえばりそうだ。たいはんは寝ているとしても。

 ……なんだかラマダーンの換骨奪胎合戦になってしまっているぞ。

 遊んでしまってもうしわけない。>イスラム教徒の方々


■読み中

 やっぱり『父さんのからだを返して 父親を骨格標本にされたエスキモーの少年』(ケン・ハーパー著、早川書房)から読み始めてしまった。しんどい内容ではあるが、急いで読みたくない。いや急いで読めない。



01/11/17/sat

■TBSの手先

 今日、TBS午後2時からの特番予告番組(2時間枠!)で『脳図鑑21 育つ・学ぶ・癒す』(小泉英明編著、工作舎)が紹介されるということは聞いていた。ちょうど【bk1サイエンスサイト】の連載で金沢創さんが取り上げているので、一言お知らせを書いておいたのだ。

 で、まぁ、ほんとに紹介されたかどうかはチェックしておいたほうがいいだろうと思って、2時からずっと見ていた。番組が終わりに近づいても、まだ紹介されない。「あれ? 見逃したのかなぁ」と不安に思っていたら、最後の最後に、「番組スタッフはたくさん脳の本を読みました。その参考図書を紹介します」みたいな感じで、いきなり本の紹介コーナーが始まった。慌ててメモとペンをとる。都合4冊がちゃんと紹介されていた。

 「これは!」と思い、即座にbk1へ行った。どうせなら、一言書いておいたお知らせ「…紹介される予定です」を「…紹介されました」に直すだけではなく、その4冊のコーナーを作っておいたほうが、もし本を探している人がいればわかりやすいかもしれないと思ったからだ。

 しかしまぁ、予告の紹介もし、コーナーまで作って、なんだか気分は「TBSの手先」。

【紹介・TBS創立50周年特番“人間とは何だ?III”参考図書〜脳研究関連書〜】
 →今日作ったTBS特番で紹介された本とその周辺の話題コーナー。1冊「お取り寄せ」があるのが不安。「版元在庫切れ」だったらごめんなさい〜。

【11月2日今日のオススメ】
 →『脳の探究』(スーザン・グリーンフィールド著、無名舎)と脳研究関連書籍の紹介。

【金沢創氏連載コラム「サルの意識・機械の知覚」第15回 脳の生成、そのファイル集】
 →TBS特番で紹介された『脳図鑑21』を取り上げたコラム。


■記憶

 上記のTBS特別番組はさんざんCMで流していたので、古館の「人間とは何だ!」という叫び声が耳についてしまったほどだった。

 その宣伝にまんまと乗せられるのはちょっと悔しい気もしたけれど、研究者をしている友人のボスも登場するらしく「見てね」というメールまでいただいていたので結局、予告2時間、本編3時間もかけて全部見てしまった。ちゃんと見たよ、K君。あの先生がK君の上司なのね。

 いやぁ、やっぱりラマちゃん(いわずと知れた『脳のなかの幽霊』の著者)は、あやしいですねぇ。ネクタイも変だったし。
 「うるるん滞在記」ノリの部分は余計だと思うし、是枝さんの作ったNHKスペシャル(前方なんとか記憶障害の話。97年正月放送)が一切BGMを入れなかったのと対照的にガンガン入りまくり。個人的な趣味でいえばちょっと苦手な構成ではあったが、やっぱりテレビの見せるノウハウはすごいなぁと思った。

 つい関連しそうなあれこれを思い出すのだ。

 今回のテーマの中心は「記憶」なので、「多重人格」も登場した。多重人格の主人格は、他の人格が登場しているときの記憶を持っていない。虐待などを受けた人はその辛さゆえに、本来なら1本につながるはずの記憶の糸を分断してしまうという。記憶を司る海馬も平均的な人よりも1割以上小さいらしい。

 その人にとってはとても辛い経験をした知り合いが何人かいる。改めて問うことはしないでいたが、5年、10年の時間を経て、少しだけその経験について話してくれたことがある。知人たちは共通に「あまりよく覚えていない」と言った。
 知人たちは多重人格ではないし、記憶がまったくないわけではない。でも辛い記憶は辛いままに記憶しているわけではないと知り、私はなんだか少しほっとした。よくわからないけれど、自然なことのように思えたのだ。

 私はといえば、あまり辛い目にあっていないみたいだ。いろいろよく覚えている(つもり)。


■入手本
ケン・ハーパー著『父さんのからだを返して 父親を骨格標本にされたエスキモーの少年』早川書房
→やっと入手。現在のところ気持ち的には「読みたい優先順位1番」。ほかに読まないといけない本もあるけど、こっからいっちゃいそうだなぁ。
吉田武著『オイラーの贈物 人類の至宝eiπ=−1を学ぶ』ちくま学芸文庫
→あの『虚数の情緒 中学生からの全方位独学法』(東海大学出版会)による本が文庫化された。



01/11/16/fri

■寝坊

 久々に寝坊した。別に仕事ではないし起きなくてもいいのだが、午前中、美容院に行きたかったのだ。こういう日を逃すと、それでなくてもボーボーな頭がさらにボーボーとなる。
 第一、目に入って痛い。しっかりとした直毛なので、目に突き刺さる感じなのだ。自分の髪の毛が凶器なんて…。ああ、かなしい。

 大阪にいたころは自分でさっさと切っていたが、いまはずっとお願いしている美容師さんがいる東京に戻ってきたので、前髪以外も切ってもらいがてら数ヶ月に1度は美容院に行くようにしてきたのに。

 でも寝坊したおかげで、家で作業できる時間が増えた。bk1で【bk1サイエンスサイト】の仕事をしていると、出さないといけないメールの返事やらなにやらがたまりがち。在庫チェックと新刊見本チェック以外は家でもどうにかできるので(しかしこの在庫チェックができないのはかなり厳しい)、種々の作業の進捗は家のほうがはかどりやすい。参考にしたい既刊本も家ならけっこうあるしね。

 それに日記もかける(笑)。


■プッシュ

 現在、個人的にプッシュしたいのは『父さんのからだを返して』(ケン・ハーパー著、早川書房)と、今秋の話題作『イヴの七人の娘たち』(ブライアン・サイクス著、ソニー・マガジンズ)。『イヴ』は森山さんも書いていたけれど、訳者と出版社が勝手に簡略化しているのは気にくわない(しかもそれがどこだかわからない。プンプン)。そこはほんとに気にくわないけれど、現著者が一般向けに頑張って書いているのは確かなので評価したい。『父さんのからだを返して』はそろそろ届くのだ。楽しみ。

 『銃・病原菌・鉄』じゃないけど(『銃・病原菌・鉄』には詳細なファーザー・リーディングスという関連書紹介があったが、ばっさり削られていた)、この本にも関連書の紹介があったのかなぁ。元々なかったのかなぁ。


■しし座流星群

 困った。作り損なった。でも新刊ではあんまりないみたいなのですよねぇ、しし座流星群メインの本は。4年くらい前に話題になったときのものでよければ『しし座流星雨がやってくる』(渡部潤一著、誠文堂新光社)があるけれど、「取り寄せ」なのでした。残念。リアル書店をみても、雑誌がメインで展開してる感じかな。

 もう少し一般的になってよければ、『流星と流星群 流星とは何がどうして光るのか』(長沢工著、地人書館)や『流れ星の文化誌』(渡辺美和・長沢工著、成山堂書店)、『おはなし天文学 3』(斉田博著、地人書館)あたりかなぁと思って選書だけはしていたのだけど…。みんなちょっと前の本なのだわ。長沢さんはけっこう好きなキャラクター。


■かるた

 寝坊したおかげで発生した時間で洗濯などをすませ、午後、神保町へ。大阪府立大学の【斎藤憲先生】が上京されているので、お目にかかる。翻訳や科学史&科学誌の難しさなどについてお話しして、三省堂へ。

 理工書売り場をフラフラしていたら、つい目に入ったもの。それは、かるた。

 大阪にいた頃から書店で気になりつつ、買わなかったものだった。その名も『進化のかるた』。5800円也、お買いあげ〜。

 どこが作っているかというと、かるた界では老舗として知られているらしい【奥野かるた店】。ここの「新製品紹介」をクリックすると、少し下に『進化のかるた』が出てくる。買ってしまったよぉ。

 「あ」は「頭に角三本のトリケラトプス」。恐竜に詳しくなれそうだ。


■入手本
エンリーコ・ジュスティ著『数はどこから来たのか 数学の対象の本性に関する仮説』共立出版
→というわけで、訳者の斎藤先生からいただきました。



01/11/15/thu

■更新

 「てくてく本棚」に、10月分と11月分のリストを追加。10月分は月別の書誌情報&感想メモページも作りましたが、11月分は購入本リストと化しています。すみません。


■目が痛い…

 今日は、ずっと【bk1サイエンスサイト】の作業をあれこれと、午後から夜までずっとディスプレイを見つめながらやっていた。すっかり目が痛い。

 私は左右で視力が違うため、ほんとうに目が疲れてくると両目で見ていられなくなる。だんだんとウインクした状態で作業をしていたりして、端からみれば「なんでディスプレイに色目を」という状況だったろう。
 でも、疲れすぎると、どうやら遠近感がつかめなくなってしまうのである。

 疲れが2倍になったのは、シコシコ準備したものがそのまま公開すると煩わしい表示になるとわかったときだった。サブジャンルを試しに作っていたのだったが、結局、オンエアーできず。はぁ。…でも、手間暇をかければどうにかなるとわかったので良しとするか。

 指導や引き継ぎがほとんどないままに、日々新たな出版物が出てくることをどうにかこうにかフォローしなければならないのはかなり厳しい(涙)。みょ〜ん。



01/11/14/wed

■くーっくっくっく

 笑う。笑ってしまう。

 今晩、元家庭教師先のRちゃんと夕飯を食べにいった。同居人も一緒である。でも水曜日はトレックの日。彼は録画予約をして出掛けた。

 帰ってきて、テレビをつけ、彼はいやぁ〜な予感がしたようだ。そのとき画面に映っているのはスカパーの週刊番組表だった。

 ビデオを戻して、内容を確認する。1時間にわたり録画されていたのは、もちろん、その番組表だったのだ。確認をしたまま、元に戻すのを忘れたらしい。くーっくっくっく。ドジだねぇ。


■ジャージ

 家庭教師先のRちゃんはニュージーランドの大学を卒業した。そこの学生の服装のスタンダードは、ジャージだったそうだ。「Gパンをはいているとおしゃれだと思われるの」って…。

 ちなみに生物系の学部の話で、彼ら、彼女らはボール(ダンスパーティーね)だと“おしゃれ”をしてGパンにジャケットとかGジャンだったそうだ。普段が普段だから、それだけで十分おしゃれに見えたという。
 でも、経済学部の学生たちはボールになるとスーツを着てみたりしていたそうだから、ニュージーランドの学生がみんな学内寮に住んでいるわけでもないのにジャージを着て過ごしていたわけではないらしい。あやうくみんなそうなのかと思うところだった。

 それでも、5、6年前は街中でコートを見かけることもほとんどなかったらしい。寒くなるとビジネスマンもスーツの上にジャンパーを羽織っていたって…。私はかつがれているのだろうか? ニュージーランドにコートが広まったのは2、3年前ってことになっちゃうよ。

 いま、私の中のニュージーランドのイメージは「多くの人々がジャージとジャンパーを着ている田舎」に傾いてしまっているぞ。



01/11/13/tue

■驚いた

 昨日の夜、スカパーで試験放送中の「アル・ジャジーラ」TVに初めて日本語訳がつくというので、予定時刻の11時30分を少し過ぎてからつけてみた。ら、飛行機が墜落したらしいニュースを流している。覚束ない同時通訳で要領を得ない。一瞬地上波をつけてみたが、特に何もやっていない。「これは9月11日のピッツバーグかなにかの映像だろうか?」と話していたら、「…9月11日のときは、うんぬんかんぬん…」という通訳が入った。
 いまだ、いまのことだ。

 慌てて、CNNだの地上波だのを行ったり来たりし始めることになり、初日本語アル・ジャジーラはすっとんでしまったのだった。その後、同居人は呼び出されて会社へ。可哀想に。

 ニュースを見ていると事故らしいとの見方が強くなってはいたが、ほぼ2ヶ月後に近くで起こった墜落で、当時の記憶がフラッシュバックで戻ってしまった人も多いと思う。阪神大震災の後、近くをトラックが通る振動で飛び起きてしまったと被災者の同年代の男性に聞いたことがある。彼は「大の男の俺ですらそうなんだから…」と、子供やお年寄り、女性のことを気遣っていた。
 感覚に染みついたつらい記憶はほんとうにゆっくりとしかいやせないらしい。気の毒だ。NYの人々の痛みが少しでも和らぎますように。


■うれしいことと大変な現実

 うれしいことは待っていた本が入荷したこと。小さな幸せ。でもすぐなくなりそうだから、当面心配は続く本だ。ほしい人はお早めにどうぞ。『父さんのからだを返して』(ケン・ハーパー著、早川書房)です。
 大変な現実は、まぁ、どこにでもある当たり前のことではある。ひとつひとつクリアできるといいのだけど。



01/11/12/mon

■ガラガラ

 近くの牛タン屋さんへご飯を食べに行った。前に出掛けたときはかなり混み合っていたのだが、ほんとうにガラガラだった。これはやっぱり多くの人が牛肉を避けているからなのだろうか? 元々あまり牛肉を食べない方なので比較があまりできないのだけれど(豚肉のほうが好き)。

 店の入り口には、出している牛は「肉骨粉を使っていない」旨が貼りだしてあった。

 本の流通だけでなく流通は一般的にわかりにくい。食肉も一般消費者がその流れを把握するのはとても難しいよなぁと改めて感じた。


■アル・ジャジーラ

 スカパーの試験放送で「アル・ジャジーラTV」が流れている。試験放送なのでいまのところ無料らしい(プロモーションチャンネル)。ただ、字幕などは当然なく、何を言っているかは全然わからない。今日から、1日30分ずつ昼と夜2回だけ日本語音声が入るようになったみたいだ。
 けっこうCSは機動的に動くものなのね。


■悩み

 悩んでいる。【bk1サイエンスサイト】のサブジャンルはどうメンテナンスしていけばいいのだろうか。(ユーザーさんも慣れているだろうし)森山さんがやっていたころの財産を残す形にしたいのだが、今の形式ではフローで流れていってしまうものが多い。
 とりあえず付け足す形でやっていこうか。……でもそうするとさらに重くなってしまう。



01/11/11/sun

■自己と非自己

 借りてきた『少年魔法士』(なるしまゆり著、新書館)の第1巻には、免疫のことについて説明するシーンが登場する。曰く、

「だが私の皮膚をはがし おまえの肌に貼りつけたとしても
 それはまず間違いのう 腐っておちる
 おまえの体が私を 『おまえでないもの』と
 認識し拒絶するからだ」
 (中略)
「自分と他者を 分けるもの
 ――自分が自分であると 確かめるもの
 それは 脳でも心でも ありはせぬ」
「骨の髄から 生まれし無力な 細胞が
 胸の腺に入り 免疫というものに 変わりし時より
 排除は始まる」
「わずか数百の 遺伝子の 命令によってのぅ」

 へぇ、こんなことが浮かずに組み込まれているのかぁと思いながら1巻の終わりまで読むと、「あとがき(とゆーか)」というおまけページで著者に

 「大好き!! 本当に面白いから読んでみてーー
  ノン・フィクのすばらしさだ!!」

と、当然のことながら、多田富雄の『免疫の意味論』(青土社)が紹介されていた。

 ……まだ読んでいないのだ。読もう読もうと思いつつ、タイミングを逸したものの一つ。今度こそ読むか。
 ただ、この免疫から出てくる「自己・非自己」という話は、たぶんいろいろな分野の人の気持ちをくすぐるだろうトピックだろうという想像はついていた。

 ふと野田秀樹の芝居を思い出した。全部を見ているわけではないので、見逃しているもののなかに「免疫」絡みのお話を盛り込んでいるものはなかったのだろうか。
 なぜそう思うかというと、野田の芝居を見るたびに、「野田という人は境目が気になる人なんじゃなかろうか」と思い続けてきたからだ。境目、境界にアプローチしている作家のように思える。「あなたとこなた」があって、その出会うところに興味があるというか…。そういう印象を持っていたので、免疫話は渡りに船というか、使いやすいモチーフかなぁと感じた。

 …そういえば、この「野田境界論」は短くてもいいからちゃんとまとめられないかなぁと思いつつ、ぼぉっとしている間に3年以上経ってしまった。それを友人に話したら、「ダメだね、書かなきゃ」と至極まっとうなお言葉をいただいた。

 いや、たしかにそうなんですけど、いざ取りかかろうと思うと自分の教養のなさだの、思慮の浅さなどにはばまれちゃうんですよね。ポリポリ。


■入手本

ブライアン・サイクス著『イヴの七人の娘たち』ソニー・マガジンズ
→最近一番の話題作であることはたしか。この夏に欧米でベストセラーとなったらしい。オックスフォード大学の人類遺伝学教授が一般向けに書いたミトコンドリアDNA絡みの話で、タイトルの「イヴ」は当然「イヴ仮説」のイヴ。それにしてもこの版元はプロモーションがほんとに音楽業界っぽいみたい。発売前の10月にガンガン著者インタビューをさせていた。私が見た限りでも2媒体にこの本のプロモーションで登場。もともとベストセラーだし、たしかに注目する本だろうけれど、はたして「話題作」とは「話題になった/話題になる本」なのか、「話題と思わせる本」なのかとちょっと悩んでしまった。

アハメド・ラシッド著『タリバン イスラム原理主義の戦士たち』講談社
→今さらですが、やっぱり宇さんの『タリバン』(光文社新書)を読んだ後は、こっちも読みたくなる。ちなみに手元に来たのは8刷り。あっぱれ。

リチャード・ローズ著『死の病原体プリオン』草思社
→すみませ〜ん、これもまだ読んでいなかったのです。出版当初からよっく見てはいたのですが、なかなか巡り合わせが悪くて。いい加減入手しました。

A.ミンデル著『紛争の心理学 融合の炎のワーク』講談社現代新書
→なんとなく気になっていて。

宮田律著『現代イスラムの潮流』集英社新書
→この著者の本は何冊か読んでみたい。ちょうど手元に『イスラム世界と欧米の衝突』(宮田律著、NHKブックス)もあるし。



01/11/10/sat

■偶数

 日記が1日飛びになってしまっている。おかげで偶数日ばかりだ。なぜか奇数のほうが好きなので、せめて奇数日日記にしたいな。明日は必ず書こう。


■ワクワク感がない

 【bk1サイエンスサイト】の担当になって、気づいたこと。毎日サイトのチェックをしにいくのだが、前のようなワクワク感がないということだった。…これ、当たり前のことではある。だって、自分でセットしたものなんだもの。前は「何が並んでいるっかなぁ〜」と楽しみだった。でもね、自分でセットしたものはこの楽しみがないのだよ。当然だけど。

 ちょっと悲しい。確認のために必ずチェックしに行かないといけないし。

 あ、そっか。セットした瞬間、忘れればいいんだ。そうすれば新鮮な気持ちでクリックできる…。けどそうなったら、なんだか仕事をしている人間としてマズい気もする。


■見るか読むか

 ここのところ膨大に本を見ている。読んではいない。立花隆や福田和也の速読法が前に『アエラ』で紹介されていたけれど、資料として読む場合を除くと、私は無理だわ。資料読みは必要な箇所を拾い出す作業であって、「読む」わけではない。
 その本自体が対象となった瞬間、スピードアップすると「読めなく」なる。「見る」ことは可能。でも「見て」ばかりだとフラストレーションがたまる。読みた〜い。


■新しい世界

 ここのところこれまで読まなかったマンガのジャンルの指南を仰いでいる。青年誌とレディスコミックは一通り眺めていたが、いまの少女漫画その他は弱い。そっち方面に強い人から「これがオススメ」といろいろ教えてもらえるのは有り難い。

 一昨日から借りているのは、『ダスクストーリィ』(TONO著、集英社)や『少年魔法士』(なるしまゆり著、新書館)あたり。初めての世界にドキドキしながら、こっちは「読んで」いる。けっこう楽しめそうで嬉しい。
 ちなみに両方とも書誌情報は1巻。



01/11/08/thu

■ふ、ふちょー

 起きてからずっと頭がガンガンする。最初は全部痛かったけれど、徐々に従来の片頭痛らしくなってきた。

 今日は一日休憩しちゃる。



01/11/06/tue

■最悪

 そういえば昨晩、ひどい目にあった。

 夕方から降り出したらしい雨が本格化し、最寄り駅に降り立ったときはかなり強く降っていた。仕方なく同居人が近くのコンビニまで走ってビニール傘を買ってきてくれた(私はノートPCを抱えていたため雨宿り続行)。
 その後、同居人が入手し損ねていた『現代戦争論』(加藤朗著、中公新書)を買うため、近所の本屋に入った。

 ついでに雑誌を買って出てくるまでわずか10分足らず。入り口の傘立てに入れておいた傘が2本ともなくなっていた。おそらく我々の2本の傘のうちの1本らしきものは、さした場所と違うところにささっていた。だが、名前も書いていないビニール傘。もし他の人のだったらと思うと持ち去ることもできない。

 それにしても、あんまりである。

 雨はさらに強くなっていた。道路の反対側にあるコンビニへもう一度同居人が走った。傘を持っていった人にしても同じところにコンビニは見えたはずだ。

 たとえ500円のものであろうとも、なぜ持ち主が迷惑することが明白な状況で、平気で盗めるのだろうか。まったく理解できない。
 こういうことに遭遇すると、「悔しい」とか「金がもったいない」とかいうよりも、気持ちが寒々しくなる。それがほんとうに嫌だ。


■ぺんぺん

 『ペンギン・ラブ 鎌倉文也写真集』(鎌倉文也著・エクスナレッジ)と連動している写真展(明日までなのだ)へ、ぺんぺんな【青木みやさん】を誘ってお出かけ。印刷された写真集もよいけれど、オリジナルプリントもやっぱりいい。会場では著者の鎌倉氏と夫人の志保子さんが一緒に応対していた。なんだかこのお二人もペンギンのカップルの雰囲気。でも、体型は全然ペンギンじゃないあたりがうらやましいというか、ずるい(笑)。

 志保子さんが撮影したというビデオも流れていて、動くペンギンたちも見ることができた。傘盗難の嫌な気持ちも吹き飛ばしてくれる、心地よい空間だった。

 【bk1サイエンスサイト】でできないかなぁと、ちょっと思いついたことがあるので、それは明日の検討課題だ。新米書店員にはできることとできないことの判断がつかないから、一つひとつ確認をとりつつ進めるしかない。時間(と迷惑)をかけながらやるとしよう。



01/11/05/mon

■スピードアップ

 【bk1サイエンスサイト】の週間ランキングを作るのも3回目。少しスピードアップしてきた気がする。
 それにしても毎週のこの総合リストを見ていると、世の中にはほんとうにいろんな本が出ているのだと実感する。実感というより、目眩がするといったほうがいいかもしれない。出版関係者として本を見渡すことには慣れているつもりだったが、こゆい世界やらなんやらいろいろあるのだと再確認している次第だ。


■パキスタン料理

 最近注目のパキスタン料理のレストランへ、夜は同居人とこれまたやはり最近注目のUさんと一緒に出掛けた。店は銀座のガンダーラ。4年ほど前は比較的よく来ていた店。東京へ戻ってきてからは初めてだ。ここではソルトラッシーにマサラを入れたマサララッシーを作ってもらったり、いろいろわがままを言っていた。
 銀座とは思えない値段で、またかなり種類の多いカレーがうれしい。今日は食べ損なったが、ここのアサリのカレーが好きだった。魚介類系(除くエビ)のカレーを出してくれる店は日本ではあまり多くないので、これもうれしい。

 昔聞いた話によると、ラマダーンの間、シェフは味見ができないと言っていた。その間は、ホール係の日本人が味見をするらしい。あれ? 今日もそうだったのかな。



01/11/04/sun

■とまどい

 紙とウェブの編集作業の違いは、当分の間(か、ずっとかしらんが)、私を戸惑わせるだろうな、と確信している。

 さらに【bk1】は「本屋さん」ということも、大きな戸惑いとなる。雑誌の書評コーナーなど書籍ページと同じではない。本の流通という(私にとっては)非常にややこしい現状をかいくぐらないといけないわけで、著者とユーザーに迷惑をかけないようにするにはどうすればいいかがとてもとても難しい。

 …なんでこんなことを書いているかというと、在庫しようとしている本がなかなか入ってこないから(しかも他の店には店頭在庫があったりするようなのだ)。「版元品切れ・重版未定」だったら心の底から悲しいなぁ。
 掘り起こして伝えたい本は、往々にしてこういう状態になりやすいんじゃないだろうか。安全策ばかりに走ると「いま売れている本」だけ扱うことになってしまいそうだし、かといって入手できない(orしにくい)本というのも気が引ける。

 雑誌を作っている感覚ではふつう「原稿が落ちる」のが怖い。しかし【bk1】では「在庫が切れる」のが怖いのだとわかってきた。
 どっちもイヤだけれど、まだ「原稿が落ちる」ほうが慣れている(?)分、少し気楽だ。その場合、編集者は気分的に被害者だしね。フォローで精神的・肉体的には真っ白な燃えカスになっちゃいやすいけど。

 …神頼みしたい気分だ。神様、よろしく。



01/11/03/sat

■初体験

 実は最近、初体験したことがある。

 ウォシュレットである。前の部屋にはなかったが、今の部屋にはデフォルトでついていた。いまじゃ珍しくも何ともないウォシュレットだが、私はこれまで1度も使ったことがなかった。なぜかというと怖かったからである。

 未体験の理由を知った同居人は「なんで怖いの?」と言った。「だって、その辺びしょびしょになったら大変だもん」と私。「だって座っているでしょ」「うん。でも足の間とかさ…」「そんなに細い足か!」

 へー、ごもっともでごぜいます。意を決して使うことにしてみた。でも様子がわからないと不安である。当然、どういう角度で水が出てくるのか把握しておきたい。
 そこで、コップを片手に個室に立ってみた。

 「えいっ」

 操作ボタンを押してみた。が、でない。うんともすんとも言わない。仕方なく同居人を呼んだ。「でないんだけど…」。
 最近のはよくできている。人が座っていないと水はでない仕組みらしい。そうなると二人がかりである。私は便座を上から押す係。同居人はコップで構える。かなりしっかり体重を掛けないと反応してくれないのだ。

 カチッ…。(少し間) シャ〜。

 わー、出た。けっこう上に向かって出てくるのね。シャワーの強さを調節すると角度も変わった。ためしに一人で座ってトライしてみた。こわごわ。やっぱり失敗。なんだかフタに跳ね返ってしまった。

 「いったいどこに座ってるんじゃ」と叱られた。

 初めてなんだからしゃーないやん。おかげさまでその後1週間ほど経ち、(たぶん)ふつうに使えるようになってきた。たしかに足の間から飛び出たりはしません。



■サブジャンル

 【bk1】の仕事をし始めて2週間ほどが経つ。ジャンルトップの様子はなんとなく分かってきた(どこがどうなっているかとか、そういうことだけど)。今後の課題はサブジャンルと特集(というかフェアっぽいもの)である。

 それにしても、あれだけたくさんあるサブジャンルをいったいどうすればいいのか。これを考えるとちょっと気持ちが暗くなる。



■入手本
ネイチャー・ジャパン編『知のミネラルウォーター nature初級篇』徳間書店
→小ぶりの本。細々としたトピックを並べた雑学系。でも『ネイチャー』。だいたい1つの疑問につき2〜3ページ程度のボリュームで解説している。最初のトピックは「スチュワーデスには危険がいっぱい・時差ぼけで脳がしぼむ」。けっこうノリのいい訳文。

矢沢久雄著『プログラムはなぜ動くのか』日経BP社
→いいタイトルだ。当たり前のように使っているソフトウェアも元はただの文字列。これがなんでこんな複雑なことをこなせるのか、不思議だった。同世代の友人には中学生くらいの時期に自力でワープロを作ってみたりしたのもいたが、なんでそんなことができるのか、私にはどうやってもピンとこないのだった。

ニュー・サイエンティスト編集部編『また、つかぬことをうかがいますが… 科学者も居留守を使う98の質問』ハヤカワ文庫
→上が『ネイチャー』なら、こっちは『ニュー・サイエンティスト』。「また」でわかるように『つかぬことをうかがいますが』の続編。Q&A形式のこれも雑学系。たとえばこんな感じ。「どんな色の液体を飲んでも体から出ていくときは無色透明。色はどこにいったの?」



01/11/02/fri

■かゆい

 目も鼻も頭も耳もかゆい。


■なんと発音するのだろうか?

 HTMLのタグには、「これはなんと読めばいいのか?」と思うものが多い。同居人との間なら勝手な符丁で通じるのだが、ほかではそうもいかない。でも面と向かってやりとりするときは、やっぱりなんと発音するかが必要なので、たまに困る。

 現在、私が困っているのは“a href”である。「ハーフ」と読んでいるのを聞いたことがあるが、それが一般的なのだろうか。自分としては「ハイパーリファレンスの略なのかな」で納得してしまったので、「ハーフ」とつながりにくい。心の中では「ヘリフ」なんだけど、これも変だろうしなぁ。こういうのはいろいろな方言がありそうだな。


■奥様でもお嬢様でもお一人暮らしでもない

 シングルマザーはこういうケースになるのだろうな、と昨日の日記をあげたあとに思った。
 いろいろな立場の人がいるであろうに、そういうことも意識しないで営業電話をかけてくる奴がいるわけで、やっぱりまだまだシングルマザーには風当たりが強い社会なのだろうとも思った。



01/11/01/thu

■更新

 こまごまとした更新。【仕事一覧】【bk1コラムコーナー】をメンテナンス。


■なんと答えればいいのじゃ?

 昼間家にいたら、電話が鳴った。

 私 「はい、もしもし」
 相手「お忙しいところ大変失礼いたします。番号順にウータラカータラで電話をかけさせていただいております。奥様でいらっしゃいますか?」
 私 「いいえ、違います」
 相手「失礼いたしました。お嬢様でいらっしゃいますか?」
 私 「いいえ、違います」
 相手「それは失礼しました。お一人暮らしでいらっしゃいますか?」
 私 「いいえ、違います」
 相手「え…。あ、えー、そうでいらっしゃいますか。あの、その、失礼いたしました」

 で、切れた。極めて正直に答えてあげたのに…。

 なんで用件も言わずに、困ったように泡食って切るのだろうか? 不思議だ。たぶん前から何度かかかってきていたハウスクリーニング・サービスかなにかの営業電話だと思うけど。「奥様」でも「お嬢様」でも「お一人暮らし」でもない人間は、そんなに変か?


■レイチェル・カーソン

 知人のN先生から自主上映会のお知らせ。以下、転載。

 このたび恵泉女学園大学人間環境学科の主催で映画『センス・オブ・ワンダー』の自主上映会を以下のように行います。ぜひとも鑑賞に参加していただくとともに、お知り合いの人にお知らせください。転送を大歓迎します。

  恵泉女学園大学からのお知らせです!!
  学生のみなさん! 市民のみなさん!
  人間環境学科主催の

   『レイチェル・カーソン』 THE SENSE OF W・O・N・D・E・R
    映画上映会

 を11月11日(日)、多摩フェスティバル2日目に行います。上映時間は下記の通り! 是非来て下さい!!

   1回目・10時30分〜
   2回目・13時00分〜
   3回目・15時30分〜

 もしもわたしが、すべての子供の成長を見守る善良な妖精に話しかける力をもっているとしたら、世界中の子供に、生涯消えることのない「センス・オブ・ワンダー=神秘さや不思議さに目をみはる感性」を授けてほしいと頼むでしょう。
 この感性は、やがて大人になるとやってくる倦怠と幻滅、わたしたちが自然という力の源泉から遠ざかること、つまらない人工的なものに夢中になることなどに対する、かわらぬ解毒剤になるのです。(The Sense of Wonder レイチェル・カーソン著 上遠恵子 新潮社より)

[クニエの補足]主催は、多摩フェスティバル映画上映委員会のようです。電話番号がありましたが、携帯だったので書かないでおきます。チケットが必要らしいです。上映場所がおそらく多摩方面だろうという以上はわかりませんね。ううむ。興味のある方は『ぴあ』あたりを見ていただくと関連情報があるのではないかと想像しています…。ふたしかですみません。




先月のてくてく→2001年10月
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