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2002年01月のてくてく
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02/01/29/tue
■投票
【森山さん】ちの「ベストサイエンスブック」の投票をすませた。締め切りは明後日。明後日までに『エレガントな宇宙』を読み終わることはありえないという判断のもと、以下の通りの投票行動となった。
『暗号解読』(サイモン・シン著/新潮社) 3点
『植物のこころ』(塚谷裕一著/岩波新書) 1点
『栗林慧全仕事 独創的カメラでとらえた驚異の自然』(栗林慧著/学研) 1点
12月にメモしたままだったなぁ。でもこの3冊は、お薦めしたい本でもある。『栗林慧全仕事』は少し高い(し大きい)けど、『暗号解読』と『植物のこころ』は気楽にどうぞ。
■頭痛とテープ起こし
ここのところ続いている頭痛が消えないからテープ起こしが進まないのか、テープ起こしをうだうだやっているから頭が痛いのか。どっちだ。
■チワワ
昨日、夕飯を食べた店は、犬OKの店だった。ガラガラで他に客はおらず、最初は気づかなかった。が、途中でじっとこちらをみつめるぬいぐるみのようなものが動いた。あれ?と思ってよくよくみると、チワワだった。2匹のチワワが、店の向こうの端からこちらを見ている。
レストランに犬がいるというと嫌がる人も多いだろうが、最近は、ペット同伴可の店も増えている。うちは賃貸でペットを飼えないのだが、同居人は、犬が大好き。ほんとは飼いたいらしい。しかも「何を飼うの?」と聞くと、間髪入れずに「チワワ」と答える。
昨日は、店のチワワに近づいていき、抱っこさせてもらってほんとに嬉しそう。「でれでれ」という表情はこういうことをいうのだと間近でみせてもらった。
「なんでチワワがいいの?」と聞くと、「プルプル震える」あたりがいいらしい。よくわからん。でも、つくづく思う。もしチワワが家にいたら、なんかの拍子に踏みつぶしてしまいそうで怖いよ。ほんとにかわいいんだけどさ。
02/01/27/sun
■日本語で英語のように主語を入れるとたしかにヘン
一昨日届いた本『日本語に主語はいらない 百年の誤謬を正す』(金谷武洋著、講談社選書メチエ)が、結局、それより前から手元にある本たちを押しのけてしまった。
内容はタイトルのまんまで、ノンネイティブへの日本語教育を多少なりともかじったことのある人ならば、一度ならず考えたり、困ったりしたことのある話だろう。旗幟鮮明な主張で、ブレがないのもいいと思う。英語文法に照らして日本語文法を定めるほうが無理があるという指摘ももっともだと思う。
そう、日本語は「主語を省略できる」のではなく、「主語(という概念)がそもそもない」言語なのだ。下手に入れてしゃべったら、それこそ変な日本語になる。「あなた」をいちいちいれて話してみたらすぐにわかる。きっと人間関係がぐしゃぐしゃになるだろう。旦那さんを呼ぶとき以外の「あなた」は、たいていカッチーンとくる言われ方が多いと気づく。入れると変だし、そもそも意味が変わってくるのだ。
じゃ、主語は? 「あの人が鈴木さんです」の「あの人が」はなんなのか。少なくとも日本語教育の現場では「主格補語」というとらえ方をする。「鈴木さんです」を説明するもの、補足するもの。てなことを一通り知っていたので、「ふんふん」と読めた。
三上章の名著『象は鼻が長い』(くろしお出版)に賛意を示す著者は、日本語の助詞「は」をスーパー助詞と位置づける。“「は」と「が」”問題は、日本語教師を悩ませつづけている一大問題なのだが、それも著者の手にかかると(かなり)すっきり。私自身は実際に教えた経験を持たないので、ほんとにそれほどすっきりいくのかどうかはよくわからないけれど。それにしても三上章の本のタイトルはいいタイトルだ。タイトルに問題となる話が集約されている。
「はとが」問題については、大野晋のベストセラー『日本語練習帳』(岩波新書)でもさんざん触れられていたので、「ああ、あれか」と思う人も多いだろう。最近の傾向では、「は」は主題を示すという理解が普及してきている。
基本的には論旨明快だし、大事なことなので、広く読んでほしいと思う。が、本としての出来自体はあまりよくないと感じる。「後述するように」といった組み立てが多く、一般向けに書いたにしては構成自体が練れていない印象だ。繰り返しは強調手法の基本であるが、それも効果的に繰り返さないと混乱と冗長さになる。例文を挙げるときに使う指示記号も、数字や平仮名が混在していて、著者は使い分けているのだろうが、読みやすくなっているわけではない。この辺は編集作業で改善できた点かもしれない。ちなみに「横組み」の本です。縦横はどっちでもいいのかな。
内容面ではだいたいの点について(実際に教えた経験のない)私も賛成するのだが、いくつか違和感がある。いちばんの違和感は、「文法がノンネイティブとネイティブに対して同じものでなければならないか」ということへの説明が欠けている点だ。もちろん現在の学校文法は問題点も多く、著者のいうように見直しが(しかも大幅に)必要だろう。文節でけっつまづいた私は、(学校文法の父みたいな)橋本進吉に恨みをたくさん言いたい。
でも、ノンネイティブに対する説明とイコールで成立するものなのだろうか。その辺が私にはよくわからない。
それと変形生成文法に対するとらえ方は、言語学者の中で多数派なのかどうかも判断できない。現場感覚からは、「検証不能」な普遍文法の話を批判したいのはなんとなくわかるのだけど。
■頭痛
今日は、夜まで頭痛がひどくて、今週分のテープ起こしが進まなかった。やばいなぁ。ずっと体調不良で進まなかったから今日には仕上げたかったのに。どうしよう。
■読了
『文楽の男 吉田玉男の世界』(吉田玉男・山川静夫著、淡交社)
→メモ忘れ。少し前に読了。「人形遣いの至宝」と帯に書かれているが、これは大げさな表現ではない。私は初めて見た文楽で玉男の遣う人形に魅せられ、以降せっせと通っている。
誰がみても玉男の人形は違うと感じるはず。なぜそう言い切れるか。私は初めて見たとき、偶然にも黒衣といって人形遣いが顔を見せない形の幕だった。年齢などはわからないそういうときでも「あの人形がすごい」と思わせた。そして幕間でその人形遣いが「人間国宝」だと知ったのだ。ちなみにこれまで玉男は一切の自伝や評伝を断ってきた。まだまだビギナーの私以上にこの本を待っていたファンが多いだろう。
玉男はすでに80歳を超えている。玉男の人形が見られる限り、文楽通いをやめられない。
ちなみに対をなすタイトル『文楽の女』は、サブタイトルが「吉田簑助の世界」。女形を遣う人間国宝である。脳梗塞で倒れたが、リハビリを経て復帰。去年、玉男と演じた「曽根崎心中」は朝日新聞の一面にカラー写真で出ていた。
02/01/26/sat
■残念
昨日、TRC(図書館流通センター)から「TRC週刊新刊メール案内」の「サービス終了に関するお知らせ」が届いた。「本サービスはこの2002年3月末をもちまして終了させていただくことになりました。最終配信は3月29日(新刊案内1268号)とさせていただきます」だそうだ。
週単位のジャンル別にまとまった一覧性の高いサービスで重宝していたのだが…。かなり残念。かつ手痛い。新刊案内を自作することになるのか?!
■へんだ
パソコンの調子も悪かったが(いや今もよくはない)、持ち主である私もやはり不調だ。水木は声がでなかった。でも体調は悪いけれど、声から想像するような喉の痛みや熱、その他風邪症状は皆無。不思議な感覚だった。
そして昨日は少し声が出るようになった。そしたら、今度はノドが痛い! 変なの。声帯は復調してきたものの、扁桃腺やらリンパ腺はあまりよくないのだろうか。
まぁそんなこんなで不調は不調です。不安定。『9.11 アメリカに報復する資格はない!』(ノーム・チョムスキー著、文芸春秋)やらなにやらを読みおわったりしながら、必要最低限のことだけやっている感じ。
■宮沢賢治
唐突だが、私は宮沢賢治が嫌いだ。湯冷めしないようにゆっくり風呂に浸かりながら『週刊文春』(1月31日号)を読んでいたら、坪内祐三が「文庫本を狙え」で『宮沢賢治殺人事件』(吉田司著、文春文庫)を取り上げていたので、思い出したのだ。
記事に紹介されている通り、1996年は宮沢賢治生誕100年だかでものすごかった。朝日新聞社主催で『宮沢賢治の世界展』なんてのもあったらしい。当時、『サイアス』を手伝っていたのだが、そういえば『サイアス』でも宮沢賢治の小特集がふつうにあったな。
だが。同じ朝日で『アエラ』はすごかった。吉田司が宮沢賢治について書く書く。たぶんこの本の根っこ部分はこのときの記事じゃないかな。狂喜乱舞して読みましたよ。中身はほとんど覚えていないが、すっきりした気分になったのは覚えている。本になったのも知っていたが、買いそびれていた。早速、買い物カゴへ。
そうだ。私が宮沢賢治を嫌う理由はかなり幼稚。わけわかんない名前を使うな、と中学生の頃に思って以来ダメ。グスコーブドリってなんじゃい。トリか、ブタか。…夢のない直截的な中学生でした。その後もやっぱり苦手なんだな。いちばん苦手なのは宮沢賢治を讃えるときの雰囲気かも。
■入手本
金谷武洋著『日本語に主語はいらない 百年の誤謬を正す』講談社選書メチエ
→日本語教師の勉強をしたので私にはすでに自明のことだったのだけど、世の中はそうじゃないのだよね。日本語に限らず、ロシア語もイタリア語も主語はほとんど言わないはずなんだけどね。英語でしか物事をはからないのはおかしいともちろん思う。
ヌデ島次郎著『先端医療のルール』講談社現代新書
→年末に買おうと思って買いそびれていた本その1。
柴田正良著『ロボットの心』講談社現代新書
→年末に買おうと思って買いそびれていた本その2。
ブライアン・フェイガン著『歴史を変えた気候大変動』河出書房新社
→年末に買おうと思って買いそびれていた本その3。ちょっと話は違うけれど、今年は京都議定書が発効するはず。温暖化周辺の話題は注意しとかなきゃ。
奥野卓司著『人間・動物・機械』角川oneテーマ21
→タイトルをみてなんだろうと思っていた本。
長野敬著『生物学の旗手たち』講談社学術文庫
→大元はだいぶ前に『週刊百科』(朝日新聞社)で連載していた内容らしい。でもコンパクトにまとまっていると嬉しいなと思って。
小泉武夫著『食と日本人の知恵』岩波現代文庫
→けっこうファン。同じ小泉でも、最近のどこかの国の首相はあまりファンじゃなくなった。
ロバート・オッペンハイマー著『原子力は誰のものか』中公文庫
→基本的な本の一つかなと思って手元に置いておくことにした。
ロンダ・シービンガー著『ジェンダーは科学を変える!? 医学・霊長類学から物理学・数学まで』工作舎
→シービンガーといえばイコール工作舎ですね。いただきました。ありがとうございます。
02/01/23/wed
■魅惑ではない
声がでない。ノドは痛くないのだが、話すのは一苦労だ。出てくる声はもちろんハスキーボイス。でもあまり魅惑的なハスキーではないのが悲しい。ただのカゼ声なのだ。昨日の取材で、否応なく話さざるをえなかったのが影響したのだろうか。今朝からハスキー。
扁桃腺やらリンパ腺が腫れるときの痛みはない。あるのは「声をだしにくい」という感覚だけ。声帯をやられたのだろう。ふだん声帯の存在など意識しないだけに、こういう機会はおもしろいといえばおもしろい。
残念なのは、声帯がいまどうなっているのか見られないことだ。日本語は声帯を使う「有声音」が多い言葉でもある。必ず母音がついて回る発音構造(母音止め構造または開母音構造などという。ローマ字で書いてみれば明らか。akiraka。ほら母音だらけでしょ)なので、子音止め構造(英語はこのタイプ)の言葉を話す人が日本語を勉強しているときに「疲れる」という感想がでることもあるらしい。声帯を使って発音するのはそれなりに体力がいるわけか。
【bk1サイエンスサイト】の仕事に行ったが、やはり声がでないとやりにくいものであった。
■ラド
ラド・インターナショナルという英会話学校から勧誘らしき電話があった。表記はLADOだっけ? しかし、いきなり「クニエさんいらっしゃいますか?」と聞いてきた。本格的な勧誘がはじまる前に、当然、聞いた。しゃがれた声だけど。「どこでここの電話番号を知りましたか?」と。
ラド「そうですよねー、不思議に思いますよねー。ICUの名簿です」
私 「ICUのなんの名簿ですか?」
ラド「卒業名簿だと思うんですが」
私 「ICUの卒業名簿にここの電話番号を載せていないのですが」
ラド「前の電話番号で聞いたようです。横浜からですね」
私 「横浜は私の家族です。私の家族は、見ず知らずの人に私の電話番号を知らせるようなことはしません。勧誘の電話をする旨お伝えになりましたか?」
ラド「(ヘラヘラと)そうはっきりは言わなかったかもしれません〜」
私 「ICUの卒業生といって聞き出したのではありませんか? 勧誘の電話だときちんと伝えずに聞き出すのは、あまりに不誠実な営業だと思います」
ラド「ホームページにも公式に案内を出していますので、今後、英会話に関心を持たれたら、ぜひ一度ご覧下さい」
私 「英会話を勉強しようと思ったときに、ラドだけは絶対に選びません」
じつはちょうど今日から耳慣らしと思って、MDウォークマンで英語のフレーズが入った教材を聞き始めたところだった。最高のタイミングで、最悪の営業をしてくださった。
02/01/21/mon
■無言
……しんじょります。
02/01/20/sun
■ボロボロ
一旦調子が戻ったかに見えた、私の240(IBM ThinkPad)。その後、復調、悪化をくり返し、現在、ボロボロ。困った。いい加減諦めて、ハードディスク交換、OS再インストールだろうか。だましだまし使っているのにも疲れてきた……。
調子のよくない原因は、メモリ不足とハードディスクの不足が最大の原因みたいな気がしている。ウイルスが悪さをしているわけでもなさそうだし、一生懸命ハードディスクを整理して、どうにか「ハードディスク9割の法則」を脱するとかなり安定してきたことからも、たぶんそうみたいだ。
問題は、バックアップ用にとりあえず使ってきたPD(書くのが少し恥ずかしい。昔、とある雑誌の別冊をお手伝いしていたとき、松下に「PDはなんの略ですか? パナソニック・ドライブなどいくつか考えられそうなので」と問い合わせたところ、広報はこう答えた。「万感の思いを込めて、PDなんです」。脱力した)の、CD-ROMがギーギーいうだけでつぶれてしまったことも遠因となりつつある。
さすがにCD-ROMやバックアップメディアがないのは心許ないので、昨日、外付けCD-ROMドライブを買ってきた。で、ハードディスクに余裕もできたので、CD-ROMの動作確認をかねて、つい噂の最速ブラウザ・オペラを入れてしまった。そんなに大きくないし、大丈夫だよね。だいいちネスケはコピー&ペーストすると変にタブが残って整形が大変すぎるのだ。そんなことに労力を使いたくはない。
つい入れたのはいいが、いまとなっては非力のこのマシンにブラウザが3つも入っている。去年から入れている新しいウイルスチェックソフトやファイヤーウォールもかなりの負担になっているようだ。マシンから「ぜーはー」という息切れが聞こえる気がする。
そんなところへ、もうひとつの動作確認のため、CD-R/RW用に焼き環境を整えていたら…。これまたやっかいな状況に陥ってしまった。とりあえずアンインストール。相性があるとは聞いていたが、実際に走らせてみないことにはそれもわからないのが悔しい。
で、「このままではもう無理かもしれない」という心境なのである。まだ気持ちが定まっていないが、当分、PC設定にダイブするかもしれません。
■憤怒
更新が滞りがちになりそうなので、これだけはキチンと怒っておきたい。YAMAHAのタコ。ただしYAMAHAだけじゃなくて他のメーカーも似たようなものかもしれないけれど、その点は不明。
昨日、私は、「YAMAHA Compact CD-R/RW Drive CRW-70」を買った。外付けのCD-ROMドライブだ。USB接続で、店の人にも確認したら「USBなら相性などはまず関係ありません。OSが対応していれば大丈夫です」とのこと。ふむふむ、ちゃんと対応している。よしよし。
家に帰って開封し、電源などをつないで、取説(取扱説明書)などを横に置いた。変なペラ紙がある。なにかと思ったら、「Windows98 Second Edition デバイスドライバ インストールガイド」と書いてある。Meや2000は関係なさそうだ。嫌な予感がした。
この子には98SEが入っている。
「デバイスドライバをインストール/アンインストールするためには、本機以外にCD-ROMドライブが必要です」だとぉ。こっちは、外付けのCD-ROMドライブがつぶれたから買い換えたんじゃ。「CD-ROMドライブが別途必要」って、何考えているのだ。売っているのは、その「CD-ROMドライブ」だろうがぁ。
ほかのものなら許す。MOドライブでもなんでも。だが、「外付けCD-ROMドライブ」なのに他にCD-ROMドライブが必要というのはマヌケすぎる。デバイスドライバ(デバドラ)が必要なら、CD-ROMじゃなくてフロッピーでいっしょに付けろ。そこで、本来いちばん大事な手間をはしょるなぁ。
改めてパッケージをみると、「98SE使用時では別途ストレージクラスドライバのインストールが必要です」とは注で小さく書いてあるが、そこには他のCD-ROMが必要とは書いていない。反対側に「CD-ROMドライブ別途必要(ソフトインストール時)」と、98SEとは少しずれたところに書いてある。わかりにくいぞ。
それに、パッケージに書いてあればいいのか。書かなかったら論外だが、書いていても極めて不親切だと思う。
うちにはパソコンがゴロゴロしているので、こういうことが起きても、あまり支障はない。最悪は押入の奥から、なんとパラレル・ポートでつなぐCD-ROMドライブ(1倍速!)を引っ張り出してきて、DOSでとりあえずコピーしてクリアすることもできる。それは面倒なので、結局、別マシン(タワー)でデバドラを取り出して、メールで送った。
最近増えた「はじめてパソコンを買った人々」を、ふと思い浮かべる。そういう人たちはたいてい30万円くらいの高いのを買うので、多くの場合CD-ROMドライブは内蔵されているだろう。しかし、もしコンパクトなノートパソコンを求めていて、CD-ROMドライブは外付けにしていた、家にあるパソコンはそれ1台限りのユーザーさんだったらどうするのだろう。
同居人に質問してみた。「あなたの手元にはCD-ROMドライブのないノートパソコンだけがあります。外付けCD-ROMドライブを買ってきたら、そのCD-ROMドライブを認識させるために、CD-ROMのなかにあるソフト(デバイスドライバ)が必要です。どうしますか?」
曰く、「会社のコンピュータでCD-ROMからデバドラをフロッピーディスクに移して帰ってくる」。パチパチ。さすが。デバドラはふつうそんなに大きくないもんね。こういう機転がビギナーさん、デバコ(デジタルデバイド)さんたちはきかない。たいていはパニックとなる。
でも私のように、「会社」のないケースはどうするかな。あと急いでいる場合とか。やっぱりメーカーのサイトに行って、デバドラを拾ってくるしかなさそうだな。でも、「インストールガイド」というペラ紙にはサイトの案内もない。実際、サイトにアクセスしてみたが、ファームウェアとかいうものはダウンロードできるが、98SE用のデバドラは見当たらない。も、もしかして、サイトにあげていない……?? たいがいにしてくれぇ。
02/01/16/wed
■不安定
パソコンの調子が悪い。デフラグが途中で止まってしまった。スキャンディスクをしたら目を離せない状態。なぜ? 昨日までは特に問題もなかったのに。まさかウイルスと思ってチェックしても何も出てこない。毎度思うのだが、「“ない”ことを証明するのは非常に難しい」という一般的傾向を思い出す。
諦めて出掛け、夜、帰ってくると、今度は通信関係がヘン。DOSで再度、スキャンディスクをかけてみる。昼間、ウィンドウズ上でいちおうは修復したはずが、やっぱりまだあったらしい。デフラグをかけてみたら、今度は何度も行きつ戻りつしながらではあったが、最後までたどりついた。やっぱ、ハードディスクの残量が少ないのも問題だ。
…デフラグの詳細画面を最初から最後までじっと見つめてしまったじゃないか! あれ、なんとなく見ちゃうんだよね。積み木というか、テトリスというか、そんな気分。
ああ、しかし、パソコンの調子が悪いと、ご主人様(=私)にも調子の悪さが感染してきそうでイヤだな。だいいち何もできないし。ということでパソコンをあやして終わる1日でした。
02/01/15/tue
■メモメモ
友人が作っているフリーペーパーのウェブ版がお引っ越しとの連絡。前にリンク・メモを書いておいたので、改めてご紹介。
【カエルブンゲイweb版 http://www.ne.jp/asahi/kaeru/bungei/】
■げんなり
暗くなる話があった。忘れよう。
02/01/14/mon
■読了
デイヴィッド・バーリンスキ著『史上最大の発明アルゴリズム』早川書房
→新春企画【2002年読書計画・正月にこれを読む!】で宣言した本でもあるので、いちおう読み終わってホッ。寝る前にベッドで読んでいたら、元々寝付きがよいので時間がかかってしまった。変な本だけど、嫌いじゃない。ただ万人にお勧めできるかと聞かれたら「たぶん無理だろうな」と答えそう。個人的には大学時代に受けた授業のこととかいろいろ思い出せて楽しかったのだけど。
冒頭のライプニッツのあたりを読んでいるときは、森毅の顔が頭から離れなかった。たしかライプニッツのことをちゃんと解説した本がなかったとかなんとか言っていたはずなんだけど、それがどこでの話だか思い出せなかったからだ。もしかしたら工作舎の『ライプニッツ著作集』がらみかもしれない。ライプニッツは微積をめぐるニュートンとの話ばかりがクローズアップされていて、論理学者とかその他の側面がおざなりにされているとかそんなことじゃなかったかなぁ。森毅だと思ったけど、もしかしたら小平邦彦かも。う〜ん。
■たぶん
【森山さん】が、数学者のエッセイに手を伸ばしていた(日記参照)。気持ちはよっくわかる。
でも、たぶん相対論について松田卓也先生(参考【松田先生の愛の小部屋全国版】)がいうのと同じようなことが、数学にもいえちゃうんじゃないかと思う(わかったうえで書いているのだとわかっちゃいるが、いちおう)。どのレベルでどう感じられるかは少し違うかもしれないけど。
私はほんとに解析系がものの見事に苦手で、微積すら落とすわ、散々の状態だった。だけど、それをじっと我慢して(理解してではない)たどり着いたトポロジーの話は私なりに面白くて、あれこれ手を動かすことが(解析系よりは)できたと思う(すっかり忘れたけど)。トポロジーの話を勉強してから、近傍だのなんだのを振り返ると、「あ、これってこういうことだったの」というふうに感じられたり、苦手なはずの解析系の続きである測度論(ルベーグ積分の前に出てきた)も「なんか似てるじゃん」と思ったり(でも計算はやっぱり苦手)、ちょびっとだけ「なんかこういうことをやっているのかなぁ」とわかった気がした。だが、「それはなんだ」と聞かれても、もはや説明できない。
そこで、「で、なんなの?」「で、何やっているの?」という問いに、質問者が満足するように答えられるかというと、それがかなり難しいことはよくわかる。ヤヤコシイと言われる宇宙論でも質問者にも納得できる対象がある分、印象が違うし。
連載中に何度か読んだだけで本は通読していないけど、深谷賢治さんの『数学者の視点』(岩波科学ライブラリー)とかも手がかりになるのかな。彼の一般向け講演は、イメージを頑張って伝えようとしていた印象があるのだけど。あ、日評からは『これからの幾何学』なんてのも出ていた。知らなかった。
すっごい雑な、極めて個人的な感覚では、数学で感じるのは「だまれないですみそうな気がする」というか、「すっきりする」「楽になる」ことかなぁと思う。たとえば、図々しいことに物理だと「1、2、3、たくさん」という感じがしてしまうのだ。それがなんとなく不安。私の日常生活の実際なんて「1、それ以上の複数」程度の感覚のくせにね。
だめだ、やっぱり、うまく書けないや。参考にもならなくてすみません。数学わかっていないし、無謀だったわ。専門家におまかせするしかないや。
■地道な作業
【bk1サイエンスサイト】のサブジャンルに本を並べる作業も地道だったが、昨日、今日と全然別の、だけど同じく地道な作業を続けていた。みんなが嫌うもの、そうテープ起こしだ。
1日中テープ起こし。ふと「いちにちじゅうやまみち」と「旧中山道」を読んだアナウンサーがいたとかいう話を思い出しながら、机に座っている間はひたすら起こした。はぁ。
その間、ちょっと休憩に統計のことを調べたりはしていた。『確率・統計入門』(小針あき宏著、岩波書店)に、かなり近い例題を発見。「金貨をつづけて200回投げたとき、115回表が出た。この金貨は正常でないと言えるか」(p.200)や「サイコロをつづけて600回投げたとき、1のメガ120回出た。このサイコロは正常でないといえるか」(p.225)は、【裏が出やすい?ユーロ】にかなり近しい例題だと思う。で、とりあえず、これを噛みくだこうとしつつ、時間に追われて挫折。ごめんなさい。
02/01/12/sat
■劇的改善
まだ舌が変だ。舌に何かできているとほんとうにしゃべりにくい。ふだんは意識しないで使っているのだとこういうときに実感する。そう、けっこう使っているんですよ。たとえば、ラ行。これなんて舌先で歯茎のあたりをはねる感じで出す音だ。弾音と呼ばれる。母音だって、舌の盛り上がりが音によってけっこう違う。ゆっくりアとイを比べながら発音してみるとよくわかるはず。
という音声学の話もさることながら、さすが口腔内。改善が早いっす。昨日は小豆色だった血豆(サイズも近いものがあった)が、今日はとりあえずふつうの舌の色になった。だいぶへこんでいる。口の中の細胞はすごく早く入れ替わる(つまり代謝が活発といっていいのかな)というので有名なのだが、やっぱりそのおかげなのだろうか。
■入手本
渡辺登著『よい依存、悪い依存』朝日選書
→新刊を並べながら「ふつうの依存」はあるのかなぁなどと思っていたら、いただいてしまいました。ありがとうございます。ちなみに目次を見た限りでは「ふつうの依存」はありませんでした。対人関係依存、プロセス依存、物質依存、なかでも物質依存はアルコールからタバコ、むちゃ喰い、覚醒剤、有機溶剤、モルヒネ、大麻、コカインと列挙されている。気になるのはプロセス依存。買い物依存、仕事依存と今風の依存が並びさらにオタク的依存とある。ドキ。
■[速報]大勘違い
【なんじゃ?】と、「ユーロ硬貨は裏がでやすい」というニュースにツッコミを入れてみた。だが、大勘違いというか、すっかりミス。確率的なことばっかり考えてしまって、統計的なことを何も考えていなかった。ごめんなさい。シアトルの方からコメントをいただいたので、とりあえず速報。
ええと、元のニュースを読んで、「(たかだか)1000回の試行をもとに、裏がでた回数が多いからとコインの表裏の確率は1/2とはいえない」という(よくある)話かと思ってしまったため、その点だけに注目してしまった(たいていは「表を念じて投げると表が出やすい」とかいうことがくっつきやすい)。
シアトルの方からいただいたメールでは、「統計では、ある事象が統計学的に有意かどうか(つまり普通は起こり得ないことかどうか)を検定という手法でおこないます。通常は、その事象の起こる確率が5%以下の時に統計的に有意とすることが多いです」とご説明くださったうえで、「気になったので、1000回のコイントスをおこなって、600回以上裏面が出る確率を計算してみましたが、7.70571e-10ということになりました。つまり、はるかに5%より少ないので、統計学的に有意となります。また、250回投げて141回以上出る確率の方はちょうど5%でした」と計算も。ありがとうございます。
ちょっと参考書など引っ張り出して、これからもうすこし詳しく自分なりに追究したいと思います。
となると、元々の記事やその元の実験した専門家の話には統計的なことまで書かれていたのかもしれない。重ねてお詫び申し上げます。
02/01/11/fri
■類友
遅い夕飯を食べていたら、途中からうまく食べられなくなった。舌が変だ。「これはきっと」と思いゴソゴソと歯だの頬の内側だので触ってみたら、案の定、なにやら膨らんでいる。みょーん。同居人に見てもらうと、「うわ、血豆ができている」。やっぱり。
前にも舌に血豆ができたことはあった。でも今回のはかなり大きそう。口内炎も痛いけど、血豆もやだよぉ。
ワラをもつかむ気分で検索してみた。いいキーが浮かばない。とりあえず「舌 血豆 側面」と入れた。をを9件もヒットするじゃないか。そのなかのひとつに感動してしまった。
【K-FRIENDS「あなたと私で口内炎」】
ここにはテーマは口内炎の、『口内炎掲示板「交流の場」』まである。多くの人が痛い口内炎に苦しんで、検索をかけてやってきている。今回の私は口内炎ではなく血豆だが、ちゃんと血豆の人もいた。つぶしてしまったとか…。それはちょっと怖い。私も実は一瞬考えたが、どう考えてもじっと我慢の子でいるほうが治りが早い気がしたのでやめておいた。つぶさないほうがよさそうだとのことでもあった。
ちなみにココのトップは現在は、【http://hassy.cside2.jp/aojiru/】のようだ。名前がはっきりしないが、メインのBBSは「青汁促進委員会BBS」だった。
それにしても、こういうことって、仲間がいるとほっとしてしまうのはなぜ?
■いまごろになって
その昔、40メガのハードディスクが入ったノートパソコンを買ったとき、同居人からえらくうらやましがられた。彼のパソコンは20メガだったのだ。私もそれまではRAMも増設していない、フロッピーベースでしか使えないパソコンだったので、大海に感じた。
実際、一太郎など必要なソフトを入れても、まだまだたくさん余っている。「30畳敷きの大広間のはしっこにちゃぶ台おいて、さぶっ」とよくからかわれた。たしかにそうだった。
でも、その後ニフティでちょこちょこ遊ぶようになると、ログの管理はもう大変。フロッピーに移さないとすぐハードディスクが満杯になる。大きなハードディスクが心底ほしかった。
だが。その頃聞いた名言「ハードディスク9割の法則」。大きいハードディスクを買っても、ハードディスクは常時9割うまるものであるという格言だ。
たいていの人が納得していたが、3台目のパソコンでは1回も感じなかった。500メガのハードディスクは一度として9割に達していない。世の中に逆らってずっとDOSだったのもあるのだろう。アプリケーションのサイズもウィンドウズに比べれば格段に小さい。扱うものはテキスト・ファイルばかり。500メガを埋める方が至難の技だと思った。いつまでも「30畳敷きの大広間のはしっこに一人で布団にくるまる図」でいられた。
そして今。6ギガもあんだよ、このハードディスク。なのにカツカツ。ここのところ9割5分の法則。不安定なことこの上ない。
そういや、昔はハードディスクの残りが少なくなるとこんなに不安定になるなんてこともなかった気がする(いっぱいになっていないから知らないだけか?)。いやな時代になったものだ。パソコン買い換えたい病が発症しつつあるじゃないか。あと1年は頑張って使うぞ。「3年以下で買い換えたら負けや」と心の中では思っている。
02/01/10/thu
■なんじゃ?
【bk1サイエンスサイト】のお手伝いをしていただいているSさんのサイトで、変なニュースをみつけた。
【コイントスに勝つなら「裏」?=ユーロ硬貨投げると6割の確率−独紙】
記事によると、サッカーの試合を始めるときのコイントスでユーロ硬貨を使うと6割くらいで「裏」が出るのだという。ベルギーの1ユーロ硬貨の話で、1000回投げて600回弱が裏だったらしい。
この実験をしたのはポーランドの統計学者らしいけど、ほんとかな? 編集部でもドイツの1ユーロで実験して、250回やったら6割近くが裏だったと書いてある。
「どうせ追試するなら250回なんてセコいこといわずに10万回くらいやれよ」というのはさておき、ユーロ硬貨は表裏上下左右とも重さは均等と専門家の多くは首を傾げているというけど、これもほんとかな?
サイコロの目の話なら、ちょうどいい例が『算数・数学なぜなぜ事典』(銀林浩他著、日本評論社)にある。250ページ、「確率・統計」の項の最初だ。「さいころの1の目が出る確率はなぜ1/6か」。つまりほんとに1/6かどうか疑っている人にむけての内容だ。この部分の筆者は実際に6000回は投げたことがある。ほらすでに1000回どころじゃないでしょ。その後はシミュレーションでやらせて600万回までも出している。結果は、数多くやればちゃんと1/6になっていくという、当然のものだった。
1000回というともっともらしく聞こえるのだろうな。でも、はっきりいってそれは、かなり少ない試行回数。
以上は数学的な方面からの話だけれど、技術的な面からも少し気になる。表裏上下左右ともに均等だというのは理論的な話であって、それをきっちり実現できているかどうかは別なんじゃなかろか。パチンコの玉が丸いと思っている人も多いと思う。でもあれは、えらくいびつな球形なのだ。コンピュータのハードディスクに使うようなベアリングの球体と比較すると一目瞭然。両者を同じように落としてみると、ベアリングの球は毎回同じ軌跡を辿るが、パチンコ玉は毎回てんでんバラバラな跳ね方をする。しかもどのパチンコ玉も均一にいびつというわけではないことはすぐにわかるだろう。
こういう記事は、もっとちゃんとおちょくって書かないとね。最近出た本では、『統計・確率の意味がわかる』(野崎昭弘ほか著、ベレ出版)あたりが、著者筋も重なるし、役立つと思いますよ、配信元の時事通信さん。
■ギロンとロンギ
昨日、ある人と話していて、「…論議する…」という表現に少し違和感を覚えた。英語の方が得意な人なので、「その『論議』はdiscussionですか?」と確認したら、そうだった。
私がひっかかったのは、もしその会話のなかに出てきたのが「議論」だったら違和感をもたなかったであろうことだ。こういう言葉の使い分けを無意識にしているからこそのネイティブなんだけど。で、少し調べてみました。まずは国語辞典で該当項目の関係箇所を。
『大辞林』
ろん_ぎ【論議・論義】
(名)スル(1)ある事柄について意見を出し合うこと。意見をたたかわせること。《論議》「運賃の値上げが―の的となる」「―する中でこそ名案も出てくる」
ぎ_ろん【議論】
(名)スル それぞれの考えを述べて論じあうこと。また、その内容。「―をたたかわす」「盛んに―する」
『広辞苑』
ろん‐ぎ【論議・論義】→議
(1)問答によって理非を明らかにすること。互いに意見を述べて論じ合うこと。議論。
ぎ‐ろん【議論】→議
互いに自分の説を述べあい、論じあうこと。意見を戦わせること。「白熱した―」
『広辞苑』では、「論議」の解説に「議論」そのものが出てきてしまう。でも、こういうときにはやっぱり類語辞典のようなもののほうがその違いがはっきりする。そこで、『類語例解辞典』(小学館)をひいてみた。「議論」という大きな項目までたっていた。その冒頭部分に、「議論」と「論議」がある。
両者に共通する意味は「互いに意見を述べ、話し合うこと。また、その内容」で、英語では discussion になる。だいたい国語辞典の意味と重なる。
では、使い分けはどうなるか。「議論」は、「日常的な問題から高度な問題まで、さまざまな事柄に関して意見を述べあったり、意見を戦わせ合ったりすること」とある。一方の「論議」は表現として硬いものになり、「日常的な事柄に関してはあまり用いられない」という。
もし私のなかにある言語感覚がこれと同じであれば、大学の講義で行われる discussion はあんまり硬くないものと思っているのかな。てへ。
そうそう、この次の項目は、「討論/討議/ディスカッション」だった。こっちの共通する意味は「特に設けた機会に、ある問題を検討するために意見を述べ合うこと」とあり、「ディスカッション」はだいたい「討論」と同じ意味らしい。そっか、じゃあそのままディスカッションと言われるか、もしくは討論と言われれば違和感を感じなかったのかもしれない。
ちなみに「討議」は「最終的になんらかの結論、決議へと導こうとすること」なんだそうだ。
■古語じゃないかも
【青木みやさんは古語遣い】だとたしかに言われそう。でも、私が書いた【お腹がくちくなる】は、古語と言っていいのかどうかはっきりしません。古語辞典がなくて…。リンク先の記述では二葉亭四迷あたりにも出てくるらしいけど、有名な言文一致運動の人なわけで、そすると明治時代に使われていたことはわかるけど、それで古語といっていいのかどうかとなるとよくわかりませーん。ごめんなさーい。
西日本より東日本のほうが使われていたみたい。東京出身の友人Uさんからも「ぼくも使う」とメールをもらった。ただ、彼は「くちい」は「(お腹が)くるしい→くるちい→くちい」と思っていたようだ。それだけはないと思ふ。
02/01/09/wed
■アップし忘れ
昨日の日記に【ラストスパート 第17回気象予報士試験】コーナーを公開したアナウンスをしたのに、アップし忘れた。なんかドジすぎ。
■モザイク
といっても、ブラウザの話ではない。今日は朝から視界の右上にモザイクが掛かっていたのだ。往々にして片頭痛の発作の前触れであることが多い。取材のある日になるととってもイヤだ。とりあえず濃い緑茶など飲んでごまかしてみたら、どうにか落ち着いてきた。「片頭痛にはカフェイン」と誰かが口走ったのを覚えていて、それを心の支えにしてプラシーボ効果を呼ぼうとしていているだけのことなのだけどね。
■名無しさん、お腹いっぱい
夕飯で食べ過ぎ、「お腹がくちくなってしまった」と言ったら、後になって同居人から「それはどういう意味か?」と聞かれた。もちろん「もー、お腹いっぱい」という意味にほかならない。言わないの? 「うん、あなた以外から聞いたことがない」という。ええっ? うそ。
でも、じゃあどういう漢字か、どういう活用かと言われるとたしかに心許ない。方言? いやなんとなく古語かな、とも思う。『源氏物語』を読まされてみんな「やんごとなき」を使うのと一緒で、古典か時代劇で覚えたような気がする。というわけで、現代語の辞典ですが、ひいてみた。
くちくなる、くちくなる、くちくなる…。ない。『大辞林』にも『広辞苑』にもない。ええっ? 造語だったのか? 「くちる」は「朽ちる」ばっかりだし、「くつ」かなぁと思っても「靴」とか「朽つ」とかだし。古語辞典はこの部屋にはなかったよなぁ。
こういうとき、何はともあれ【Google】で検索してみる体に私はなってしまっている。
「くちくなる」でなんと130件ヒット。ふつうに「お腹がくちくなる」って使ってんじゃん。なぁんだ。そのヒット結果の一つに
【「くちくなる」の謎,判明】
というドンピシャのものもあった。こちらさんの情報を得て、再度『大辞林』をひいた。もちろん電子ブック版で、こいつもハードディスクに入っている。
「くちい」 形容詞 腹がいっぱいである。「腹が―・くなる」
とのことである。もうちょっと小さい三省堂の『国語辞典』(もちろん電子ブック版)によると、[俗語]とある。どういう字かは辞書には書いていなかったが、上記サイトの方によると「満い」と当てていたケースもあったようだ。
02/01/08/tue
■気象予報士
少し前から、気象予報士試験が始まった。早いものでもう17回目。直近の試験が1月27日にあるので、【bk1サイエンスサイト】のサブジャンル・地学に関連コーナーを作ってみました。気象は「地学」で習うのよーん。関連団体へのリンクもあります。今回の試験には間に合わないけれど興味があるという方もぜひどうぞ。
【ラストスパート 第17回気象予報士試験】
bk1ブリーダーさんによる気象サイトは【ウェザーナビゲータ】
それにしても、気象予報士になれたら急な雨に降られてびしょびしょ、なんてことはなくなるのかなぁ。そういうもんでもないのかな。
■しおしお
神保町に出て本屋を回ったら、どうにも苦手な本が目に付き、しおしおになった。帰ってきてテレビをつけたら、『プロジェクトX』が特別編でなんと「浅間山荘」をやっていて、なんだかやっぱりしおしお。しおしおのまま寝ちゃる。
02/01/07/mon
■なぜこんなに
だめだ、眠い。どうしようもなく眠い。今日は1日中眠かった。寝る。
あ、現在、『史上最大の発明アルゴリズム』(デイヴィッド・バーリンスキ著、早川書房)を半分くらい読んだ。嫌いじゃないテイストではあるんだけど、すっごい変な本だと思う。読者を選ぶかなぁ。かなり散文調のノンフィクション部分と、書体を変えて空想部分が入り交じっている。訳者あとがきによると「奇書と言ってもいいくらい」だそう。心して読んでくださいまし。
02/01/06/sun
■濁点
新年早々間があいてしまった。この間何をやっていたかというと、打ち合わせをしたり、新年会に参加したりしていた。忘年会はないが、新年会はあるぞ。えへん。
また、記憶に残っている少し面白かったことは、濁点問題。
みなさん、「自転車」をなんと発音しますか? 「ジテンシャに決まってるだろ」と思った東京方面の方、ほんとに「ジテンシャ」かどうか日常のごく普通の会話で出てくる「自転車」で確認してみてください。
なんでかっていうと、東京周辺ではこれが「ジデンシャ」となる人がそこそこいるらしい。私もそう。本人は「ジテンシャ」といっているつもりではあるのだけど。大阪出身の同居人には、かなり奇異に聞こえるようだ。付き合いだした最初の頃に指摘され、折々でいう。「ジデンシャって、なんだか地面を走る電車、地電車みたい」と。
指摘されるまでぜ〜んぜんそんなことは気が付かなかったのだが、言われて注意して聞いてみるとたしかに、東京周辺ではわりと聞く。意識しているときに自分がどっちで発音しているかは緊張ゆえにふだんと違ってしまうので、会話のなかにでてくる自転車で比べてみるといいようだ(母音の無声化もこれと一緒で、意識したり、緊張したりすると無声化しなくなる。「歴史」も会話の中では関東人の私はふつうに無声化するが、「歴史」だけ発声すると「レキシ」のキが有声となってしまう)。
で、同居人はよく私のジデンシャをからかうのだが、最近、逆襲できる単語を発見した。それは「洗濯」。大阪のお年寄りは「センダク」となりやすいという。言った同居人本人が気づき、「うわぁ、大阪のおかんみたい」と驚いていた。
東京のジデンシャと大阪のセンダク。他にはどんな言葉で濁音になっているかな。これも方言以外に、音の環境(どういう子音や母音が並んでいるか)による傾向があるのかな。
[参考]日本語の母音(アイウエオ)は声帯が震える有声音。だけど周囲にどういう子音があるかによって、声帯を震わさない発音となるケースがある。代表例は「浅草」。「asakusa」だけど、実際は「u」が落ちて聞こえる。大雑把にいうと、周囲にカ行やサ行があるときに起こりやすい現象。ただし地域による。関西は基本的に無声化しない言語圏で、知り合いの関西出身のアナウンサーは新人当時、この無声化がいちばん難しかったという。アナウンサーが使うのは東京の発音(共通語)だから、身につけざるをえない。
■入手本
ローレンス・レッシグ著『CODE』翔泳社
→前々から入手しようと思いつつタイミングを逃していたが、お買いあげ直前で【bk1サイエンスサイト】から買い物籠に入っていた本(ちなみに所在地は年間総合ランキング1-50位)。しかし参加した新年会に「ダブったから」と森山さんがもってきてくれた本の中の1冊で、思わずゲット。ありがたくいただきました。感謝。>【森山さん】
■読了(メモ忘れ。他にもあったような…。コメントはいずれ…できるかな)
スティーブン・ホーキング著『ホーキング、未来を語る』アーティスト・ハウス
宮田律著『現代イスラムの潮流』集英社新書
中村正三郎著『特選星降る夜のパソコン情話 Linux狂騒曲』ビレッジセンター出版局
02/01/03/thu
■お知らせ:非公開鍵暗号の公開鍵化
こっそりと「PGPkey」を入れ、【非公開鍵暗号】だった公開鍵を公開してみました。
ホームに入れないあたりが軟弱もん。PGP遊びをしてからだいぶ時間が経ってしまったので、いま暗号化されたメールをもらっても、受け取った本人にとっても暗号のままとなる危険性大。
■速読
昨日、久々にNHK「ためしてガッテン」をみた。そしたら特番とやらでいろんな「?」をやっていた。その中のひとつで「ほんとに速読ってできるの?」があった。
若手のホープと紹介され(ていたが、1日8時間の速読教習を1週間受けられるんだから、それなりにヒマだと思われ)た「おはよう!」というお笑いコンビがトライ。まじに速くなっていた(みたいだ)。1分600字から、最終的には1分2万字以上。
ちょっと、いや、かなりうらやましい。同居人もうらやましがっていた。私は本を読むのが遅い。よほどのせっぱ詰まった状況で読む資料じゃないと遅い。本の関係の仕事をしているときは、これはかなりマイナス・ポイントなのだ。速く読みたーい。やるか、速読。でも速読の時の様子は、ちょっと怖い。人前ではやらないほうがいい。だれもかれも速読の時の「眼」は、ひんむいてて同じなの。表情が同じというのはこういうことかと思ってしまった。
ただ、ふと思う。速く読めても、難しい本はやっぱり難しくて理解がおいつかないから遅いんだろうな、って。簡単な本はそれなりに進むもん。自分のレベルを超えた科学書を読んでいるからさらに遅いのかなぁ。
どうやったら【bk1サイエンスサイト】のレビュアーさんたちのように速く読めるのかなぁ。尊敬。
■アメリカ大陸
昨日、いきなり同居人が言った。「アメリカの覇権はあとどれくらい続くのかなぁ」。へ? なにそれ。個人的にはかなり意表を突かれた問いかけだった。「第二次大戦以降と考えていいと思うんだ。それまではやっぱりアメリカには『辺境』という意識があったんじゃないかな」
え? そうなの?そうなの? 「モンロー主義からは世界の覇者っていう姿は浮かんでこないでしょ」。ううう。私は世界史をほんとにしらない。マリリン・モンローじゃなくて、ジェーム・モンロー米大統領の19世紀前半のものらしい。それは現代のアメリカからは想像できない姿だという。孤立主義っていうんですか。
でもそっか。アメリカが若い国という意識はおぼろげにあったが、実際に自分が知っているアメリカはせいぜいが米ソ対立のころから。最低でも片方の極であったことはたしかだ。
そんなこんなで「世界史年表」を開いてみた。高校時代はほとんど開かなかったが、今のほうがよく開くかもしれない。「アメリカ合衆国」の枠にありました、モンロー教書。1823年。ふぅん。
でも、そこから遡っていって、私ははっとした。1776年にアメリカ合衆国という枠ができる。アメリカ13州の独立宣言だ。その前は「アメリカ大陸」と書かれている。7ページ遡ったら「地理上の発見」と書かれていた。15世紀だ。その前のページに、もう「アメリカ大陸」の枠はない。
年表に枠はなかろうとも14世紀までも、今と同じところにアメリカ大陸はあった(はずだ)。そこに生活していた人々もいたはずだ。だが、一切の記載がない。存在していないのと同じだ。これが日本で流通している「歴史」なのだと突きつけられたようで、ドキッとした。
同じことは、アフリカにもオセアニアにもいえる。
じゃあ、アメリカやオセアニアの世界史年表はどうなっているのだろうか? 「日本」という枠が登場するのは欧州から日本が発見された以降なのだろうか。
02/01/02/wed
■ちょっと楽しい
年末に読み損ねていた新聞を読んでいたら誤植を発見した。12/30の朝日新聞、読書欄「本屋さんに行こう」だ。今回はA級棋士の先崎学氏が本を選ぶ。そこで選んだ本の1冊が『いやでも楽しめる算数』だった。サイバラ画伯が清水義範と組む…、ん、逆か。清水義範がサイバラ画伯と組むこのシリーズ中、もっともサイバラの毒づきが激しかったもののはず(すみません、未読っス)。そんなにきらわなくっても…。せいぜいサンスーなんだからさ。ちなみに先崎さんも「大っ嫌い」だそうだ。
で、この原稿のなかに、「…愛読する『裏ミシュラン』の西原理恵子さんが…」という下りがある。もちろんこれは『恨ミシュラン』。かんらからから。高笑い。だって『恨ミシュラン』の版元はこの文章が載っている朝日新聞社さね。
いいなぁ、こういう誤植。ほのぼのしてきちゃう。当事者は真っ青になっていたんだろうけど。しゃーない、しゃーない、よくあることさ。
■ひたすら
ただただひたすらと【bk1サイエンスサイト】のサブジャンルのメンテナンス作業をしている。さすがに少し虚しいかも。
ある程度目途が立ってきたが、その中でもやっかいなのは生物と医学。生物は端的に本が多い。多いよー。どうにかしてよー。「水産・畜産」と同じ扱いのサブジャンルでは無理そうだ。でもあまり複雑にはしたくないので、とりあえず生物はバックナンバーを細かく設定することにしてやりすごせないかと思っている。うまくいくかなぁ。それにしても3カ月分を一気に埋めていけないほど出版される生物って…。はいりきらんぞ。
そしてもう一つの難題、医学。方針が立たない。これまでの新刊紹介の本たちをみるとかなりな専門書も拾い上げている(時期もあった)ようだ。ううむ。それをやり始めるとキリがない…。それはジャンル末端の「内科」とかそういうところの一覧機能に任せたい気分。では、何をサブジャンルで見せればいいのだろう……。これはまさにターゲットの問題なんだろうな。医師向けにするかどうか。ムズカシイ。ここはいちおう準備はしたものの、方針が決まらずまだ公開できる状態ではない。残念。
あとつくづくどこに置くかというジャンル分けの大変さを感じる。それにしても「食品」と「栄養」ってどれくらい差があるのだろう。
わかってはいたことだが、いざ直面すると悩み込んでしまう。仕方がないので最後は「えいやっ」と分けているが、やはり複数の場所に関係する本はどうしようもない。全部のジャンルを見る人は少ないだろうということで、基本は重複かなぁと考えている。
さて、じみじみとじみっちーにやるのだ。きっと地道にやっていくと後から方針がついてくるんじゃないかなぁ、こういうことって。
02/01/01/tue
■謹賀新年
2002年最初の日となりました。あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
ここへ足(ポインタ?)を運んでいただいている方々に少しは役立つことを書こうと思っているものの、書いている人間自体に中身がないためどうもそうはならない。申し訳ないです。【bk1サイエンスサイト】の仕事の関連上、科学書の話題が多くなるとは思いますが、いろいろな情報を少しずつでも発信していきたいと思います。
今日、2002年の元旦の朝に公開したのは、以下のコーナー。
新春企画【2002年読書計画・正月にこれを読む!】
【bk1サイエンスサイト】のレビューをお願いしている方々に「2002年初っぱなに読みたい本は?」と伺いました。
明日の昼過ぎまでは【bk1トップページ】の「話題の本」も『ホーキング、未来を語る』。ちょっときれいなものを仕込んでありますので、ぜひ見てやってください。
■爆笑
昨日、大晦日の終わりに、メールを2通受け取った。最初の1通はあるメーリング・リストの管理人から。年末の挨拶とウイルス注意の内容だった。
なぜかというとこのMLは、去年の初っぱなにウイルス被害が起こってしまったため。MLに添付ファイルを流していてもOKだったので私は苦々しく思っていたのだが、実際に被害者が出たのを機に、「添付ファイル禁止にしません?」と提案した。そしたらなんとMLの設定で「添付ファイル削除」ができるところだった。だったら最初から…、と思ったがまぁ仕方ない。でも被害が出ていたためにすぐ、添付ファイルは流れないMLとなった(HTMLメールも添付ファイルとして認識されるので削除される。うれしい)。
その後、大量に参加者が増えた時期があり、それとともにコンピュータ初心者も増加し、HTMLメールも平気で流すわ(削除痕跡が残っている)、機種依存文字はバシバシ使うわ、すごいことになっていた。
で、秋からのウイルス大量被害。このMLでは感染者がかなり多くいたようだ。それもあって、管理人からの警告メールだったのだが、その直後。このMLのタイトルを冠したウイルス・メールが!! 去年の締めくくりは、BADTRANS.B大流行の年にふさわしくウイルス・メールでしたとさ。ここを本人が読んでいるわけもないと思うけれど、送り主(=感染者)はsawakoさんという方です。駆除しましょう。
しっかし、この添付ファイルの名前が笑っちゃうのだ。「New_Napstar_Site.MP3」とあって、その後にしっかりと「.pif」だって。これを続けてみれば「New_Napstar_Site.MP3.pif」という明らかにウイルスとわかる添付ファイルだし、それでも開けちゃう人がいるんだとしたら信じられない。
pifだの、exeだの、comだのってファイルはふつう添付ファイルで送りませんて。拡張子を見せない設定にしている人は、ちゃんと見せるようにしてみましょう(除くマックな方々)。そすると、だいぶ(パソコンの)世の中の様子がわかるんじゃないかな。
あ、そういえばこのMLの去年の被害もpifだったなぁ。もちろん私は、んなもんは開かん。
あ、昨日のメールの本文はHTMLのタグがいくつか書かれていた。iフレームかなんかも使っているみたいな感じだった。そすると、プレビューで開いちゃうってやつかな。プレビューも切りましょうね、いまだOEな方々。
ちなみに私の手元に届いたウイルス・メールのうち、かなりの割合が上記MLの参加者だったようだ。あれあれ。なんてたって、参加者の9割方がOEで、かつ「HTMLメールってなに?」状態だったからなぁ。あんまり被害のないBADTRANS.Bが大流行してくれたのは、現状認識をしてもらうのにちょうどよかったのかもしれない。
先月のてくてく→2001年12月