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2002年11月のてくてく

02/11/30/sat

■X30

 今日、やっと ThinkPad X30 を見に行った。やっぱり触ってみないと、決められない。ディスプレイもいい感じに大きくなっていて(大きすぎるのはイヤ)、手頃。余計なもんは積み込まないIBMらしさはそれなりに残っていて、まぁまぁかな。

 でも、たしか【B.M.Factory】で書かれていたように、ちょっと「オモチャっぽい」感じがする。なんでかなー、と思ったら、「ThinkPadボタン」みたいなもんがついてたりするあたりが私にはオモチャ感をかもしだしていて、少し前に出た「iシリーズ」の弊害が残っているのかもしれないと感じた。いまもiシリーズなのかもしれないけど、そのへんはよくわからん。
 同居人曰く「ほんとに無愛想なマシンは240で終わったんじゃないの」。そうかもしれないな。寂寥感が妙に漂ったりして。無骨マシンらぶ。

 他のメーカーではあまり悩めないポイントがある。搭載OSが2種類あるのだ。といっても両方ともウィンドウズだけど。2000proとXP。どっちにしようかかなり迷っている。当初は「当然2000pro」だったんだけど、「どっちを選ぶべきなのか」をまじめに考えると困ってしまう。

 ほんとは今日買っちゃおうかと思っていたんだけど、内蔵無線LANが入った2000proモデルがなかったので、公平に悩めずとりやめ。ハードディスクを20ギガと40ギガどっちにするかでもう1回決断を要求されそうだな。これで6万円くらい変わるもん。


■小柴本

 講談社のブルーバックスで『ニュートリノ天体物理学入門 知られざる宇宙の姿を透視する』が出たりと小柴昌俊氏による著作が出回りはじめた。

 私の手元には12月10日に発売となる朝日選書の『物理屋になりたかったんだよ』(朝日新聞社、1000円+税)のゲラがある。この間「恒例のノーベル賞本を作りました」と連絡を受けていて、「あれ?いやに早いな」と思っていたんだけど、その理由がわかった。

 8月ごろにノーベル賞受賞を見越してインタビューを行っていて、それをまとめたものだったのだ。インタビュアーは尾関章・朝日新聞大阪科学医療部長。『量子論の宿題は解けるか 31人の研究者に聞く最前線報告』という著書がある人だ。なーるほど。これほど早くに出版できるのも合点がいった。ちょっと楽しみになってきた。……ゲラは読みにくいというのが厳しいけれど、どうにか発売までに読みたいものだ。



02/11/29/fri

■ウスター

 お昼ご飯を食べていたら、なぜかソースの話になった。東京で育った私は、ソースといえばブルドッグかキッコーマン。でも関西に行くと、碇とかオリバーとかがあって、「ソースってご当地もん?」と思ったりした。もちろん広島ではオタフク。あ、キッコーマンは全国共通か。

 で、なぜか「ウスター・ソースは嫌い」という意見でみんなの一致をみた。

 嫌いなんだよなぁ。子供の頃、ウスター・ソースがかかっているものには手をつけなかったくらい。なんだかしゃぶしゃぶしていて、気に入らなかった。ソースは中濃、トンカツソースにかぎる。

 てな話だったので、つい言ってしまったのだ。

 「ウスターって、“うすい”からウスターなんですか?」

 間髪入れずに、机をドンドン叩かれた。すっごい身体のキレがいいリアクションだったと思うほどに素早いリアクションだった。「じゃあ、“ター”は何?」という声も。

 ウスター・ソースのウスターは、イギリスのウースター州だった。ウースター州で作られたから「ウースター・ソース」なんだと。『世界大百科事典』をみたら、たしかにそう書いてあった。「ウースター・ソース」っていう見出しもあるよ。ひえー。ほんとだあ。ダスターとかガスターみたいに、ターでなんとなく名前にしちゃったもんかと思っていたよ。ウスター。あなどれんな。嫌いだけど。

 家に帰って同居人に、「ウスター・ソースのウスターってなんだか知っている?」と聞いたら、知らなかった。ふっふっふ。机をドンドン叩いてやる。でも「人の名前?」と言ってきた。「うすいから」と言ってくれれば、仲間意識をもっと強固にもてたのに。
 あげく、「じゃ、コイターソースもあるの?」といぢめられた。



02/11/28/thu

■柳沢教授

 CMで見て初めて知ったのだけど、テレビドラマでやっている「天才柳沢教授の生活」で、柳沢教授をやっているのは松本幸四郎だったのね。

 似合わないと思う。
 私は、橋爪功だと思っていた。これじゃベタだけど。


■自己嫌悪^3

 自分が情けなくて自己嫌悪の3乗中。

 その1 あまりに無知。百科事典に「大項目主義」と「小項目主義」というのがあるということすら知らなかった。でも、世の中は広い、とも思う。

 その2 あまりに要領が悪い。別のことを同時並行でできない〜。人間は基本的にシングルタスクだとは思うけど(聖徳太子じゃないしぃ)、そうは言っても切り替えてもう少しチャカチャカ進められてもいいと思う。

 その3 あまりに頭が悪い。ふつうに知らない、わからないのはいいけど、理解ができないのはまずいよなぁ。これはひたすら迷惑をかけてしまう。

 しかし、自分の弱点がわかったということで、明日から改善するべく元気になろう。じゃないと「あまりにうっとうしい」という「その4」が加わってしまうからね。ペースがつかめてくれば、地に足がついて、少しは改善する可能性もあるだろうし。

 もしこれが新卒だったら……。こわいー。30も半ばをすぎた図々しさがあるからいいけど、20代前半だったらぺしゃんこかもしれないな。あ、でも20代の向こう見ずというか恥知らずさというか、勘違いで元気だったかもしれんな。


■パソコン買うぞ

 さー、仕事も一段落ついたし(といっても忙しいんだけど)、パソコン買うぞ。IBM謹製「Think Pad X30」も発売になったし。でも、まだ高いなぁ。20万円以上パソコンにかけるのは、何年ぶりになるのかな。92年3月に買ったNECのノートでたしかNSTとか言ったのが30万だったけど、その後は2台とも15万円くらい。今回はハードディスクと無線LANをどうするかで、下手すると30万円ちかくなっちゃいそうだから、方針をしっかり決めないといけない。

 でもワクワク。こんなんでワクワクしていてはいけない気も、ちょっと。だって女の子なんだもん(←言ってみただけ)。



02/11/27/wed

■4カ月ぶり

 やっとこさっとこ、歯が入った! 実に4カ月ぶりに、左側の歯でもちゃんと噛めるようになった。うれしいぃ。片側だけで噛んでいると、ほんとに疲れるのだ。だんだんと顎がカクカクいうようになってしまっていて、「これってアゴの手術受けた私には過酷な状況なのでは?」と心配していた。あー、とりあえずよかった。

 えー、俗にいうブリッジな人になったとさ。歯磨きがたいへん。


■入手本

朝永振一郎著/江沢洋編『量子力学と私』岩波文庫
→前々から買おうと思いつつ、やっと購入。このタイトルからサイバラ画伯を思い出すのは邪道だろうか(いや、王道だな)。ただしその場合は「量子力学とわたくし」と平仮名書きになるのだろう。サイバラ画伯だったら、このタイトルで何を描くかなぁ。

前野昌弘著『微粒子から探る物性七変化 コロイドと界面の科学』講談社ブルーバックス
→「あっ、前野さんの本だぁ」とタイトルの「粒子」という部分だけに反応して注文した。が、【いろもの物理学者】こと前野昌弘さんではなく、同姓同名の化学屋さんの前野昌弘さんのご著書でした。よくよくみれば「物理学者」さんの本のタイトルではないわなぁ。でも界面やコロイドの話はけっこう好きだからいいもん。←なんだか意地を張っているように見えるな。

小柴昌俊著『ニュートリノ天体物理学入門 知られざる宇宙の姿を透視する』講談社ブルーバックス
→本来だったらちょうどノーベル賞のころを狙って復刊するはずが、遅れてしまったらしい。とはいえ、すでに仕込んであったのは大正解。えらいっ。

小柴昌俊著『ようこそニュートリノ天体物理学へ』海鳴社
→こっちは講演をまとめたものらしい。新書で安いので一緒に購入。



02/11/26/tue

■二度といかん

 失敗した。前にもヒドイ目にあっていたのを、再びヒドイ目にあって思い出した。【集英社】のサイトのクッキー地獄。キャンセルを押し続けた。たぶん100回以上。クッキー埋めてもいいから、1個にしてくれぇぇぇぇ。キャンセルを押し続けて、腱鞘炎になったらどうしてくれるぅ。


■よのなか

 同居人がふだんより2時間ほど早い出勤だったので、一緒に出てみた。私も普段より2時間近く早い。「これって、けっこう空いているのかなぁ」と期待しながら駅へ向かった。

 うっ。ふだんより混んでいる。

 7時半前には電車の中にいたのに。「なんで普段より混んでいるの?」と思いつつ乗り換えたら、やっぱりふだんより混んでいた。うげげ。逆方向なのに、なんで。
 ひとつの要因は子供らだ。制服姿の中学生や高校生がうじゃうじゃいる。そっか、ふだんの時間帯だとせいぜい大学生くらいだもんな。子供らがかたまっていると、うっとうしいと思ってしまう。

 しかし子供らを差し引いても、普段より混んでいる図をみて「よのなか」を思い知る。私が甘もうございました。7時過ぎに家を出たから早い気分でいたけれど、それってごくごくフツーなことなのですね。反省。

 それと、京王線に乗り込んできた女子高生に驚愕。座席で膝の上にカバンをのせ、そこから繰り出す化粧品の数々。もちろん制服姿。最後はマスカラまでばっちり塗っていた。ここはどこ、私はだれ? 電車のなかで化粧をするな云々ではなく、制服姿でマスカラまでバッチリメイクする現実に、すっぴんのおばさんは隣でおののいていたのでした。電車って揺れるのに、よくできるなー。命かけているんだろうな、まつ毛に。

 呆れるとかいうより、なんというか発情期のパワーを感じてしまいましたわ。ついでに私の眉も整えてくれたらいうことないんだけどな(←眉の形をつくるのが怖くてできないやつ)。


■お空もスカスカ?

 【たざき先生】にお会いして、ちょっとご相談してみた。忙しい中、いろいろお話くださってとてもありがたい。お目に掛かると、なんというのか「がんばろう」と思えてくる方で、不思議な感覚だなぁ。もちろん自分のふがいなさやダメダメも再確認しちゃって凹むけど、そのあとふつふつと「でもがんばるもん」と思えるわけで、とてもまっとうな教育者でもある方なんだなぁと思う。というわけで、クニエはがんばりたいです。

 前にコメントくださった【万物はスカスカ】についても、ちょっと話した。なるほどなるど(ココはちょっと自粛)。
 で、お別れしてから暗くなった空を見上げて、この間ふっと感じた疑問を思い出した。

 ニュートリノが通り抜けていく様子を、大きくしてなんとなく想像してみた。もちろんすごく平板化したものだけど。私の中に浮かんだその様子は、宇宙空間を飛んでいく彗星みたいなものだった。

 この想像図が適切かどうかはとりあえずおいておいて、彗星に注目して疑問が発生。前に、シューメーカー・レビ彗星が木星にぶつかったんだっけ? いろんなところでいろんな彗星がいろんなものにぶつかっているんだろう。
 彗星にとって他の星や惑星、衛星というのは、ニュートリノにとっての電子たち程度にスカスカなんだろうか。スカスカ具合に違いがあるのかなって、ふと考えたのでした。さて、どうやってこのあたりの話を調べようかな。


■中島みゆき

 なんと、みゆき様が紅白歌合戦に出場するんだそうだ。

 時は移ろうものよのぉ。



02/11/24/sun

■重し

 なんだか人間がヨレている。同居人には「情緒不安定。どしたの?」といわれる。たしかに自分でもそう思う。月例不安定期間は通り越したはずなんだけどな。自分の精神状況は分かるんだけど、きっかけがはっきりしない。ひとつは去年亡くなったMさんのことをふと思い出してしまったからだというのはわかっているんだけど。私のなかで、やっぱりまだ受け入れられていないんだろうな。

 そうは言っても、日常は続く。特集用だけど積み残していた図版の下書きをする。あ、わかった。あと1本原稿が入らないのも、情緒不安定の理由のひとつだっ。……そうとう情けないな、わし。

 情緒不安定が故に、せっかくいまさらながら読もうと引っ張り出してきた『エレガントな宇宙』(ブライアン・グリーン著、草思社)もカバンの中で、ただの重しと化してすでに1週間経っている。ヨレた状態になると、電車に乗っている時間に本が読めないタチだというのがわかった。白っぽい本だからこの本はさすがにカバーも付けてあげたのに、ずっとカバンの中に鎮座ましましている。通勤のお供といっても、読書じゃなくて徒歩部分の負荷として共してもらっているんじゃ、まずいな。

 しかし、そろそろ1年前の本になってしまうぞ。この間、やっぱり去年の12月に出た『神と悪魔の薬サリドマイド』(トレント・ステフェン、ロック・ブリンナー著、日経BP社)を読んだりと、読み残していた本を読むのがマイブームになりつつあったんだけどなー。


■訂正

 【ザ・サカナマン(11/20のてくてく)】のメモで、今の漁船に乗っているのは「フィリピン人かマレーシア人」と書いたけど、まちがっていた。私が聞いたのは「フィリピン人かインドネシア人」だった。お詫びして訂正します。


■入手本

マイクル・ベイデン、マリオン・ローチ著『科学が死体に語らせる 驚異の法医学捜査最前線』早川書房
→ここのところ法医学関連の本がまたいくつか出ているような気がする。そこそこ人気のある分野なのだよな。この本は表紙がちょっとエグいかも。ぜひ一度クリックご覧あそばせ。いただきました。どうもありがとうございます。



02/11/23/sat

■お祝い

 学生時代からの友人の結婚式があった。久々に出向いた横浜で、懐かしい顔が集まっていた。10年振りくらいの人もいる。顔がわかっても名前が出てこなかったりするのは、みな一緒みたいだ。
 今日の結婚式は、式場の山手教会が満杯になるほど。新郎と新婦の年齢差があるので、それぞれの友人たちがあまり重なっていなかったことも参加者が多い理由のひとつだったのかもしれない。

 11月とは思えない寒さの上にみぞれ混じりの雨がパラついてはいたけれど、ほんとうに「おめでとう」という気持ちでいっぱいになった。彼女が逝ってからの8年という時が新しい幸せとなって、SさんとCさんの上に降り注がれることを心から祈りつつ。



02/11/20/wed

■ザ・サカナマン

 前に【ナブラ(10/05のてくてく)】というビデオを見たが、今晩は、同じ監督が『ナブラ』よりも前に作った『ザ・サカナマン』というビデオを見た。

 前の『ナブラ』は昭和57年くらいのカツオ漁だったけれど、今度の『ザ・サカナマン』は昭和52年から53年にかけて10カ月にわたるマグロ漁。サブタイトルに「一漁師キャメラマンの現状報告」とあるのだから、この監督さんはカメラを回していないときは漁師なのだろうな。カツオ漁が1本釣りだったのに対し、マグロ漁は縄漁と呼ばれるものだった。縄に一定間隔をあけてエサをつけ、船から垂らす。で、巻き上げていた。たまに縄が切れてしまい、そうすると縄が見つかるまでずっと「浮き」を頼りに見渡す限りの海を探すのだ。

 カツオ漁に比べて、期間も漁場までの距離も長い。エクアドル領海でずっと操業していた。途中パナマのバルボア港でいろいろ補給したりしながら、漁を続ける。402トンの船で水揚げは300トン目標。それが獲れると帰っていく。

 今から30年近く前のマグロ漁の様子だった。『ナブラ』を見たときも、「今はどうなっているのだろう?」というのが気になっていたが、ビデオの出所である同居人の職場にいる漁に詳しいという人からの情報によると、漁の方法自体はあまり変わっていないらしい。

 しかし大きく変わったことがある。
 漁師たちが、この2本のビデオに映っているような日本人ではなくなっているらしい。大半の乗組員達がフィリピン人やマレーシア人になっているのが日本の漁の現状だという。
 それがどれくらい事実かどうか、実際の様子は知らない。でも、たぶんそうなんだろうな、と思った。



02/11/19/tue

■どうにかこうにか

 ちょっとばかし遅れながら私の分の作業はいったん完了。はー。あとは細かい作業だ。それに送ったファックスがやっぱり届いていないのかな、という事態。前も届いていなかったところなんだけど、何か相性でも悪いんだろうか。ふむ。


■メールアドレスを変更する人

 今日、ひさびさにウイルスを見かけた。なんかタイトルがDOSくささを臭わせようとしているの。でも、.exeとかつけちゃってくるから、もう明らか。アホやね。

 それで思い出したことをひとつ。

 先日、知人からメールアドレス変更のお知らせがきた。この方からのお知らせはいつもメールアドレスの変更だ。それ以外の内容のメールをもらったことがないなぁと思っていたら、変更のお知らせをもらうときの法則に気が付いた。

 彼はウイルスに感染すると、メールアドレス変更のお知らせを送ってきた。

 えー、別に変更してもかまわないことはあります。でも、もちろんウイルスに感染したのはパソコンであって、メールアドレスじゃない。きっとウイルスに感染するとそのメールアドレスにウイルスが貼り付くと思っているんだろうなー、と想像している。単に気分が悪いから変えているのかもしれないけれど、けっこう不思議だよなと思う。



02/11/18/mon

■寝不足

 寝不足で歯医者に行くと、横に倒されたときにウトウトしてしまう…。って変かな。でも、かなり平らまで横になるんだもの。



02/11/17/sun

■ラスいち

 あと1本だぁ。明日の朝までに終わるかっ。


■読了

 読み終わっていた本を2冊メモ。

レベッカ・ブラウン著『体の贈り物』マガジンハウス
→ほんとうに珍しくフィクション。エイズ患者のサポートをする女性の視点から描いた日常。エイズが話題になり始めたころと、今は大きく変わってきた。患者を取り巻く環境もそうだが、何より治療により長期生存する患者が増え、いまでは「共に生きていく病」となりつつある。もちろんそれは先進国に限られているのは言うまでもない。またPWA、ピープル・ウィズ・エイズにとって、HIVに感染する以前と同じであるわけもない。だが、そうした状況を受け入れる。人間の最大の魅力は「受容」という力なのかもしれないと思った。

勝村久司編著『レセプト開示で不正医療を見破ろう! 医療費3割負担時代の自己防衛術』小学館文庫
→レセプトがどういうものか知っている人の割合はどれくらいだろうか。著者らの働きかけで97年からレセプトが開示されるようになった。しかし自動的に病院の会計で渡されるものではない。自ら所属する保険機関に開示を申し込まないとならないのだ。
 私自身を振り返っても、これまで開示請求をしたことはない。これではいけないと思う。が、やはり面倒くさいというのが本音だ。医療消費者としての責任をまっとうしなければいけないのだが、喉もと過ぎればなんとやらの諺通り。そういう見過ごしが細かいところのチェック不足をまねている。だが、せめてこの本を手元において、いざというときに迅速なアクションを取れるように準備だけはしておきたい。
 医療関連の(ユーザーとしての)責任と満足度にかんしては、ここのところ思うところ多々あり。どこかでまとめておきたいものだ。



02/11/16/sat

■カウントダウン

 今日、2本終わって後2本。あー、月曜日までに終わるかなー。

 図版もちょっと心配だなー。



02/11/15/fri

■天然記念物

 「スキャナーをもっていない」と言ったら、「ええ? いまどきスキャナーを持っていない人がいるんだ!」とたいへん驚かれた。そうか、そういうものなのか。OCRの精度に不安があって買いそびれたままだったんだけど、あんまり必要性を感じていなかった私はちょっとびっくり。

 「天然記念物」らしい。考えたら、我が家のファックスはいまだオートカッターすらない。つまり、感熱ロール紙なのだ。今時のファックスにはスキャナーがついていることが多いからなー。……うちのファックス、もう丸6年使っているわ(その前のファックスも6年ちょっともった。そろそろ寿命かな)。

 ま、「購買」と「必要性」というのは、「必要性→購買」ではなくて「購買→必要性」てなもんなんだろうな。



02/11/14/thu

■みーみー

 夜ウォーキング以外は仕事仕事仕事(涙)。ひっぱてきた仕事が佳境なのよ。



02/11/13/wed

■みー

 夜は同居人と途中の駅で待ち合わせて、そこから歩いて帰る。運動不足解消(のつもり)。



02/11/12/tue

■おいつかん

 追われまくる日々。


■読了

トレント・ステフェン、ロック・ブリンナー著『神と悪魔の薬サリドマイド』日経BP社

→日々に追い越され気味のなかで地道に読んだ。大事な本だ。いつの日かサリドマイドが使われないで済むだけの薬剤が登場するだろうか。有望株の薬はあるとのこと。サリドマイドの場合、低い確率になったとしても避けきれない催奇性と神経障害という副作用がある。骨髄腫などの患者さんにとって頼みの薬である以上、その事実を自覚した上できちんと承認、管理すべきだろう。
 この本の中に、いくつか印象的な場面があった。サリドマイドを再び社会に出すことは、やはりためらいを多くの人がもつ。それは、有益だからとナチの医師達がアウシュビッツで行ったことを利用するようなものだと感じるのだという指摘があった。ほんとうにそうだと思う。

 サリドマイドが再び使われだしことを初めて報じたメディアがCBSの「60ミニッツ」だった。たまたまその邦訳版である「CBSドキュメント」を昔みた。そのとき日本ではそれほど話題になっていることではなかったが、その記憶がずっと残っていた。今回、サリドマイドの発端からトレースしたこの本で一通りの流れを確認できてほんとうによかった。
 日本では、サリドマイドの承認はどういう方向へいくのだろうか。注目しておきたい。



02/11/10/sun

■体に悪いスタートレック

 今日から、「スタートレック」の第5シリーズ「エンタープライズ」が始まるらしい。そのためかCSのスーパーチャンネルでは昼からぶっつづけて第3シリーズ「DS9」をやっていた。この「DS9」の最終回を見損ねていたらしいトレッキーの同居人は、しょっちゅうテレビにかじりついている。

 そして夜10時からは、第1シリーズの背景を描く「エンタープライズ」の第1回と2回。同居人の顔を覗き込んだら、目がしょぼしょぼしている。スタートレックは体に悪いもんなんだと学習した1日だった。


■環境だけではない理由

 【読了メモ(02/11/07のてくてく)】に、『デジタルを哲学する 時代のテンポに翻弄される〈私〉』(黒崎政男著、PHP新書)で取り上げられていた三洋の「洗剤のいらない洗濯機」のことをちょっとだけ書いた。

 なんか自分で書いたことに違和感があるなぁと思っていたら、今日、わかった。黒崎さんが「トレードオフ」という視点で環境問題の根っこにあることを指摘してくれたのは、たしかにありがたかった。
 自分の中に残っていたのは、「でも次に洗濯機を買うときはこの三洋のにするだろうな」と思っていたことを書き忘れたことだった。その心は、「私も同居人もひどいわけじゃないけどアレルギーがあるから」。洗剤を使わないことが環境への負荷を下げるかどうかといったマクロな視点だけでなく、個人の事情による理由が現実的にはけっこうあるんだよな、ということだ(黒崎さんがそこを無視しているわけではない)。その辺をメモしておこうと思って忘れた。



02/11/09/sat

■週末は眠い

 どうやら週末はただただ眠いようである。季節の大変化に体がついていっていないせいかもしれない。残っている仕事が佳境に差し掛かっているのに、と思うと気が気でないけど熟睡している。これってほんとに気が気でないのだろうかと自分でも思うほど。

 が、勤めだしてからの変化を2つ感じている。

 ひとつは季節も相俟って、フケ。そんなフケ症ではないのだが、少し増えた気がする。乾燥しているところへ、やはり新しい仕事、新しい環境というストレスがあるのじゃないかと自分では考えている。前にもすっごく忙しくなったときに、フケが増えた。

 もう一つは、夢。あんまり夢をみない、というか覚えていないタイプだったのだが、ここのところ夢がいろいろ華やか。それなりにいろいろ情報処理に苦労しているのかもしれないと感じる。ストレスフルではないにせよ、まだ自分がこの生活に馴染んでいないことの証左なんだろうな。

 あと夢の内容が、けっこうクリアになってきたことかな。前はたまに見ても、他人に説明できないものだったのだが、最近はそれなりにまとまりのある夢になっている。
 自分でいちばん驚いたというか、「ほー」と思った夢は、「携帯電話の跡」だった。

 外に出るようになったので携帯電話を前よりは使うようになったのだけど、着信がちゃんとわかるようにGパンやチノパンのポケットに入れている。で、ちょっとキツメのGパンだったとき、トイレで太股に何やら長方形のぼんやりとした跡があったのだ。なんかその跡がかゆくなるような気がしていたんだけど、夢で見たのはこの続き。
 「携帯電話の電磁波で太股の肉が電子レンジのように温められて、低温火傷になっているんだよ。それでかゆいんだよ」と布団の中で太股を掻きながら賢明に主張していた。夢のなかでもちゃんと寝ているあたりが睡眠にさもしい私らしい。
 きっと実際、なんかの理由で足がかゆかったんだろう。そんでもって、夢では「携帯電話のぼんやりした跡」の記憶にスイッチが入ったのではなかろうか。

 こういう現実と結びついた夢を見るといっつも思うけど、人間ってケナゲな生きもんだよなぁ。こんなことまでちゃんとひっぱってくるんだから。



02/11/08/fri

■いまさら読み中

 去年の12月に出たからほぼ1年前か。『神と悪魔の薬サリドマイド』(トレント・ステフェン、ロック・ブリンナー著、日経BP社)を読み始めた。

 ここのところサリドマイドが新聞に登場することが多かった。個人輸入が増え、骨髄腫の患者達による承認要望、そして無許可での国内製造・販売まででてきた。
 そうしたことがあって必要に迫られ、積読だったのを引っ張り出してきたんだが、ぐいぐいと引き込まれる内容だ。私たちの世代ならば、薬害事件といえば圧倒的にサリドマイドだったと思う。いま「薬害」といえば最初に出てくるのはやはり「エイズ」だろうけれど。
 薬害事件が起こってみれば、その構造はどこも似たようなものだ。ドイツの製薬会社グリュネンタールの杜撰というよりも意図的と思える治験、初期に届いた危険性を知らせる声の無視、行政的な癒着や利権構造……。国や時代を問わないのだと思うと、脱力感が大きい。

 そして今、催奇性が大きな被害をもたらして世界から葬り去られたこの薬が、対がん治療薬の救世主的な位置づけで再注目されている。ある人にとって忌むべき薬が、ある人にとっては頼みの綱の薬となる。とても難しいのはたしかだ。

 それにしてもやっぱり去年、手に入れたらさっさと読んでおくべき本だったなぁ。まぁ、今回も仕事に関連しているのでいいんだけど。



02/11/07/thu

■いやらしい写真

 昨日から、このパソコンの右斜め前になんだかいやらしい写真が置いてある。

 なんの写真かというと、同居人の胃の中。昨日、私が鼻麻酔となっていたころ、彼は胃カメラを飲んで、喉麻酔の人だったのだ。

 内視鏡やエコー(超音波診断)の場合、何事もリアルタイムだというのは楽でいいだろうな。そして診察室を出るときに、「今日の記念に」と自分の胃の中の写真をもらってきたのだった。
 1枚の印画紙に4カット映っている食道から十二指腸にかけての様子は、とってもきれいなピンク色。人間ドックで「瘢痕がある」と言われての胃カメラだったのだが、きれいなもんである。なんにもなかったらしい。
 そして。きれいなピンク色の人間の内部は、なんだかいやらしいのだ。格段、どこがどうというわけではないのだけど、なんとなく。不思議。

 私がいちばん感動したのは、一番最初のカット。たぶん声帯が映っている。ここが震えて声が出るんだよなぁとしみじみ眺めてしまった。日本語教師養成講座で出てきた説明図とたしかに似ている。似ていて当たり前なんだけど。食道はツルンとしててツマラナイ。胃はなんだか大きなたらこがあるなぁと思ったら、襞だそうだ。それにしても、どこもかしこも血管が細かく張り巡っている。なんというか、よくまぁ、こんがらがらないでこんなに細かくと思う。で、その細いところまで血液さんは、律儀に流れていくのだよね。そう思うと、コレステロールなんかでドロドロした血や血管内に余計なもんをため込む食生活はやめるべきだろうとちょっとだけ思った。

 ……いいなぁ、自分の中が見られて。
 ところで、いい加減閉まってくれ、この写真。


■読了

黒崎政男著『デジタルを哲学する 時代のテンポに翻弄される〈私〉』PHP新書
→好きな著者の本について何か書くと、ラブレターみたいになりそうで気恥ずかしい。が、やっぱりピシピシと喜んでしまう自分を隠せない。

 いろいろ思うところはあるのだけど、いちばん怖かったのは「しかし、電子メディアの時代においては、すべてがおしなべて<情報>である。かつては思想の深さ、強靱さの証でさえあった<難解さ>はヒステリックなほどに排除される。一度見たり聞いたりしただけで理解されないようなメッセージは、検閲されて<容易さ>に解体されるか、あるいは無視をもって迎えられる」(p93)だった。この少し前には「私の個人的体験にすぎないかもしれないが、自分との対話をじっくりを重ねながら学び味わったものは、いわば<体得>されたものとして、私に染み付いているが、早分かり方式で仕入れた情報は、私にはなんの痕跡も残さず、あっという間に消え去ってしまう」(p84)とある。

 どきっとした。「わかりやすさ」は金科玉条のお題目として通る。たしかに「わかりやすさ」は大事だ。そこに腐心している。が、いっぽうで不安がある。「スポイルではないか」。「わかりやすさ」を求めているうちに「過剰なわかりやすさ」にはまり込んでいる瞬間をたまに自覚する。「わかりやすいもの」も「難解なもの」も、いろいろなものがあってほしい。だけど、溢れかえるほどにいろいろあると、それはそれで何もないに等しくなりそうだ。「わかりやすさ」を意識するときに、その裏にあった不安が指摘されたようだった。

 「洗剤のいらない洗濯機」を取り上げたところでも、どきっとした。この場面で「トレードオフ」という視点をちゃんと出してくれたのがありがたい。洗剤はいらないが、その分、水と電気は食う洗濯機でもあるのだ。
 とまぁ、ことほどさようにいちいち腑に落とされちゃうわけで、すっかりいいカモ読者の私だった。



02/11/06/wed

■鼻麻酔

 「パソコンが壊れたぁ」「辞めたいぃ」という不幸の電話に取りつかれて、火曜日の布団入りが午前2時になったもんで、朝から眠い。

 眠いけど今日は歯医者。本来治療すべき歯とは違うところに穴が出現した。先週の歯医者の直後、ポロリという感じで何かが落ちた。落ちれば当然、あとにスペースがある。舌で触ってみると穴くさい。合わせ鏡をできるような小さい鏡がないので、カスがつまらないように注意して過ごしていた。だから今日は開口一番「虫歯ができました」と告げる。
 したらそれは「虫歯ができた」んじゃなくて、「詰めてたものがとれた」状態なんだそうだ。とはいえ、なぜとれるかというと、中が詰め物よりも大きくなったから。結局虫歯じゃん。

 本来治療すべき歯か、新たな敵かどちらかを選べと言われても判断に迷う。でも治療中の歯は痛くない。新たな敵は痛むかもしれない。なので、新たな敵を先にやっつけてもらうことにした。

 というわけで、久々に麻酔。神経に届いていないといいなぁと祈りつつ、チクッと上の歯茎が麻酔注射の針で痛んだ。

 上の、やや前方の歯。その歯のために麻酔をかけると、上唇の左側はびよぉぉんと腫れまくっている感じに思える。麻酔が効くにつれ、その範囲が広がる。このままいくと……。

 左側の小鼻も麻酔がかかってしまった。

 そんなに強くではないけれど、鼻がすっごくヘン。触ってもゴムみたいに感じる。いちおうは動く。でもなんかヘンな動きだ。治療中は必死なのですっかり忘れていたが、歯医者を出て、麻酔のかかった鼻についていろいろ考えた。

 その1 麻酔がかかった状態の鼻で、鼻水をすすることはできるのか? 粘性が若干でも低い鼻水だと、すぐに垂れそうな気がする。

 その2 麻酔がかかった鼻は、匂いをちゃんと嗅げるのか。

 今日は、鼻水たらしではなかったので「その1」は不明。「その2」も右の鼻はふつうなので、なかなか実験できない。匂いを感じたら慌てて右の鼻を押さえてみるけれど、記憶に残った匂いを感じているのか、麻酔鼻で嗅いでいるのか、判然としない。

 あれこれ試そうとしているうちに、麻酔は切れてしまうのである。残念。


■読了

マーク・ハーツガード著『だからアメリカは嫌われる』草思社

『世界の環境危機地帯を往く』の著者によるアメリカ批判の書。
 著者が世界をまわって行く先々での会話を元に、いわば外からアメリカを描き出す部分は著者の真骨頂だと思う。個別的な話からポイントとなる部分を取り出すうまさは群を抜いている人だろう。まっとうな感覚の人だなぁと改めて感じた。
 去年、友人のUさんがアメリカから帰ってきたときに「アメリカ人なんて、海外に出たことあるの2割もおらんで。全然しらんわ」と言っていたのと同じことが書かれていて大笑い。ハーツガードはブッシュが大統領になる前に3回しか海外旅行に出たことがないのを指して、パスポートを持っているのが14%の国民の代表としてはぴったりだという。こういう細かい具体的な話がうまく挟み込んであって、意外なアメリカの一面もわかる。

 基本的には好きな著者だし、好きなスタイルだ。が、今回の本は後半に進むにつれ、「外に立つ(ことを自覚している)著者」ではなくなっているような印象。もちろん悪いわけではないのだけれど、著者が選んでいる「旅」というスタイルがうまく活かせていない気がした。どうしても「論」が主体になりがちだからかな。特にフロリダでもめた2年前のアメリカ大統領選の話になると、私は読みながら疲れてしまった。大事な部分なんだけど、私に土地勘がないのでハーツガードが書くことの位置づけに苦慮したからかも。

 それにしても、ここに書いてあることの固有名詞のいくつかを置き換えると、そのまま日本のことにもなりそうだ。そしてきっとイギリスの人もそう思うんじゃないだろうか。フランスやドイツはどうだろう? もちろんアメリカの位置づけは著者のいうように別格だとは思うけれど、人はどこでも似たような振る舞いをしているんじゃないかと思いしせらされた気分で、そっちのほうが薄ら寒かったかも。
 となりの芝生はひたすら青いんだな。



02/11/04/mon

■アレルギーかっ

 どうも目がかゆくて、鼻がぶしゅぶしゅしてきて、喉がイガイガしてきて、頭もぼーっとして、体温調節がうまくいかなくなりやすい。風邪かな、と思っていたけれど、どうも「これはもしやなにかのアレルギーがついに出たのでは?」と思うに至った。
 アレルギーの先輩である妹に今の時期は何がアレルゲンとして多いかと聞いたら、ブタクサかイネ科の終わりくらいという。が、その前に即答したのは「ハウスダストじゃないの?」だった。そういわれると何も返せない、ケサパサだらけの我が家。うーん、やっぱ、ハウスダストのコップがいっぱいになっちゃったのかなぁ。

 思い立って、ユーカリのオイルをアロマポットで焚いてみた。けっこう効果がある感じ。少しかゆみやくっさめが落ち着いてきた。

 そのためかどうか定かではないが、とにかく病的なまでに眠い。夜もしっかり寝ているのに、起きてから3時間もすると眠くなってくる。昼寝をしても夜またすごく眠い。これは何か不調のサインだろうか。寝る子は育つというが、寝る大人はどうなるんだろう?


■天満情報inまんてん

 天満が映ることがあるので、つい見てしまう「まんてん」。このドラマのキャスティングはめちゃくちゃだなぁと思いつつ、風景に目をやる。どうもランニングしているのは天4か天3あたりみたいだ。そして最後に登場した本屋さんは、

  【西日本書店その1】
  【西日本書店その2】

じゃなかろか。天満といっても、最寄り駅は堺筋線などの南森町にある本屋さん。けっこう奥行きが深くて重宝していました。
 南森町は地元の人はよく知っている、DTPの街。そこここにアップルマークを掲げたオフィスがある。そのためか、西日本書店は店の規模からすると、デザイン系の本が厚めだと思う。



02/11/03/sun

■読了

アンドリュー・スピールマン、マイケル・ド・アントニオ共著『蚊はなぜ人の血が好きなのか』ソニー・マガジンズ

→蚊がいかに巧妙な生物かが、「ですます」調でとっつきやすく書いてある。「蚊に刺されること」をほとんどの日本人は意識したことがないはず。しかし、その蚊がやっかいな感染症たちを連れてくるのは世界的な事実。温暖化によって日本までもが、マラリアという困難な感染症を媒介するハマダラカの生息域となりそうな昨今、日本人でも蚊に無関心ではいられなくなってきた。温暖化だけではない。世界中、飛行機があればどこでも行ける。人の行き来は蚊の生息域拡大に一役買ってきた。成田空港でも日本にはいないはずの蚊が飛行機に乗り込んできた例が確認されている。
 そんな蚊についての一般向け入門書としてけっこう有用だろう。

 蚊と人間ははたして共存できるのか。DDTという攻撃でいったんは勝利を収めたかのように思える人の蚊制圧も過去の話だ。やみくもな駆除が評価される時代ではない。もちろんやみくもに駆除できるものでもない。細菌と同じく、駆除剤への抵抗性を蚊も身につける。
 だとしたらやはり共存しかない。共存というよりは棲み分けになるのだろう。蚊が好む水たまりを余計に作らない、家に網戸をつける、蚊が好むエリアにむやみと入らない、など基本的なことをいかに実行するか。この本を読んで、そうしたことの確認がほんとうに大事なのだと教えられた。それほど、今の日本の特に40歳以下は蚊による被害はそれほどピンとこなくなっているのだ。

 ちなみにタイトルをみると蚊は人の血だけを選り好んでいるように思うけれど、そういう話ではない。原題は「MOSQUITO A Natural History of Our Most Persistent and Deadly Foe」。なんとなくで訳すと「蚊 もっともしつこく我々をねらう敵の自然誌」てな感じかな。



02/11/02/sat

■当て字2

 【八百屋さんは当て字の宝庫(02/10/30のてくてく)】と書いたら、さっそくIさんが実証例を提供してくれた。ありがとう!

 Iさんがみかけた八百屋での当て字は、

   人肉

 もちろん「ニンニク」のこと。ニンニクはたしかにちょっとやっかいではある。「大蒜」だからね。読めない人も多いだろう。しかし、なぜわざわざ「人肉」つまり「ジンニク」を当てるかね。Iさんは一言「最悪」と言っていたが、最悪すぎる。

 ふと思ったのだけど、八百屋さん業界には「奇抜な当て字文化」があるんじゃなかろか。「どうだ、この当て字、いけてねーか」とか「今日の当て字はウケルぜ」とか、密かに当て字で競っているのでは?


■どうにか回復

 昨晩、陥ったカンマ地獄から脱出すべく、外付けキーボードだの、ドライバー(これはデバドラじゃなくてノートパソコンを開けるための物理的なドライバー)だのを準備して、いざ。

 やっぱり最初はピーピーピーピー泣きわめく。どうにか電源を落として、キーボードを外してみる。前に若松通商さんがやってくれたように後ろ側のネジを3本抜くと、キーボードがパコンとはずれた。そこへ登場、エアダスター。いちおうきれいになったようなので、今度はネジを回してキーボードを取り付けた。

 で、起動。……ピーピーピーピーうるさい。外付けキーボードをはめてみても、やっぱり不安定。そもそもキーボードが両方効いちゃうからね。

 結局、最後はカンマ地獄の本丸、カンマ・キーに攻め入った。マイナス・ドライバーをテコの要領で使い、「エイッ」とカンマ・キーを上に持ち上げた。キー自体ははずれなかったが、少しは上がったのかもしれない。その後は、ピーピー泣きわめくこともなく、ふつうに打てるようになった。いわば応急処置かな。

 途中、あわてて外付けハードディスクにここのところのデータのバックアップをとったことはいうまでもない。じつはこの作業をしているときがいちばん不安だったなぁ。とりあえずの回復前だったから。でも、回復できないとなる前に、できるかぎりのバックアップはしておきたかったからなぁ。

 いい加減、キーボードがヘタっているんだとつくづく実感。ハードディスクも足りないし、3年持たずに買い換えかな、やっぱり(HDだけを増設するという手もあるが、結局、いろいろ設定を位置からやり直さないといけないから、だったら買い換えたときにその苦労をしたいのだ)。

 はぁ、しかしなぁ。「セットアップは忘れたころにやってくる」。すっかり忘れたよぉ。仕事が一段落つくまでどうにか頑張ってね、マイ・パソコちゃん。



02/11/01/fri

■カンマ地獄

 帰ってきて、パソコンを立ち上げようとしたら「ピーピーピーピーピー」と泣きわめかれた。

 立ち上がらない。何が起こったのか。そういえば今朝、メールチェックをしていたら変ではあった。どうにか電源を切り、再度トライ。今度は、立ち上げるOSを選ぶときにピーピーピーピー泣き出した。悪化している。
 それもどうにかこうにか電源を無理矢理切って、悩む。はてどうしたものか。

 セーフモードで立ち上げるしかないので、再度トライしてみることにした。緊急用のFDからいったおかげか、今度はなぜか立ち上がった。とりあえずメールチェックだけして、様子を探り始めたら……。

 カンマ地獄に突入。

 エディター画面に突如現れる「,」の嵐。これがひたすらダダダッと勝手に打ち込まれる。カンマが押されっぱなしになっているようだ。これは不気味。ファンクション・キーの押されっぱなしも苦労したけれど、カンマ地獄はウイルスにでも感染したのかと思わせられる気持ち悪さだった。バックスペース・キーで対抗してみたが、かなりシビアな闘いだった。

 たまにカンマ地獄が止まるので、ついウイルススキャンをかけたら、途中でハングアップしくさった。うたた寝した私は、1時間後に止まったままの画面に悄然とした。

 諦めてお風呂に入って寝た。

 以上、2日に書いた1日の夜のドタバタ。




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