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2003年03月のてくてく
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03/03/31/mon
■よくわからないんですけど
ダウナー。ま、そういう期間なんだけど。
でもいくつかはっきりした理由もある。「溝」ってやっぱり埋まらないのかな。「医学」や「生物」はさして問題ないんだけど、「物理」や「数学」は厳しい。この差はなんなのだ。「よくわからないんですけど」というMP吸い取りの術をかけられて、元気ないです。
「物理」でこうだったら、「数学」はどうなるのかなぁと今から気が重い。まずは私が一生懸命格闘中なんだけど、結局「よくわかんないんですけど」となるのかなぁと勝手に先回りしちゃって…。
もちろん「完璧にわかった!」なんていうことを期待しているわけではない(そんなこと言ったら、私も無理。ぜーんぜんわかってないもん)。「へー、そういうもんがあるんだ」という理解(=入り口に立つこと)でいいんだけどな。でも、それは「わかる」とは別次元だから、いつまでたっても「よくわからないんですけど」が続いちゃうんだろうな。「へー、そういうもんがあるんだ」を、満足感とともに感じてもらえるようにするには、いったいどうすればいいんだろう。
一つは、「目的」なんじゃないかとは感じている。「なんでそういうものがあるのか、なんでそんなことをしているのか」というようなことが伝わると、ちょっと変わってくるんじゃないかな。でもそれだけじゃ足りない気がする。きっと「あなたとの関係」があれば、だいぶ変わるんじゃないかと思うのだけど…。「今読まされている訳のわからない話が、あなたとほぅらこんなところで関係があるのよ」という意外性係数とでもいいましょうか。これでもダメ?
■こんなところにも?
歯医者に行った。そうしたら、先週、「心臓バクバク」の原因となった歯科医師にまたあたってしまった。これまでずっと診てもらっていた医者の曜日だったはずなのに。どうしようかと椅子の上でしばし悩む。考えたら、この医師の評価できない点は、朝1番の予約の時間だと時間通りに医者がやってこないことだ。この前も10時の予約だったのに医者が現れたのは10時半近かった。
結局、怖気のする医師に治療してもらうのは歯ではなく身体と精神に悪いと判断し、型を取ったあと、歯科衛生士から言われた「麻酔をしますから」に反応して、「今日は時間があまりないので、麻酔をかける治療をこれからするのはちょっと…」と今日は帰ることにした。10時半の予約だったのに、やっぱり少し遅れていたし。
苦手な医師は近くにいなかったので、こそこそと「これまでの先生は?」と聞いてみた。「大学へ戻ってしまったんです」と言われた。「ほんとうはもう少し居られるはずだったんですけどね」ということだった。つまりずっと診てもらっていた歯科医に、この医院で診てもらうことはもうできないというわけだな。たしかもう一人、歯科医がいたはずだ。「申し訳ありませんが、今の先生の治療を受ける気にならないんです」と伝え、「女の先生は何曜日ですか?」と聞いて、女医さんの日に予約を入れ直した。このまま他の歯医者に移ろうかとも思ったのだが、中途半端に削った状態なので、とりあえずこの歯1本だけは同じところで治療してしまいたい。
土曜日に研修医のアルバイト禁止が撤回されそうなことを書いた。その前段階で、少し前から派遣している医師たちを大学病院が引き上げるようになってきたという報道が、すでにいくつかの新聞であった。医学部だけの話ではない。歯学部も同じことだ。もしかしたら、「もう少し居られるはず」だったこれまで診てもらっていた歯科医が大学へ戻ってしまったのも、この「引き上げ」に関係しているのだろうか? それにしても、医者の世界はよくわからない。
03/03/30/sun
■今年のGWは本と戯れ
在宅勤務化への準備を少しは進めておかないといけないと思い、ブラインドと本棚を注文した。いろいろやってくる資料だのハードだのを収納しないとならないのだ。
その前に、引っ越してから丸2年経ってしまい、すでに懸案事項というレベルを超えて、知らなかったことにしている本の整理をすませなければならない。こんなにこんなにこーんなに大変なことがあろうか。
その数ダンボール箱約50箱分(くらいに増えたと思う)。いちおうダンボール箱からは出してあって、今ある本棚に大半は収まっているのだが、単に収まっているというだけの状態である。本がいまどこにあるか、ほとんどわからない。わかっていても取り出せない位置にいるものだってもちろんいっぱい。諦めて2〜3日使って整理をしようと思いつつ、2年の日々だけが過ぎていったのだ。まるで世良さんの「あんたのバラード」じゃん。「あんた(検索不能な本たち)と過ごした2年の日々をを〜、いまさら返せぇ〜とはぁ〜」……、言ってやる。
その間にも本は増えていった。いまや本棚からは溢れ、背表紙も表紙も見えない未読本たちの霊がウヨウヨしている。成仏させてあげましょう。今年の黄金週間は本供養に決定。ついでに大掃除もしないとね。
■お知らせ
2001年の秋に森山和道さんから引き継いだわけだから、もう1年半になっていたのだな。長い間か短い間かは判断しにくい期間だけれど、1年半ほど勤めさせていただいた【bk1サイエンスサイト】の書評担当編集を3月末で交代することになりました。科学技術コーナー全般を面倒見ていたのは1年前までで、それ以降は書評中心ではありましたが、みなさん、いろいろとありがとうございました。
4月からは、また一書評者になります。ジャンルを担当したり、編集を担当したりすると、前より本が読めなくなっていたし(気移りしがちだからというのもあるかも)、勤めはじめてからは仕事に絡んだ資料ばかり読む日々だったので、書評をする立場に戻れるのはちょっと嬉しいかも。
他の書評者のメンツは特にかわりませんし、後任のスタッフもすでに1年間こまめにメンテナンスをしてくれた方なので、これからも、どうぞお引き立てのほどよろしくお願いします。
■入手本
長岡洋介著『量子力学とはなんだろう』岩波ジュニア新書
→一般向けの「量子力学」では前に痛い目にあった(【02/09/09のてくてく】と【02/09/11のてくてく】参照)。だから、ちょっとドキドキしている。ただ、秋頃読んでいた朝永振一郎の『量子力学と私』(岩波文庫)がわりとよくて、今度の長岡氏のジュニア新書の目次を見ると、その朝永エッセイを意識している雰囲気があるので、気を取り直して読んでみたいと思っている。いただきました。ありがとうございます。
マイケル・シュナイアソン、マーク・プロトキン著『もう抗生物質では治らない 猛威をふるう薬剤耐性菌』日本放送出版協会
→というわけで、久々にbk1の課題本。マーク・プロトキンは読みたいと思いつつ、なかなかタイミングがあわなかったので、これを機会に強制的に。
03/03/29/sat
■研修医のアルバイト禁止はどこへ?
今日の朝日の夕刊に、「研修医のアルバイト可能に」という記事があった。
いまは医師国家試験を通ったあと、新米の医師が受けるべき研修は努力義務という現状である。ほとんどの新人医師が研修医になるようになってはいるが、それでは問題と2004年から研修が義務となると決まったばかりだ。その中の重要な柱として、「研修に専念できるようにアルバイトは原則禁止」の方針を打ち出していたのだ。
しかし、この記事によると厚生労働省は研修医のアルバイトがなければやりくりが厳しい地域への配慮として、この「原則禁止」からの転換を図るようである。
ほんとうにそうなるのだろうか? だったら、去年の6月まで研修制度を検討してきた委員会が出した結論はなんだったのか。検討委員会が1年以上かけて議論してきたことは、役人の判断だけであっけなく反古にされるのか。
賃金面の確保もまだされていない。最低賃金にすら満たない研修医の実態は、最近、広く知られてきた。それを彼らはアルバイトで補ってきたのだ。
大ヒットとなった医療マンガ『ブラック・ジャックによろしく』の、第1回のエピソードは、まさにこの研修医のアルバイト問題だった。「もし死にたくないなら、この国で夜中、交通事故にあってはいけない」という台詞があったはずだ。夜中は、経験の浅い研修医が一人で当直に入ることが多いことを指している。
たしかに地域によっては医師の確保がままならない。医療とて市場原理にのせられる昨今、競争原理が働くエリア、つまり医師が数多く集まる大都会はいいが、それ以外はたしかに医師が不足している。研修必修化に伴い、定員制も取り入れられ、これまで医師たちを派遣してきた大病院も、研修医がまかなっていた労働分を自力で埋めるために、派遣を取りやめる、派遣していた医師を引き上げるという事態になっている。これでは地方都市の病院で医師が不足しない方がおかしい。
だが、そんなことは当初からわかっていたはずだ。それでも打ち出した「アルバイト禁止」じゃなかったのか。打ち出して、一定の評価を得られたら、さっさと撤回するというのか。あほらしい。“配慮”なるものこそ、撤回すべきだ。行うべきは配慮なんかじゃなくて、きちんとした施策でしょうに。
03/03/28/fri
■蛍光灯の思い出
なんだかこれだけあっという間に過ぎた1週間ってはじめてかも。月曜日に会社に行って、気づいたら金曜日だったような。
いま、電車の中でつらつらと『怪しい科学者の実験ガイド スライムから反重力機械まで、一味違う工作教えます』(ジョーイ・グリーン著、ハヤカワ文庫)を読んでいる。届いた原稿を読むのに疲れたときに、気分転換にめくっている感じかな。
「実験」というほどのことでもないたわいのないのもいくつかあったりして、楽しい。たとえば「あぶり出し」とか。そしたら、「人間蛍光灯」というのが出てきた。なんのことはない、「ウールのセーターを着て、暗い部屋に行って、蛍光灯で強くこする」だけ。これは摩擦で静電気がおきて、それでもって蛍光灯が光るのだ。
私は電気が苦手です。静電気人間ではあるけど。
31〜2歳のときに、セーターで蛍光灯が光るというのを、静電気ではなく電気少年だった同居人から聞いて知った。私の反応はもちろん「へー、そうなんだ」。だけど、同居人は小学校3年生くらいのときに、これを発見していたという。ソンケー。
ただ、ちょっとかわいそうな話があった。
彼は、小学校の教室で、「セーターを投げつけると蛍光灯は光る」と主張したところ、教師から「そんなことあるわけない」と言われたらしい。小学生の電気少年(正確にはラジオ少年)は、実際に天井の蛍光灯にセーターを投げて証明しようとした。でもこすりつけるわけでもない状態では、なかなか光ることはない。何度も何度も繰り返したらしい。「もうええから」と言われても、ずっと投げ続けた。そしたら、何十回目かのとき、パッと蛍光灯が光った。子供たちからは大歓声があがったという。
「先生はなんて言ったの? ほんとだ、どうしてだろうね、とか言ってくれたの?」と聞いたら、「いいや。ただ単に無視された」。なんかなー。だから、蛍光灯が光る話を聞いたり読んだりすると、このくだりを思い出してしまうのだ。ちょっとしょっぱいんだな。
03/03/27/thu
■心臓バクバク
去年の年末にやたらとあった不整脈というか動悸というかが、また出てしまった。疲れもあるけど、理由はねー、たぶんねー、歯医者! 先週、定期検診でいって、奥の方でうらぶれていた歯を治療することになった。ほんとうは月曜日のはずがキャンセルされて、今日、行ったら普段の歯科医師とはちがった。この歯科医師も力量はある…、というか、まぁ、技術的、経験的にはいちばんしっかりしていると思う。
でも、この歯科医師に診てもらうのは、ましてや治療してもらうのは、怖気がするのだ。
患者に対しては多少ぞんざいだが、ふつうに対応する。問題は、スタッフへの態度。歯科衛生士や助手のバイトや受付の女性たちにどなりまくる。「なにノロノロやってんだ」「することいっぱいあるだろう」。あげく、横から唾液を取る吸引機を入れようとする衛生士の手を器具で払いのける。これは、患者の顔のすぐ前の出来事だ。
こういう歯科医師の治療は、気分が非常によろしくない。
ふだん診てもらっている人がていねいで、気持ちいいだけによけいに感じる。つい「そういう態度を患者の前で見せるのは、患者を不安にさせるし、医療サービスの提供者として失格だと思う」と言いそうになってしまうのだ。でも、そんな面倒なことを言いたくはない。そこまで親切にすることはもったいない気分なのだ。いい年の中年になってそうなんだから、たとえ私が指摘したからといって変わるもんでもないだろうし。
結局、普段通りの曜日で次の予約だけを入れて帰ってきた。
そして、非常に嫌な気分になってドキドキしていたら、1日中ドキドキが続いてしまった。
もしここを読んでいる医師がいたら、ぜひ、考えてもらいたい。患者は、「対患者」の態度だけではなく、「対スタッフ」の態度も、ちゃんと見ているのだ、と。
03/03/26/wed
■アゴ割れ
昨日発売の「kiss」を読んでいたら、「のだめカンタービレ」で千秋様の実家の男の子が、アゴが割れてきたのを気にしている様子があった。ここの描写、うまいっ。二ノ宮知子ブラボーォ。
なんでかというと、私が苦手な男性のルックスの3大条件の一つがまさに「アゴ割れ」なのだ。「どういう人が好き?」と聞かれるとけっこう困るが、「どういう人が嫌い?」なら即答できるもんね。
その1 アゴが割れている人
つまり、長嶋茂雄とかニコラス・ケイジとか、当然、ジョン・トラボルタとか、かなり苦手なのである。あ、なんとなくだけど、イタリア系に多いのかも。ロバート・デ・ニーロもか。でも、彼の場合は、アゴ割れすら埋めてしまう役者魂が炸裂しているのであまり気にならない。あとは誰かな。ロビン・ウィリアムズもちょっと割れ気味? 彼もデニート系のような印象ではあるけど。
なんでアゴが割れていると、嫌なんだろう? あんまり身の回りに多くないからかな。往々にしてクドイ顔していたりするからかな。なんかアゴばっかり見ちゃいそうだからかな。この点ではアゴ割れが少ないアジア系でよかった。
ちなみに、そのほかの苦手条件は、こうなる。
その2 胸毛がある。
その3 パッチリ目
アゴ割れ率と胸毛率は、じつは相関があるんじゃないかと感じている。日本人男性の胸毛率ってどれくらいなんだろう? プールとかで見てもあんまり多くない気がするけど…。
そして3つめのオメメぱっちりは、なんのことはない、自分の目がでかいからだ。でかい目が近くにいっぱいあるのはうっとうしいので、実家だけで十分だ。それに、母親よりも父親の目がパッチリしているのだよね。だから、ファザコンの裏返しみたいな好みだと思う。ただし父親は胸毛もないし、アゴ割れでもないけど。
最後の目の好みは個人的要素が大きそうだけど、アゴ割れと胸毛に関しては、じつは日本人女性の大半がこう思っているんじゃないかと邪推している。ちゃいまっしゃろか。
ちなみに「kiss」のこの号では、伊藤理佐も飛ばしてます。「2003年、今、日本の女は2種類に分けられる」。それはなにか? 「男のメールを盗み見する女としない女の2種類に……」。ひぇぇぇぇ。いつもいつもグサリと突き刺してくれますねぇ。
03/03/25/tue
■楽しい本との出会い
今日はちょーっとショックなことがあった。もしかしたらあの3時間くらいが無駄になったのかもしれないと思うと、立ち直りに少々時間が必要かも。しゃーないけど。
で、そんなことより今日から読み始めた『ヴァーチャル日本語役割語の謎』(金水敏著、岩波書店)
が、期待通りにおもしろい。「〜じゃ」「〜おるのだ」といった語尾をもつ表現を<博士語>と名付け、そこからたどって日本語のネイティブがもつ日本語の感覚の新しい側面を見せてもらっているよう。<博士語>は<老人語>と重なることが多い。単に社会言語的な考察だけでなく、文化の様子までをこれら「役割語」から再構成していく様は、見事だ。まだ半分くらいだけど、楽しい。自分自身、子供向けの媒体で、こういう「役割語」を使った経験もあるから、よけいにピシピシくるのかな。
途中、この手の話に敏感にやってきた清水義範も引用され、さらにはあの神話学者ジョーセフ・キャンベルまでも登場して「おおっ」とうなってしまう。いまから6年くらい前にNHK教育の「知への旅」のシリーズでジョーセフ・キャンベルのロング・インタビューが数回にわたって放送されたことを思い出した。あの番組の評価は一部でやたらと高かったはずだ。その後、たしか角川からその内容がまとまった本も出た。
結局、著者の金水氏がのびのびと縦横無尽に論を展開している感じがなんだかして気持ちがいいんだな。この本で書かれていないこと、つまり、捨てられた事例がどうなのかも気になるけれど、それが嫌だというわけではない。なんというかマイッタのだ。日本語ではない他の言語ではどうなんだろうという気もしてきた。いろいろ楽しめる本だ。
楽しめるのは、『怪しい科学者の実験ガイド スライムから反重力機械まで、一味違う工作教えます』(ジョーイ・グリーン著、ハヤカワ文庫)もかなり。1ガロンの燃料でクイーン・エリザベス号が前進する距離ってどれくらいだと思う? なんとたったの15センチ。こんなことまでちょこちょこと書いてあるけど、基本は手軽にできる実験集。そこに1行雑学のオマケがたくさん。
03/03/24/mon
■ただの連休明け月曜日
予約していた歯医者が先様の都合でキャンセルになり、朝から編集部へ向かう。3連休明けの月曜日は仕事にならんのー。たまった新聞に目を通し、細かい連絡をしているうちにもう夕方。ふみゅ。月曜日は時間が2倍の早さで過ぎ去っていく。そして10時15分頃慌てて編集部を出てみたり。在社時間ちょうど12時間だっ。……語気を強めてみても、むなしいぞよ。
03/03/23/sun
■池袋ジュンク堂へ急げ
昨日から読み始めたある原稿を読み終わり、フィードバックで少しお話をしてみた。350枚分を一気に読むのはそれなりに疲れたかも。でもこれだけの枚数を1日で読めるのは、内容が物理や数学じゃないからだな。数学や物理だと時速500字くらいじゃないかなぁと思う。もちろんこれとて中身によるんだけど。
先週ぎっくりしてしまったために行けなかった、【webギャラリー「幻想水系」】のイラストレーター・いずもりようさんが池袋ジュンク堂7階でこれまでに描いた作品を展示しているので、行ってみた。同じ7階にはけっこう話題になっていた谷川俊太郎の書店もあり、なかなかいいスペースだったんじゃないかな。
いずもりさんのイラストのなかでも私がけっこう好きなのは、カエル。今回は2点あった。あと意地悪い感じがしなくもない鳥たちもけっこう好き。なーんとなく前から思っていたのだけど、彼のイラストはかるたにしたら楽しそうじゃないかな。
展示は、3月31日まで。細かいタッチがわかって、ウェブで見るのとはまたちょっと印象が違う。急げ。
■ぽん酢
久々に池袋に出たので、西武百貨店の地下にいく。目的はポン酢。我が家でこだわってやまないものが、ぽん酢なのだ。下手なぽん酢を買ってくると、化学調味料っぽい甘さが嫌だったり、しょっぱすぎたり、と、ロクなことがない。大阪にいたころにけっこう気に入ったのがあったのだが、東京では見つからない。なにやら「馬路村(うまじむら)」なるところのぽん酢に人気が集まっているようだが、ここのは甘ったるくてダメだった。これなら近くのスーパーとかでも手に入るんだけどな。
今日買ったのは、製造者は神戸のカネトシというところの「枯木ゆずぽんず土佐産」というもの。300mlで700円もするんだけど、いまのところいちばんのお気に入り。それと新たに島根県の森田醤油店が作っている「素材を生かした手造りぽん酢」。こっちはどんなかな。あたりだといいな。
よいぽん酢を手に入れると、湯豆腐がほんとに美味しくなる。ちょっとぜいたくに昆布など使って、さらに味わい深い、そして手軽な夜食の出来上がり。
03/03/22/sat
■フリー
テレビ朝日のニュースを見ていたら、バグダットと中継が繋がった。そこに写ったのは週刊文春で知られるカメラマン不肖・宮嶋。彼は今、バグダットにいた。
いまイラクにいるとニュースで言われていた32人の日本人は、みんな人間の盾組のように感じていたが、すっかり忘れていた。ガラガラになった飛行機に乗る人たちがいたんだ。32人の大半はフリージャーナリストたちなのだろうな。大手メディアは記者もカメラマンも引き上げる現在、フリーのカメラマンやジャーナリストしか、戦地にはいない。12年前の湾岸戦争ではイラクに残ったCNNのピーター・アーネットがいたが、いまはいない。
戦艦や戦車に一緒にいる従軍記者を除いたら、海外のメディアでも戦地にいるのはほとんどはフリーなのだろう。あ、ただしアルジャジーラの人たち以外。
■入手本
ジョーイ・グリーン著『怪しい科学者の実験ガイド スライムから反重力機械まで、一味違う工作教えます』ハヤカワ文庫
→パラパラめくってみると、1つの実験につき4ページ。そして必ず「いつか役立つ豆知識」がついている。いいなぁ、こういうノリの本。ここのところちょっと重い本(物理的にも印象的にも)が続いていたから、月曜日の通勤のお供にしようかな。いただきました。ありがとうございます。
辻野貴志著『ナノテクノロジーを追う』日経BP社
辻野貴志著『バイオテクノロジーを追う』日経BP社
→とってもがんばっていた科学ニュースのメルマガ「こちら気になる科学探検隊」が1冊の、じゃなくて2冊の本になった。ということで、敬意を表して購入。
金水敏著『ヴァーチャル日本語役割語の謎』岩波書店
→朝日新聞の書評で山形浩生氏が紹介したので、すでにご存じの方も多いだろう。やっぱり読みたくなったのでござる。ん、ちがうな。えー、読みたくなったのよ、おほほ。かな。セクシーな大人の女を表す役割語って、どんな感じ? もしあったら、覚えて使ってやる。
03/03/21/fri
■休みになると
なんて律儀なと思うのだが、休みになると体調が悪化する。先週のぎっくり腰は軽めでほっとしたけれど、今週の喉の腫れはどうだろうか? 朝起きたら、いきなり喉というか顎というか、おとがいの裏というか、その辺がゴリゴリする感じなのだ。ふつう喉が腫れるというと耳の下のあたりだと思うのだが、今日は、真ん中。なんじゃ、これ。上を向きにくい。昨日の夜からなんか鼻がぶしゅぶしゅしていたのが影響したのかな。
スギ花粉症ではなさそうだが、ヒノキ花粉症とか? 花粉症はスギだけではないのだ。でもだからといって喉がこんなふうにゴリゴリするというのも変だ。ふーみゅ。
■明るい街
ニュースでひっきりなしにやっているイラク攻撃の様子を見ながら、ふと疑問に思うことがあった。
バグダットの夜の街は、明るい。川べりの街灯が美しい。
夜、空爆をされるときは、そこら中の電気を消すもんじゃないのか?
03/03/20/thu
■6カ月から3カ月
だいぶくたびれてきた定期券を改札に通すたび、「ああ、そろそろ定期を買わないといけないのだな」と思っていた。昨日、定期券代をもらったので、今日、行きがけに途中の乗換駅でいったん降りて定期を買った。定期はどの駅でも買えるもんだと思っていたJR…、というと気分でないな。国鉄育ち。地下鉄はそうじゃないらしいと地下鉄メインユーザーになって初めて知った。定期券を買える駅は限られている。JRもいまは違うのかな。
6カ月の定期が切れるということは、もちろん通勤し始めて6カ月ということである。なんだかもう3年くらい通勤している気分。毎日出かけることに慣れつつあったけれど、それは3年分のエネルギーを放出したのかも知れない。
で、今度買った新しい定期は3カ月分。7月下旬以降は週1ペースになりそうだから、定期はいらない。そっか、あと2年半分くらいのエネルギーを通勤に費やせば解放されるのだな。……先は長い。
新しい定期を改札に通して編集部に着いたら、海の向こうで戦争が始まっていたらしい。うーん、これも違和感。戦争じゃなくて侵攻か。
これまでどこの編集部でも必ずテレビがあったのだが、フツーの会社に間借りしている編集部にはテレビがない。タイミング良く、昨日、ロビーに1台だけテレビが入ったばかりだった。あ、考えたら最初に勤めた会社も編集部ごとにはなかったな。小さい会社だったし、会社に1個だけだった。
テレビが編集部にないと、こういうとき不便。いちいち外に行かないといけないのは面倒なので、つい放置している。そうすると、戦争という名の侵攻がすぐに頭から抜け出てしまう。夕刊の大きな見出し文字に「あ、そういえば戦争だった」、ネットを見てたまに遭遇する情報で「あ、そういえば戦争だった」。編集部から外に出てしまうと、そこはのどかな住宅地。街はいつもと変わらない足取りで行き交う人たちばかり。いま、遠いところだけど戦争が行われているらしいと感じるには、テレビしかないのだなということになんとなく納得していた。
そうはいっても、たとえば旅行会社の人々には仕事に影響する一大事なんだろうな。それくらいは想像がつくけど、その辺どまりな自分。
■3月の山場その2
どうにか山場その1が過ぎ去った。原稿料の支払い伝票を切ったり、細かい作業をあれこれそれこれどれこれしてみる。日本語はコソアド(※)の体系なのだけど、「あれこれ」「それこれ」とは並べられんな。気分的には「あれこれ」じゃなくて「これなに」である。
そして明日からは山場その2となる。別に今からでもかまわない。ひー。
(※)コソアドとは、「これ/それ/あれ/どれ」「この/その/あの/どの」という指示語の特徴をまとめて言ったもの。英語は「this/that/what」だ。最後のは疑問詞だからそれを除いて比較すると、指示するときに3段階の日本語と、2段階の英語なのだ。世界各国の言語では2段階が多かったはずだけど、3段階もいくつかあるはず。それが何語だか思い出せないのは、日本語教師の試験からすでに2年以上経ったからだな。かなし。「これ」は近く、「それ」はちょっと遠く、「あれ」はもっと遠いんだけど、「必ず聞かれるけど、決して“「これ/この」は○メートルくらいまでです”という説明はしてはいけない」と習った。同じ部屋の中でも「これ/それ/あれ」を使うし、東京の街全体でも「これ/それ/あれ」は成立する。相対的なもんなのだ。
03/03/19/wed
■パンクその3
プリオンと格闘し、電気の残りをやっつけ、降りかかってくる細かい作業を振り払い、はっと気づいたら大幅に文字量がオーバーしていたことを発見し、途方に暮れた日。
さ、帰ってきたし、原稿書かなくちゃ。
03/03/18/tue
■パンクその2
終日、電気と格闘した日。
03/03/17/mon
■パンクその1
午前中は歯医者でつぶれ、昼に出社して以降は、突発的に出ることになったもの含めて2つの会議に追われ、夜まで急ぎの仕事がなにも進まなかった日。
03/03/16/sun
■メリメリ2日目
ぎっくり腰2日目は、わりと楽ではあるがまだソロソロと動いていた。それよりも痛いのは、目が覚めたときから始まった肋間神経痛もどき。息をするたんびに、ズキッズキッと痛む。くしゃみをするとズッキーン。どこか1カ所がおかしくなると、ほかもゾロゾロとでてくる。はぁ。年やねぇ。
■辞書
大森望さんの日記【狂乱西葛西日記466◆徳間文芸賞宴会の夜は更けて編:3/1〜3/7】を読んでいたら、事典類のインストールが書いてあった。さすが、という量と種類。彼にならって、私のHDにあるのもリストアップしてみたくなった。大森さん同様、◎は使用頻度が高いやつです。
百科事典:◎平凡社『世界大百科事典』、◎小学館『日本大百科全書』、マイクロソフト総合百科『エンカルタ』
英和・和英辞典:◎『英辞郎』(略辞郎・和英辞郎含む)、研究社『リーダーズ+プラス』、『ニューセンチュリー英和辞典』、『クラウン和英辞典』
国語辞典:◎岩波『広辞苑第四版』、◎三省堂『大辞林』、岩波『日本語表現辞典』、三省堂辞書パック(外来語、故事ことわざ慣用句、類語実用、用字用語の必携シリーズ)
その他:自由国民社『現代用語の基礎知識』(96・97・99・00年)、小学館『ピルブック』、三省堂『模範六法』、小学館『データパル11年分』
ってなところかな。前に比べて少し増えたのは、『データパル』と『日本語表現辞典』かな。大森望さんは英語関係が充実していて、やっぱり翻訳を生業としている方だった。分野別の『理化学英和辞典』とか、ほしいな。あ、でもそのまえに分野別の辞典(日本語)がほしいな。そういうのはかなりお高くて手が出しにくい。『理科年表』もデジタルになったとたんものすごく高くなるしなぁ。あと医学関係もお高い。これはデジタル以前に高いんだけどね。在宅になることだし、いくつか買うか。
あとユーザーの希望としては、ブラウザをなるべく統一してほしい。独自ブラウザを使われると、検索方法がバラけて非常にやっかい。個人的にはDDWinで使えるEPWing形式だと、とてもありがたいな。結局、独自ブラウザのものは頻度が減って、次の版を買わなくなったりしやすいのだ。唯一の例外は『世界大百科事典』。これはもう諦めました。
辞書は、ほんとハードディスクに入れるに限る。紙が悪い訳じゃないけど、実用的には圧倒的にデジタルのほうが上だ。特に、出版関係の同業者でパソコンを使っているなら、紙だけを買うのは損というか、マヌケだと思う。
03/03/15/sat
■メリメリ・G
メリメリ。
「なに? いまなんかメリメリした?」 遅めの朝ご飯を食べながら、少し前屈みにトースターからパンを取り出して、向きを変えて、テーブルに持っていこうとしたときだった。腰がメリメリしたような気がした。違和感がばりばりとある。うわ、これって、“腰いわした”ってこと? 初めてだからわかんないよ。
私は、腰だけは強かった。ほんとに。同居人が、休職せざるをえないほどの椎間板ヘルニアの持ち主で、かつギックリ腰も何度か経験している。その様子を見ながら、たまに腰がだるくなることはあっても、ぜーんぜんピンとこなかった。「なんか弱っちいな」という印象である。が、そんなことはもう二度と思いません。
メリメリ後、そろそろと椅子に座ってみる。「反らせる?」と腰痛の大先輩である同居人に聞かれ、ちょっと反ってみる。どうにか少しは反らせる。「前は?」。これもなんとなくできる。「激痛が走らない?」。いや、激痛はない。…と思う、たぶん。でも、すごく腰が変だ。私のすべての行動に「そろそろ」という修飾語がつくのだ。
動きにくいったら、ありゃしない。気分はアシモというか、P2(古くてゴメン)。体の向きを変えるのも、下を向くのも、すべて体のちょうつがいを考えないといけない。さして痛いわけじゃないけど、ひねれないのよ、全然。人間らしさに欠かせないものは、「ひねり」だと思ったわ。下のものを取ろうとすると、膝を曲げるしかない(元々身体が硬いからそれほど差はないんだけど)。これは疲れる。ヒンズースクワットをたくさんやっときゃよかった。
そして何よりも実感していることがある。「地球には重力がかかっている」こと。こんなの初めてだよ。そりゃ、元々軽かない体重だけど、腰にこんなふうにGを感じたことはなかった。みなさん、ほんとけっこうな重力がかかってますよ。ニュートンはリンゴで重力かも知れないが、私は腰をいわして重力である。あ〜、6分の1の重力の月が恋しい。落ち続けること(墜落じゃないよ)で無重力を実現しているスペースシャトルでも可。メリメリ・Gはいやじゃぁ。
やっぱりギックリ腰のようだ。それほどひどくはなさそうだけど。勤めに出る同居人に、「楽なのは、水平か垂直。あとは安静。癖になるから気を付けて」と言い渡された。そんなん、困るよぉぉ。仕事が終わらない〜。と言っても、たしかに下手に動こうとしても、動けないのだ。横になって、ちょっと腰の位置を動かそうと背中を浮かせようにも、力が入りません。寝返りうつのもけっこう真剣。くしゃみはビクビクしながらするしかない。少し落ち着いてきたので、パソコンに向かっているが、腰掛ける姿勢はイマイチ不安が残る。腰を気遣うと、ふくらはぎとか、背中とかよけいなところに変な力が入ってつりそうになるし。はぁ。
……ギックリ腰って、いったいどういう状態なんだろう? よく聞くけど、これまでそのメカニズムをちゃんと気にしたことがなかった。でも今日は調べる気力がない。
それにしても今日は、朝からお腹をこわして(昨日、調子に乗ってニンニクを食べ過ぎたためと思われる)、トイレと仲良しにせざるをえなかったかと思ったら、これかい。困ったなぁ。
ちなみにぎっくり腰によい水平は、仰向けになって膝を立てる、横を向いて膝をかかえるようにする、だそうです。たしかに楽だった。
03/03/14/fri
■カウントダウン
4月に配信する内容の編集作業が佳境。今月は全部で17本(=17項目)ある。うち4本は自前だけど、それ以外は著者に書き下ろしていただいたのが12本(1本は一部改訂)なので、けっこう大変だ。今日、細かい原稿指定のような作業(紙媒体と少し違うので説明がしにくい)を終わらせたのが9本。ふーっ。あと8本にまできた。一桁になると、カウントダウンの気分だ。ほんとは残り5くらいからのカウントダウンだと楽なんだけどな。
ただし、かなり大きな問題を再認識した。写真が入る関係で、一足早く作業を進めていた3本を、改めて読む。原稿内容をあれこれやりとりしたのは2週間ほど前。なのになのに、きれいさっぱり忘れているではないか! とーーっても新鮮に読めたよ。編集作業上は悪い話ではないのだけど(目が新しくならないと誤植などは見つけにくい)、人間としての私には悪い話である。短期記憶に難ありすぎ。
来週半ばまではこの作業(以外にもやらないといけないものはあるけど)が続くんである。ふぁいと。
■還付金
少し早めに確定申告の用紙を提出したせいか、早々と還付金の支払いましたハガキが到着する。なんだか年々、提出から支払いまでの期間が短くなっているような気がするのは、気のせい? 大昔は、ギリギリの3月15日直前(10〜15日)くらいに出すと、還付金は限りなくゴールデンウィークに近い4月下旬だったような…。早めにだしたからかな? といっても、3月4日だけど。それともどうやらいろいろ進んでいるらしくみえる、電算処理かなんかで効率が上がったのかな?
私は、ずっと、白色申告でやってきたんだけど、青にしたほうがいいのかなぁ、やっぱり(青のほうが控除される金額が多いんだよね)。でも帳簿付けが面倒だしなぁ。白とはいえ、けっこうかっちりとやっている方みたいで、「このままでも青に移行できますよ」といわれはしたんだけど、日々是帳簿は敷居が高い。
有限会社化している知人の話だと、「収入が800万円超えたら、会社にした方がお得」だという。サラリーマンとなった私にはさすがに無縁の話ではあるけれど、そういうものなのか。あっ、と、完璧なフリーのころから激しく無縁の話でした。見栄張ってすみません。
03/03/13/thu
■知らない
仕事であれこれ読んだり、調べたりしながら、毎度毎度思う。私はなーんも知らんな。そりゃ、知的スーパー(ウー)マンじゃないから仕方のないことだろうけど、日々(楽しいけど)悲しくなる。
それなりに蓄えのある理系分野でもこうなんだから、経済だの政治だのはほんっとに、パーだ。あ、歴史もか。サイクス・ピコ協定を知ったのも、モンロー主義を知ったのも、30歳をすぎてからだ。言語学や法律は途中、少しかじったからまだなんとなくピンとくるところもあるけど、それらだって、かじるまでは「文節って?」とか「罪刑法定主義って?」てな感じだった。はずかしー。
勉強は二十歳をすぎてから。
■他人事じゃない
震度3か? 久々にまぁまぁの揺れだったなぁ。地震慣れしていない関西出身の同居人は家で震えていたようだが、それよりも「崩落」。地震とは関係のないところで、ビルが崩れた。解体工事中のビルが崩れたらしい。これは他人事じゃない。そこここでマンションが建設中で、ついこないだは、けっこう大きな古いビルが壊されて、マンション建設予定地となった。歩道を歩いていても、解体中や建築中は上が怖い。
注意して歩こう……と思っても、崩落されちゃぁ逃げようもないわな。
■怖いモノ
怖いつながりで思い出した。ここのところ、ビクビクとおびえて(かつ怒って)いたことがあった。
若いねーちゃんのもつカサである。
電車の中で、折り曲げたひじに傘の柄を引っかけて持つ。傘の先は、当然、コンパスのように持ち主のおねーちゃんから斜めに突き出ている。そのおねーちゃんが左を向いたり、右を向いたりすると、傘の先がぐいんぐいんと円周を描く。ギューギューに混んでいないが故に、よけいに怖い。もうちょっとぐいんと回ると、私にも当たりそうだった。降りようとしたおじさんは、傘の先でブロックされていた。
次の日か次の次の日。階段で前を上っていくおねーちゃんが、傘をかなり水平に近づけて持っている。つまり傘の先は後ろの私の鼻先にやってくる。もうちょっと腕の振りが大きくなったら、私に突き刺さりそうだ。
「それ、おねーちゃんだけじゃなくて、おじさんやおばさんも多いよ」と同居人。たまたまおねーちゃん事例が続いたから、おねーちゃんの持つ傘が危険なように感じてしまっている。
おねーちゃん(もおじさんもおばさんも)、お願いです、傘はまっすぐ持ってください。危険だから。別に車内で化粧しようが、電車の床に座ろうが文句はいわないから。
03/03/12/wed
■3月の山場その1
〆切前後に入ってきた原稿をえっせほっせと、読んでいく。もちろん用字用語の整理や確認作業などをしながら。あまり出来のよろしくないマイ脳みそで取り組むと、時間がかかるー。とはいえ、昔に比べると楽になったよなぁ。ネットでかなりの部分がわかるし、完全にわからないまでもあたりはつけられる。
いろいろ思うところがあって、精神がうにゃうにゃしている。我ながら、弱いよなぁ。
などと思いながらセコセコと仕事をしていたら、ほんとうは13日の予定だったUさんとの会食が、突然、今日になった。というわけで、頑張って7時前に編集部を出て、同居人とUさんと落ち合った。こういうときに痛感する。調布は遠いぜ。
居酒屋がいっぱいで、中華料理の店もいっぱいで、ラテンな人々に興味のあるらしいUさんの意見を尊重し、ブラジル料理の店へ。メモしなかったら、料理の名前が思い出せん。定番といわれる豆のシチューやらなにやら頼んだんだけどな。ただしシュラスコ以外。もうそんなに肉を食える年じゃない。
03/03/11/tue
■停電の後に
「停電の夜に」の次の日は、眠い。さすがに寝坊して普段より1時間くらい遅く出る。でも、停電の後にやらなければならないことは、目をつむるしかない。停電の後の必須事項、いろんな家電の時計あわせである。こういうときに、ほんっと、家の中の家電製品の数を実感する。
泊まり勤務で夜出て行く同居人に託して家を出たが、帰ってきたらだいたいはあっているようだ。ガス・ファンヒーターもあの焦げ臭さは大きな問題にはならなかったようで、元気に繋がっていた。よかったよかった。
というわけで、いまだ眠いのでさっさと寝ることにする。
03/03/10/mon
■停電の夜に
ジュンパ・ラヒリの『停電の夜に』が文庫になった。この本を知ったのは、大阪の天満橋にあるジュンク堂でだった。本を探しにジュンク堂に出ていたので、勤め先の同居人に一緒に買っておいた方がいいものがないか、電話をしたのだ。その電話で、言われたのがこの本だった。
同居人「じゅんぱらひりの『停電の夜に』があったら買っておいて」
私 「ん?なんだって? ジュン…?」
同居人「じゅんぱらひり」
私 「ジュン・パラヒリ? 人の名前?」
ジュン・パラヒリじゃなくて、インド系アメリカ人女性作家のジュンパ・ラヒリだとわかったのは、結局見つけ損なった『停電の夜に』を後日、同居人と一緒に見つけてからだった。
なんでジュンパ・ラヒリのことを書いたかというと、我が家が停電に見舞われたのだ。夜中。「寝ようか」と動き始めた午前2時。ひゅぅぅとテレビも電球もガスファンヒーターも一気に消えた。真っ暗。ブレーカーが落ちたのかと、ライター片手に見に行く。落ちていない。まずは懐中電灯を取り出し、とりあえず、電気がついていたような記憶があるものを消して回る。我が家だけかどうかを確認するために、玄関から外を見ると真っ暗。階段の周りなどについているはずの電気が消えている。今度は反対側の窓から外を見てみると、道路を挟んで向こう側の家の電気や街灯は点いている。このマンション全体?
それにしても、電気がこないと、ほんとにいきなりなにもできなくなる。電話は充電器に乗っていた子機がビービービーと泣きわめき、その後、使い物にならないただのオモチャとなる。親機も当然使えない。ファンヒーターはガスなのに、電気が切れると、つきゃぁしない。どんどん部屋は寒くなる。しかもガス・ファンヒーターがなんかコゲくさい。変に一瞬だけ電気がついた瞬間があったが、切れ方やそういうのがよくなかったのだろうか? 回路が焦げているんじゃないかと同居人。ああ、悲しい。もちろんタワーのパソコンは強制終了されたのと一緒。ノートパソコンは無事だが、ちょっと触らないでいたら、スリープモードになって、またログオンできない状態に陥った(まだパスワードを思い出せない)。
まともに使えるモノは、携帯電話くらい。ほんと、電気が来てないとなにもできないダメ現代人だわ、こりゃ。トイレに行った同居人の後、私もいこうとして「はい、懐中電灯」と渡したら、「持って入った方がええで」という。トイレの個室が真っ暗だと、たしかにかなり大変そうだ。なにもできない。
同居人がダウンジャケットなど着込んで、近場の様子を確認に出て行った。オートロックのドアが内側から開かなくなっていたらしい。結局、同居人が出て行ってから30分くらいして、いきなり復活した。消したつもりの電気があちこちで点いて、復活がわかる。「復活したよ」という電話を入れたら戻ってきた同居人によると、地区停電だったらしい。うちはその端っこ。真っ暗い真ん中へんにある信号も消えていたとのこと。東京電力らしき人がある電柱で作業をしているそばに、警官が来ていて、周囲の家の人たちが午前3時頃にもかかわらず、何人かウロウロしていたという。
地区停電レベルじゃ、いくらラジオを鳴らしても何にも言ってくれないし、ほんとにやっかいな1時間半くらいでした。ジュンパ・ラヒリの作品では、「停電の夜に」離婚の話をするんだけど、我が家はさっさと寝た。
03/03/09/sun
■偶然
夜、お腹が減ってきて、さてどうするかというとき、同居人の頭痛があまり緩和されていないので、近所の店へ食べに行くことにした。スタミナ系の焼き肉屋さんはいっぱいで、その近くのレストランへ。案内されたテーブルで、コートを脱いで、メニューを見ていたら、「クニエ…」という声が同居人以外から聞こえてくる。
それは私の名前だ。あんまり他の人と重なることのない名前でもある。と思って、声の主を見やると、大学の同級生だった。数学で一緒だった妻のFちゃんと、銀行に行った夫A。電話は何度かあったけれど、実際に顔を見るのは何年ぶりだろうか。あー、驚いた。でも、相変わらず大きな体で大きな声のA。「いやー、誰かに似ているなぁと思って」と大きめの声で「クニエ」と言ってみたんだそうだ。
そういえば、この二人が結婚したのは3月上旬だったはずだし、昔はこの近所に住んでいたはず。夫婦水入らずでのディナーというわけだったのだな。邪魔してごめん。
どうしても卒業後の仕事によって、付き合いが薄れてしまいがちだ。何人かの近況を聞いて、それぞれに大変だったり、環境が変わっていたりすることを実感した。
30代も終わりに近づいてきて、大学時代の連中とも、距離感が取りやすくなっているかも知れない。社会人としてのキャリアが長くなってきたってことなんだろうな。
それにしてもびっくらした。
■おいついたので入手本紹介
ふだんだったら、そのまま中抜きで続けるのだけど、なんとなく穴埋めをしてみました。というわけで、今、9日日曜日午前10時半。今週いただいた本をご紹介しておこう。
リチャード・フォーティ著『生命40億年全史』草思社
→bk1の書誌情報についている【訳者の愚痴理】が最高。いや、ほんと分厚い本を何度も何度も訳していただいて、日本人読者は訳師様に足を向けては寝られません。ちなみに今回のフォーティの本は500ページになんなんとするボリューム。訳師様曰く「そもそも、40億年にもおよぶ生命の進化史を、200〜300ページで概観することなど、どだい無理なのだ。ここはどうしても、400ページは要る。そう、1000万年につき1ページが、満たすべき最低の基準である」。当然のことながら訳師様はお値段も計算なさってます。「定価だって、1億年あたり60円と安い」。たしかに。いただきました。ありがとうございます。
滝川洋二著『どうすれば「理科」を救えるのか イギリス父子留学で気がついたこと』亜紀書房
→先日お会いした折りにいただいた滝川先生の新刊。きっと私は大学時代に同じキャンパス内ですれ違っていたのだろうな。滝川先生とは、なんとなくずっとニアミスだった。主宰のガリレオ工房が『数学セミナー』で連載を始めたのは、私が退社して少したった頃だった。滝川先生が『科学朝日』で「百聞は実験にしかず」という連載をしていた同時期に私も連載をしていたが、横のつながりはなかなかなない。『科学朝日』が『サイアス』になるとき、滝川先生の連載が引き継がれれば編集担当者になりそうだったが、残念ながらその機会はなかった。そして、この本をいただくときに「このイギリス留学は私の人生の転機になりました」とはっきりとおっしゃる様子と、冒頭部分をパラパラとめくって、久々にガッと読みたい本だと思った。いただきました。ありがとうございます。
03/03/08/sat
■イタリアン・おしゃべり・サイバラ
お昼前に友人のKさんから電話がかかってきて、お昼を一緒に食べることになった。休みの同居人も一緒。Kさんは和歌山出身で、同居人は大阪出身。この二人の会話は、まさに「関西のおばちゃんたち」なのだ。Kさんと会うと「大阪のおばちゃん」と化す同居人(男性)。恐るべし関西おばちゃんパワー。
とはいえ、場所はおしゃれーなイタリアン・レストラン。「いてまえ」と、いちばん高い2800円のランチコースなどを食す。私もKさんもメロンがNGなので、前菜に出てきた生ハムの下にいるメロンを全部食べられて幸せそうな同居人だった。パスタ+メインは、春野菜クリームソースのペンネと子羊のアーティチョークソースのソテーを選んだ私がいちばんヒットした感じだった。ほくほく。
あーだこーだとしゃべりながら、はっと気づくと3時間近く経っている。結局、我が家へお招きしてさらにおしゃべり(しながら、私は洗濯物を畳んだり)。ここのところ大変だったKさんの少し元気な様子を見られて、同居人も安心したようだった。
あんなにお昼を食べたのに、6時頃にはすっかりお腹が減った私と同居人は、Kさんを送りがてら夕飯を食べる。食べても食べても減るお腹。人間の業ですね。などというたいそうなものではないです、はい。
空腹がピークに達したので、サクサクとなか卯で空腹を満たす夕飯をすませ(昼に散財したしね)、近くの本屋に寄る。『編集会議』を立ち読みしておこうと思ったら、少女マンガ特集だったので、資料として入手しておく。家に帰ってサイバラの連載ページを開いたら、2ページに増えていて、ダンナのカモちゃんが大アップで「朝鮮人にやれ」と叫んでいた。なんのことかというと、横浜市の「タマちゃんに住民票」ニュースへの突っ込み辻説法だった。旧聞に属す話で申し訳ない。が、在日外国人たちがどう思うか、横浜市の職員はなにも考えられなかったのかと改めて思う。横浜は在日外国人が少ないところではなかろうに。たしかこの「タマちゃん住民票」の翌日か翌々日あたりに、横浜の在日外国人が「タマちゃん並に」とプラカードもってアピールしていたはずだ。やっぱり、カモちゃんに1票。[9日記]
03/03/07/fri
■レクチャー・在宅・環境
木曜日の体調不良がまだ少し残っているが、だいぶ復調。が、いろいろと雑事が通り過ぎていった1日だった。と・く・に…、職場環境の大変革関連は、嬉しい反面、その準備で憂鬱。そのレクチャーが夕方あったら、仕事をする気力が一気に行方不明。どう考えても忙しい時期と準備期がバッチリ重なっているような気がする。
えーと、じつは、しばらくしたら在宅勤務になるのだ。フルタイムの在宅ワーカー。まぁ、こういう仕事でかつ年俸制だからのべつ幕なし仕事になりそうだな。過労死しても損ばっかりなんで、そこは気をつけんといかんな。
通勤がなくなるのが誰よりも嬉しい基本ヒッキーな私なので、基本的には在宅勤務は願ったりかなったりではある。週1回くらいは出かけないといけないにしても、だいたいは半年前の環境に戻れる。しかし、問題はスペースと通信環境。これまでだってかなりギッチリだったのに、そこへ種々のリファレンスがやってくることになる。これまでの担当分野についての新聞のファイリングや、たとえば『数学辞典』や植物図鑑関係などなど。すでに我が家は本であふれているんですけど。これらを収容する本棚から検討し直さないといけない。幸いにして、一般的な百科事典や辞書は、すでにPCに入っている(仕事柄、高価格でも買う価値が上回る)。
あとは、一人でチマチマやっている分にはいらなかったコピーやスキャナーといったたぐいのハードと、何より大事な通信環境の整備をしないといけない。仕事用のパソコンも増えるから、本格的に家庭内LANの敷設が必要になる。極めて面倒だ。我が家は現在、ISDN回線。もちろんフレッツだけど。ADSLなんて過渡的なもんにだまされるのはもうイヤだったのでじっとISDNで耐えてきた。FTTH(光ファイバー)でしょう、やっぱりこれからは。でも集合住宅賃貸人の悲しさで、それが実現できないでいるのだ。管理組合の方々ぁ、おねげぇしますだ。……と言っていてもラチがあかないので、諦めてADSLにするしかないのだな。これまで他人の家のADSLを邪魔してやるといっていた手前のISDNで、自分の邪魔をすることになってしまうのがマヌケ。ISDNにはファックス番号も振られているから変えたくないし、アナログだった私の電話をADSLにできるんだけど、干渉ってけっこう響くのかなぁ…。
などとあれこれ考え、仕事用のメールアカウントをどうするか、4台のPCたちをつなぐために我が家のネットワーク管理者(=同居人)をリモートコントロールできるか、さらに経済的負担の少ない選択を探していたら、マジに憂鬱になってきて仕事がはかどらなくなった。[9日記]
03/03/06/thu
■腹痛・会議・ゼータ
たしかお腹が痛くて、ぐっと堪えながら会議に出ていた日。その時間以外は、ひたすらゼータ関数のお話ともう一つの数学の内容と格闘していた記憶が…。格闘結果は、うーん、勝ててない……。でもね、ちょっと楽しい時間でもあった。無茶なことを要求しているのはわかっているけど、ふんばるもん。
夜は飲みに行った人たちを横目に、ひたすらメールの返事を書いて、普段の日よりは早めに帰宅。体調が悪い日だしね。[9日記]
03/03/05/wed
■黒沢と刺身のツマの数式
毎回書こうと思って忘れていたので、今日こそ。『ビッグコミックオリジナル』で福本伸行が連載している「最強伝説 黒沢」が、イタツボ。痛いツボというか、ツボが痛いというか。「人望」を集めたくてあれこれ立ち振る舞う主人公・黒沢の行動が逐一空回りしていくのが、もうなんとも言えないほどに追い込んでくれる。こういうテーマをよくぞ描いたと思う。同居人には「なんでクニエさんがそんなにはまっているのかピンとこない」と言われるのだけど、わかってくれなくていいもん。
それとこの3月20号には、弘兼憲史の「黄昏流星群」に私好みの場面が出てくる。それは「数式」。今回の男性主人公の息子がソバを出前で持っていった先のホワイトボードにずらずらと数式が書いてある。「X線医療器具の画像の状態を評価するための数式」なんだそうだ。出前のお兄ちゃんが、その研究室の人たちが解けないでいた「レスポンス関数」なるものをパパッと解いて帰るのだけど、こういういわば背景の「小道具」として書かれた数式(や記号)をじっと見るのが趣味。数学教師だった江川達也みたいにぴっちり書く人もいるけど、たいていはいい加減に「コムズカシそうに」書いている。つまり、描き手が思っている「難しいこと」の様子が出てくるのだ。
実は、5〜6年前から、こういう「刺身のツマ」みたいな数式や記号を集めているのだ。一時期はけっこうあったんだけど、ここのところあんまり見つからなかった。それが今週のオリジナルだけでなく、『スピリッツ』の「ギャラリーフェイク」でも高校受験の女の子の勉強風景に出てきた。そこでは「(AH)^2=1^2+(√3/3)^2」てな感じだったから、たぶんピタゴラスの定理っぽいもんから取ったんだろうな、とかあれこれ想像しちゃう。その先の計算もちゃんとあっていて、エライエライ。
この手の「刺身のツマの数式」で遊んで、「思いつきてくてく」に入れようと思っていたんだけど、材料をコンスタントに集められないのが難点。それと、集め始めたころに比べて全体的にあんまり飛んでる数式がなくなったと思う。マトモなのが多くなってきたのは、嬉しいのと寂しいのが半々くらいかな。「レスポンス関数」っていうのがあるのかどうか、わからんけど。久々に調べてみようかな。
■パスワードは鬼門
んがぁ。恥ずかしいよぉ。
今日、初めてこのコをお外に出した。これまでヒモなしの自由の身で使ってみたことはなかった。そしたら、少し触らないだけで、スリープモードかなにかになる設定だった。それはいい。が、問題は、そこから戻るとき。パスワードを聞いてきた! こんな人前で。……いや、当然ではある。ウィンドウズってもいちおう2000だし。でもね。どうせ家で、しかも一人で使っているコだから、楽をしてオートログインにしていたのよ。したらね。忘れちまっていたのだ、パスワード! あれを入れても、これを入れても、ダメ。アドミンで入っているのに、拒否されるよ。くぅー、恥ずかしい。諦めてブチッと、ハードウェア・リセット。いやそんなたいそうなもんじゃござんせん。電源ボタンを押しただけ。もう1回押して、勝手に入っていただいた。はぁぁぁぁ。情けない。
私のログイン・パスワードちゃーん、でてきてよー。PGPのパスフレーズちゃんだって、出てきてくれたんだからサー。
お見苦しくて失礼しました。>Tさん
03/03/04/tue
■子供向けの科学書は大人向けでもある
今頃気づいたのだけど、昨日は、「03年03月03日」だったのだな。
がんばって朝ちょっと早めに出て確定申告の用紙を提出し、がんばって編集部に行き、がんばってガガガーッとたまっていた仕事を片づけていく。仕事は片づいても原稿はなかなか進まない。やっぱりいただいた原稿は「片づける」ものではないもんね。それにしてもけっこうがんばった1日だった。
そして夕方、こそこそと早めに編集部を引き上げる。前にI書店のSさんにお誘いいただいた子供向け科学読み物の読書会へ参加するためだ。今日のお題は『生ゴミはよみがえる』(菅野芳秀著、講談社)。山形県長井市で実際に行われたコンポストのとりくみ「レインボープラン」について書かれた本だ。帯には「台所の生ゴミを100パーセント回収。肥料にして田や畑にもどす夢のレインボープラン」とある。子供向けの本だが、科学的な循環の話やそれを実際に行うために必要な運動の話、つまり社会科学的な側面も盛り込まれた、なかなか面白い本だった。
今回は、参加者の評価が全般的に高かったが、本によっては賛否がわかれることもあるらしい。そういう回にも出てみたい。ちなみに理科教育の超有名人のT先生をはじめ教育現場の方と、編集者と半々くらいの集まりのようだ。いわゆる一般対象の科学書は読む機会が多いけれど、子供向けはあまり読まないので、こういう機会に読んで他の人の意見が聞けるのはありがたい。
会がはねてからも、ご飯を食べながらいろいろと学校教育の様子をうかがったり。そうか、先生たちにもけっこういろんな試験があるんだねー。
03/03/03/mon
■ヘロヘロ
どよ〜んと1回休み。今日、休みカードを切ったということは、明日は休めないということでもある。うう。
■パンク
〆切の前にバシバシ原稿が入る。こんなに嬉しいことはない。なのに涙ぐんでしまうのはなぜ? そうだ、うれし涙に違いない。……ということで明日からパンクします。プスッ。
■わけ
ここのところ、いくつかのことが重なって憂鬱である。ひとつはPMSということもあった。思いっきり後ろ向き期間なのだ。それにムチ打って一時前向きにすると反動が大きい。そこへきて、厭世的な気分がどんどん大きくなる。アメリカの動きが嫌で仕方ないからだ。日曜日のNスペ(「アメリカとイラク」)を見ていたら、さらに嫌になってきた。お願いだから、私の生活のムラを大きくしないで、アメリカさん。
ちなみに「サンデープロジェクト」を見た同居人によると、アメリカには約2000万人のキリスト教原理主義者がいるらしい。1割もいるのか。その人たちはわかりやすい「善悪二元論」に立脚しているようにしか見えない。その勢力が1割もいるって、まずくないか。抑圧された側の原理主義じゃなくて、抑圧している側の原理主義だし。キリスト教徒のハシクレとして困ったもんだと感じてしまう。
2月の「朝まで生テレビ」が若手論客なんとか特集で、40歳前後の人が多かった。当然、そこでもイラク×アメリカが話題。田中宇さんが出ているというのを地上波での朝生が終わってから聞いたので、朝日ニュースターの再放送で土曜日の昼間に見てみたのだ。たしか宇さんが朝生に出るのは初めてだったはずだ。同居人の数少ないお友達なので、二人して朝生をしっかり見てしまった。ネクタイ姿の宇さんを見るのは、ほんと久々。
出演者の中で宇さんだけが「アメリカが戦争をしないという可能性もある」と発言していた。結果がどちらに転ぶか、私は全然わからない。でも、この発言にすがりたい。
そんな中でトルコの議会の決定にはやんやの喝采。いいなぁ、あれ。トルコ政府は慌てているんだろうけど、バカにするにもほどがあるってな感じだったのかな。
03/03/02/sun
■確定申告
ふぅ。だいたい確定申告の計算作業を終えた。後は清書をしてハンコをもらってくる(=提出する)くらいだ。今年は10月以降、給与所得者になったので少し悩んでしまった。でも、一緒に送られてきた「確定申告の手引き」がかなり丁寧で、参照しながら書き込めばどうにかなった。というか簡単だった。来年もこれと同じパターンになるんだな。でもせっかくだから青色申告とかにしてみようか。帳簿付けさえクリアすればなんの問題もないんだけどね。初めての確定申告のときにメモをいろいろ持っていったら、「それだけメモしていたら十分いける」と手取り足取り教えてくれた税理士(?)からは言われたんだけど、きちんとした帳簿になると継続が難しいのだ。
鉛筆で下書きをしながら、「文筆家」専用の収支内訳の紙を見て、前によけいに税金を取られそうになったことを思い出した。これって、原稿料や印税、編集費と項目によって表と裏の別のところに書けという指示になっている。だから、97年のときは指示通り事細かに分けて、記入した。
そしたら、6月頃になって税金が足らないからもっと払えと区役所が言ってきた。送られてきた葉書を手がかりに、いろいろ確認してみるとどうやら収入はもっと多いと言っているようなのだ。だけど、何にも変なことはしてない。第一、自営業といっても、出版関係者なんて収入は完璧にバレているんだから(版元が原稿料なり編集費なりを払うときに源泉徴収してしまう)、収入をごまかしようがない。小売業とかとはその辺が全然違うのだ。「完璧に押さえられている収入」マイナス「必要経費」が課税所得となるというだけのこと。よっぽど稼いでない限りはね。
週があけて役所に電話をしてみたら、やっぱり「これこれこういう収入があるのに、確定申告で出した紙には書いてない」という。金額を聞いて、指摘した。「その紙には裏もあってそこに残りの収入が書いてあるんですけど」。裏くらいキチンと確認してコピーしろよ。しかも自分の落ち度にもかかわらず、「失礼しました」も「ご迷惑をおかけしました」もない。こちらの手をわずらわせているんだから、一言くらい、謝ってもよかろうに。なんで役所関係の人って、業務に関しては謝らないんだろうね。
しかし、なんかダルいよぉ。家が本で埋もれていくよぉ。買った本のメモが追いつかないよぉ。
■昨日は春雷
雨はすごいわ、風は強いわ、で「春の嵐」とか。この風の強さは、もしかして「春一番」なの?
03/03/01/sat
■二人いると便利
休みの同居人とマッサージなどしあってみる。お互い、なんとなーくダルくて頭痛があったりしたのだ。こういうとき、二人暮らしのメリットを享受していると思う。一人だと背中をかくのも孫の手がいるもんね。
軽い頭痛の原因は、二人ともきっとフリーセルだと思う。同居人はほとんどフリーセルをやったことがなく、どうやっていいかわからなかったらしい。いくつかのポイントを教え込んだら、はまっている。こういうことで時間を食われるきっかけを作ってしまうという点は、二人暮らしのデメリットかもしれない。教えたら、私も久々にやりたくなって、はまってしまった。これって、連勝記録を伸ばしたくなるんだよね。現在私は49連勝が最高。ああ、こんなことに時間を使ってしまったなんて……。落ち込む。
でも、この間、電車の中でパームかなにかのチビなパソコンでフリーセルかソリティアを立ちながら必死にやり続けるお姉ちゃんを見かけた。朝の通勤電車の中である。そんなところでまでやりたいものなのか、と不思議になった。フリーセルはまだわかるけど、ソリティアはつまらんぞ。運が大きすぎて、面白くない。
ああ、どんどんとそういえばという事を思い出していく。電車によく乗るようになって気づいたこと。みんなけっこう不用心です。カバンの口をパカーッと開けたまま平気でいる人が多い。覗き込んでみるとお財布さんもいたりして。チャックを閉めないとか、留め金をかけないとか、ザラだもん。前には何度か「開いたままですよ」と教えたりしたこともあるけど、閉めるのが面倒で開けたままの人もけっこういそうだ。
もちろんカバンのフタが開いてようが、他人様のものを盗むほうがいけないんだけど、そんなもんなのか、と思ったりしている。
先月のてくてく→2003年02月