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2003年8月のてくてく
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03/08/29/fri
■へたれ
一昨日あたりからひきずっている、へばり感が最高潮に。午前中、歯医者に行って税金払って返ってきただけで1日の気力と体力を使い果たした。なんだか知らないけれど疲れているようだ。
何もできず、受け取った原稿がただ溜まっていく。読んではみるものの進まないのだ。ごめんなさいー。
03/08/28/thu
■子供の成長
【一昨日(08/26のてくてく)】、「【幻想水系】のIさん」と書いたら、とうのIさんから「リンク付きの匿名はどうかと思う(笑)」とツッコミが入った(更新履歴のところ)。わはは。正しい。たしかにそうです。ごめんなさい。というわけで、いずもりさん、犬にもヘソはあるらしーよ。ガセ情報で惑わせてごめんなさい。あ、ボノボの写真集も確認しなきゃね。
ちなみになんで匿名にしたかというと、「けすとれる」氏と書くべきなのか「いずもり」氏と書くべきなのかちょっと悩んでしまって、「ええーい」とイニシャルにしました。無意味だよねぇ。自分でもおかしいや。うはは、頭わりぃ。
それと、今日、エルサルバドルから手紙が届いた。私の子。だいぶ大きくなって5年生になったらしい。名前はホセ。小学校にあがる前からだし、もう10年近くなるかな。ずっと絵ばっかりだったけど、ここのところ自分で書いた文字の手紙が届くようになった。身体はすっかり大きくなったみたいで、写真で見ると、横綱サイズって感じ。【フォスター・プラン】経由のマイ・サンなのだ。
昔は「医者になりたい」とか書いてきていたけど、今回は「サッカー選手になりたい」だった。お母さんは私より若かったはず。「これからも学校に行きたい」とも書いてあった。ちゃんと学校を出てくれるといいな。同居人のエジプトの子は一時期、家族共々行方不明になっていたみたいだけど、戻ってきた。うちの子は、そういうこともなく家の仕事の手伝いをしながら、元気にやっているようだ。
遠くにいる子だけど、すくすく成長してくれるのは、なんか嬉しい。
03/08/27/wed
■初トリビア
今日は、週に1度のおつとめで調布へ行く日。会議があって、今後の予定があれこれつたえられる。うーむ。けっこう急に飛び込んでくる仕事が増えそう……。イヤーンな雰囲気。飛び込んでくるかどうかわからないので、飛び込んできた時ばかりを想定して進めるわけにもいかず、去年からのしかかりのものもけっこうあるし…。ま、なるようになれ、ってところかな。
戻ってきたら、妙にだるい。「地上波民放は大事ですよ」という昨晩のIさんの言葉に従い、民放をたらたらと見て回る。そして、やっとのこと「トリビアの泉」をその前の「ヘキサゴン」に引き続いて見てみる。
……深夜枠のころ、見ておくんだったなぁ。別にいまもちゃんとおもしろいし、こういう形でヒットが生まれることに、「新しい企画」を考えることの大事さというか、「やりつくされている」なんてことを言っているのは単なる怠け者ということがわかるわけで、反省してみたり。『トリビアの泉』を見て最初にするのが反省って、なんかおかしい気もするけど。
ただ、今週のトリビアを見て思ったのは、「へぇ」と思ってもらえるためには事前知識が必要ということだ。だって「『北斗の拳』の原哲夫はふかわりょうのいとこである」が最高得点の「へぇ」だからね。テレビやマンガの力は偉大というか。「フィールズ賞受賞者E・ウィッテンの学部時代の専攻は、歴史学である」って言っても、誰も「へぇ」なんて言ってくれず、「誰それ」なわけでして。
ちなみに、同居人は「『トリビアの泉』?何それ」だった。ベストセラー本もあるって言ったけど、やっぱり知らなかった。そもそも、「トリビアって、トライブ(部族)の派生語?」って、そっちのほうが難しい連想だ。トライブの派生語はトライバルでしょう。トリビアルって言えばわかるのかなと思ったが、前に教えたトリビアルの意味はやっぱり忘れていた。数学科だと、これ忘れられない基本タームになる。授業中、しょっちゅう出てくるんだけど、オチコボレにはまーったくトリビアルじゃなかったので現実と自分の能力との乖離を思い知らされた単語である。嗚呼、些末にも届かない人生。
03/08/26/tue
■気分的在庫一掃
溜まっていた〆切滑り込みアウトの原稿を、朝から、どうにか目くらましでセーフにする。と、同時に、溜まっていた洗濯物を洗濯機にゆだねる。なんか臭ってきそうになっていたのは、自分でも悲しい。暑くなるととたんにこれだから、たいへんだ。どうにか洗濯機は2回まわすだけですみそう。よかったよかった。目をそらしたいけど、ゴミも溜まってしまったなぁ。いろんなものが溜まる残暑である。
午後はまず歯医者。今日は、とんがっていた歯の縁も削ってもらえたので、舌にあたって痛い思いをしないで済むようになった。つくづく歯医者って職人なのね(つまり腕の差が激しい)。溜まっていた虫歯たちの最後の1本だと思いたい。
■同居人
夜、久々の人々との飲み会のために人待ちをしていたら、茗荷谷の駅で【吉田進み矢さん】が通りかかった。「第2子誕生」を思い出し声をかけたら、「なんでこんなところにいるんですか」って、別に、進み矢さんを待ち伏せしていたわけではありませんのでご安心を(笑)。
いきなり、「同居人っていうあの書き方がいいなーと思っているんですよ」と、この日記のことをいわれて面食らうが、でも他に言いようがないだけだったりする。同居人を知らない人に「【畑仲さん】がね」と言っても、わからんだろうから。ただもうだいぶ前になるけど、友人から「立派な内縁関係」と言われたときは新鮮だった。たいてい一緒にいたのはたしかだけど、当時はまだ同居もしていなかったからね。98年からは同居もしているので、「まー、そう言われるのも仕方ないでしょう」と思っていた。
で、その後、新たな言い方を学習したのが、「内縁の夫」。単に「内縁関係」と言うよりもなんか隠微な感じがして、少し気に入っている。でも、いちいち「内縁の夫」と書くとウザいし、なんか「夫」という響きがピンとこないので、「ここぞ」という時にしか使わないな。自分の身分をそう説明した方が有利なときとか(家族限定っぽい場面ってあるじゃん)、短縮形の説明で伝えるときとか(自分の話はどうでもいいとき)、そんなときかな。
でも、ちょっと隠微なんで、これから折に触れて使ってみたいとは思う。練習しておこう。内縁の夫。
■病巣
その後、茗荷谷では元上司のYさんと、別ルートで知り合った【幻想水系】のIさん(Yさんとも既知)と、駅近くの「ビガヴォ」。私がYさんの会社に忘れた傘を取ってくるのがメインの目的で、後は「久々に会おうか」という程度だったので、思いっきり気楽な会話で楽しい時間を満喫した。
実は、この前、渋谷で朝までいたときに、「最近ね、あややがかわいくてね」と言ったら、森山さんに「それは、あややウイルスに感染したんですよ。遅かったですね」と返ってきた。そうか、あややはウイルスだったのか。かわいー。でも、「はっ」として息ができなくなる感じの症状を呈するので、ちょっと危険なウイルスだ。
というわけで、あややウイルスに感染中だが、感染したのが生ワクチンくらいのあややウイルスだったようであまり重症ではない。いまいち時間と金をあややにかけていないので、あややのことがよくわからない。
そんなところへ、適任のIさん。思わず「あのね、あややがね、かわいくてね。どうやら、あややウイルスに感染しているらしい」と聞いたら、基本的なところをかいつまんで要領よく教えてくれた。「彼女はアイドル不毛の90年代の後にあらわれた完璧なアイドルで、平成という時代の群を抜いたトップでしょう」と最高の評価。彼の肩書きがひとつ増えた。しゃべり方としゃべる内容が、「アイドル予報士」なのだ。と、Yさん乱入。「僕も、感染中」。おいっ、おじさん、自分の息子より年下だろっ、という基本突っ込みをしつつ、後はすーっかりアイドル談義。私は、あやや以外は皆目わからんので(未だに辻と加護の区別がつかんし、ハロプロ系以外も「誰それ?」状態)、基本的には生徒としてひたすら教えを乞う。いやー、皆さん、いろんなこだわりがあるんっすねぇ。その延長上で当然出てくる話はフェチ。フェチも奥が深いよ、ほんと。
そして最後は、「アイドル談義をだらだら続けると、日本の病巣がかいま見える」的なところに落ち着いた。なんだそりゃ。Iさん、犬猫のヘソの話と、動くあやや情報の宿題をよろしくね(久々というかゆっくり飲むのは初めてだったのに、くだらん話ばっかりでごめんねー)。Yさんも息子にバカにされても頑張ってあやや関連の収集、よろしくね。あー、楽しかった。
あ、我が家にはこれを書いておかないと「誰それ?」と聞いてくる人がいるので補足。「あややとは、松浦亜弥というアイドルです」。
03/08/25/mon
■同音異義語
同居人が朝早い勤務だったので、だいたい一緒に起きる。6時起きは眠いのー。しかし、チャッチャとやらないといけない締め切り日なので、ちょうどよい。懸案の原稿を1本書き、もう1本のアップデート作業をすませて、日傘必須の日差しのなか霞ヶ関へ。東京地裁で、ずっとフォローしている裁判を傍聴しにいった。
今日は、思い出して家を出るときに、スイスアーミー・ナイフとボイスバーを出しておいた。ナイフはたまに検知されて預けていたが、前々回に、なんとなくカバンに入れっぱなしにしているICレコーダーが発見されたのだ。「スティックタイプかなにかのレコーダー入ってますか?」と聞かれ、「あ、はい。入ってます」と答えた。また預けるのかなと思ったら、「法廷では出さないでください」と言われただけだった。へー。録音するつもりはもちろんなかったけど、こういうものも検知できるようになっていたのかとわかって新鮮だった。というわけで、ボイスバーもおうち。
準備書面のやりとりのときはまばらだった傍聴人も、3回目の証人尋問となるとけっこうたくさんいる。もちろんだいたいは被告側(告発者)サイドの傍聴人だ。
なーんか、毎回この裁判を傍聴に行くと原告側(大学病院)の弁護人のひどさを書かざるえないんだけど、今日もそう。たどたどしい質問とたくさんの読み間違い、聞こえなくなるような声は慣れた。今日、ずっとずっと辛かったのは、「証人」のアクセント。原告側の弁護人は、ひたすら「ショーにん」と前にアクセントを置いて呼びかける。これ、ふつうに聞くと「商人」なんだよねぇ。「証人」は「承認」と一緒で「しょーニン」と後ろが高い平板型。弁護士も言葉が勝負の仕事だと思うぞ。言葉をつむいで法廷を乗り切っていくのに、証人ともコミュニケーションできない言葉を使っていては、お先真っ暗。
極めつけの爆笑(ただし心の中)もあった。こんな感じのやりとり、どう思います?
弁護人「…被告はリョーシンに堪えかねて新聞に告発したといっていますが…」
証人「……リョーシンの連絡先は確認すればすぐわかるはずで違和感が…」
原告弁護人が言ったリョーシンは「良心」、原告側証人が言ったリョーシンは「両親」。つくづくすれ違うね。ああ、日本語ってむつかしい。正確には爆笑じゃなくて冷笑だな。
非常に眠い1時間の主尋問を終えると、今度はうってかわって身を乗り出して聞きたくなる被告弁護人による反対尋問。しっかりとした声で法廷の誰もが聞こえる。「グルメの基本はグルマン」というように、「弁護士の基本は明朗な大声」だ(テキトー)。
その反対尋問の最中、そもそも、この裁判について教えてくれたTさんがひょっこり。時間ができたらしく、初めて傍聴に来たようだ。予定時間を過ぎて終わった法廷を出て、これまでの様子をざくっと説明。「Tさんの横に座っていた人が、原告の人だよ」なんて教えながら、神保町の書店まで一緒に行ってわかれた。
夕方だってのに、そこからも暑い。
■ほくろ
夜、ニュースを見ていたら、「火星です」とテレビに映った。そうだ。火星が近づいているんだ。テレビが映しているんだから、私らも見えるんだと、マンションの上の方に昇ってみる。
非常階段から見上げた空には……、ただひとつ少し赤い星だけが輝いていた。
「どこを見ればいいの」と不安だったが、空に見える星はやたらと明るい火星しかない。どれが火星かわからないだろうと思っていたのは杞憂。少し曇っていたせいなのか、晴れていてもこの時期は似たようなもんなのか、よくわからない。曇っていてもあんなに明るく見えるというのはどういうことなんだろうか。ただ、空にひとつだけポツッとある星を見て思った。
「空のほくろみたい」
03/08/24/sun
■矢のような1日
行方不明になっていた夏が戻ってきたのはちょっと嬉しい気もするが、やっぱり暑いのが続くとイヤだ。あぢーよーぉ。
午前中、友人のKさんからの電話で起きる。たらたらと毎日の作業であるニュース集めとか、メールチェックとか、ウェブ巡回とかいろいろ。キューッとお腹が減ってきたので、買い出しに出たら、冒頭の状態。暑い。一気に萎える。
明日〆切の仕事のために、新聞記事のコピーを読んだり、ウェブで情報収集と確認をしたりするが、いまいちまとまらない。ネタは「心神喪失者医療観察法」。ものがものなだけに、どういう構成にしたらいいかけっこう悩んでしまう。強行採決で通った法律だしなぁ。問題多いよなぁ。委員会で呼び出されていたのに、ずっとバックレてる関係者とかもいるらしいし。
などとあれこれ悩んでいるうちにすぐ夕方。なんか日曜日はいっつもあっという間に過ぎてしまうなぁ。なんか胃が痛いのは気のせいかなぁ。
■リトマス試験紙
だいぶ昔、家族に「中上健二がさぁ」といったら、通じなかった。ああ、そうか、そういうもんなのか、と理解した。
いろんな分野でいろんなリトマス試験紙があるんだろうなぁ。
実際、作家だけじゃなくて、超有名と思っていた評論家とかでも知られてなかったりする。研究者だってそうだ。政治家もしかり。選挙速報の時に一瞬名前とバンザイポーズを見て、それ以来全然見かけない人は少なくない。その分野および周辺では超エライ人でも、たいていは知られてないんだよねぇ。テレビに出まくってない限り。
■今日の感動
いろもの物理学者さんのサイトの日記で、【乱視用のコンタクトレンズ・その1】と書かれていて、「あ、全然気が付かなかった疑問だ」とワクワクしていたら、今日、その続編である【乱視用のコンタクトレンズ・その2】を読んで、えらく感動してしまった。私の感動器官はどうなっているんだろうと思いつつ、こういう基本的なことがなんだかとっても魅力的なんですけど。
03/08/23/sat
■マジックと失敗
金曜日の午前中、最後の1本になるはずである右下奥歯の治療が始まる。根っこの治療をしないといけない。神経はもうないし、痛みも全然ないんだけど、右下奥は苦手。自分でも舌が邪魔で仕方ないのだ。で、つい硬直していると、唾液だの水だのが妙に気になってしまってダメ。「んぐ」という感じにすぐなってしまう。それがわかるから力が入り…、という悪循環。
どうにか終わって薬を詰めると、後は口の中にずっとマジックがあるような感じ。揮発性のあの香りがいっつも口の中にある。美味しいご飯を食べてもわからんな、こりゃ。
とぼとぼと帰宅して、〆切前にできるところまで進めようと、新規原稿を1本書き終えた。法律の説明って、慣れないと時間がかかる。つい「あれもこれも」となってしまうけれど、それでは無意味だ。どうにか書き上げて、他の項目のアップデート作業をしていたら、ちょっと余計なコードの入った状態の一文を挿入してしまい、その項目のデータがなんかガタガタになってしまった。説明しても意味はないけれど、本来テキストが入っているべき場所からひとつずつずれたところに入ってしまった。対応ができず、こういうことの担当者にヘルプを求めたら、「みんな一度はやること」とのこと。口の中がマジック臭いからということにしておこう。
復旧してもらって無事作業を進められるようになったが、同僚たちが仕事をしている時間でほんとよかった。変な時間に仕事をしないようにすべきという教訓を得た。が、この教訓が活かされるかどうかは不明。だって、以下のような生活だからね。
■見事な朝帰り
【森山和道さん】に声をかけていただいて、趣旨のない飲み会に出るため、渋谷に向かう。金曜日の夜の渋谷なんて、ちょっとドキドキしてしまうほど久しぶりかも。面子は他に、この春、某社に就職したお久しぶりのA君と、初めましての某誌編集部のKさんと、サイエンスライター志望のAさん。要は「若い人」に一緒に遊んでもらうんである。どうせ、最高年齢ですよ、ふん。もうそろそろお気に入りの素数の年齢も終わっちゃうし。……などと書いてみたが、実は年齢はあんまり気にしてない。20歳の私より30歳の私の方がマシだと思ったし、37歳の今は、「ま、こんなんも楽しいな」と思う。いくつでも人それぞれだからね。
1次会は9時過ぎに終わり、2次会で最近よくみかけるおしゃれ系のチェーン居酒屋へ。ちょうど入れ替わり時間帯だったらしく、ほとんど待たないで入れた。で、ぼーっとしゃべりながら「けっこう時間が経ったはずけど、お店の人がラストオーダーですって聞きに来ないなー」と思っていたら、時間はすでに夜中の2時だった。オオボケ。店の終わりに出て電車で帰ればいいやと思っていたけど、そうか、終電はとっくの昔に逃していたのね。4時までやっている店だったのだ。
というわけで、あっさり朝までコース。4時に店を出され、近所の喫茶でお茶をしながら始発を待った。道にバタバタと男女問わずいろんな人が倒れている。5時過ぎ店を出て、家に戻ったら朝6時。当然、明るい。うわー、こんなん、10年ぶりくらいだ。
あれこれ雑談をしながら、久々に「何をやりたいと思ってたんですか?」とか、「どうやってライターになったんですか?」とか、定番の質問が出てきて、なんだか新鮮な気分だった。25歳でフリーになって、30歳くらいまではこういうことにすらすらと答えられていたような気がするのだけど(新しく知り合ったり紹介されたりする人にはけっこう聞かれることが多い)、あんまりそういうことを聞かれなくなってたんだなぁ。編集者には新卒で出版社に就職してなった(というとなんかおこがましい気がするのはなぜ?)けど、ライターにはなんとなくなった私です。だってライターの方が手っ取り早くギャラもらえるんだもん。
20代の頃はたしかに「ジャーナリストとは」とかいろいろ粋がっていたような気もする。あんまり覚えていないけど。今、改めて聞かれると、「お仕事のひとつ」だなぁ。別に冷めているつもりじゃないけど、それぞれの職業にもとめられる誠実さがあるわけで、それを踏まえてさえいれば、「かくあるべし」みたいなことを突き詰めようとしてもせんないなぁというか。ケースバイケースのことが多いし、いろんなタイプが必要だし。せいぜい、ちゃんとスキルを持ちましょう(磨きましょう?)、とかはあるけど。
そういえば、「ジャーナリストとは?」というのに対するこれまで私が聞いたことのあるなかでいちばん冷めた(冴えた、か?)回答は、「定期刊行物(ジャーナル)に寄稿する人」だった。とすると単行本でジャーナリストをするのはかなり大変そうだ!
あと昔私も「どうだろう?」と思ったのは、「編集者はジャーナリスト?」という疑問である。ジャーナリスティックであることに重きを置きたい編集者は、「編集者も仕事の内容によってジャーナリストだと思う」と答える傾向がある気がした。雑誌の人に多いかな。もちろんこの場合の編集者は基本的に「書かない」ケースを想定している。
……なんだか長くなったな。この辺でやめておこうか。実は、この辺の話をちょっと違う角度からだけど、やっぱり物書き系の仕事を考えていた学生さんと、かなり頑張ってメールでやりとりしたことが4年ほど前にある。当時のメールの束もあった。今の私の考え方とまったく一緒とは限らないけれど(でもだいたい一緒ではあった)、先方の了解も得られたので、個人的なところを少し削って、確認してもらった後に、いずれ公開するつもりではある。
そうそう。昨日の収穫。記者はジャーナリストではないし、リポーターはジャーナリストではないと思われているようだ。「87へぇ」という気分。BBCもリポーターがたくさんいるけど、彼らはジャーナリストとは思われにくいのかなぁ。あ、これはちょっといぢわるな書き方か。外圧というか、欧米のメディアは感覚的に別枠と思われているのが実際だもんね。雑誌にも記者(フリーランス)はたくさんいるけど、ジャーナリストじゃないってことかな、という方が適切な問いかけかも。
とまれ、私はライターでよござんす。場合によっては編集者。
03/08/21/thu
■しゃっくり
朝、起きたら、いきなりしゃっくり。つらい。
…と思ったら30分もしないうちに、勝手におさまった。めずらし。そして【「しゃっくり」で検索する】と、ものすごい数の結果が出てきて、驚く。まぁ、しゃっくりといえば「横隔膜の痙攣」くらいは知っていたけど、その止め方がこんなに言及されているとは。ちなみにしゃっくりを専門的にいうと、「吃逆」らしい。読みは「しゃっくり」か「きつぎゃく」みたい。
ただ、今回のしゃっくりで、ひとつ気づいたことがある。ここのところ心臓がバクバクすることがたまにあって、「不整脈かぁ」と思っていたが、そのとき、なんだか心臓とは別にもやもやするものがあった。それが、「しゃっくりの出る前に感じる、“しゃっくりが出そう”という感覚だけがずっとあった」ということだった。同時に、「小さいゲップが出そうなときみたい」と感じていたんだというのもわかった。と思って、「しゃっくり 不整脈」で検索すると、「不整脈はいわば心臓のしゃっくりです」てな説明がそこここに。でも「心臓が痙攣しているってこと?」と考えちゃうと、えらく怖いぞ。
■村八分
少し前まで、仕事で使っているアドレスが同僚たちに一斉に出すためのグループから抜け落ちていた。つまり私だけ、メールのお知らせがこない状態。これって、村八分みたいで、イジイジするのには最適。なんか私だけ来ていないような気がするな、と思いつつも「ま、いっか」と放置していた。が、世の中そんなに甘くない。別の修正を加えるためにグループリストが更新されたら、今度はきっちり補足されてしまった。ちっ、仕事しないで済みそうな状態を楽しめると思ったのに。イジイジどころか、村八分大歓迎だったわ。
てなことを思いながら、【bk1】のSさんとお久しぶりのランチ。1年ぶりに近いくらいじゃなかろか。立て替えてもらっていた本の代金を渡して、後は近況報告。いいところで落ち着いてきたんじゃないかな、bk1も。そんな気がする。ちなみにここのところ、【サイエンスコーナー】の調子がとってもいいらしい。たしかに『生命40億年全史』とか『タイムマシンをつくろう』とか『理系白書』とか、けっこう引力の強い本が続けて出ていたからね。『磁力と重力の発見』とか『プラネタリウムを作りました。』とかもあったか。
好調なのはなにより。
■定義
仕事で必要になったことをいろいろ調べているときに、はたとぶちあたった問題。「犯罪とは?」
まじめにやろうとすると、けっこう定義はややこしいみたいだ。もちろんメインは刑法に抵触すること。思いっきり簡略化したところで、国語辞典で法律上どういっているかというと、「刑罰を科せられる行為」(大辞林)になっている。
じゃ、法を犯しても、その法に刑罰がなければ必ずしも犯罪者とはならないわけだな。
で、さらに話をややこしくしているものもある。それが、道路交通法みたい。この場合、違反者なのだ。
■続リンク・メモ
いつも、いろいろな情報を集めてあって、とても嬉しい。というわけで、遅くなったけれど感謝リンク。「続・数学者の戦争」関連の日。
【山根信二氏のWhat's New or What's going on:2003/8/13】
03/08/20/wed
■カルテ
「カルテ」に関連して古い(といっても1年前くらい)新聞記事のコピーを見直していて、はたと思い出した。私も、歯科にカルテをもらいに行って、拒まれた経験があった。前にも書いたような気がするな。というわけで調べてみる。【あった。コレ(02/06/29のてくてく)】
引っ越しに伴うカルテの請求って、みんな考えることなのね。2002年4月11日の朝日新聞くらし欄に「歯科カルテ開示進んだ?」という記事があった。そこで紹介されているのが、まさに引っ越しするからこれまでのカルテをほしいと頼んだある男性のケース。彼はえらい。ちゃんと頑張っていた。もちろんタライ回しにあう。どうタライ回されたかというと、
通っている歯科医にほしいと言う→歯科医に断られる(コピーは渡せない。要約書のみ)→要約書でいいという説明ファックスが歯科医から入る→交渉を続ける→外部に出さないという念書と引き替えにコピーをもらう約束→歯科医が三鷹市歯科医師会からダメと言われる→市役所か都庁にある申請書をもらえという指示が出る→市役所にも都庁にも出向いたが担当する部署はなかったここまで頑張るのはなかなか大変なのだ。えらい。私自身、当時、診断書と言われた要約書をもらうのが精一杯だった。引っ越し前のバタバタしたときに、労力を割ききれないのだ。
で、結局、99年に見送りされたカルテ開示の法制化は、2003年ふたたび見送られちゃった。うーん、なんでこんな簡単な基本的なことができないんだろうか、日本のお医者さんたちは。「私のカルテ」といった動きも広まりつつあって、電子カルテも導入されることが増えてきた今の時代、「カルテ開示に積極的」というのが病院のウリになるって判断ができなかったら自営業者失格よ。
■パスワード地獄
今日は調布のオフィスに出向く日だった。まだ社内のネットワークにログオンできるアカウントが生きている。なので、ちょこちょことしたことを済ませるために、空いているマシンでログオンしないといけない。が、当然の事ながら使っていないマシンのパスワードなどさっさと忘れる。入れなーい。
結局、パスワードのリセットをしてもらった。あちこちにパスワードがあって、ほんっとに大変。パスワード管理の方法を見つけないとなー。生物的な記憶容量はとってもせまいんだから。
で、さらにオチがついた。仕事が終わってシャットダウンした後、もうひとつ確認しないとならないことがあったので、再度立ち上げた。メモしたパスワードをみながら入力……、が、受け付けてくれない。なんで?! 何度やってもダメ(同じのを試したんだから、当たり前だ)。ちょこちょこと変えてみるけど、ダメ。うぇーん、パスワードリセットした日にもう一度変えてもらうわけ? それはさすがに恥。恥すぎる。
珍しく発揮される根性。あれこれ試して10回目くらいに、発見した。数字部分でメモしたのは隣のキーだった。自分で自分が情けない。
どうにか入れた。でも次回、メモなしでは無理。
自分のパスワード能力の低さとどう闘えばいいのだ。わからん〜。
03/08/19/tue
■朝風呂
朝、ふだんより少し早めに目を覚ました。同居人が鼻をぐずぐずいわせていたから。私もブルッときた。ちょっと、いくらなんでも寒すぎませんか? 梅雨明け宣言撤回が検討されているんだって? 朝から、ゆっくり風呂に浸かって、身体をあっためてあげたよ、ほんと。暑いのは嫌いだけど、何もこんなに寒くなくてもいいのだよ。
少しずつ、仕事モードが復活してきた。よかったよかった。そうは言っても、まだあんまりペースがつかめていないけど。ま、どうにかなるでしょ。〆切はあるんだから。
しかし、ブラスターだかなんだかっていうウイルスが蔓延しているらしくて、ちょっとマシンが不安定になるととっても心配。無用に心配して損している気分。でも、仕事用のマシンに入っているウイルスバスターちゃんが、5分おきに「最新のアップデートがあります」てなアナウンスをしてきたときは、何があったのかと焦った。アンチウイルスのサイトにつなぐのをブロックされちゃったのかとか。何のことはない、アップデートしたパターンファイルがちゃんと認識されないことがたまに起こるってだけのことだったようだ。対処法としては、「OSの再起動」だって。なんやねん、それ、って気分だ。
大昔に同居人がやられたウイルスがOSを再起動するたびに、必要がファイルがちょっとずつ削除されていくタイプだったから、私は、調子の悪いときにする再起動がなんとなく怖い。で、極力、再起動をしないで何か対処をしようとしてしまうのだが、再起動すればあっさりよくなることも少なくないのだと、サポート担当者から言われてしまった。初心者の気分。まぁ、初心者だけど。FAQを読みなさいというのも正しい指摘だ。読みます読みます、これからは。
私のマシンは再起動したら、何の問題もなくなった。そんなもんなのね。
■入手本
ハンス・モーリッシュ著『植物学者モーリッシュの大正ニッポン観察記』草思社
→[bk1|amazon] 先日注文しておいたら昨日届いた。そして、今日課題図書となった本。いわゆるお雇い外国人になるのかな。ちょっと博物学系に近しくなりたいと思っている昨今です。
03/08/18/mon
■20年ぶり
気の抜けたお盆明け。でも少しずつ仕事モードを取り戻さねばという雰囲気。頑張って目覚ましなどで起きてみる。9時過ぎてるけど。
夜は、20年ぶりの旧姓Tに会う。彼女が仕事で私の実家の近くに行き、それで思い出して検索をかけたら、このサイトがひっかかったというわけだ。その手の久々の連絡は3人目。2月頃から、「会おうよ」と言いつつ、私の都合でこんな時期まで延びてしまった。果たしてわかるのか、という小さな不安を持ちつつ、待ち合わせの銀座に向かう。……わかるかな、なんて心配は一切無用でございました。少し離れたところからでも、ちゃんとわかる。メガネがコンタクトに変わってはいたけれど、ぜーんぜん問題なし。そんなもんなのだね。
ふと、知り合ったきっかけを思い出そうとすると、あやふや。たぶん某S台の高3コースで数学単科クラスに通っていたとき、隣り合わせになったのが彼女だったはずだ。思い出すのも悲しい、S台の数学単科。そうですよ、テストに7点なんて点数があることを思い知らされたのは、この数学単科クラスだった。ああ、辛い思い出。
高校1年からいろいろ通っていたTは、S台の友人たちも多かった。それで、その友達が数学単科に潜りにきて、知り合ったのがS。うるさいというか、落ち着かないというか、変な奴だった。そんなわけで高1からS台通いをしていた連中と、妙に顔がつながってしまった。で、今度は本部校舎に潜りにいったり。ああ、そういう日々に、もっと真面目に勉強しておくんだった。と、今は思います。はい。
久々に会うTは力みがなくて、楽だった。いいよな、こういう感じの40歳前って、って感じ。20年も会ってないと、どの時代のことについて話しているんだか、話ながらちょっと錯綜してしまう。昔、私が取材した人が開発した商品は、その取材相手が彼女と一緒に企画したものだとわかって驚いたり、二人して初海外が30歳過ぎてからだとわかったり、お互い大阪の銭湯に感激してたり、なんかあれこれ細かい話が楽しかった。
気楽に遊んでくれる同年代(♀)がどうしても少なくなってきてしまったので、また遊んでほしいものだ。うん。
03/08/17/sun
■一瞬
ああっ、という間に過ぎ去る日曜日。何をしたわけでもないのに。悲しい。
あ、思い出した。久々にクリームバスに行った。頭にクリームつけて、ゴリゴリマッサージしてもらうやつ。気持ちよかった。
03/08/16/sat
■わかりやすさ
ちょっとしたことから、「わかりやすい、ってどういうことなんだろうな」とあれこれ思っている。
「わかりやすい」=「簡単」
と思われることも多そう。場合によっては、さらに右辺に「=つまらない」となったりするのかも。でも、人によってはそれが「=おもしろい」かも。
「わかりやすい」=「難しい言葉を使わない」
てな感じも、あるのかな。私の中には、確実に
「わかりやすい」=「話の筋道がはっきりしている」
というのもあるな。
なんでこんなことを考えているかというと、「数式で書かれるとわかりにくいか」ということからの派生。小学校で習う程度の四則演算なら別にいいけれど、いきなりルベーグ積分だの論理式だのを持ってこられたら、わかりにくいどころじゃなくて、わたしゃ皆目わからん(大学時代に単位をくれた先生たち、ごめんなさい〜)。
もちろん、数式で書いた方がすっきりとはっきりとわかるケースがあるってことも了解済み。私にだって、そういうのがあるのよ! 具体的に言えないのが情けないけど。
ただ、それはナバホ族の人がナバホの習慣について説明するときには、やっぱりナバホの言葉だと説明しやすいってのと一緒じゃないかな。ナバホの言葉をわからない人たちにとっては、わかりにくい、というかわからんものになる。
あと、「わかりやすい」かどうかを求められる場面にもよると思う。本を読んでいるときのわかりやすさと、耳で聞いて自分でも話す、会話の場面でのわかりやすさは、また全然違う。
たとえば読むケースではあるけれど、【ささえあい医療人権センターCOML】のニュースレター(2003年3月号)に、「患者塾」の企画(第103回)で「患者向け診療ガイドライン」について塾の参加者が朱字を入れたものがあった。そこでは「小さな切開創から…」に対して「わかりやすい説明に」とコメントが入っている。あと、「専門用語が文中に羅列されると読む気がしない」というのもあった。ほとんど真っ赤になった直しは、改めて見てみればもっともな指摘ばかりだったと思う。不特定多数が対象のものだから。
もちろん、必要な専門用語は出てくる。ただ、いちばん違うのは「述語」だ。
日本語の中心は「述語」だと、日本語教師の養成講座で最初にたたき込まれたが、それを痛感する場面でもある。述語の使い方が、それぞれの分野で収まりのいい言い回しになっていることが多い。
それを、ごく一般的な表現にするだけでだいぶ違ってくるんだけれど、そうすると今度は専門家の方々が「意味が違う」って感じ始めるのかな。元々、専門的な表現は意味の限定が役割としてあるわけだから、当然そうなるんだろうな。
……話がどんどんよれていく。「わかりにくい」文章の典型だ。
ええと、何がいいたいかというと、数式で書かれると数式族以外の人には「述語」部分が全然わからなくなってしまうことが多いから厳しいんじゃないかな、ということかな? <誰に聞いとんじゃ!
述語部分を使いこなせるようになるのは、修練が必要だよなぁ。
でもって、「わかりやすい」と「おもしろい」は別軸だから、同列に並べると少々やっかいなことになるんじゃないかな。どういう場面かにもよるけれど、専門用語の名詞がバンバン出てきたって、それがちゃんとふつうの日本語の文章の中で位置づけられていれば、あんまり問題はないわけで、「=難しい」ってわけじゃない(専門用語の代わりにホイミとか、キアリとか入れてくれてもOK)。名詞として専門用語が出てくるかどうかでは、「わかりやすい」かどうかは測れないし、「難しい」かどうかも測れないなぁと思う。もちろん「おもしろい」かどうかも。
03/08/15/fri
■8月15日
今、「戦後」といったら、世界的にはやっぱり「イラク戦争後」なんだろうか? そんなことも思うが、太平洋戦争が終わった1945年の8月15日から58年と言われると、その年月にたじろぐ。そして、「社会は戦争のことを100年も覚えていられないのだな」と思った。
■鰻
今日は、築地の竹葉亭でランチ。Kさんからお誘いいただいたので、休みの同居人と出かける。さすが雨女のKさん、大雨洪水警報まで出ちゃったよ。
竹葉亭といえば、もちろん鰻。しかし私は鰻がダメである。他にウニとメロンがダメ。なんて安上がりな人間でしょうね。一方、同居人は鰻大好き。Kさんは肉がダメだから鰻で栄養をつけたいらしい。同居人は私と二人では鰻を食べにいけないので、この機会を活用することになったのだ。
幸い、竹葉亭は鰻以外もあるので、なんの問題もない。考えたら、私は子供の頃から家族で鰻屋に行っては鰻以外を食べていたのだ。ちなみに記憶がしっかりあるのは、横浜・関内にある「わかな」の親子丼。ここの大鰻はつとに有名らしいが、私にとっては親子丼屋さんだ。それと同様、私にとって竹葉亭は松花堂弁当屋さん。なんとバチあたりな。
だが、竹葉亭では、実は鰻も食べたことがある。だって仕事で座談会のまとめをするときにご相伴にあやかるとなったら、わがままもいえない。頑張って食べましたよ。一生分の鰻をあのときに食べたと思う。白焼きも蒲焼きも食べた。私の人生に鰻はもういらない。
というわけで、私が食べたことのある白焼きを、関西出身の鰻大好きな二人は食べたことがなかったらしい。で、お昼ながら、丼以外に白焼きも頼んでみる。「鰻の味がよくわかるかも」と喜んでいた。
ただ、東京の鰻はふにゃふにゃしていて頼りないらしい。最初に蒸すからかな。「ワイルドさが足りない」なんてことを言っていた。よくわからんが、鰻にワイルドさを求めるものなのか? 関西だともっと硬いんだとか。歯ごたえがあるのかな。
ま、竹葉亭だし、東京でもお上品な鰻なんでしょうね。……うーん、自分が食ってないもののことを書くのは難しい。
03/08/14/thu
■わんわん
泊まりあけで帰ってきた同居人が、「体調が悪いときにこんなことをいうのもなんだけど、もしよければ、8月末までのどこかで行きたいところがあるの」と、なんだかおずおずと切り出した。なんだろう? 「後楽園にね、ワンワンランドが来ているの。日光より近いし、行きたい」
すっかり犬に魂を抜かれている。
別に今日でなくてもいいのだったが、雨も降っているし、お盆だし、人が少ないかも知れないと、一眠りして起きてきた同居人と出かけてみた【わんわんフェスティバル】。
……犬がいっぱい。生まれてどれくらいかわからないけどそれなりの子犬が値段を付けられて飼い主(買い主?)を待っていたり、展示用のそこそこ育った犬たちがゲージに入れられていたり、「ふれあいコーナー」と名づけられたスペースではいろんな種類の犬が次々とやってくる人間に抱かれていたり……。けっこうシュールな光景である。これだけの数の犬が一堂に会していると、スタッフのやるべきことは一つ。ひたすらオシッコとウンコの始末である。
総合的に見るとシュールな光景ながら、個々の犬はやっぱりかわいい。とりあえず整理券をもらって、「ふれあいコーナー」にも入ってみた。20匹くらいいる犬たちは、通りすがりのお客さんより世話をしてくれるスタッフの方が好きなわけで、ぼーっとしているとあまり犬たちとふれあえない。積極果敢に捕まえる子供たちには、犬たちも嫌々ながら抱かれるしかない様子ではあったけれど。
そんな中、たまにちゃっかりした犬がいる。見ると、同居人が1匹の茶色い細い犬になつかれている。かがんだ同居人の膝に片足をかけ、頭を懐に寄せてくる。おおっ、なんと見事な媚びのポーズ。けっこうきれいな毛並みで、横から4歳くらいの女の子が、「この子、かわいー」となでてくるが、そんな人間の女の子を一顧だにしない。ひたすら同居人にすり寄る。あとで調べてみると、たぶんミニチュア・ピンシャーなる犬種だ。
同居人はでれでれ。一緒の写真を何枚も撮ってあげる。きっと女の子のミニチュア・ピンシャーなんだろうなと思ったら、やっぱり女の子だった。
そして! 発見した。次の組に変わった後も、休憩後に入った人たちの時も、そのミニチュア・ピンシャーはお兄さんないしおじさんに必ずすり寄っていった。そして膝に片足をかけ、懐に頭を寄せていた。みな、人の男性はでれでれになっていた。すごい学習能力だ。この手の人たちがいちばん扱いやすいとわかっているんだろうなぁ。いろんな人に触られて疲れるよりも、これというおじさんに目をつけて、子鹿のようなボディで媚びる。完璧である。結局、彼女が、女性ないし女の子にだっこされている場面を見ることは一度もなかった。
だが、同居人はいま、ミニチュア・ピンシャーではなく、フレンチ・ブルドッグにうつつを抜かしている。こんなに人気が出る遙か前から今日まで長年チワワだったのだが、「フレンチ・ブルドッグ、ええわ〜」となっている。曰く、「表情が豊か」。そっかぁ? よくわからん。
フレンチ・ブルドッグを飼いたいようである。「ブの人なのね」と言ってみた。
私は、ブルドッグだけは勘弁してほしい。ちぃとも可愛いと思えない。フレンチ・ブルドッグしかり、シーズーしかり。「あなたは、プの人だからね」
はい。私、今、トイ・プードルにうつつを抜かしております。きゃわいい。
■リンク・メモ
結城浩さんの【固有IDのシンプル・シナリオ】
シナリオ以外に、固有IDについての一通りのリンク集もあって、とてもありがたい。
03/08/13/wed
■涼しいな
なんだか涼しい1日。身体は温度計みたいなものか。何も意識しなくても、温度がわかるらしい。11時くらいまで熟睡してしまった。暑けりゃ寝てらんなくてさっさと目が覚めるってことなんだなと実感。でも、ちょっと寝過ぎで焦ってみたり。
起きてからも延々と眠い。きっとこれは月々の鍛錬期間の始まりだからだな。心臓はバクバクするわ、眠いわ、情緒は不安定だわ、すごく変な感じ。
ふつうは寝起きのよい子なのに、なんとなく、ぬぼおぉとした感が抜けず、とりあえずニュースのチェックをシコシコとしてみる。結局、取ってきたニュースのテキストファイルをいくつかの分野別に作ったフォルダへ放り込むことにした。いちばんやっかいなのは医療関係である。これが多いんだ、いろいろと。サブフォルダを作って「医療過誤」だの「がん」だの分けざるえない。分野別のフォルダの数より、こっちのサブフォルダの数のが多いでやんの。
ただ、テキストファイルでニュースをストックするようになって気づいたことがある。この方法だと、複数の分野やテーマにまたがるとき楽だわ。ゼロックスコピーよりも気楽にファイルのコピーをして両方のテーマのフォルダにぽぽーんと放り込める。どっちへ入れるかで悩むくらいなら、さっさと両方に入れればよろしい。
てな作業をやって、久々のS先生にコンタクトを取るために、ちょっと長いメールを書いたり。10年以上前にお世話になった方で、もう忘れられているかもと心配していたけれど、間に入ってくれたYさんによるとしっかり覚えてくださっているとのこと。うれしいな。お仕事のお願いではあるけれど、気分としては遊んでいただける方を探している感じなのだ。だって、テーマが数学なんだもーん。遊び気分満載でちょうどよいくらいさっ。
メールを書き終わると、もう1時過ぎ。起きてから何にも食べていないので、さすがにお腹が減ってきた。夜まで家にいる同居人と、お昼ご飯に出て、私はそのまま東京駅へ。Tさんとお目にかかって方針決定なのだ。今日もいちおう、このコを持っていく。かなり久々のモバイル君だ。今度こそ、パスワードがわからなくて情けない思いをしないようにと、「サスペンドから復帰するときにパスワードを聞く」のチェックをはずした。ふっふー。これでダイジョーブ。まだパスワードを思い出していないことはヒミツ(ばれてるって)。
しかし、事典の仕事って、やればやるほどやるべきことが出てくるんだなー、と1年近くやってきて実感している。毎年の作業の終わりはあるけれど、中身の終わりはない。過去の事実はあんまり変わらないけれど、……あっ、今年はすっごくやっかいな変化があったんだ。ほら、弥生時代がさ、期間変更の憂き目にあいそうで。これ、影響は果てしないよな。こういうこともあるし、時事的なトピックはどうしても変わるし。しっかり書き直してもらって当分は大丈夫って思っていた「標準モデル」も、なんかここへ来てワサワサしているし。まぁ、ニュースになるってことは、事典を引いてもらえるトリガーができたってことだから、感謝しなきゃね。
03/08/12/tue
■夏ボケ
今日は、朝8時過ぎ、自分の頭皮にかいた汗が流れる感覚で目が覚めた。……いわずもがなだが、すっごくイヤ。暑くなって1週間程度で、しっかりバテているのかもしれない。いや、ボケているのか。わずか2日前のことが思い出せないもんね。
昨日は、覚えている。よかった。珍しく掃除をしたのだ。編集部から荷物を家に持ってきてからこっち、だいたいは片づけていたのだが、新聞記事のコピーの山とか、もろもろのコマいものとかが、まだザツゼーンとしていた。そしたら……、お恥ずかしいことに、畳にカビが生えたのだ。いろいろと畳の上に置いていたら、ホコリがたまって、そこへきて極度の湿気があった時期。なんか畳が緑で、「あ、日に焼けていないんだな」と思った瞬間、「いや、あそこはすでに日に焼けていたはずだ」と思い直し、「……とすると」と現実を直視した。まぁ、洗濯物を部屋干ししていたのも悪かったんだよな。でもさー、畳にカビって、ちょっと悲しい。ちょっとじゃないか。人格を否定された気分だった。
ということもあって、エイヤッと片づけて、畳を一生懸命ふき掃除したのだ。汗がでるでる。冬場の大掃除も辛いけど、夏場の掃除も厳しいもんだね。
フローリングもマイペットなぞでふき掃除しちゃったし、引っ越し以来、最大にきれいな瞬間となったぞ。……って、言ったら、同居人は「あんまり感じないんだよねー、最近、できたてのビルに通っているからね」と宣う。ヤなやつ。
ただ、編集部からもってきた前任者の分も入れて約2年分の新聞記事のコピーがぐちゃぐちゃになった。コピーは分野別にクリアフォルダに入っている。かなり細かい種分けだった。前はだいたいどこに何の分野があるかわかっていたのだけど、引っ越しようの段ボール箱に詰めるとき、かるーくシャッフルされた。で、家に着いて段ボール箱から畳の上に出されたとき、再度かるーくシャッフルされた。そして昨日、積み上げられたクリアフォルダの山を、所定の位置を確保するためにとりあえずフォルダ立てに差し込むとき、三度かるーくシャッフルされた。トランプのカードシャッフルとまったく同じである。もうどこに何があるかさっぱりわかりまへん。
ま、それでも収まるべきところに収まったので、ヨシとする。じゃないと暗くなる。あとは野となれ山となれ。
あふれ出ていた地図だの雑誌だの、小さな整理棚だのも新しい所在地を作ってあげて、きれいさっぱり。あー、やっと落ち着いた。
そうこうしているうちに、夕方である。Sさんと合流して、きっとSo WonderfulなSWの美味しいもの会の暑気払いで、植木不等式さん、Wさん、Kさんと一緒にたらふく中華料理を食らった。茗荷谷の「萬盛園」。うまうま。先週、下見にきただけのことはあった。こんなにしっかりした料理が出てくるなんて! あちゃこちゃ話は行きながらも楽しい雑談と情報交換をしながら、心の底から、いや腹の底から満足しました。
少し飲み過ぎたらしく、今朝はまだ酒が残っていたかも。日によって次の日に残る酒量が大きく違うので、調節が難しい。さえない頭なので、相も変わらず、チマチマした仕込み作業をしてみたり。そんなこんなで1日が過ぎていってしまった。一段落したので、夏ボケさせてもらってます。
回復せねば。あ、……これは夏バテじゃなくて、単なる空腹か?
03/08/09/sat
■意外
すっかりはまっている単純作業をしている時に発見したこと。
ハーブって、シソ科が多いのね。たとえば、セージ、ローズマリーとかミントいろいろ、オレガノ、タイム、ラベンダー、バジルあたり。他にハーブが多い仲間だとセリ科みたい。パセリ、セロリ、フェンネル、ディル、キャラウェー、アニスにコリアンダー。シソとセリの仲間たちに感謝。
それと驚いたのが、マンゴー、ピスタチオ、カシューナッツ。この美味しいものたち、どれもウルシ科なんだよー。なんか不思議。
で、とあるクイズをもらった。「ダイコン、タマネギ、ハクサイ、ゴボウ、ブロッコリー、レタス、アスパラガスを3つのグループに分けよ」って。つまりこれは3つの科の野菜たちなのだ。私の答えは、
ダイコン・ゴボウ →根に注目
タマネギ・ハクサイ・レタス →なんか剥ける
ブロッコリー・アスパラガス →茎だの花だのっぽいところを食らう
実しか考えないとこーなり、見事にツボにはまってます。正解は、
ダイコン・ハクサイ・ブロッコリー →アブラナ科
…そういえば、ダイコンは葉っぱがアブラナっぽいかも。
タマネギ・アスパラガス →ユリ科
…ユリ科が食卓に上がっているとは、正直、思ってなかったかも。
ゴボウ・レタス →キク科
…ひぇ。ゴボウとレタスがキクの仲間ですかい。
しかもレタスとハクサイが遠いなんて。
意外なところで、仲がいいのね。
■入手本
ヘンリー・ペトロスキー著『ゼムクリップから技術の世界が見える アイデアが形になるまで』朝日選書
→[bk1|amazon] ご存じペトロスキーの新刊。鉛筆→フォーク→橋ときて、今度はゼムクリップですか。たしかに全方位かも。今回は名和小太郎氏の解説付き。1粒で2度美味しい。いただきました。ありがとうございます。
03/08/08/fri
■立秋のヒトコマ
やっと夏になったと思ったら、すでに立秋だったのね。月日は百代の過客にして…、とか思ってしまうわ。えっと、あまり意味をわかっていないで言っていますので、間違っていても見過ごすように。
朝、起きてまずやらないといけないことができた。各新聞社のウェブサイトに上がっているニュースを拾ってくる作業。毎日新聞なんて、社会面(とウェブ上のでいうと違和感があるな)が10分毎に更新されちゃうから、どんどん流れ去ってしまう〜。ま、適宜、各社の特性に合わせて賢い使い方を把握していきましょう。ほんと、どこもかしこも好き勝手なルールで構成、運営しているから、慣れるまでが辛いよ。
午前中は、歯医者。あと2本小さなのがあるのだ。左下の最奥(と言っても欠歯な私は前から数えて6本目。涙)と右下の最奥(同前。涙)。うち左下のほんとに小さいのを1日でチャッチャと治してもらう。それにしても、この2本はほんとーに磨きにくい。上の歯は奥もかなりちゃんと磨けるようになって、「きれいに磨けてますね」とほめられるのだが、下の最奥ペアは自分でも「ダメだぁ」と思っていた。先週、やっぱり「よごれている」と指摘された。たまにきれいにしてもらっていたのだが、保持できない。下の裏側は内側に傾いているのと(私は特に右下が極端に傾いている)、なんといっても邪魔なのは舌! 困りもんである。意識的に磨いても、あまりきれいにできない。左下はキュッキュという感触を得られるようになったけれど、右下がダメ。諦めて、電動歯ブラシを使ってみたり。他は電動歯ブラシよりも手の方がきれいに磨けるようになっていたんだけどなぁ。がんばって、下最奥の磨き方を体得しましょ。
家に戻る前に、休みの同居人と待ち合わせて、近所のホームセンターにおいてあるマッサージチェア――そう一部の人にはつとに有名なネーミング、松下電工のナショナル・アーバン・モミモミ――に座りに行く。アーバンモミモミ・リアルプロは1つしかないので同居人にゆずり、私は別の会社のでゴロゴロと背中を揉まれてみる。帰りがけに、近くに置いてあった「タントン」なる簡易型マッサージ器(クエスチョンマークみたいな形の器具)を同居人が買おうとしているので、思わず止めた。「そんなんばっか買ってどうするの」と。「え、ダメなの?」「だってうちには、似たようなのがいっぱいある。ゴロゴロ回るのとか」「ゴロゴロするのはすぐしまわれちゃうし…」「タントンだって使い終わったらしまうに決まっているでしょ」「え…、いつでも出しておきたい」「いいけど、マッサージ用品を出しっぱなしにする、マッサージ専用部屋があるような家を買ってからにしてね(はぁと)」といったら、「うん、そーする」だって。生涯賃貸主義とか言っていたのが崩されるのはマッサージへの情熱からか?!
家に戻って、急ぎの作業をすませると、お昼を食べた後だからか、やたらと眠い。しばし眠気と闘って作業を続けるが、3時過ぎにダウン。いやぁ、やっぱり、昼寝はいいっすね。今日はけっこう長く寝て、目が覚めたら4時過ぎ。1時間くらいか。お米を研いで、また作業の続き。「エンカルタ」にちゃんと記載されているかを、あるリストに沿ってチェックするという単調作業なのだが、はまってしまう。こういう単調作業は、たまにやると楽しいというか、好きだと感じるのだ。すっぽりと型にはまっている安心感とでもいうのだろうか。ずっとこればっかりだと飽きるけど。
夕ご飯を食べて、最近、同じく同居人がはまっている単純作業、書き取りを見学する。ペン字の練習である。同居人は自他共に認める汚い字を書く。で、自分でも書いた字が読めなくなっていたのにショックを受け、少し練習しているのだ。ふだんはキーボードばかりで、鉛筆やボールペンを使うことが極端に減っていたので、前よりも悪化していたらしい。私もキーボードがメインだから、それはよくわかる。たまに手で書くと、形が取れないったらありゃしない。
字を変えるというのは、ほんとに大リーグ養成ギプスはめるようなもんで、やたらと労力がかかる作業だ。それをやろうというのだから、えらいなぁと思う。
で、見ていて発見したこと。私の父も字が下手なのだが、共通点がある下手さだった。その1、曲線が書けない。漢字も平仮名も曲線が重要。でもそれができないタイプだった。その2、止めなければいけないところを、つい払ってしまう。明朝体のフォントでいえば、右肩にちょこっと▲になっているような部分、つまり止めるところなのだが、そこが先細りで止まらない。これらを統合すると、一つの字がまとまらずにパラパラした部分から成り立つ字ができあがる。
そういえば、このタイプとは別に、字の下手な理系男性に共通する特徴もあると思う。それはどういったらいいのかな。曲線はあるし、止まっているし、全体がまとまってもいるんだけど…。字の判別はできるから、コミュニケーション自体に困りはしない。でも読みやすくはなくて、あんまりきれいでもない。昔付き合っていた人が典型的なパターンなんだけど、その後、理系ネタの編集作業をするようになってよく見かけることに気づいた。
てなことを考えて、例示できるサンプルはないかと手頃なサイトを探していたら、とっても面白いところがヒットした。
【上越教育大学 押木研究室】の【手書き文字の科学】
隅から隅まで読みたいけれど、けっこう膨大。少しずつ読ませてもらおうっと。
ちなみに、私は字がうまい方だった。新卒で入社した会社にまだワープロがちゃんと導入される前は、原稿依頼書につける特集案だの共通して使うものの清書係だった(さすがに個別の手紙は各編集者が書く)。他人の卒論も2本、代筆した。
なことを言っていても、取材メモをとるようになってから、まったくもってイカンのですわ。とにかくスピードが命。勢い雑になる。そして一方的な講演とかならまだしも、相手の話を聞いて、考え、さらに質問などをしないといけない1対1のインタビューでのメモは壮絶。口で言っていることと、書いていることが違ったりする。相手が話しているときも、話しやすい雰囲気を作りながら、相手の方を見て(つまり手元は見ない)、メモしなければならない。そういうメモの基本はキーワードと述語だ。後は矢印。てなことをしながら、きちんと書くときは全部キーボードになったら、まともな字なんて忘れる一方だった。せめて郵便の宛名くらいと思っていたが、eメールの普及でそれも圧倒的に減った。
同居人の書き取り練習に、たまに付き合わせてもらおう。
夜は、また単純作業の続き。で、寝る。
03/08/07/thu
■無駄遣い
少し前から、セブンイレブンで「700円以上お買いあげ」だと引けるスピードくじをやっている。私はマンガ雑誌をだいたいコンビニで買うので、よく700円以上になる。で、けっこう引いている。
なぜかよく当たる。カフェラテとかだけど。この前当たった日に、同居人にこういった。
「なんかセブンイレブンのくじによく当たるんだ。5回ひいたと思うけど、3回当たった」
「そんなところで、運の無駄遣いをすなよ」
……もっともだ。すごくすごくもっともだ。2分の1のアタリはずれでも、けっこうはずれるのに、半分以上当たっている。このくじのアタリはずれの確率がどれくらいに設定されているかわからないけど、いくらなんでも半分以上ってことはないだろう。いや、そうなのか? 私の精神衛生のために、アタリの確率を誰か教えてくれ。
今日、お茶と「モーニング」とお弁当を買ったら、700円をちょっと超えたので引いた。また、当たってしまった。6回中4回当たった。これで66.666666…%の確率だ。7割に届かんばかりの勢い。しかも、今日の当たりは、
1リットルのお茶
だった。重かった。心の底から、無駄遣いはやめたい。
でももうジャンボ宝くじは発売期間が終わっている。しくしく。
■アウトドア
昨日は、週に1度の会議と月に1度の会議があった日だった。いろいろせっぱ詰まっている様子がひしひしと伝わってくる。もろもろのチェックを経て、中身のフリーズ(校了みたいなもんか?)が間近なのだ。
でも、あまり会わなくなった人々が集まるわけで、終わったらビアガーデンなどに繰り出すことになった。ビルの屋上にあるビアガーデン。この典型的なパターンのビアガーデンって、もしかしたら初めてかもしれない……。うぶな振りじゃない。どうも根がインドアのせいか、屋上のビアガーデンより地下に潜るビアホール系を無意識のうちに選んできたようだ。
屋上のビアガーデンは、風が心地よかったかも。
03/08/05/tue
■悩み
引き続き、チマチマチマチマ作業をする1日。
ちょっとだけため込んでしまった新聞を読んだり。今、家でとっているのは朝日と毎日。編集部にいたときは、読売・東京・日経・産経も目を通していたので、情報量が激減している。これはあまりよくないと、対応策を考えないといけない。
新聞2紙でも捨てるのが追いつかなくて、すぐに部屋が新聞だらけになってしまう身としては、これ以上取りたくない。やっぱりウェブ上でチェックするか。でも、それをどうやってストックするかが問題。データでのスクラップって、止めどなくなっちゃっいがち。あとズルズルと続いているのがウェブだから、区切りがない。紙媒体のように「今日はコレ」と固まってないのが厳しいところだ。結局、朝日・毎日もチェックしてたり、新聞以外の情報媒体のものも手を出し始めてしまったりと、収拾がつかなくなる。
こういうデジタルのスクラップってどういうスタイルでため込むのがいいのかなぁ。ある人は見出しだけエクセルに入れていっていたり(もちろん媒体と日付はある)、別の人はまるごとためていったり、いろいろだ。リンクだけだとすぐに切れちゃうから、それではダメ。後々使いやすいことを考えると、やっぱまるごとが手っ取り早いかな。
さらなる問題が、これらの種分け。種分けしないという大胆なこともできるが、まったく種分けしないとそれはそれで使いにくそう。だって、私が担当している分野は妙に広いのだから。でもって、種分けはしはじめると、これまたキリがないのが難。この「学際」時代に分けきれるものでもないし。
きちんとデータベースのソフトを使って整理すべきなのかもしれない。でもそれは、覚えるまでがやっかいすぎる。個人的にはテキスト原理主義だしなぁ。
情報整理術みたいなサイトでも探すか。なんかすぐ、野口悠紀夫にぶちあたりそう。
03/08/04/mon
■かばんゲット
チマチマチマチマとした、しかしこの辺をちゃんとやっておくとかなり全体が楽になるであろう作業をチマチマとやる。いちおう1年近く同じ仕事をしているわけだから、ある程度は効率化とよりよい方法にしたいからね。あー、もっとエクセルを究めておくんだった。
あ、そういえば、前回の問い合わせメールから1週間経つのに、ニフティから返事がこない。これまでは「48時間ルール」なるものにしばられてるのか?と思うほどに、48時間後前後(ただし営業日換算)に来ていたんだけどね。
家にいると食事の準備は面倒くさいことだったと思い出してきた。外はすっかり夏で暑い。仕方なく、ソバなどゆでて食ってみる。家に備蓄食糧がほとんどない状態で暮らしていると、こういうときに食べる意欲が減っていいかも。怠惰ダイエット?
そうこうしているうちに、予定の時間になって新宿へ。いろいろお願いしているTさんに今後のご相談なのだ。が、その前に、今日こそはと思い、早めに出た。小田急に行くのだ。そこにはサザビーの直営ショップが入っている。10年来連れ添った黒いサザビーのカバンを背負い、サザビーへ。……ぐるっと回ったが、見あたらない。店員さんに、「これありますか?」と、クルッと身体を回転させて背中のカバンを見せる。「あ、これですね」と、同じ型の色違いがディスプレイされていた。「これです。これの黒ありますか?」と聞いたら、在庫もあるという。
というわけで、チャック部分だけがヨレ気味だった私のお気に入りカバンが、リニューアルされた。8900円+消費税ナーリ。これ、前に買ったときもせいぜいそんなもんだったから、1年間900円くらいで常時活躍してくれたわけか…。ほんとうにお疲れさまでした。そして、同じ新しいのが手に入って、ああ、よかった。
Tさんとは、去年の年末にリニューアルされたというルミネの上にあった「ベトナムアリス」に行ってみる。けっこう話題になっていたチェーンの新宿店だ。小洒落た作りで、想像通り、女性が95%を占めている。お値段はお手頃。2500円のコースを頼んで出てくる最初の春巻き盛り合わせはなかなかよかった。が、次のイカとパイナップルの炒め物は塩辛い。水、水、水をくれーって感じ。というわけで、途中で放棄。ちなみにこれ、一言でいうなら酢豚ならぬ酢イカ−−音はスイカ−−だった。別に頼んだ野菜と魚介類のスープはほんとに具が盛りだくさん。具だくさんはよかったけれど、甘さがメインに感じられちゃったから、もっと香りがいろいろあってもよかったかな。最後に、ベトナムアリス特製冷麺(ごくふつー)がでて、デザートを待ちながら細かい打ち合わせをしていたら、「他に待っているお客さんがいらっしゃるので、出てください」と言われる。「でもまだデザートが」と言ったら、冷麺にくっついてきたランプータンが、そのコースのデザートだったらしい。ふーん。と、まぁ、こんな感じでせかされたわけでして、クイーンアリスのサービスもこんな感じなのかなぁ、とか想像してみたり。
ベトナム料理だったら、やっぱり赤坂のアオザイとか渋谷のブーゲンビレアとかがよいなぁ。香りも味も雰囲気も。
夜、とあることでショックを受ける。8割はいくと思ったんだけどなぁ。7割ですか。
03/08/03/sun
■遠い道のり
昼間は、江戸っ子(というのはおこがましいところの生まれだけど)だから、初物イベントにあやかりにいってみた。年取ると辛いなー、というのが実感。疲れた。
夜は、植木不等式氏と、「So what かもしれないところのSW」暑気払い用の店に、事前調査という名目の食いしん坊でご一緒する。同居人とあわせて3人でも相変わらず安い店だった。
という日記らしいことはさておき、最近の疑問は、化粧水と乳液とクリームである。
梅雨も明けたので、夏恒例の日焼けを防いでくれるUVミルクなど買ってきた。中学生の時テニス部で、一生分の日焼けはしおわったのでこれ以上焼けたくない。それに、年相応に老けてきたので、シミだのソバカスだのによさそうな化粧水や乳液もついでに買った。美白ってやつやね。だって女の子だもん。
でもね。なんかピンとこないの。効果はそんなにすぐに出るもんじゃないからいいとして、なんであんなにいろいろ塗るの? 化粧水で肌をなじませた後に、乳液とか、クリームとか。最近はアミノ酸ばやりだからか、化粧水ですらけっこうペトペトしている。これを朝晩やるわけ?
などといっていると、これまで私が化粧水すら使ってこなかったことがばれてしまう…。あんまりそういうの使わないで来ちゃったのだ、これまで。ふつうの化粧はキアイを入れるときと、冠婚葬祭くらい。あ、けっこうマスカラは好きだから青とか赤とか、気楽につけるかも。で、そういう化粧じゃないところの基礎化粧くらいはきちんとしようと思ってきたんだけど、続かんのだ。顔を洗った後に、ちょっとボーっとしていると別に化粧水とか乳液とかつけなくてもいい感じになってくるから、必要性を感じなかった。これが後々(つまり今とかもっと年取ってからとか)、やばいんだろうなぁという気だけはしている。
だから、今年は心を入れ替えてトライしているのだ。しかし使用法にあるような量を使うとなんかペトペトしちゃって、いや。少しだけ、たとえば目の回りあたりで使うくらいしかやっぱりできないのかな。そうすると1年じゃ絶対になくならないんだよね、化粧水もクリームも。今年は携帯用のような小さいのにしてみたんだけど、なくなるかなぁ。
基礎化粧をしている方々は、化粧水だのクリームだの塗った後に、顔を洗いたくならないんだろうか? かゆくも痛くも赤くもならないけど、私はすごく洗いたくなる。基礎化粧の日常化への道のりは遠い。
03/08/02/sat
■発作
突然、サイバラが読みたくなり、本屋に走った。たしか『西原理恵子の人生一年生 2号』(小学館→[bk1|amazon])が出ていたはずだ。
本屋に1冊だけあったのを発見し、ゲット。久々のサイバラ新作の嵐はこゆかった。つい隅から隅までなめるように読みふけってしまい、夜やろうと思っていた仕事が全然できなかった。たまに血中サイバラ濃度を上げないと、ダメみたい。
03/08/01/fri
■意外なこととグロテスクなこと
延々と続いている歯医者であるが、やっと左上の一連の作業じゃないや、治療が終わった。今度は右下の小さな虫歯の、しかし、抜本的な問題もある歯を、今後のために治療しておくことになった。が、夏休みがあるので、それは8月下旬からになった。その前に左下がどうしてもちょっとキていたので、それをちゃっちゃとやるということに。「おわーらなーい♪(サザン風)」歯医者との蜜月の日々。「粋な努力」だったらいいんだけど、「情けない虫歯」を高額で飼ってる気分だ。
午後は、あれこれ細かい作業をやって過ごす。夕方、出がけにメールチェックしたら連絡が入っていたりして、バタバタとさらなる連絡だけして新宿へ。Tさんと待ち合わせして、意外なことへの参加の打診を受けたり。そういう年格好なのねぇ、としみじみ。
その後、同居人と待ち合わせて、ご飯。せっかく新宿に出たんだから…、と思うがどうも店がピンとこない。そうこういううちに、空腹が頂点に。前日が中華だったことを考え、あっさり&身体にいい系の「AEN」へと安易に決めてしまった。が、ここはやはり野菜を多めに食べられるのでうれしい。
で、慌てて帰って、畑正憲のようなアッテンボローが出ている「ほ乳類」の最終回をみる。じつは昨日、見逃したのだ。一昨日は、きちんとビデオの予約をして出て行き、さんざ美味しいワインを飲んで家に戻ってから、酔っぱらいながらも頑張って見たのに。木の上の話はよくわからないまま、最終回の霊長類。
いくら別の種類とはいえ、チンパンジーの群れがなんとかっていう猿を襲うところは、けっこうエグかったなぁ。似たものを襲っているとグロくは見える。
しかし、「繁栄」ってな言葉で人類をあそこまで飾る必要があるのだろうか。その辺のセンスがわからんなぁ。
先月のてくてく→2003年7月