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2005年7月のてくてく

05/07/26/tue

■俺、アシモフ

 昨日は、新宿のタイ料理屋さん【ピッチーファー2号店】で、【植木不等式さん】、Nさん、Wさん、Sさん、【内田麻理香さん】、YさんというSW的なみなさんと会う。美味しいご飯と楽しい会話。こんなお忙しい方々とゆるゆるサイエンスライティング談義をできるって、ものすごく贅沢しているなと思う。今回のお題は、アシモフ。「自己顕示欲が昇華された内容」とか、「こんな写真、口絵に載せるか〜」とか、とっても美味しいネタをいただきながら大家を味わった。ちなみに、若い頃のアシモフはサンダーバード何号かみたいに見えます。

 読んだのは、『誤りの相対性』(山越幸江訳、地人書館)。これは連載していたエッセイをまとめたもの。で、各章の書き出しに、妻とのキスを写真に撮られた話だの、ノーベル賞受賞者ユーリーとの軋轢だのを、軽妙な筆致でさらっと書く。「つかみはオッケー」である。でもでもでも。そのつかみと本編の内容がまーったく関係なくても許されるのは、「あなたがアシモフだからね」と深く納得する。こちとら、どれだけ本編にあわせたつかみをひねり出すのに苦労しているかとか考えて、トオイメになってしまう。

 ……私、考えたらアシモフって読んでなかったんだよね。「I, robot」も読んでないし。もともとSF読みじゃないのが痛いかも。でも、いまアシモフは日本全国的に超有名。トリビア様々である。アシモフの雑学コレクションはしっかり新しく増刷された由。
 でもトリビア以外のアシモフが、今、読まれやすいかというとそれは難しい気がする。エッセイは、ある固定された読者層をターゲットに書かれている。その読者層は、完璧に「アシモフファン、当然インテリ」なのだ。私、難しくてちゃんと読めてません。諦めて、つる〜っと読んだ。まじめに内容を理解しようと思うと、1章読むのに1日かかるような気がした。アシモフの出身分野である化学方面だとほんとに教科書的で、しんどい〜。専門分野から離れると読みやすくなるのは、世の常、物書きの理(ことはり)。

 にしても、こうやっていまさらな人びとや、自分ではなかなか手に取らない人の本を、かような方々と一緒に読めるというのは、ほんとにぜいたくである。

 さて。今日は台風だそうだ。どうやっても学校から帰ってくる時間帯に、すごくなりそうな気配……。うーん、パソコンを持って行くかどうか、悩むなぁ。やめておいた方が無難か。とすると、早めに切り上げて帰ってくることになる。



05/07/17/sun

■人生の経験値と個人情報

 私らは子供もいないし、結婚もしていないし、部屋はまだ賃貸だし、つまりは人生の経験値が低い。その結果、40歳直前で突然人生の経験値を高めることになった。
 7月に入ってから、妙なダイレクトメールが続いている。宛先は、私宛ではなく、同居人宛。そして、ダイレクトメールに関連するであろうと思われる営業電話は私の番号にかかってくる。うちはそれぞれが回線を別にもっているので、番号も当然別。郵便は同居人、電話は私とクロスするのは非常におかしい。

 いままでのDMや営業電話はどちらかに統一されていた。たとえば、私のところには掃除機の販売を目的とした掃除サービスの電話がよくかかってくる。これは4年前に近所のスーパーでポイントカードを作ったとたんにかかってくるようになったので、きっとそこから横流しされたのだと思う。同居人はよく投資用・節税用のマンション購入やなにやら運用の電話がかかってくる。これは会社の名簿を手に入れた業者からのものだった。
 というように、だいたい役割分担が、個々の属性や連絡先を書いたところに応じて決まっていたのだ。

 それが今回はクロスしている。理由はほぼ明らか。照明器具をお願いしたOという会社か、家を建ててもらっているOという建設業者のどちらかから、私たちの連絡先が流れたはず。ほかに銀行、引っ越しの見積もりで連絡した業者の2つが考えられるが、それはどちらも同居人の専管事項なので、私の電話番号に連絡が来るのはおかしいのである。

 しかも、基礎が終わって、建前となったあたりから一気に。よくまあ、スケジュールを把握しているものである。子供がいれば、どこからともなく節句の案内や入学準備が送られてくるらしいので、この年齢になればたいていは同じようなことを経験しているのだろうけど。

 昨日電話がかかってきたカーテン屋さんに尋ねたところ、「リビングブック」というところから連絡先をもらったんだそうだ。このカーテン屋さんはリビングブックに広告を出しているとのこと。同居人宛に冊子が送られてきたところだ。「苦情はリビングブックへ。ご案内が不要でしたら、他社のDM含めて一切郵送しないよう、登録抹消をしておきます」といわれた。
 もちろん私はリビングブックに、なんら個人情報を提供する許可をした記憶はない。違法に収集した個人情報である可能性が高いこと、それを使っているカーテン屋さんに問題はないのかと確認したら、カーテン屋さん曰く「違法性はありません」。

 リビングブックと個々の業者との関係は、どういう種類のものだといえるのだろう。リビングブックとやらはどこから情報を入手したのだろう。むくむくと取材魂が首をもたげてくるんだよなぁ、こういうの。
 ちなみに今年4月に施行された個人情報保護法にはこんな条文がある。これにどう関係するケースなんだろうか。まだその辺がはっきりしないオチコボレの悲しさよ。

個人情報の保護に関する法律(平成15年5月30日法律第57号)
(適正な取得)第17条 個人情報取扱事業者は、偽りその他不正の手段により個人情報を取得してはならない。
 …
(第三者提供の制限)第23条 個人情報取扱事業者は、次に掲げる場合を除くほか、あらかじめ本人の同意を得ないで、個人データを第三者に提供してはならない。
 (略)
2 個人情報取扱事業者は、第三者に提供される個人データについて、本人の求めに応じて当該本人が識別される個人データの第三者への提供を停止することとしている場合であって、次に掲げる事項について、あらかじめ、本人に通知し、又は本人が容易に知り得る状態に置いているときは、前項の規定にかかわらず、当該個人データを第三者に提供することができる
一 第三者への提供を利用目的とすること
二 第三者に提供される個人データの項目
三 第三者への提供の手段又は方法
四 本人の求めに応じて当該本人が識別される個人データの第三者への提供を停止すること
3 個人情報取扱事業者は、前項第二号又は第三号に掲げる事項を変更する場合は、変更する内容について、あらかじめ、本人に通知し、又は本人が容易に知り得る状態に置かなければならない。
4 次に掲げる場合において、当該個人データの提供を受ける者は、前三項の規定の適用については、第三者に該当しないものとする。
一 個人情報取扱事業者が利用目的の達成に必要な範囲内において個人データの取扱いの全部又は一部を委託する場合
二 合併その他の事由による事業の承継に伴って個人データが提供される場合
三 個人データを特定の者との間で共同して利用する場合であって、その旨並びに共同して利用される個人データの項目、共同して利用する者の範囲、利用する者の利用目的及び当該個人データの管理について責任を有する者の氏名又は名称について、あらかじめ、本人に通知し、又は本人が容易に知り得る状態に置いているとき。
 (略)

 これをクリアするのは業者も大変だとは思うが、「違法性はない」とのこと。たしかに「停止」を謳ってはいた。が、もしそれさえすればいいのだとしたら、ワンクッション(今回はリビングブックを)かませることで、不法な方法で入手されたとしても事実上使えない個人情報保護になってしまいかねない気がする。
 それと、法律と照らし合わせてどうかを検討する際に必要になるいくつかの事実が手元にないので、いまいち詰め切れない。くやしい。次こそはもっと。
 でもさー、そもそもO照明会社かO建設会社かのどちらかも、なんで「いろいろな業者からの案内を送るかどうか」と一言、確認してくれないんだろう。そしたら「いらん」と一言いえばすんだものを。

・関連リンク
 内閣府国民生活局【個人情報の保護に関する法律】
 首相官邸【個人情報の保護に関する法律】



05/07/16/sat

■つくる会

 補講も来週の火曜日に同じ科目が3コマ続けてあるだけになった。休講も短縮もなかった科目なのに(もちろん延長はあった)、なぜかこれだけ3コマ。講義回数の少ない先生より、「同じ給料しかでないのにたくさんやってくれるいい人」というかなり無理目な納得作業もあったが、やっぱりそうは思えない。ティーチング・スキルもしくはカリキュラムの問題は問われてしかるべきだろう。

 今日は、約2ヶ月ぶりに美容院。ふつうのカラーリングからヘナに戻してみた。カラーリングだと3週間くらいで、退色が激しくなるのがどうも。というわけで、わりと黒い髪になりました。

 ……つくづく思う。今の私には時間がない。月イチで美容院に行くのはしんどい(染めないといけないから時間もかかるし)。

 でも、それは「時間がない」んじゃなくて、「余裕がない」んでもなくて、美容院にいく優先度が私には低いのだ。優先度が高ければ、時間を作っていく。
 それは美容院じゃなくても同じこと。

 4月以降、右往左往していて、それはもちろん今も続いている。とはいえ、新しい環境での不慣れさや精神的な逼迫度合いの多少の差はあっても、去年だって4月から6月は激烈に忙しかったはず。仕事をしていれば、そして仕事をしていなくても、こんな時代にこんな社会に暮らしていれば、みんな忙しいのだ。事情はいろいろあるし。24時間しかないんだし。

 前に、出版の仕事をしていながら、まわりで繰り広げられていた本の話題に対して、「いいなあ、時間があって。そんな時間がなくて」とのたまったあほうがいた。その人にないのは時間じゃなくて、「本を読む気」だということはすでに書いた気がする。
 そういえば、「○○なら左うちわだと思っていたのに、大誤算。毎日14時間働く生活になるとは」と、どう考えてもその日は14時間も働いていない飲み会でのたまったあほうもいた。そりゃたしかに忙しいでしょう。でも、忙しいのは○○だけじゃない。「はぁ、そうですか。じゃあ、私は昔の生活に戻るだけですね」と返答してみた。

 おなじあほうになりかかっている。脱あほう。

 時間はたいていの人がない。余裕もない人が多い。

 だったらつくればいいのだ。つくらなけりゃ、いつまでたってもできっこない。だから「つくる会」。



05/07/14/thu

■裁判官

 公開当時、見たいと思いつつ見そびれてしまった【『日独裁判官物語』】の上映会が学校であり、喜んでみてきた。多謝。

 いつ公開したのか記憶が定かではなかったが、この映画は1999年製作なので、きっと大阪にいるときだったはず。なぜか似たような時期にNスペでもドイツの裁判官の様子を取り上げたことがあったと記憶している。そのNスペのワンシーンに、片袖の椅子が並ぶまるでどこかの高校の教室のようなところへ、ふらっと普段着のような裁判官が入ってくる場面があったと思う。同じシーンを同居人も記憶していた。

 日本の裁判官は映画のインタビューを受けない。弁護士から任官した人が一人だけ登場していただけだった。元裁判官の言によると、裁判官が自由にインタビューに答えられない背景には3つの制約があるという。「任地」「給料」「部長登用(正式な呼び名は忘れたけどたしか裁判長のこと。やりがいのあるポストだそうだ)」を最高裁に握られているから。大人しく目立たなくしていないと、自らが危うい。……これって、裁判官の独立だの自由だのの対極にあるような態度に思えるんですけど。
 ドイツの裁判官は、市民運動にも参加できるし、政治的な活動もしている。インタビューはバンバン受ける。家でも裁判所でも。法定の様子も当事者の了解さえあれば撮影できる。この差はなんだろう? 日本だと、なんかのドラマか漫画で「地元の飲み屋でほとんど人と話さず、話すとしたらプロ野球の話題くらい。ほかの話題となると話に加わらない」という属性をもつ登場人物が「裁判官」と喝破される場面があったのを覚えている。平均3年で転勤させられ、地域活動にも加われないわけで、まぁ、「一般人」とはちがうところにいる人たちだと言われても仕方ない。

 [追記の注:以下、この段落と次の段落は勢いで書いてしまいましたが、考えたら私が覚えていないだけかもしれないし、たまたま見たことがなかっただけかもしれません。]途中に最高裁判所大法廷の映像が出てきた。15人の裁判官がぞろぞろととても高いところの法壇に座っていく場面。「へー、最高裁か。珍しい。どこかが取った映像を買ったのかな?」と思っていたら、パンすると誰もいない法定が映し出された。クレジットに「最高裁判所広報ビデオより」という文字が映し出された。
 愚かにも、私はその瞬間まで気づいていなかった。裁判所の冒頭風景の撮影が許されるようになったとはいえ、最高裁判決が出ればけっこうな確率で新聞の一面に行くにもかかわらず、その最高裁判所の法定の冒頭シーンはテレビニュースで1回も見たことがなかったじゃないか! くー。一度も疑問に思わなかった自分が悔しい。
 なんで、最高裁はダメなの? 同じように公開されている裁判なのに。冒頭シーンくらい、出したってよかろうて。

 ところで、いまのクラスで「青法協」といって通じる人ってどれくらいいるのだろうかと思ってみたりしている。お隣さんの人は数人いたけれど、同じクラスの人がいなくてちょっと寂しかったり。授業時間帯が違うからあんまり隣のクラスの人とは話せないんで、同じクラスの人がいると後々話もしやすいのになぁ。

 やはり見そびれていたという先生がいらっしゃって、最後に一言コメントも。映画に協力されていた法学者は、行政法の研究者だそうだ。でもドイツを隅々までまわって、ドイツの司法制度をくまなく見てきたのだという。その結果、こういう映画が生まれた。
 日本でも司法制度改革が進められているけれど、裁判官が変わらないと何ひとつ変わりそうにない。ロースクールより、裁判員制度より、めざすべき本丸は司法修習を率いている最高裁判所なのだろうね。



05/07/13/wed

■時代は進んだ

 【かなり痛そうである】。今日の夕方に神経を抜く予定だったので、朝から妙なハイテンションだった。同居人の弱点は歯医者だったんだと知る2005年の夏。ちなみに私の弱点は歯医者じゃなくて歯そのもの。もっと情けない。
 しかし、歯のレントゲン写真をケータイで接写してアップするってどーよ。


■共謀罪メモ

 先日の東京新聞に続き、朝日と毎日にも記事がでた(やっと)。もちろん本も買った。『「治安国家」拒否宣言 「共謀罪」がやってくる』(斎藤貴男・沢田竜夫編著、晶文社→[bk1amazon])。この共謀罪のせいで気持ちがもやもやしている。盗聴法や破防法のときもそうだったけど、今回はまたちょっと別の意味でいろいろと。……立法者ってだれ?

・「落合洋司の「日々是好日」」:
 【<共謀罪>衆院法務委員会で本格審議入り】
・「ネットワーカー弁護士の独り言」:
 【いよいよ共謀罪の審議入りが迫っている】
・「平川秀幸研究室blog」:
 【郵政法案騒ぎの裏で進む「共謀罪」の審議】
 【共謀罪について追記(前)】

 ほかにもいろいろあるけれど、上記から基本的なところへはたどれるので略。
 このケースだけではなく、実際問題として重要になるのはたしかに「運用」。でもその運用に対する信頼がもてない場合はどうしたらいいのだろう。このまえ、とある法曹実務家の言の中にこんな言葉があった。「検察はじつは、国民の様子に敏感に反応するもの」。そういう方々が「慮って」運用なさるのだ。そうした中でおこるなんでもあり状況は、戦前戦中まで遡らなくても、オウムのときにさんざ見せつけられた。



05/07/09/sat

■焼き小龍包

 性懲りもなく、大工さんたちがいなくなった時間帯にちょこちょこと家の様子を見に行っている日々。多棟現場なので、自分のところだけがちゃっちゃか進むわけではないということを実感している。

 最近、さすがに学食率増加がいやになって、学校近くの飯どころを開拓している。昼はコンビニで買ったおにぎりやらサンドイッチやらが多いけれど、夜はさすがにもう少しちゃんと食べたいから。
 でもあまり数はない。足を伸ばしても本郷の住所内だからなぁ。あと、この辺はラスト・オーダーが早いのが難。必然的に食堂もり川率があがっている。4月から休んでいた瀬佐味亭が少し南下したところでリニューアルオープンしたので、すでに2回行ったし、ここの比率も上がりそうだな。

 でも今日は三丁目の交差点付近の台湾料理店に行ってみた。おすすめされたのが「焼き小龍包」。せいろで蒸されて出てくるんじゃなくて、ちんまりと焼かれている。上側は白いものの、ひっくり返してみるお尻側はわりとこんがり。お店の人に示された食べ方は、お皿の端っこにのせてお箸で穴を開け、後ろから箸で押しながら、開けた穴から先にスープを吸い込むというものだった。だいたいスープを吸い終わったら、やおらガブリ。合理的な食べ方ではある。
 ん〜、ふつうの蒸し小龍包とどっちがいいかなぁ。あつあつの蒸し小龍包をレンゲにのせて、やっぱりちゅーとすすりながら、レンゲに出てきたスープと本体をあつあつと食べるのも捨てがたい。蒸しの方がジューシーさは強く感じられるかな。

 今日もお腹いっぱい。あー、それにしてもさすがにそろそろメールが使える携帯にしようかなぁ。いまのはもう丸4年使っているから骨董品みたいになっているし。モノクロ液晶は電池も長持ちするから気に入っているものの、自習室にいるときに電話がかかってくると外に出ないといけないから面倒だというのもある。……問題は、いつその携帯を探しにいくか、だ。



05/07/05/tue

■わずか2日

 一昨日は、まだ基礎と足場だけだった。でも、今日いきなり、3階までの枠組みが出来ていた。材木をあとはくみ上げるだけにして現場に持ってくるかららしいけれど、えらい早いぞ。そういうものだとは聞いていたが、信じられない。昨日は雨だったし、実質的には1日か。

 えー、3階まで組んであるとはいえ、まだ壁もなければ屋根もない。
 ちなみに、この状態では雨露をしのげないので、まだ「独立した所有権」の対象とならない「建前」なのです。ちょうどこの前の民法でやったばっかり。独立した所有権の対象となるとどうなるかというと、これがけっこうびびる事態に関係する。「危険負担」なるもの。
 いまどんがらがっしゃーんと我が家のモトに雷が落ちてきたりしてパーになったら、それはまだ請負業者さんのもんで、彼らに負担はある。
 伝統的には「引き渡し」時に所有権の移転があるとされてきたらしいけど、最近は少し変わりつつあって、途中の段階で買い主に所有権を認める傾向があるらしい。というわけで、その境目になるのが「建前」から独立した所有権の対象である「建物」になったころらしいのだ(間違っていたらゴメン)。で、そのときにどんがらがっしゃーんが起きたら? いちおうは買い主側のものが誰のせいでもなくおなくなりになったことになるわけで、それはそれは考えたくない事態なのですよ。

 ……引き渡し直前まで本音では建前でいてくれてかまいませんです。


■たしかに不思議

 そして、前期、じゃなかった夏学期の授業も正規分は今週いっぱいになった。といってもまだ補講がみっちりあるのではあるけれど。結局、小学生と同じく海の日あたりまでえっちらおっちら学校にくる生活が続く。

 授業といえば、同居人も同じ大学で院生をやっているので、たまに話があう。ちょうどいいネタを、ブログで書いてくれていた。それは、【大学の先生の「遅刻と延長」】
 彼のところにコメントもつけたけれど、私は幸いにして今、ほとんど遅刻をしない先生たちに習っている(たまに5分くらい到着が遅れることはあるがそれもごくたまに)。ただ、約1名はずるずる延長するタイプ。まぁ、それとてキリが悪いというので、たまに5分10分延びるのならいいけれど、約1名はそうじゃないからなぁ。今日はとくにずるずるして、昼休みが半分近くなくなりました。でもここまでのは約1名でもめったにないし、まだいい。去年はほんとにひどい延長があったと聞くし、いまも別のクラスではかなり激しい延長がたまにではなくあるとのこと。

 学部時代の授業時間が70分単位だったからか、それともそういう人たちが集まっていたのか、先生たちは遅刻しなかった。延長もほとんどなかったと思う。
 だからすごく不思議でならない。ローだけでなく、ほかのところでも遅刻や延長があるらしいのだけど、これって文系特有の現象なのかなぁ? いや、人によるか。数学でもしそうな人はいるだろうし。

 必修で、しかもどの教員のクラスにするかをこちらで選べない授業じゃ、さすがにちょっとねぇ。



05/07/03/sun

■基礎完了足場出来

 勉強のことならいいのですが、そうはいかないのがこの世の中。空梅雨に乗じてちゃくちゃくと家だけは進んでいる7月。そう、すでに7月でございました。

 いちおう生きてます。

 2001年の7月に日記をつけはじめて以来、こんなに間があいたのは初めて。予習して、でも終わらなかったりしながら学校行って、授業受けて、また予習して、帰ってきて疲れて寝るくらいしかしていないからなー。書くことないし。でも進まぬ勉強。「20歳に戻してあげる」と言われても、きっぱり拒否する私だけど、「2005年4月に戻してあげる」と言われたら素直にお願いしたいです。はい、徹底的にやり直します。

 ……もちろん、書くことないわけじゃない。書こうと思えば書けるんだけど、法律系の話ばっかりになってしまいそうで、正確には「書けない」。
 この間なんて、「人間の卵子や精子、受精卵は物か」というような話に関係して、「受精卵は生命であって物じゃないから器物損壊罪にも問えないし、でも子宮に戻してあげてないと胎児にもならないし、位置づけがややこしいなぁ」とか思った後に、「それにいまじゃ受精卵のあとのほれあれ、えっと、なんだっけ、あの大事なの。審議会でいろいろもめててなかなか方向性すら出てこない話につかうやつ。えーと、分割すると胚になるんだけど、そいでもってえーとえーと、壊さないと作れないやつ」。
 私が思い出せなかった名称は、そう「胚性幹細胞」。通称「ES細胞」。この事実にえらく落ち込んだのだった。新しいことを入れようとしたら、新しいことはうまく入らないまま、前に入っていたものだけは着実に出て行っているって、どゆこと?!

 でもなにがしか記録はつけておきたいなぁ。食べたものだけでもいい。……ここんとこ、学食比率が上がっているという悲しい事実がここにもあるのだけど。同居人も中間発表前だし。つくづく同じ学校にしておいてよかったと思ったことであるよ。


■というわけで日記

 土日のどっちかはもちろん洗濯デー。今週は日曜日の今日だった。朝はしこしこと洗濯を、洗濯機にしてもらって、その間に少しお仕事。で、中間発表を控えた同居人と一緒に総合図書館へ向かう。途中、クリーニング屋さんにスーツとジャケットを出して、ちゃんと都議会選挙の投票もした。生活している気分を味わう。

 お腹も減っているので学校へ行く途中にさっくり食べるつもりだったのが、路地の奥でフランス国旗がひらひらしているのが目に入ってしまう。当然、チェックせねば。4月下旬にオープンしていた店だった。でも日曜日なので1000円のランチがなく、お一人様1890円〜。私は前菜にサーモンマリネ、キノコのムース添え、メインに小鴨もも肉のコンフィ、同居人は前菜に白レバーのテリーヌ、メインにスズキのポワレ、デザートはクレーム・ブリュレとガトーショコラ。途中にジャガイモのヴィシソワーズが出てきたりして、お値段と比しても損はなかった。味も野菜を中心によい感じ。特に前菜は両方とも美味しかった。小鴨はまぁまぁかな。スズキのポワレは定番過ぎてふつーとしか言えない。ただヴィシソワーズはコクもさっぱり感もなかったのと、最後のコーヒーは色のついたお湯だったのが残念。店が小さいのと、サーブに花がない印象がもったいないかも。

 で、夕方まで図書館で椅子を並べていたのだ。そするとお腹が減るので、また食べて帰る。本郷近辺で人気が出てしまったハンバーガー屋さん【ファイヤーハウス】に行ったら、時間ぎりぎりだった。4年前くらいに行ったときはこんなにはやっていなかったと思う。いつの間に人気点になったのだ?

 頼んだのは、チリチーズバーガーとアボガドバーガー。……毎度、しっかりしたハンバーガーを食べるときに思うのだけど、「ハンバーガーは一体どうやって食べるものなのか?」。誰かぜひ教えてください。いったんかじったら二度と手を離せない。つまりお皿におけない。そして手を離していないのに、中身はぽろぽろこぼれる。
 結果、手はべとべと。口のまわりもソースがぺったり。笑ってくれる人と一緒じゃなきゃ、とうていいけません。

 ハワイでちらっと見たときは押しつぶすようにして食べている人もいたような……。それが正式? それとも分解して(つまりバンズを取って)、フォークとナイフで食べるものなの? わからーん。
 でも、くわんくわんな顔とぺたぺたな手になりながら、気分はどろんこ遊びになっていったので、めちゃくちゃな食べ方をしていること自体、楽しかった。きっとビールを飲んでいたからでしょう。

 家に戻ったら、大好きなこだまさんが「行列のできる法律相談所」に出ていた。大阪にいたときは、こだま・ひびきクラスはしょっちゅう見ることができたのに、東京ではレアだもんなぁ。声を大にして言いたい。「そんな奴おらへんやろ」は紳助のギャグじゃなくて、こだまさんのギャグだ!
 こだまさんを見ることができると欲が出てきて、さゆりもみたくなる。かつみ・さゆりのさゆり。ぼよよーーーん。なんかしょうもないことばっかりになってきたので、この辺にしておこう。


■違和感シリーズその2

 すっかり忘れていたけれど、違和感を忘れないうちにメモしようという志もあったのだった。ちなみに【「判決文の誤植」】だった。

 いくつかあるのだけど、いま思い出したのを第2弾として。

 還暦、古稀、喜寿などなど。さてこれはなんでしょう?

 長生きした人のお祝い。たしかにそうです。でも法学系ではこの下に「論文集」という文字が続く。もちろん法学以外でもこういうのは作られるんだけど、「被引用論文」としてさかんに取り上げられる論文が掲載されているところが、「○○古稀」「××還暦」となっているのがすごい。○○や××には有名な法学者の名前が入ります。

 自然科学系だと、サイエンスやネイチャーや個々の学会誌やなんやらに掲載された論文がメインだよね。大学紀要や法学協会雑誌とかもあるけど、とにかく「○○古稀」やらがものすごい数なのだよ。
 なんか検索性に欠ける論文発表システムじゃないかと思われてなりませぬ。




先月のてくてく→2005年6月
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