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2005年08月のてくてく
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05/08/27/sat
■休憩
もはや脳みそがいっぱいいっぱいらしくて、自習室で法律の本を開くと頭痛か眠気しか到来しなくなった今日。諦めて、夕方ひきあげてきた。そしてしたこと。昼寝というか夕寝。約2時間。日々6時間は寝ているのに、眠くてたまりません。
……とりあえず再来週試験がある刑法やら憲法やらを詰め込む隙間ができるといいなぁ。テトリスのように1列そろえて消去しなきゃ。前にもどこかで書いたけど、研究とか勉強とかって、テトリスだと思うのだ。ああいうふうに消えてくれないとスペースがたりん。もちろん「消える」=「咀嚼」&「定着」である。
■展覧会のお知らせ
すっかり時間がたってしまったけれど7月の終わりに、高校の同期会があった。卒業以来初めての人が大半なのでまんま20年ぶりである。1学年150人のうち約70人が集まった。クラス会は20代後半までたまにあったけど、学年会はほんとに初めて。名前は出てこないわ、顔を見てもわからないわ、子供らはいっぱいいるわ、けっこう疲れた。でも、わたしのばやい、小学校の同窓会も中学校の同窓会も高校の同窓会に吸収されてしまうので、便利といえば便利、代わり映えがしないといえば代わり映えがしない。齢40歳の元女子高生ばっかです。
ただ、150人中、弱小出版業界系関係者が把握できただけで私入れて5人いたことがわかり、すごく意外。ちなみに単著があるのは、お隣のクラスだった【この方】。当日は欠席だったけれど、雑誌の執筆記事が置いてあった。ほかに、フリーのライターでやっているKさんとか、フリーの編集者でやっているIさん。
でもって、もう一人がフリーのイラストレーターになっていた。当日、卒業以来ぶりに会った、【川原真由美さん】だ。彼女のコラボレーションが見られる展覧会【ちいさなかたち】のお知らせが届いた。9月1日から8日まで代官山で。うううう、厳しい日程だぁ。雰囲気が気になる方、ぜひぜひ。
ちなみに、【単行本系ではこんなお仕事】、【雑誌系ではこんなお仕事】をしている人だったりする。笹野みちるの「泥沼ウォーカー」の題字がかわらの字だったなんて! きゃー、と喜ぶミーハーな私。
しかし、みんな見事にフリーだなぁ。高校の子でフリーでやっていくタイプがそんなにいるとは思っていなかったので、これも意外。でもそうした意外さがまたうれしい。
そういえば、【メインは舞台の人だけど】、彼女にも単著があったなぁ。そろそろ学究系に進んだ友人たちの単著も出るかもしれない。
……やっぱり「フリーで編集とライターやってます」という自己紹介が自然だよなぁ、わし。
05/08/25/thu
■元数学科教室
今日、はじめて第二自習室なるところへ出没してみた。
そこは極北の地……。じゃないな、龍岡門だから方角的には極南の地か。学校の敷地内ではいちばん南側にある。ふだんいる、そして荷物(じゃないや教科書類だ)を置いているロッカーがあるのは正門横の校舎。徒歩5分くらいは離れてるので、極南の地に感じられる。
が、この第二自習室がある第2本部棟は、私にとって、とーっても懐かしい建物だった。
なぜなら、数学科が駒場に結集してしまう前の先生たちの居室や院生室や数学科図書室はここにあったからだ。そっか、数学科の跡地にローの自習室があるのか。意味なくご縁を感じてしまうなぁ。
数学科があったころは、御大のお一人K先生に国際会議のことをここでインタビューしたし、韓国出張の当日朝4時までかかって原稿をここで仕上げてくださったM先生とか、「いまさらブルバキってどうですかねー」と相談にかこつけてお時間を取ってもらったK先生とか(単なるファン)、国際会議の後にいろいろあっててんやわんやになっていたときに助けてもらった当時助手のGさんにお会いしたのも、この建物だったわけだ。なつかしひ。
と感慨にふけりながら、演習室の予約をしにいくと、【内田麻理香さん】から「サークルの後輩が今年ローに入りました」と伺っていたお名前を隣の部屋の予約名で発見。同じ今年の新入生でも、私は1年、あちらは2年。ほとんどすれ違わないので、ここぞとばかりにご挨拶。【Hさん】(とりあえずイニシャル。メインページはフルネームが出ているのでいいのでしょうけれど)、出来の悪い下級生で恐縮ですがどうぞよろしく〜。
05/08/21/mon
■ウラマヤシイ
追試どころか、【追々試まであるなんて】、いろものさんの学生になりたい〜〜〜。
そう、ここは東大。しかも法学部にくっついているところ。
追試なんてないのだ(不可抗力により受験できなかった場合のみある)。
追試やってほしいよぉ。追々試までとはいわないから。だって、必修単位のうち3分の1を落とすと留年でもって、留年すると取った単位もクリアされちゃうんだからあぁぁぁぁ。
ちなみに4単位科目がけっこうあるので、落とせるのは合計10科目ある前後期で4単位科目2つ+2単位科目1つまで。間違えて4単位科目を3つ落とすと留年。9月の試験で留年が決まったら悲しい……。4単位科目3つあります。大好きな憲法は2単位科目なので、こればっかりやっているのは不経済ということになります。しょぼん。
■オレンジ化計画
明日は憲法の質問会だし、午前中からひっちゃきになって黄色い表紙の本を読んでいたら没頭してしまい(といっても昼も食べに出てはいる)、さすがに疲れた午後6時半。ふとウェブを徘徊したら、いま私の手元で開かれているのとまったく同じ本を【この方も読んでいた】。私が殺人罪にあけくれていた4日前だけど。
昨日買ったオレンジ色のマーカーが今日1日で半分くらいになっている(無印のラインマーカーは透明なので減り具合がわかる)。本1冊オレンジにしてどーするよ。
黄色い表紙の本の著者に習えるのは私はとってもうれしい。楽しい。別にこの授業で試験をどうにかするとは思わないので、来年も習いたい。でもロー的に憲法の授業としてどういうのが評価されるのか、ファンである上に純粋未修の私にはさっぱりわからんが、わからんなりに違うんだろうなとは感じる。ジレンマ。
さて、精神的自由の続きを読むべや。
05/08/17/wed
■1週間マイナス(おでん・映画・洗濯・仕事)=?
今週に限ったことではないが、代わり映えのしない1週間だったなぁ。何をしていたのだ?
朝、学校へ行く。自習室にこもる。お昼を食べに出る。自習室に戻る。夕飯を食べに出る。自習室に戻る。帰る。寝る。
基本的にはこれが繰り返されているだけなんだよねぇ。うわああああああ。なのに勉強は進まん。進まぬ。進まないとき。進まないならば。進みません。あらきさんが「頭が悪いのは不便だ」というフレーズを使うけれど、私はこう。「頭が悪いのは死活問題」。
とはいえ、先週の金曜日までは花の(実質的)独身だった。……やっと最近「実質的」という言葉を使えるようになってきたかも。いまだに「観念」は使えません。
10日の水曜日は、あ、そうだ。編集部にあがって会議に出たのだ。その後、空き時間は編集部でお勉強しながら待って、中締めの飲み会。06年版もラストスパートというか、だいたい終わった。この1年は、なんだか比較にならないくらいあっという間に過ぎた気がする。1次会でさっくり引き上げて、発生した〆切を前倒しして作業。仕事はちゃっちゃと進むのに(以下略)。
11日の木曜日はえーと。独身最後の日というのに「真夏におでん」という酔狂気分になり、頭の中が「おでんおでんおでん」状態になってしまった。自習室でAさんを拉致して、湯島の大凧へ向かうことに成功。ぎりぎりまで勉強して、9時スタートの真夏におでん企画はお客さんも少なくぴったり。関西風のおだしがおいし。
大満足しながら、少し前に調べていた湯島のバーへついでに行ってしまえと思い、「これから琥珀というバーに(一人で)いく」と言ったら、Aさんも付き合ってくれた。すまんのう。遠いのに。結局、終電まで。
本日は、ブなんとかレなんとかと(カタカナ覚えられない)、アイル・オブ・ジュラの試験的なカスクとか。5年物なのに、ワンショット2500円ですって。両方ともハーフでいただく。ジュラはものすごかった。ほんとに試験。ピーティッシュなとんがった感じは若さを強調していたけど、5年であれってなに? 隣で飲んでいたAさんのラフロイグとなんとかのブレンドは、香りがラフロイグででも味はマイルドという、一口飲んで「ずるい」と目をぱちくりさせるようなものだった。Aさんのもういっこはラガヴリンのなんだっけか。忘れた。どれも美味しゅう楽しゅうございました。
12日の金曜日は、午後、映画研究会の上映会に出席。カール・ドライヤー監督の『吸血鬼』はなんと1932年の作品。ストーリーはわけわかんなかったけど、映像はめちゃくちゃきれい。「あれ? 見たことあるような気がする」とところどころで思ったのは、きっとこの映画がパクられまくっているからでしょう。これを上映してくれた部長さんに感謝。
夏休み2本立て企画で、もう1本は『幸福の黄色いハンカチ』。小学生のころに作られた作品で、超有名なのに私は見ないできてしまった。健さんの映画って、じつは初めてかも……。原作者がピート・ハミルだってことを知って驚いたり(向こうの人だとは知っていたが、ピート・ハミルだとはしらなんだ)、武田鉄矢の若さにおののいたり(でもそうだったそうだった)、炭坑町の様子に「今はもっともっと寂れているんだよなぁ」と感じ入ったり、映画以外にいちいち反応していた。生まれていたのは私くらいだったでしょうというほどに若い観客たちは、とても喜んでいた。
この日の夜、同居人帰国。というか、3時頃帰国して、そのまま社にあがって、夜ご帰還。一緒に家の進捗状況を見に行ってみた(外から見ると何も変化がない。不安)。
13日の土曜日は洗濯デー。あと仕事デー。さっさと終わる仕事。あれ? でも、なんか勉強率低くない?(冷汗たらりん)
14日の日曜日は、朝から自習室。昼に同居人がやってきてランチに出たら、異常に暑くて、速攻で学校に戻る。夜ご飯を食べに出て、また自習室に戻ってごそごそして帰る。
15日の月曜日も朝から学校へ行って、お昼はクラスメートと二食で食べて、夜は同居人と中央食堂で食べた。ここはてんこ盛りなので、定食を1つ買って、あとはご飯とおひたしの単品。それを二人でつついてちょうどいい量なのだ。最近増えてきた社会人院生に向けて生活習慣病予防策メニューを開発してほしい。
そして昨日16日の火曜日は、やっぱり朝から学校へ行って、お昼は一人で二食に行って、夜はクラスメート3人と一緒にもり川。年寄りと一緒にご飯食べてくれてありがたい。
今日17日水曜日は、当然朝から学校へ行って、お昼は隣のクラスのKさんと二食に行って、夜はお腹がなかなかへらなかったので遅い時間に一人で中央食堂。学食で初めてカレーを食べた。ターメリックライスというのはちょっとポイント高。
なんかおでんと映画と洗濯と仕事とご飯以外、なんにもないじゃん。これが〜、わたしのいっしゅうかん〜。とほほ。
『脳のなかの幽霊ふたたび』、読みたいなぁ。試験前になると関係ない本が読みたくなる体質は、子供の頃から変わっていないのだった。
05/08/10/wed
■疲労のあとのモルト1杯
クラス合宿から帰ってきたと直後の月曜日と火曜日は、午後中、お勉強会。それぞれ分担したところのレジメを元に読み合っていた。月曜日は刑法、火曜日は憲法。どちらも時間がないのできわめて強行軍で、月曜日は1時から5時までかけて刑法総論なる分野の後半を一気にやった。過失とか未遂とか共犯とか罪数とか、なんとなく新聞でも見聞きしやすいところ。
憲法はもっとえぐぐて、前期でやったところを一気に全部1回でという無謀な企画はやっぱり無謀で、1時スタート、終了7時は途中休憩をはさんでも、やっぱり最後はヘロヘロになった。
その後、1本質問メールを書いていたらいい時間になってしまって、あまりの疲労から一人で飲みに行ってしまったことであるよ。ちょっと気になっていた近場のバーで、シングルモルトを1杯ひっかけてみるという、なんだか大人のふり。モルトのメニューがない店で、好みをいうとそのとき店にあるものから出してくれるという趣向だった。名前をみて飲んだことないのを飲んでみようと思っていたけど、仕方がない。「アイラで、ラフロイグとボウモア以外で、ピートの強いやつ」といったら、ラガヴリンかアードベック30年と言われて、さすがにワンショット3000円ハーフでも1500円は厳しいので、久々のラガヴリン。グラスの中で表情を変える様子を楽しませてもらった。
あれでマスターがもう少し無口だったら、もっといいのになぁ。一見の客で、アイラだピートだと条件を付けてくる客は少ないだろうから喜ばれたんだとは思うけど、私は疲れていたのだ!
でも、勉強で疲れた頭を、ちょっとのアルコールでほんわかさせてあげるのは悪くないなと再確認。ただし飲み過ぎ厳禁。そういうときにモルトはよさげなお酒かも。
さ、今日はこれからオシゴト〜。
05/08/08/mon
■独身
昨日の朝、同居人がニューヨークにいやいやながら「はじめての海外お遣い」へと行ったので、金曜日まで独身。とはいっても、試験勉強漬けの独身。うう。
じつは、昨日の夕方までクラス合宿でしこたま遊んできた。その前にはテニス合宿で14年ぶりのテニスに明け暮れたりもして、学生気分を味わってみたりもしている。そしていま試験勉強で学生気分を骨の髄まで味あわされるわけで、見事な学生のなつやすみ〜。
これまで遊んできてしまったし、あわただしい日程なのでそれほどの魅力はなかったが、ついでにニューヨークに行きたかったなぁ(もちろん現地では別行動)。私は「はじめての大陸」になるし。私の「はじめての大陸」はいつ、どこになるのやら。
05/08/03/wed
■やってもできない
ああっという間に8月も3日。きっと、あっという間に9月5日から始まる試験を迎えるのだろう。うわあああああ。
勉強はしている。かなりしている。でも、勉強しても試験に通らない人がいるのです。私は学部の頃からその口だった。いま再履修を食らった人たちも勉強はしていた人たちなんだそうだ。
司法試験とかそういう途方もないレベルの話じゃなくて、目先の期末試験の話なのに。
「やればできる」というのはオオウソだというのは、この年になるとよっくわかっている。勉強してもできないというのは悲しい。世の中不公平である。
その理不尽に耐える神経だけは身に付いているが、ほんとうに結果があまりに悲惨だと……。泣くぞ。
■俺ルール
てなわけで、法律漬けなのではあるが、ちまちまとマンガを読んだり、他の本も読んだりしている。その中でこれだけはぜひ。著者からサイン本をいただいた!
ニキ・リンコ著『俺ルール! 自閉は急に止まれない』花風社 →[bk1|amazon])
著者の【ニキ・リンコさん】とは、ネット上だけのおつきあい。しかもメールは今回初めてやりとりしたのでした。出会いは黒木掲示板だったなぁ。
彼女の初めての単著ということで送ってくださった。しかも、『自閉っ子、こういう風にできてます!』(ニキ・リンコ、藤家 寛子著・花風社→[bk1|amazon])まで一緒に。
じつは、先月の20日ごろ届いて速攻で読んでいたのに、【植木不等式さん】や【内田麻理香さん】に地道に紹介して回るばかりで、ここに書きそびれてしまっていた。
そして、こんなにタイトルがふさわしい内容の本ってあんまりないかも。「フォアミセス」という漫画雑誌で連載している自閉症児のマンガ『光とともに』は、連載初回からだいたい読んでいた。グールドが自閉症の子供のことを書いた本も読んだ。でも、当事者がこういう形で書いてくれたものとはちょっと違う。『俺ルール!』のストレートな印象は鮮明に残る。いちばんヒットしたのは、「雨の中の水やり」。水やり当番になったら、たとえ雨が降っていても水やりをするリンコさん。『光とともに』でも同じエピソードがあったそうだ。で、ここに「自閉っ子ってまじめ〜」と感動する人がいるんだそうだ。当然、「そこ感動するところじゃありませんから」とリンコさんのツッコミが入る。ここが私のツボだった。
多くの人が自閉やアスペルガーという名前から連想することはなんだろう? 私も、つい「コミュニケーションが難しい」といったことに偏っていた。一緒にいただいた『自閉っ子』の方を読んで、つくづく身体的な問題が大きいということを初めて知ったくらい。情報の処理がうまくいかないのなら、感覚だって情報なんだから処理が難しいのは当然だよね。毛穴への刺激が激しい痛みになって、比喩じゃなくて扇風機の風が痛いとか、雨が痛いとか。そういったことが伝えられてこなかったよなぁ。
みなさんもぜひ。
■入手本
だいぶ前にいただきながら、紹介しそびれていた本たちも一気に。
アンドルー・H.ノール著『生命最初の30億年 地球に刻まれた進化の足跡』紀伊國屋書店
→[bk1|amazon]) 著者が若い! 12歳も年下だ。って28歳か。んー、どうでしょう。若い? 若いよね。そして、口絵の写真がきれい。ああ、こういう本を味わいながら読みたいなぁ。そう思わせられる。斉藤隆央さんの翻訳です。いただきました。ありがとうございます。
ジョン・アシュトン著『奇怪動物百科』ハヤカワ文庫
→[bk1|amazon]) なんか『鼻行類』的なおもしろさがありそうな……。エッチングのようなタッチのイラストがまたよい。いただきました。ありがとうございます。
デイヴィッド・ボダニス著『E=mc2 世界一有名な方程式の「伝記」』早川書房
→[bk1|amazon]) 今年はね〜。そういう年ですもんね。あちこちで話題。アインシュタインの奇跡の1年である1905年からちょうど100年。相対論方面は有名だけど、あんまり知られてないブラウン運動が私は好みです。なんでかっつうと、金融工学の取材をしたときに、ブラウン運動が確率の基礎作りと関係していたから。数学ではフランスのバシュリエ、レヴィ、アメリカのウィーナー、ソ連のコルモゴロフ、そして日本の伊藤清が、確率論の「立役者五人衆」ともいえるパイオニアたちだなんですよ〜。ほんとはここにアインシュタインを入れないといけなかったんだけど、五人衆の方が座りがいいのでネグったのだった。いまさらながら、ごめんなさい>アインシュタイン。いただきました。ありがとうございます。
先月のてくてく→2005年07月