プロフィール &スイング理論
                             安藤  秀

                                      
        昭和35年10月10日生
   昭和59年立教大学卒業、大学時代は野球部に在籍。卒業後、一般企業に入社するが脱サラし 栃木県那須郡のユーアイゴルフクラブに研修生として入社。平成4年にPGA(日本プロゴルフ協会)インストラクターとなる。現在A級ライセンスを持ち東京、川崎でゴルフレッスンをしている。力を効率よく使うスイングという独自の理論を確立し、プロゴルファーから初心者まで一貫したスイング理論でのレッスンは好評を博している。
  2002年4月より筑波大学の大学院体育研究科でコーチ学を専攻し独自のスイング理論をもとにゴルフ専門のコ−チ学を確立する研究を始める予定。



                             
                             安藤理論
 ゴルフにおいてボールが飛で行くということは、ボール自身が自ら飛んでいくのことがないのでスイングによって与えられた力によって飛んで行くことになります。当たり前のようですが、そう考えると無風状態のなかを飛んでいくボールはゴルフクラブによって打ち出された瞬間にその飛距離や方向性、曲がり幅もすべて決まっていることになります。そしてボールにその条件をインプットするのはゴルフスイング、特にクラブヘッドがどう動いたか?という軌道すなわち、スイングプレーンとその時のフェースの向きということになります。ということは同じ球筋のボールが打てるということはとりもなおさず同じスイングプレーン、同じフェースの向きでボールを打っていることになります。
 ゴルフにおいてショットにもとめられるもの、それは「飛んで曲がらない球が何度も打てる」ということです。そして先程の説明でもわかるように、この理想の条件はスイングプレーンによりボールに与えられるのです。そこでこの条件をスイングプレーンのレベルで言い換えて見ましょう。するとまず「飛んで」はヘッドスピードが速いということなので「クラブヘッドが速く動く」になり、「曲がらない」は「クラブヘッドが直角にボールにあたる」で「同じ球が何度も打てる」は「何度も同じスイングプレーンでクラブが振れる」ということになります。つまり「飛んで曲がらなく何度も同じ球が打てる」ということはスイングプレーンレベルで見ると「速いスピードでクラブヘッドが直角にボールに当たるように何度も同じ軌道でクラブが振れる」ということになります。このスイング軌道が完成したならその通過点にボールをセットすればもとめる条件に近い球がかなりの確率で繰り返し打てるということになります。
 では次にそのスイングプレーンはどうやって作るかに話を進めましょう。まず最後の項目である「何度も同じ軌道でクラブが振れる」に注目してください。「何度も同じ動き」ということのためには効率よく力を使うということは絶対条件です。なぜならば無理な動きになればなるほど再現性は低くなるからです。安藤理論ではその「効率よく力を使う」という問題点の答えを「手の縦の動き」と「体の横の回転」というそれぞれの役割を明確にした分業システムを引くことで解決しました。「体の横の回転」の方に「速いスピードでクラブヘッドを動かす」を担当させ「手の縦の動き」に「クラブヘッドが直角にボールに当たる」を担当させます。そして、その2つの動きを合成させて一つのスイングプレーンを作るという考えです。それでは、この考えをもとしたスイング作りの世界へ皆さんをご招待しましょう。
 まず「体の横の回転」からです。体はスイング中に回転しますが腕を動かさないでやってみると下の動きのようになります。この回転はテークバックで両肩を飛球線に対して90度まで回し、フォロースルーでも最低90度まで回すという動きになります。この動きがゴルフスイングをダンスに例えた場合のステップになります。「速いスピードでクラブヘッドを動かす」を担当するため早く回転できれば当然先端のクラブヘッドのスピードも速くなります。ただしここで注意しておかなければならないのは手の反動は使えないということです。

次に「手の縦の動き」に進みましょう。ダウンスイング中の手の動きは図2でわかるようにクラブヘッドをトップオブスイングから地面に対してして垂直に下ろすという動作をします。この動きの間、両手は構えた時のクラブフェースが両肩に対して90度の位置にあるという関係を変えないように動きます。そのため上げて降ろしている間クラブフェースは飛球線に対し平行状態を保ちます。


そしてこの2つのを合成させたのが図3の動きになります。これでスイングらしくなりましたがここで注意することは2つの動きのスピードの調整です。クラブヘッドは手の動きによりトップオブスイングから真下に引き降ろされますがその時に肩が90度回っているためにクラブヘッドは右足の土踏まずの後方線上に落下します。この落下地点が体の回転によって構えた時の胸の正面に落ちることになるのですがクラブの落下速度を無視して体が高速回転をしてしまうとクラブヘッドはボールのある位置に着地できずトップボールを生み出すことになります。逆にクラブヘッドの落下速度が速いのに体の回転速度が遅いとクラブヘッドはボールの手前に着地しダフリショットを生み出します。

このことにより2つの動きのスピード調整がナイスショットの条件であることがわかります。そして「遅い手と遅い回転」の組み合わせより「速い手と速い回転」の方が飛距離が出るのはあきらかで、あとはどうすれば速い手と速い回転を習得するかということを考えていけば「飛んで曲がらない球が何度も打てる」というスイングが作れます。またこの考えでスイングプレーンを作っておけばミスショットした際に原因を分析するのが容易になるため、スイングを崩した時の修正も楽になります。




  

     

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