著者から
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よろこびを書けば、よろこびは鮮やかな記憶となって定着され かなしみを書けば、かなしみは客観的な記録となって漂白される (こともある。) どこにも属さず、だれにも師事せず、ほそぼそと 日々のこころの移ろいを十七文字にすくいとる営みを続けています。 名付けて「日々句」。(そのまんま) 記録写真と異なるところは、 こころのありようを直に表現できること。 道具が要らないこと。 手間がかからないこと。 現実でないことも表現できること。 日記と異なるところは、 ちいさな約束事があること。 細かいことをぐだぐだ書けないこと。 いつどこにいても書けること。 着地が決まったときの快感があること。 もしも、あなたが 日々句をやってみたいと思ったら、 今日見たこと、聞いたこと、感じたことを 五・七・五の十七文字に書いてみましょう。 その際に、季節感のある言葉を入れれば、俳句になります。 俳句の小むずかしい理屈はこの際放っておいて、 とりあえずそれだけの「枠」の中で四苦八苦してみてください。 自らすすんで課した四苦八苦が、きっと楽しくなりますよ。 あなたご自身の句が、いつもあなたのかたわらにあって、 あなたご自身の句に、いつしかあなたが支えられるようになれば、 日々句帖作者として望外のよろこびです。 著者飛天子は、 1960年生まれ、福島県いわき市在住。 |