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■バッテリー


自動車に使用されているバッテリーが、多分1番一般的なバッテリーだと思いますが、自動車用のエンジン始動バッテリーは短い時間に大電流を供給するように設計されています(それでセルモーターが機嫌よく回る)エンジンを始動するときは、バッテリーの容量の少しの部分が使用され、エンジンが動いている事によって充電されます。ほとんど完全に放電しその後に充電という充放電を繰り返すようには設計されていません。自動車用バッテリーを、放電量が大きい(放電が深い)用途に使用すると早く寿命が来ます。

深い放電をし、充電を繰り返す用途に使うバッテリーをディープサイクルバッテリーと言います。キャンピングカーのサブバッテリーなどに使用する他、バスボートの電動船外機(エレキ)・ゴルフカートの電源、インバーター(直流12Vや24Vなどを交流100Vに変換する)に使用して商用電源の無いところで家庭用の電化製品を使用することが出来ます。



■バッテリーの大きさ


ここでは、キャンピングカーをお持ちの方が興味を持っておられるであろう、インバーターを使用するための話をしていきます。

インバーターを使用するためにはバッテリーの種類の選択と同じようにバッテリーの大きさと容量が重要になります。バッテリーエネルギー容量の評価の基準はいろいろありますが、自動車用バッテリーは通常、作動させるときのアンペア(電流値)で評価されます。これは連続使用の適切な評価ではありません。ディープサイクルバッテリーは、数分間容量を逆にするか、アンペア時間で評価されます。

バッテリー逆容量は、一定の電流をどれだけの時間流し続けるかの測定で通常25Aです。例えば,180分の逆容量のバッテリーは完全に放電するまでに、25Aの電流を180分負荷に供給出来ます。

アンペア時間容量は決められた時間にどれだけの電流を供給できるかと言うもので、決められた時間とは通常20時間です。例えば、典型的な海、RV用バッテリーは100A時間で評価され、これは5アンペアを20時間供給できます。(5A×20時間=100A時間)

バッテリーはシステムの中で非常に重要な部分なので、バッテリーの容量は出来る限り大きい物を購入することをお勧めします。大きいバッテリーは機器の動作時間を長くし、インバーターが能力内で全てのサージ値(突入電流)に対応出来ます。小さくて低いアンペア時間(例えば、50Ah)などのバッテリーを使用している場合にはインバーターの機嫌が悪くなる(苦しがる)場合があります。たとえすばらしい状態でフルに充電されていたとしても、小さなAC負荷にもかかわらず、電力を満足に供給出来ない事があります。1000W程度のインバーターの場合はバッテリーの大きさは200Ahくらいをお勧めします(重量・スペースなど許されれば)。



■バッテリーの選定


どれくらいの大きさのバッテリーが,インバータに接続された機器を動作させるのに必要かは単純にバッテリーが充電される間の時間に,全ての電気機器の要求電力に機器が動作する大体の時間を積算した物で計算できます。それぞれの機器はW、電圧と電流、VAで表されています。この計算では三つの値は同等です(電圧×電流=W=VA)。以下の例では、2日ごとに充電されると仮定して、計算しています。



■試算表

負荷
電力消費
動作時間
ワット時間
電力消費×動作時間
テレビデオ
トースター
電子レンジ

合計
115W
750W
800W


3時間(1日1.5時間)
1時間(1日0.5時間)
0.5時間(1日0.25時間)


345
750
400

1495


トータルワット時間を10で割って、ワット時間からアンペア時間に変換します。          
1495ワット時間/10=149.5アンペア時間
上記の負荷に十分に供給するためには、150アンペア時間のバッテリーが必要で,完全に放電してしまいます。バッテリーの50%放電するのが理想的なので,上の負荷には,300アンペア時間のバッテリー容量が必要です。余裕を考えてバッテリーの大きさを決めます。出来るだけ大きな容量が良く,バッテリーが深く放電もしません。バッテリーの寿命は放電がどれだけ深いかに直接影響されます。放電が深くなると,バッテリーの寿命も短くなります。
十分なバッテリー容量を得るためにはバッテリーを並列に接続すれば、容量を倍にすることが出来ます。しかし違うメーカーのバッテリー又は違うアンペア時間のもの違った電解液のものを使用することは避けてください。バッテリーの寿命が短くなります。
以上長々と書いてしまいましたが、これをご覧になられた方の参考になれば幸いです。


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