ようこそ、丹鉄へ (03/03/19)

 丹波(たば)鉄道は奥多摩から大菩薩峠の近くの下を潜って、塩山に抜ける
ルートに建設されると想定した模型鉄道です。
 そもそもの発端はハイキングで訪れた小河内ダムの帰りにバスの先頭近くに
乗った際に、国道(青梅街道)をオーバークロスして架かっていたガーダー橋
を見かけたことにあります。そういえば、中学生のころ(40年以上も前)に
見た小河内ダム建設の記録映画に、建設列車が写っていたことを思い出したの
です。早速、この辺の地形図を買い込んで確認したところ、奥多摩湖駅の先に
大きなカーブと橋が残っていることを発見したのです。その後、東京都水道局
に問い合わせたところ、計画段階の路線図をコピーしてくれました。
 幸いなことに、私の自宅から奥多摩湖までは1、2時間で到達できますから
何回かその”廃線跡”の調査に出かけ、鉄道橋やトンネル、路盤等がしっかり
したものであることに驚いたのでした。

 人気のスポットになる?  草生してはいるけれど   列車からの眺めが良さそう

 鉄道模型のレイアウト制作は鉄道模型マニアなら、子供の頃からのあこがれ
だと思います。時間に少しゆとりが取れるようになりましたので、この周辺を
題材にレイアウトを作ることにしました。しかも実物の青梅線は急峻な山肌を
縫うように走っていますから、急曲線の連続であり、まさにレイアウトの題材
にうってつけです。半日で取材可能ですからシーナリー制作に行き詰まったら
肩にカメラを下げて気軽に出かけられます。

 スペースはマシンルームとして使用している3畳部屋に設置し、レイアウト
本体は短辺側に突き出ている1畳分の押し入れの下半分に納め、それとL字型
に接する棚板上に2000mmX300mmの取り外し式のヤードを設けることとします。
このヤードは普段は列車の展示台としても機能させる予定です。
 更にヤードの反対側から伸びた単線が部屋を一周し、レイアウト本体に接続
する構想です。この周回線路は部屋の入口を塞ぐ形になりますので、この部分
には実物換算で90mのトラス橋が架かることになっています。


仮想の丹波鉄道 (03/03/19)

 メインの駅は現丹波山村の近くの少し開けた山間部に設け、ヤードも近辺の
川沿いの奥多摩方向の空間に建設すると想定します。従ってこのレイアウトは
奥多摩湖の上流の丹波山村近辺にあり、都心部と山梨県の塩山を結ぶ観光鉄道
で、地元住民の主要交通手段でもあり観光資源を有効に活用する鉄道でもあり
ます。

 また、使用する車輌は、鉄道の歴史遺産としてのエポックメーキングな列車
を中心に保有し、列車単位の動態保存を目指します。車輌単位では大井川鉄道
にナショナルトラストとして先例がありますが、当丹波鉄道では列車単位での
歴史的価値を重視して、当時の列車編成を再現できるように車輌の保有と整備
を行っています。ただ保管しているだけでは車輌の老朽化が進んでしまいます
ので、これらの車輌は日常の運行に使われている(ただし、線路有効長の関係
で最大8輌編成で運行)のが特徴であり、首都圏から気軽に見学できるような
設備も建築の予定で、その用地取得の交渉がまもなくまとまる見込みです。
 このように、地元の社会基盤の整備と、めぐまれた自然の観光資源を有効に
活用することにより、地元自治体の観光事業による地域活性化に貢献すること
を目指します。その一環として、奥多摩と甲州の観光資源を活用するために、
近隣の私鉄とタイアップする観光列車の運行なども計画されています。

 また、踏み切りのない路線で余裕のあるダイヤという特徴を活かして、近隣
の鉄道事業体の列車運転訓練への利用も可能になっています(つまり、友人が
自前の車輌を持ちこんで遊べるのです)が、乗り入れは青梅線経由、あるいは
塩山経由になり、可能な車輌は3フィート6インチ(1067mm)で、電化
は1500Vの直流とします。したがって、乗り入れ可能な車輌は、直流又は
交直流の動力車と、蒸機やディーゼル機関の車輌との制限があります。列車の
信号方式は弊社独自開発のアタッシェケース大の「信号方式変換装置」を接続
することにより、各社の信号方式をシミュレートできる事になっています。

 なお、当鉄道は運営に鉄道マニアの参加が可能な制度を採っており、資金面
や労力面でマニアの積極的な参加により運用コストの削減が実現できており、
第三セクタの構成員として参加している地元自治体の負担の軽減が実現できて
います。

多摩川支流に架かっているコンクリート製アーチ橋 トンネルポータル、架線化では剛体架線かな 集落の上を通るデッキカーダーの3連橋

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