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◎梧桐(そば)04.10.1 初めて行った店 地図中央の赤い十字が店の位置
◇牛久の小さなそば屋。以前からあるのは知っていたが、牛久には蕎麦屋がたくさんあるし、外観がぱっとしないので行く気はあまりなかった。この日、たまたま昼時に店の通りかかった。白い暖簾が風にはためいていたので、駐車場に車を止めてちょっと店を見てみた。
2階建てアパートの1階の4軒連なる店舗の内の1つで、クリーニング店とラーメン店に挟まれてる。玄関脇にメニューが掲示してあった。値段は手頃だったので、期待しないで入ってみた。
玄関戸は2重。暖簾をくぐりながら引戸を開けて中に入ると、そこは1畳くらいの空間になってて、右手の壁寄りに風流に花が生けてあった。さらにもう1つの引戸を開けて店に入った。
縦長の店内は、左手前にテーブル席(4人×1)、右側はテーブル席(4人×2)。左奥が厨房で、それに面してカウンター席(4席)になってた。入って左にそば打ち部屋がガラス越しに見えた。
狭いながらも木製の棚やテーブルがすっきりと配置され、壁には手作り品が飾ってあり、温もりのある自然な空間だったのは意外だった。
昼12時20分頃だったが店内に客はだれもいなかった。店内に入ると奥にいた60代くらいの男性にいらっしゃいませと言われた。どうやら店主のよう。席に座ると奥さんと思われるやさしそうな女性がお茶とおしぼりを持ってきてくれた。夫婦2人で切り盛りしてるよう。
メニューは
◆冷たいそば
・生粉打ちそば(そば粉100%)¥630
・田舎そば(太めの生粉打ちそば)¥630
・せいろ(そば粉90%、小麦粉10%)¥580
・そばとミニ天丼¥470増し
・そばとミニとろろ丼¥470増し
・天せいろ¥1050
・えび天せいろ¥1260
・野菜天せいろ¥840
・合鴨汁そば(合鴨入りの温かい汁)¥1150
・つけとろ¥840
・おろし¥730
◆温かいそば
・かけ¥630
・かけとミニ天丼¥1100
・かけとミニとろろ丼¥1100
・天ぷらそば¥1100
・天とじそば¥1200
・かけと天ぷら¥1100
・かけとえび天ぷら¥1300
・かけと野菜天ぷら¥890
・合鴨南蛮¥1200
・地鶏南蛮¥780
・地鶏南蛮卵とじ¥890
・カレー南蛮¥890
・とろろそば¥890
・卵とじ¥730
・たぬき¥680
◆酒肴
・天ぷら¥940
・そば大根餅¥630
・合鴨焼き¥630
・地鶏串焼き¥630
・そばがき¥530
・卵焼き¥530
・ねぎ湯豆腐¥530
・冷奴豆腐¥310
・三五八漬¥210
◆ドリンク類
・ジュース、コーラ各¥210
・サワー(梅、カリン、またたび)各¥420
・瓶ビール(中)¥530
・燗酒 徳正宗(辛口)¥530
・冷酒 越の誉(生貯蔵酒)¥630
・地酒 八海山(本醸造)¥950
・焼酎 吹上(麦)¥420
・焼酎(いも)¥630
・梅干¥100
つなぎの入っていない生粉打ちそばがこの店の自慢らしい。
生粉打ちそば¥630と天せいろ¥1050を注文した。注文を受けると、厨房で店主と奥さんは調理を始めた。奥さんは調理も手伝ってるみたいだ。
待ってると、客が入って来て慣れてる感じで席に座った。店主も奥さんもいらっしゃいませと声を掛けた、調理中で手が離せなかったみたい(天ぷらを揚げてる最中らしく、油のはねる音が聞こえてた)、少しして調理作業が一段落したようで、奥さんがお茶とおしぼりを運んでいた。
そうこうしてたら、生粉打ちそばと天せいろが運ばれてきた。
生粉打ちそばは、ほんのり緑かかった形の整った細身のそば。丸形簀の子を敷いたお皿にきれいに盛りつけてあって、箸で持ち上げてみると長さも充分。そのままつゆにつけずに食べてみると、蕎麦自体の適度なぬめりがありながらもそば表面に少しざらざらした感触がある。口に含んで数回噛んでみると、口から鼻に抜けるような感じでそばの風味が顔中に広がって、「ああ〜、これこそまさしくそば!」って感じ。(2・8そばなどつなぎを入れてあるそばは表面がつるりとした食感で、たしかにのどごしはいいがここまで濃厚にそばの風味は感じられない。)
意外に話し好きな店主の言うには、つなぎの入ってないそばは、細く長く切るのが難しいので、つい太いそばにする店が多いらしい。そのため、手打ちそばは(特に十割そばは)、短くなるものだと誤解してる人もいるみたい。
つゆは風味に膨らみのあるバランスとれたものだったが、このそばなら、そばの甘みと香りだけを楽しみために、しばらくつゆなしで食べ進んだ。
添えてある薬味は、長ねぎとわさび。長ねぎは切れる包丁で薄くスライスしてあるので、いがらっぽさがない。水でさらしてあるみたいなのに、ちゃんときりっとした形状のままで水切りしてある。ふつうは水でさらしたネギは絞ってくしゃくしゃになってるの好きじゃないが、これだったらいい。わさびはすった本わさびだった。
さらに、たくあんが2枚添えてあった。そばにたくあん・・・?と思ったが、これが意外に合う。箸休めというか、そばを食べてる合間に囓ると、なぜだかホッとするって感じ。
(↑単に私がたくあん好きなせいかも)
天せいろは、揚げたて熱々の天ぷらだった。ここの天ぷら(えび・なす・かぼちゃ・ピーマン・れんこん・しいたけなど)は、衣が薄くてサクッと油ぎれよく揚がってる。素材の味が生き生きしてるので、鮮度のいい物を揚げてるよう。特に海老は臭みなく上品に揚がっていて、もっと食べたくなっちゃった。
そば屋の天ぷらって『そば屋の天ぷら、谷中の質屋』という言葉があるように、天ぷらがコロモばっかりで中身が小さいことが多い。衣が厚いと、中の具の味も不鮮明になりがちだが、ここの天ぷらは、当サイトでいちばんと思われるほど、素材も衣もすっきりしてた。
店主は、不器用なくらいまじめにそばをに向き合ってるようで、調理してる時は、入店してもすぐにお茶が出てこないこともあるみたい。客が立て続けに来ると料理が出てくるのが時間がかかりそう。禁煙の店ではないので、たばこを吸う人いると気になるが、繁盛してきたら、店内は禁煙にして、そばをしっかり楽しむ人専用にして欲しい気もする。
忙しいビジネスマンのお昼には向かないが、のんびり蕎麦を楽しむのによさそう。生粉打ちそばは、今まで味わったことがないほど濃厚に蕎麦の味がするし、天ぷらもこれはという感じ。おすすめ度、当サイトそば部門トップの8.0!!!
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