書き下ろし長編
「柳生平定記・やぎゅうへいていき」(集英社) 単行本 \1,995(税込み)
三十歳となった十兵衛が、ついに柳生流新陰流兵法による諸国完全平定をめざす。柳生流が試合を禁じた訳、無刀取りの謎、そして門下に対して抱いた願いとは──。
短杖一本を手に、浪人達に挑む「無刀行脚」の日々で、十兵衛は「切らず、とらず、勝たず、負けざる」という柳生流、至極の境地を事理一体で表現。兵法指南者としての姿から、武芸探求者としての覚悟、更には将軍家光の忠臣としての胸中まで、十兵衛の心身の表裏を描いた書き下ろし長篇第八作。
  


書き下ろし長編
「柳生双剣士・やぎゅうそうけんし」(講談社) 単行本 \1,700(税別)
十兵衛vs十兵衛、柳生新陰流対柳生新陰流。その裏にあるものは──。
 西国大名、鍋島家から異例の依頼があり、若き隠密十兵衛が動き出した。そして、二人の十兵衛は、柳生宗矩の密命と新陰流の宿命により翻弄されてゆく。
待ちの刀法「三学」を使うか、攻めの刀法「九箇」でいくか──思案の末、攻防の場では一瞬の囚われが勝負を分けた……。 
柳生新陰流の実技研究を続ける著者が、よりリアルな剣の稽古風景や他流との関係性を描いた、テクニカルな娯楽長篇。
  



書き下ろし長編
「月下妙剣・げっかみょうけん」(講談社) 単行本 \1,800(税別)
デビュー作『双眼』以来、五年半ぶりに柳生十兵衛が登場!
将軍家光と弟忠長の天下争いで、十兵衛と、その愛弟子であり早駆けの名手である少年が活躍。
伊賀忍者直伝の走法修行を経て、小野派一刀流と目される老剣士との出会いがあり、また敵の忍びとの激しい裏の戦いがあり──。
剣士としてのみでなく、新たに、剣の師としての十兵衛にも光を当てた作品。
柳生新陰流と走法の理を、これまでになく詳細に描き、「稽古とは何か」「平和の剣とはいかなるものか」に迫った、渾身の長編物語。
  




「不滅の侍伝説『子連れ狼』」(体育とスポーツ出版社) 単行本 \1,500 (税別)
侍というのは実に「魔物」ですよ──小池一夫。
侍には、常に「心身に宿る美意識」がありますね──多田容子。
27年ぶりに復活した名作「子連れ狼」の原作等で知られる劇画界の大御所・小池一夫氏と、世代を超えて語り合った対談本。
今、世界が日本のサムライに注目する中、侍を描き続ける両者が、そのキャラクターや生き様について、また時代劇や剣術などについて、様々に話を展開。
居合の名手である小池氏は貴重な愛刀を、多田容子は柳生新陰流の袋竹刀を携えて対談に臨んだ。
  




書き下ろし長編
「甘水岩・あまみいわ」(PHP研究所) 単行本 \1,600 (税別)
修羅の巷に生きる現代人の魂を揺るがす物語。
聖地「甘水岩」をめぐる抗争で、縦横無尽に
活躍する忍者・伊真(いま)。
その一族に伝わる秘技は「においの術」。
そして伊真には、恐ろしい過去が……。
彼の前に現れた謎の巫女は、伊真を色の
虜にし、戦いへと導くが、正体は見えない。
秘術を尽くした戦いの行方は?巫女の狙いは?
スピード感あふれる文体で、人間の心の中の
修羅を描き上げ、 驚くべき結末へと読者を導く、
時代小説の新境地。


「武術の創造力──技と術理から道具まで」(PHP研究所)
 甲野善紀・多田容子著 単行本 \1,500 (税別)
「武の世界」とは、こんなに奥深かったのか!
日本人とは、こんなにすごかったのか!
「スランプになったことがない」という
武術家・甲野善紀氏の豊かな発想と、
独特の感覚に基づいた知識の数々、
過去の武人や刀匠の多彩なエピソード等が満載。
また、時代劇、時代小説についての話や
作家・多田容子の本音など、自由な切り口で
語り合ったユニークな対談本。


書き下ろし長編
「秘剣の黙示・ひけんのもくし」(講談社) 単行本 \1,800 (税別)
  町娘のおれんにとって、
兄の起こした事件が激動の始まりだった
──由緒ある兵法、如月流は、すべてが
口伝の秘剣。しかし、里井家の
御家騒動をきっかけに、流儀の存続が
危ぶまれる。如月流の奥義をめぐり、
人々は苦悩し、争い、崩れてゆく。
その中 で、この剣が秘めた真の声を
聞く者は誰か……。
兵法の理と心の理を一体として描いた
チャンバラ小説。


書き下ろし長編
「やみとり屋」(講談社) 単行本 \1,700 (税別)
 江戸、五代将軍綱吉の時代
──犬公方の世に、春之介と万七郎の
話術・言部流(ことべりゅう)が冴える。
生類憐れみ令を犯して鳥を食する
「やみとり屋」には、出世、仇討ち、
世直しなど、様々な志や企みを
持つ者達が集う。そんな隠れ宿で、
しゃべり、笑い、戦う人々を、
会話主体の作品展開と主人公の
独白で綴る娯楽小説。
本書では、ダウンタウンのトークや作品、
また松本人志氏の著作を参考にしてい る。


書き下ろし長編
「柳影・やなぎかげ」(講談社) 単行本 \1,700 (税別)
 られん香の柳次は、手裏剣の名手で
あり、春をひさぐ売れっ子陰間(かげま)。
退廃と爛熟の江戸は、神隠し事件に
揺れ、その探索に当たる名門旗本、
長逆槍九郎(ながさかやりくろう)は、
陰間茶屋の茉屋(まつや)を訪れる……。
艶、欲、罪、情、そして、美
──事件の裏で、密かな色を放つ
間者(かんじゃ)達の心とは……。
色里と武家を舞台に、
男女の影が織り成す物語。


書き下ろし長編
「双眼・そうがん」
(講談社) 単行本 \1,800 (税別)
 兵法者(へいほうしゃ)、柳生十兵衛は、
将軍家光の密命を受け、西国へ旅立った。
薩摩からの刺客を薙ぎ倒し、異国貿易に
絡む意外な事件に立ち向かう……。
将軍家兵法師範である父の存在、
幼い頃に失った右目──それらを通して、
光と闇を得た十兵衛の双眼は、生と死、
栄達と没落といった対立する
二つの世界を鋭く見据えた。
そんな剣士の活躍と才能を、
内面に踏み込んで描いた著者デビュー作。