シンポジウム「沖縄イメージと風景・身体・記憶」のご案内

 

シンポジウム「沖縄イメージと風景・身体・記憶~海洋博から現在まで~」

日時:9月2日(土)13:00~18:00

場所:琉球大学50周年記念館

(琉大西原口〔病院側〕を入って左すぐ 行き方・地図

参加費:無 料

主催:シンポジウム「沖縄イメージと風景・身体・記憶」実行委員会

共催:NPO法人 琉・動・体

お問い合わせ:090-9362-6309(多田、期間限定番号)

 

     プログラム

 

13001315 プロローグ

司会:多田治 (社会学、一橋大学教員)

   花城郁子(アート、NPO法人琉・動・体)

 

13151415 第1部「家族と地域社会の変容」トークセッション

 パネリスト:

具志堅邦子(家族社会学、沖縄国際大学講師)

田仲康博 (メディア論、国際基督教大学教員)

大胡太郎 (日本文学、琉球大学教員)

 

14151430 休憩

 

14301530 第2部「沖縄をめぐるイメージと表現」トークセッション

 パネリスト:

新城和博(編集者、ボーダーインク

中村晋子(映画・舞台制作、読谷村

末永航 (美術史、広島女学院大学教員)

 

15301545 休憩

 

15451730ごろ  第3部 ディスカッション

 

1800 閉会

 

1830ごろ~ 懇親会 琉球大学50周年記念館食堂にて 一般2000円・学生1000円 

 

 

    関連資料(続々追加予定)

大胡太郎 琉球新報2006.8.31

 

多田治 沖縄タイムス2006.8.31 沖縄イメージの系譜と現在・下 ツーリスト的目線の逆用

 

末永航 琉球新報2006.8.30

 

花城郁子 沖縄タイムス2006.8.30 沖縄イメージの系譜と現在・中 「自分の立ち位置」探る

 

田仲康博 琉球新報2006.8.29

 

新城和博 沖縄タイムス2006.8.29 沖縄イメージの系譜と現在・上 今こそ問いたい「沖縄ブーム」

 

多田治 琉球新報時評2006.9.26 「想像の沖縄」

 

多田治 琉球新報時評2006.5.29 「沖縄から遠く離れて」

 

多田治 沖縄タイムス書評2006.2.4 新城和博『うっちん党宣言』ボーダーインク

 

多田治 琉球新報時評2006.1.30 「ローカル化の暴力」

 

 

シンポジウム「沖縄イメージと風景・身体・記憶~海洋博から現在まで~」開催の趣旨

 

いま、日米の軍事再編をめぐる大きな流れのなかで、沖縄はまた新たに緊迫した局面におかれています。4月、半ばメディアで演出された感のある「地元合意」に対し、多くの民意が「合意してない」事実と違和感をアピールし続けていくことは、急務であると思われます。

 

同時に私たちは、アカデミズム、アート、そして何より生活者の立場から、これまで沖縄の社会がどのように変容し、今日に至っているのかを、あらためて深くとらえ返したいと考えています。沖縄と日本の関係、アメリカとの関係は、琉球処分や沖縄戦をはじめ、長い歴史のなかで形成されてきました。より近い時期では、1972年の日本復帰は重要な転機であり、ヤマト化に伴うさまざまな劇的な変貌と混乱は、多くの方々の記憶にまだ鮮明に残っていることと思います。

 

私たちは、復帰後の沖縄社会をふり返るにあたり、何気なく見過ごしてきた風景の変化や身体感覚・五感の変容といったレベルに焦点を当ててみたいと思います。自明なままに見過ごされ、語られずにきた変化を語り、記憶を活性化して共有しあうことで、失われつつある身体感覚を取り戻すことができると考えるためです。今回、このような趣旨から、シンポジウム「沖縄イメージと風景・身体・記憶~海洋博から現在まで~」を開催したいと思います。

 

すでにこれまで、復帰記念イベント・沖縄海洋博とそれに伴う沖縄イメージの形成については、多田が『沖縄イメージの誕生』で検討しました。また、昨年11月の「合意してないプロジェクト」では、「自由!開放!大学」の一環として、沖縄国際大学で公開授業「復帰・海洋博からずっと、合意してない」を行い、アート・音楽・開発・イメージなどさまざまな側面から、復帰前後を取り上げました。復帰後、広大な米軍基地を温存しつつも、急速におし進められた本土型の開発や観光リゾート化の進行は、<青い海><亜熱帯><独特の文化>に代表される沖縄イメージの形成と、密接に関わりあっています。県内でも70年代以降、変わりゆく風景へのまなざしや、人びとの記憶のありようでさえも、こうした沖縄イメージの拡大と無縁ではなかったことでしょう。

 

こうした問題意識から私たちは、表題のテーマに関して、下記の要領でシンポジウムを開催し、アカデミズムやアートにとどまらず、多くの方々と一堂に会して語りあう場をもちたいと思います。つきましては、大変ご多忙の折とは存じますが、みなさまにご参加・ご協力いただければ、誠に幸いに存じます。

 

シンポジウムの進め方としては、パネリストの方々に気さくなトーク形式で話題を提供していただいた後に、フロアの参加者のみなさまとの情報・意見の交換に、充分な時間を費やしたいと考えております。物や写真、映像などのビジュアル資料とともに、記憶やイメージを具体的かつリアルに呼び起こしていきたいと考えています。

何とぞよろしくお願いいたします。

2006.8.18

シンポジウム「沖縄イメージと風景・身体・記憶」実行委員会

多田治花城郁子・大胡太郎・久万田晋

 

付記:本シンポジウムは、平成18年度日本学術振興会 科学研究費補助金・若手研究(B)「沖縄・八重山諸島における地域イメージの形成・展開と社会変容」(研究代表者・多田治)による助成を受けています。