Manhattan Jazz Orchestra


ジャズという切り口から,マンボにローリングストーンズ,サンタナなどなど,様々なジャンルの音楽に果敢に挑戦しているDavid Matthews率いる「MJO」。Manhattann Jazz Quintetのホーン部隊を中心に結成されました。とにかく新譜が出るたびにびっくりの連続です。最初は正統派のモダンジャズだったんですけどね。いずれはやるだろうと思っていたブラスロックの世界。全体に良く出来た作品だと思います。もちろん,MJQも大好きです。ジャズへの扉を開いてくれたのは,MJQのビック・アップル・ジャムですから。たとえトロンボーンが入って居なくてもMJQは大好きです。マシューズさんはその後,「スーパートロンボーン」という夢のようなトロンボーンの為のセッションをしてくれましたので。(o ̄∇ ̄o)

GET IT ON   黒い炎

GET IT ON(Chase)

25 OR 6 TO 4(Chicago)

Spinning Wheel

(Blood,Sweat & Tears)

Pick Up The Pieces

(Avelage White Band)

Getaway

(Earth,wind & Fire)

You've Made Me

So Very Happy(B,S&T)

何と言ってもBS&T出身のルー・ソロフ(tp)が参加しているのが何よりも嬉しいです。彼は,BS&Tの2曲では勿論ジャズなソロを聴かせてくれます。一番の聞き所は,1曲目「GET IT ON」。原曲のもつスピード感とラッパの甲高い響きを殺さないようにしつつも,マシューズ節がしっかりと自己主張している辺りがナイス。スーパートロンボーンにも参加しているジム・ピューの都トロンボーンソロが豪快です。(^O^)「25 or 6 to 4」(長い夜)はワタシ的には今一つはまらず。「Pick Up Pieces」は,バス・トロンボーン大活躍のトロンボーン部隊と旋律を受け持つサックス隊との掛け合い,それに華やかに絡むラッパの皆さんのバランスが絶妙です。この辺りのトロンボーンのアンサンブルが「スーパートロンボーン」に繋がっていったのかなあ,と思えてきます。(途中のラッパが入ってくるところ,どうしても「バットマ〜ン」に聞こえてしまう,結構危ないワタシ。。。。(^.^;))「Spinning Wheel」のルー・ソロフのラッパソロはとてもリラックスして楽しんでいる様子が伝わってきます。今回のアルバムには参加していませんが,別のアルバムにはルーと同じB,S&T出身のランディ・ブレッカー(tp)が参加して,ルーとの共演を果たしています。(^O^)

1997年11月21日発売  TECW-20619 (テイチク 国内盤) 元レーベルはSweet Basil

スイングジャーナル主催 ジャズ・ディスク大賞制作企画賞受賞