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・二種類の残留塩素 上水道の消毒として塩素処理が行われるのが常であるが、通常次亜塩素酸(HClO)化合物が用いられる。HClOおよびその塩類を通常「遊離残留塩素」と呼ぶ。これに対してこれらの遊離残留塩素が窒素化合物と反応してできたNHCl(モノクロルアミン)、NHCl2(ジクロルアミン)を「結合残留塩素」と言う。 特に「結合残留塩素」を敢えて注入しなくても、「遊離残留塩素」を注入すれば「結合残留塩素」は発生する。特にフミン質や窒素化合物の多い水はそれに応じた量の「結合残留塩素」を生じる。夏場などは窒素化合物の量、塩素の投入量も多くなるので、「結合残留塩素」の量が多くなるようである。 消毒作用は「遊離残留塩素」のほうがはるかに強い。「結合残留塩素」は徐々に分解され「遊離残留塩素」であるHClOを放出するのであって、その殺菌力は比較的弱い。 なぜ、あえてこのように二種類の残留塩素について言及しなくてはいけないかと言うと、「結合残留塩素」はROやプレフィルターのカーボンを使っても除去されないからである。この章の部分は後から補足的に書いているので、全体の話の流れからちょっと食い違っているかもしれない。が、夏場のORPが下がらない→魚が不調になる→という流れの最大の原因であることは間違いない。 「結合残留塩素」をとるにはハイポなどの処理剤を使うしかない。プレフィルター、ROを過信せず、ORPを計りORPが高いときはハイポを使うことをお奨めする。 |