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・浮き袋、鰾
鰓と並ぶ魚に特有な臓器として鰾が考えられる。これは主に魚自身の比重を調節し、水深に対する浮力調整を行っている。鰾は血液中の酸素(それ以外のガスも)を貯蔵、もしくは血液中に酸素を放出出来るようになっていて鰾の体積を変えることにより浮力を調節する。
鰾と血管の間には赤腺と卵円体という血液と空気をやりとりする組織が存在する。赤腺は血液中よりガスを鰾に充填する役割を果たし、卵円体は空気を血液中に抜き、鰾を萎ませる(図15)。
蛇足であるが、魚によっては(鯉など)気道と鰾が繋がっていて、空気を直接外部に放出する魚種も有る。
ディスカスの病気として比較的よく見かけられるのが、頭を底にしたままで正常な体位を保てない逆立ちディスカス(図16)、また、魚の平目のようにベタっと底に横向きに張り付いてしまう
ひらめディスカス(図17)などの症状を呈することがある。これらの原因は、細
菌感染などによる卵円体の炎症で、鰾の中の空気の量を調節できない状態である。逆立ちディスカスは、鰾の空気が多すぎる状態、ひらめディスカスは鰾に空気が無い状態で調節不能に陥っていると言われている(文献8)。
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