新浅川鉄道の隠し部屋・全国バス乗り歩きの記
「関東バス」と呼ばれるバス会社は関東地方に複数ありますが、三鷹で生まれ育った筆者にとっては、やはり東京の中央線・西武線沿線に君臨する「関東バス株式会社」を指すものです。小田急バスや西武バスと同様、50年前からの伝統ある塗色を身にまとって活躍しています。

▲武蔵野市の桜堤団地で待機する、武蔵野営業所の三菱車。昭和40年代には同営業所に富士ボディの三菱車が多数投入されました。関東バス独特の3扉仕様(最後部を出口として常用し、中間扉は終点に限り出口で開く)、後部の客窓の形が左右で違う(左は小窓、右は大窓)など、他社と比べても特徴的な車両でした。前方には小田急バスのBA20型も見えます。(1975年4月)

▲吉祥寺駅前で撮った、やはり富士重工ボディーの三菱MP117型。隣に見える西武バスも同型式の三菱車ですが、車体と色が違うと、エンジンが同じとは思えないほどです。(1985年)

▲武蔵野営業所のB5158号車(日産ディーゼルU-UA440LSN型)。関東バスで最大勢力を誇るのは昔も今も日デ車で、写真の長尺車はもちろん、短尺車までもが3扉仕様を堅持していました。(2003年6月、吉祥寺駅前)

▲武蔵野営業所のB1136号車(日産ディーゼルKL-UA452KAN改)。ノンステップ化の潮流の中で3扉車を作り続けることが事実上できなくなり、ついに関東バスも、最近の車はすべて2扉のノンステップ仕様に変わっています。車体は西日本車体工業製です。(2004年11月、武蔵野女子学院付近)

▲関東バスの名を全国に知らしめた、武蔵野市のムーバス。1995年に自治体主導のコミュニティバスの先駆けとして登場し、その後全国にコミュニティバスの動きが広がりましたが、旅客需要の掘り起こしにここまで成功した例は少ないようです。現在ムーバスは、吉祥寺と三鷹(西久保・関前地区)が関東バス、武蔵境地区は小田急バスで運行されています。(2005年3月、三鷹駅北口)

▲銀座〜新宿〜三鷹駅北口間の深夜急行バス専用B5001号車(日産ディーゼルKL-UA452PAN型)。同系統は長らく東京都交通局とのダブルトラックで、貸し切り落ちの日野RU系を使っていましたが、老朽化のため路線車ベースの新車に代替されました。(2004年11月、武蔵野営業所)