ジャンル恋愛小説長編   メールマガジン『サウダージ』連載作品 (vol58〜67掲載)
Titleきっと銀の針のような雨が   
連載日時2001年5月4〜7月6日
●  ストーリー  ●
夕暮れの海に音も無く降る雨を見つめながら「僕」の横で彼女は、いったい何を想っているのだろう?
そして音も無く降る雨は「僕」に、何を告げようとしているのだろう・・・?
夏を告げる雨に打たれながら、不器用な「僕」たちの想いは何処に向かおうとしているのか?
そして夏を告げる雨が止んだ時、「僕」たちの想いは鮮やかな航跡を描いてゆく・・・。

1995年7月に執筆された、紙上未発表作品のリニューアル版。
●著者のひとこと●
 この作品は、これまで僕が描きつづけてきた世界とは少しばかり異なると思います。作品自体の雰囲気は何時もと変わりはないのだけれど、最終的な終幕が他の作品とは異なるという意味合いなのですが。この作品を描いていた1995年の6月から7月にかけて、僕自身さまざまな想いが去来していました。あの年の夏を告げる雨は、まるで銀の針のように僕の心を刺すように降り続けていました。まぁ、詳しいコトはもう既に記憶の彼方なので、この場では細かく記すつもりはないのだけれど、目の前に迫った新しい夏に向けて、明るい未来を描くのもたまには良いかなと、そんな思いから描かれました。こういう結末を僕が描いたのは初めてのコトだったので、そのシーンを描くのには苦労しました。先に公開された『HEART BEAT』よりも執筆時期が早いこの作品こそ、僕が始めて描いたHappy Endで終わる物語なのです。
 ここで僕が描いた世界は、「明けない夜がないように」「止まない雨がないように」、いつかは明るい未来がそこにあるというコトです。梅雨の長雨も何時かは明けて、夏の暑い日ざしがやってくるように、今は辛く苦しい恋でもきっと明るい未来がやってくる。そういう希望や夢を描いてみました。恋は楽しくて幸せな反面、辛く苦しい恋もあると思います。そういう恋をしている人への、「今は辛くても、いつかきっと明るい未来がやってくる」という、僕なりの応援メッセージなのかもしれません。実際に、僕自身がそうだったように・・・。
 なお、オンライン版に挿入しました写真(一部除く)はYUKAさまよりいただきました。


●登場曲目紹介 ●  登場曲の解説はこちら
『California Girls』  By:The Beach Boys
『OVER THE RAINBOW』  By:BUD POWELL
『Raindrops Keep Fallin' On My Head』  By:Burt Bacharach
『Rainy Night In Georgia』  By:Brook Benton
『Hard Rain's A-Gonna Fall』  By:Bob Dylan
『I Heard It Through The Grapevine』  By:Marvin Gaye
『いつか王子さまが』  By:Bill Evans
『恋に過ごせし宵』  By:Oscar Peterson
『Ballade』  By:F.F.Chopin
『YOUNG TURKS』  By:ROD STEWART
『TONIGHT'S THE NIGHT』  By:ROD STEWART
『Surfin' U.S.A.』  By:The Beach Boys

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