ジャンル恋愛小説短編 メールマガジン『サウダージ』連載作品 (vol100掲載)
TitleLAI−LA   
連載日時2002年2月25日
●  ストーリー  ●
恋する想いを言葉にしなければならない。
そしてそれを伝えなければ、そこからは何も生まれない。
人は誰しも恋には臆病な生き物だけれど、
そんな小さな勇気が素敵な恋の幕を開けてゆく。

2002年2月に書き下ろされた、メルマガ通算100号記念のショートストーリー。
●著者のひとこと●
 きっと誰しも想いを向ける相手を前にすると、自分の心には素直にはなれないと思います。「すれ違うだけで幸せな気持ちになれる」・・・それはそれで、淡い幸せな想いに浸れるかもしれません。たいていの場合、誰しも1度はそんな気持ちを抱いたコトがあるでしょう。でも僕は思うんです。もちろん、その気持ちを否定するつもりは無いのだけれど、それでも、それだけでは、そこからは何も生まれてはきません。想う気持ちを言葉にして、そしてそれを想う相手に伝えなければ、素敵な恋の幕は上がることはないでしょう。でも「何も生まれない」と言う言い方には少し語弊があるかもしれません。むしろ「何も生めない」と言った方が正確かもしれません。確かに男の子でも女の娘でも、人は恋に臆病な生き物だと思います。臆病だからこそ、結果を悪い方へと考えてしまったり、後ろを振り返りたがるのかもしれません。「素敵な恋をしたいのだけれど、もしも自分の想いが届かなかったら」・・・。確かに人はそう考えがちです。でも初めから悪い方へ悪い方へと考えていたら、ずっとその場所で足踏みを続けなくてはならないのです。人は日々、未来へと向かう旅人。足踏みしてその場所に止まっていても、前を向いて歩いていても、音も無く時間は過ぎ去ってゆくのです。だからうつむいてばかりいないで、もう少し顔をあげて、ほんの少しの勇気を手にして、想いを寄せる相手の前に笑顔で立たなければ・・・。もちろんその時には、気取った台詞や格好付けた言葉なんていりはしません。純粋に想いを、心の声を伝えるだけで良いのですから・・・。


 この物語を読んで、一方通行な恋をしている誰か1人でもほんの少しの勇気を持って、そして少しだけ顔を上げて前を見つめてくれたのなら、僕は幸いに思います。


 なお、オンライン版に挿入しました写真(一部除く)はYUKAさまよりいただきました。


●登場曲目紹介 ●  登場曲の解説はこちら
『LAI-LA 邂逅 (ライラ)』  By:山下達郎


いまスグ読めます!     全文一括でテキスト表示しています。コピー&ペーストにてエディタ等に貼り付けて、ゆっくりお楽しみください。        ご感想お待ちしています!