荷重移動を体験しよう




上級編をマスターする上で、絶対避けて通れないのがこの「荷重移動」です。

クルマは重い鉄の塊です。走る、曲がる、止まるの全ての状況下で

この荷重移動が非常に重要となってきます。


前荷重

平常時

後荷重

クルマは前輪で操舵します。
その前輪により多くの荷重を掛ける事により「曲がりやすさ」に有利な状態を作ります。
前荷重は、主にブレーキングなどの減速行為により作ります。

通常、エンジンが前にあるクルマは、巡航時、全長の中間点から前側に6、後ろ側に4の荷重が掛かっています。

前荷重と全く反対の状態です。
一般的には「後荷重」という言い方はしませんが、主に加速時はこの状態です。










前荷重にした事により、
前輪と路面との接地力が増し、又、相対的に後への荷重が減った事により、重力Gが増加し遠心力Pを強めます。
この為、より曲がりやすい状態になります。


注意:初級編の5で解説の通り、ブレーキを掛けながらのステアはタブーです。ステア開始と同時、又は直前にブレーキングを終えましょう。









巡航状態でのステアは、理論上前方向への重力Gは発生しません。
この為、遠心力の増幅につながらず、又、ステアした前輪と路面との接地力も前荷重と比較すると弱い為、曲がりにくい状態であると言えます。
特に、パーツ中一番重いエンジンが前に置かれていないクルマ(MR−Sなど)は、悪天候で路面がスリッピーな状態では、深刻な事態になりやすいです。

上表の2つの状態を双方とも体験してみましょう。
特に「平常時+ステア」の遠心力Pと
「前荷重+ステア」の遠心力Pの違いを
しっかり把握できるようにしましょう。
これは、上級編9、及び10で反映されます。


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