青金石(Lapis lazuli)

目に鮮やかな青色が大きな特徴の石です。和名よりは英名の「ラピスラズリ」の方が知れ渡っています。「ウルトラマリン」はラピスラズリから作られた顔料とのこと。
写真でははっきりとしませんが、この青い石には、金色のつぶつぶが散りばめられています。あたかも夜空に散りばめられた星のようです。これは黄鉄鉱の結晶です。ラピスラズリの結晶は極めて細かいため、このように石を割ったような形で売られています。展示即売会では、これを使った彫刻などもたくさんみられます。
この石の産地は世界中で非常に限られています。代表的な産地は、アフガニスタン、だそうです。シルクロードの行商が、この真っ青で星を散りばめた不思議な石に魅力を感じたであろうことは、想像に難くありません。旅の安全を祈り、疲れを癒すことを、きっとこの石に求めたことでしょう。
そんな歴史のロマンを秘めた石、もしこの石に神が宿るとしたら、戦火にまみれて人々が苦しむ現在をどのように見ているのでしょうか?誰もが心の底から願う平和、それが未だに達成できないことが、もし誰かの手によるものだとすれば、心が鎮まるようにとの願いを込めた石をその人に手渡したい。
写真は、5cmほどのサイズの石。もうすこし大きく、星がたくさん散りばめられたものが欲しいと思う今日この頃です。