薔薇輝石(Rhodonite)

rhodonite.jpg (33509 バイト)

輝石(きせき)は、安山岩を構成する主要な鉱物として有名ですが、まとまった形で出てくることもあります。バラ色の輝石だから「薔薇輝石」と名づけられたのですが、実はあとになって学術的に輝石から除外されてしまったそうです。英名の「ロードナイト」には、輝石(Pyroxene)を意味する部分がないためそのまま残りましたが、日本名は間違っています。とはいえ、先人のつけた名前は簡単に消せないし、個人的にも気に入っているので、そのまま使っています。

この鮮やかなバラ色の発色は、マンガンという金属が含まれていることが原因です。しかし、この色は太陽光にさらすと、紫外線により褐色に褪せてしまいます。以前訪れたことのある、秋田大学の鉱山博物館に、巨大な標本がありました。残念なことに、茶褐色の巨大な塊となっており、発掘されたときの面影がありませんでした。私の5cm大のコレクションはそんなわけで、美しさを保つために引き出しの奥に眠っているのです。

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