組み立てのコツ   [トップページ] [PCサポート] [HP作成] [ご利用方法] [店長から]

DOS/Vマシンの組み立てはよく紹介されていますので、少し違うスタンスで組み立ての注意点をご紹介します。普段なにげなく組み立ててもうまく動いてしまうDOS/Vマシンですが、うっかり壊してしまうとかなりせつない思いをします。
製造工程では大量に作るので、決め事がたくさんあります。それらをお知らせすることで、自作をするさいに少しでもリスクを減らすことができればと思います。

液晶ディスプレイ '01/05/22
●一番の問題は"ドット落ち"、"ドット欠け"といわれる不具合です。ノートパソコンや液晶ディスプレイのカタログの片隅に小さく書いてありますが、"製造上ドットが点灯しなかったりする場合がありますが不良ではありません"という但し書きです。また何個以上ドット落ちがあれば初期不良に応じるのかも明記されていないので、悩ましい問題です。発生率は多くないのかもしれませんが、中古で売る場合にも評価の対象になっているようで当たってしまうと切ないものです。現状ではそのような問題もあることも含めての価格設定と理解して購入していただくしかありません。
●また液晶のバックライトの蛍光管と動作スピードの問題もあります。バックライトの蛍光管の寿命は以前よりかなり改善されて長くなりましたが、CRTディスプレイよりは劣ります。動作スピードは目で見てわかると思いますが、本来液晶の反転スピードはCRTに比べてかなり遅いので、ゲームなどスピードを要求されるソフトにはあまり向いていません。
●画面がフラットなので見やすいと言われますが、視野角によって画面の明るさが違って見えるので、逆に視点を変えないよう同じ姿勢を強要されてしまいます。
●結局のところそのサイズしかメリットが無いように思われますが、最大のメリットでもあります。実際15インチのCRTディスプレイ製品は少なくなってしまった現状では、17インチ以上のCRTディスプレイか液晶ディスプレイかの選択になりますが、上記の点を考慮しながらご検討下さい。
(個人的にはCRTをおすすめしますが、サイズ的なニーズもあり、ご存知無い方へのご説明も必要と思い書きました。)



リテール版クーラ '98/08/10
●PentiumU266MHZ(リテール版)に標準で付属しているクーラの取り外しをしましたが,割と苦労しました.
●ヒートシンクは4本のネジで固定されています.2mmの六角レンチ(写真右下のL字の工具)で外したのですが,最後の1本のネジが外れず六角レンチが空回りをしてしまいました.
●そこで下穴径2mmの"折れ込みボルト抜き"(六角レンチの右の工具)をDOITで購入しました.これを押し込んでレンチなどで回せば比較的簡単に外せます.
●取り付けネジは非常に特殊なタイプで,六角穴が貫通していますし,外したネジ部を見ますとピッチが違うネジを無理に締めたようにネジ山が潰れています.
●六角レンチが内部の基板まで届いてしまいますので,少し浮かせてネジをゆるめないと内部基板が損傷します.
●また外れないようにカシメの効果のあるネジのようですので,一般に言われているトルクスドライバでは外せないことのほうが多いと思います.六角レンチ60円位,ボルト抜き300円位でした.


マザーボード取説 '97/12/18
●なかなか読みにくい英語版の取説ですが,ジャンパの設定やケーブルの配線のため,注意深く読む必要があります。GIGA-BYTEの取説は,CPUごとに設定図が掲載されてますので比較的読みやすいです。
●またパフォーマンステストの結果が掲載されている場合には,その結果はともかく,テスト環境が参考になります。相性の問題がご心配の方は,使用機器や使用ドライバなどを確認されると良いと思います。テストには,WD,Quantum,MATROXなどが良く使用されます。ただし,英語版での動作ですので,日本語環境の場合に必ずOKとは,言い切れません。
●新しく発表されるCPUに対応予定としてマザーボードの取説は書かれていますが,実際にはBOISで対応していない場合やCPUの動作電圧が変更になった場合などは注意が必要です。お断りなしに変更しますなどと英語で書いてありますので,最新のCPUを使用する場合には,取説のみを信用せずショップ等への問い合わせをおすすめします。
●最近は日本語取説付きのマザーボードも増えてきましたが,明らかに外人ライターのあやしい日本語取説もありますのでご注意ください。もともと設定項目や設定方法がメインに記載されていて,解説はほとんどありませんので,初心者の方は,書店売りのDOS/V組み立て本などの併用をおすすめします。


バルク品
●DOS/Vパーツのあやしさの象徴的存在のバルク品ですが、通常部品メーカはパソコンメーカにエアキャップさえ使わず納入します。ですから運送中のトラブルはあまり心配する必要はありません。
●よく使用されるエアキャップは、物流の中間段階で問屋等がエアキャップをまいて小売りの形態にしているものと思います。(実際に梱包作業を見たことはありませんが)
●保証期間の有無はバラツキがありますが、品質については、これはパソコンメーカ向けだからよく作る、これはバルク品だから適当に作るということは考えにくいので同等の品質にあります。ただし正規パッケージでもバルク品でも不良品があることは確かでその確率はたいして変わらないと言うことです。
●取り扱い説明書がほとんどないので、初心者の方にはとっつきにくいのですが、WIN95での使用ではあまり問題になりません。AT互換の標準仕様であることとインターネットで情報が簡単に入手可能であることが強い味方です。ただしNTで使用する場合には、若干注意が必要です。(ドライバの有無等)
●ピンからキリまでいろいろな物が存在するのは確かですが、それは正規品でも同じことです。また購入した部品が不良品だった場合の手間もたいして変わらないのです。



静電対策
●電子部品に触れる場合は、金属部にタッチしてから取り扱うように言われます。しかし一度金属にタッチしても静電気の電荷はどんどん溜まるので常にアースに流してあげる必要があります。
●工場で組み立てを行う場合には、右図のような静電対策をします。黒色の部分は抵抗を間にいれてすべてアースされています。(抵抗がないと漏電した場合に死んでしまいます)また静電気が発生しにくいように湿度を40%以上に保ちます。
●個人で分解組み立てを行う場合のおすすめは、3M製のフィールドサービスキットです。(導電マットとリストストラップ、導電袋などがセットされています)
●最小限で組み立てをする場合には、アルミホイルを準備します。CPU、メモリ、VGA、HDDもすべてアルミホイルの上に置きます。
マザーボードはリチウム電池があり,短絡すると危険ですので,面倒でもマザーボードが入っていた導電性袋に入れて下さい。('97/11/30追記)
よく導電性の赤や青のビニール袋、エアキャップなどが梱包に使われますが、たま〜に片面だけコーティングした袋もあるので梱包材の上に置くのも、少し危険です。あとはケースの金属部にこまめにタッチしながら組み立てをするとよいでしょう。
マザーボードをビニールシートで包んでディスプレイしているDOS/Vショップがありますが、プロの仕業とは思えません。
●直接CPUをクランプするクーラーも、CPUのピンに触れる可能性が高いのであまりおすすめとは言えません。SANYOのクーラーのようにCPUをソケットにさした後、取り付け金具でソケットに引っかけるタイプが安心です。

先日秋葉原のホコ天で組み立てをしているグループがいたそうですが、冬の静電気の起こりやすい服装での組み立ては、洒落になりません。もしかしたらガードレールにアースしていたかもしれませんが...


プラスドライバ
●柄の部分が細身のプラスドライバがいいです。ほとんどのDOS/Vパーツは鉄板にバーリング(ねじが切りやすいように変形する)して、めねじを切っていますのであまり強いトルク(回転力)で締めるとねじ山が壊れてしまいます。
電気工事屋さんが使うような柄の部分が太いプラスドライバはトルクがかかりすぎるので、あまりおすすめしません。
●工場でねじ締めをする場合には、規定のトルクになると止まる電動ドライバを使います。
初心者の方はどの位の力で締め付ければ良いのかわからないので影響のなさそうな締まっているねじをさがして、一度ゆるめてみて感覚を掴むと良いでしょう。
また締め付けトルクが弱いとファンによるケースの振動でねじが抜け落ちてマザーボード等の上に落ちてトラブる危険もあります。
●一度空回りを始めたねじは直せないので、慎重に行いましょう。どうしてもという場合にはヘリサートという方法もありますが、工具代と部品代で新しいケースが買えるほど高いです。
●ドライバは先端の大きさによって番号がついています。DOS/Vパーツの場合にはプラスドライバの2番が良いと思います。先端の細い1番を使うとねじの十字穴がくずれてしまうことがあります。
●ねじを締め付ける際のバリ(金属片)がDOS/Vパーツの上に落ちないよう、また長すぎるねじを使って内部の部品に接触しないよう注意深く締め付ける必要があります。もちろん製造工程では、バリが落ちる位置を考慮して組み付け姿勢を決めますし、ねじの長さを間違えないように分類してあります。
●写真の右側の短いドライバは、デスビドライバで、組み立ての場合にはあまり使わないのですが、メンテの際にせまい箇所のねじを外すために使用します。自作派にはけっこう便利ツールです。
狭い場所で力が入りにくいので柄の部分が太くなっています。



ケーブル
●ATXのマザーボードは多少ケーブルの量が減りますが、すべてのパーツを取り付けるとかなりケース内が雑然とします。人によってはきっちりとまとめてしまうでしょう。
●しかしケーブルを曲げる時の最小半径は決まっていてあまりきつくまとめてしまうと、ケーブルの断線などのトラブルが発生します。少し余裕を持ってまとめるほうが良いでしょう。
●またフラットケーブルは割と横幅があるので、まったくまとめないと逆にケース内の空調に影響してしまいます。ハードディスクやCPUなどの熱源の周りはうまく空気の通り道を作る必要があります。


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