スーパーベニヤスペシャル by 渋沢 邦彦

    舟を造っている時に覚える、遙か遠くまで続くような希望感は、
               海を行く舟を自作する者に共通する

 データ

 全 長 ・・・ 5250mm
 全 幅 ・・・・ 640mm
 重 さ ・・・・  19kg

         設 計

自作艇はパーソナルユースが前提で、デザインの善し悪しは絶対的に主観のよるところと
なる。
そこで、コンセプトとプロフィールも僕が独自に考えていた物にほぼ一致した「SEGUIN」と言
う設計図をアメリカのデザイナーから手に入れた。
中級者向け、ハイスピード、今までの自作デザインに満足出来なかった人向けである。

         材 料

タイプ1(完全耐水グレード)3mm合板 ・FRP(ポリエステル樹脂+グラスクロス)

         制作過程

 
設計図に従いベニヤからハルになる部材を切り出し、

船体の長さに当て板を使い接合する。

買った図面は2400x1200mm のベニヤ板用で、し

かも寸法がインチ表示だった。

1インチよりも小さい寸法は分数での表示である。

最小の寸法は1/32インチ、これを電卓で換算しな

がら1800x900mm のベニヤ板に、ミリ単位で描き

直すのに、大変な集中力を要した。

ボトムセンターを縫い合わせたところ。

ハルは左右のボトム面とサイド面の4枚で構成され、

そのパネルを銅線で縫い合わせていくとシーカヤック

の形が現れてくる。

平面のベニヤ板に描かれた線によりカットされたパネ

ルの形は、完成状態の船の形と密接に関係している。

 
隔壁を仮止めし、サイドパネルを組む。

この後接合内側にグラステープを当て樹脂で銅線ご

と固着する。

この時点で外側に出ている銅線はクリクリともぎ取っ

てしまう。

隔壁をFRPで固定しデッキを張り始める。

デッキの舷は角材にエポキシパテで接着

し、固まるまではビスで仮止めする。

デッキを張り終えたら、各接合部(ボトムセ

ンター、チャイン、舷)をFRPで補強する。

 
コーミングがベニヤ6段の積層で形成した。

樹脂で接着するが、完全に硬化するまでク

ランプで固定する。

この後ハッチの制作に取りかかる。大ざっ

ぱな制作過程はこれまで・・・。

         仕上げの一言

3台目の車を購入するときに「グレーイッシュグリーン
メタリック」と日本語では表せない色を選んでしまい、
後で後悔した記憶がある。

そこで、カラーは「スーパーホワイトだ!!」と、言うことで
「スーパーベニヤスペシャル」は「白」で塗装したのだ!!
どうだ!!まいったか!!   渋沢ベニヤ職人


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