競バカたちが集まって 2009『不況編』
おバカどもの馬券奮戦記です!登場人物
500円のタク
この話の主人公。会社員。1レース500円、G1レースは1万円で勝負する天才馬券師。給料の減る今年はいくらずつ買うのか?ハード&クール、そしてセクシーな44歳。マスター
「鉄馬」のマスター。500円のタクとは同級生。姓は北。愛称はけいちゃん。趣味は競馬と自動車競技ジムカーナ。ダイ
全レース万馬券狙いのような激しい馬券を買う男。カミさんのサイフから金をちょろまかして、いつもカミさんと戦っている。
<コントの前に>
このコントは、もちろん完全にフィクションです。2009年1月。世界も日本もとんでもない不況にみまわれていた。
1月12日(月)、午後2時、準備中の鉄馬。
『1のバカ』マスターが途方に暮れていた。「うわーん。去年からいやな予感はしていたけど、お客さんが思いっきり減っちゃって、客単価も激しく下がって、売り上げが激減しているよー。」
シェフの前田「このご時世だから、しょうがないですよね。」
マスター「ウチは子供が3人もいて、大変なんだよー。住宅ローンもあるんだよー。蓄えも少ないし、赤字が続いたら耐えられないよー。どうしよ、どうしよ。」
シェフの前田「しばらくはお昼のランチとお弁当販売でテコ入れして頑張りましょう。」
マスター「ううう。」本当に途方に暮れるマスターであった。同じ頃、『2のバカ』500円のタクの職場。そろそろお正月気分も終わり、厳しい経済状況に向けて、あらためて会社の業績チェックの目が厳しくなっていた。
タク、机で頭を低くして(「やべー。」)
タクは、会社の中では傍流のいわゆる『お肉屋さんが、おまけでコロッケ売っているような』コロッケの方の仕事をしているのだ。だから本流(つまり会社の屋台骨を支える仕事)のように監視が厳しくなかった。しかし今、タクの仕事にも厳しいチェックの目が向けられ始めたのだ。
実は、タクの仕事は、大手の3社(某A社、B社、C社)が売り上げの大半を占めいるのだ。ちょうど3社がうまくバランスをとっていたので、たまにその内の1社が業績が悪くて仕入れを控えたとしても、ほかの2社が買ってくれて、そこそこ売り上げの体裁を作れたのだ。しかし、この不況で3社がそろって仕入れ予定を、大幅に下方修正した。当然、売り上げ激減、在庫増加、いい事なしだ。課長「佐藤君、ちょっと、こっち来て。」と会議室に呼ぶ。
タク「はい!」見かけだけ、元気ふるまう。
会議室には、担当取締役、部長、課長が、思いっきり渋い顔。
タク(「まじやばい。」)
課長「ここ数ヶ月の売り上げ…(略)在庫が…(略)」激しいつっこみ。
タク(「ちくしょう、ここまでくればもう言い訳のしようがない。」)「はい、申し訳ありません。」
課長「それでね。これだけ売り上げが減っちゃって、注文もたまにしか来ないから、来週から月曜日と火曜日だけ来てくれればいいから。」
タク「えーっ!!!????」ぶっ飛ぶタク。だが、ぶっ飛びながら(「しばらく社内的には、思いっきり恥ずかしいけど、週休5日なら家の事(掃除・洗濯・ランの世話)もフィットネスも余裕じゃん。せっかくだからまた英語でも勉強しようかな…」)などとあまい事を考える。
課長「念のため、言っとくけど、もちろんお給料もその分減るからね。」
タク「えええええーーーーー!!!!!?????」まじ、ぶっ飛び。「だって、お給料が5分の2になっちゃって、雇用保険とか、なんたらかんたらの分を引かれちゃったら、何にもなくなっちゃうじゃないですかーーーーー!!!!!」と、はいずりながら課長のズボンの裾(すそ)を引っ張る。
課長「あのねえ。これだけの失態をして、まだ社員でいられるだけで、いまどき本当に幸せなんだよ。いつかは分からないけど、景気がまた良くなったら、またお給料払ってあげるんだから。それまでもねえ、君の手取りがなくたって、会社は君のためにたくさんお金を払っているんだから、ありがたいと思いなさい。」
タク「でも、でも…、ボクだってお金がないと生活出来ませんから…」
課長「あ、それはね、空いてる時間でいくらでもアルバイトしていいから。でも、ひとつだけとっても大切な事を言っておくよ。『もしも、法に触れる事をしたら』、君は、本日にさかのぼって解雇されていて、君とうちの会社は、一切なにも関係ないからね。」
タク「そんなあああああーーーーー!!!!!」途方に暮れるマスター、人生最大の窮地のタク。
この状況で、どうなる他のやつらは?<予想コーナー>
タク「今年は掛け金を絞るよー。まあ実額はあまりにしょぼいので言いませんが。日経新春杯は、有馬記念2着のアドマイヤモナークが人気になるなら、他の馬を買おうと思います。1月17日21時時点で、大変人気薄ですがテイエムプリキュアの単は、少しでも買おうと思っています。」