競バカたちが集まって 2009『不況編』
おバカどもの馬券奮戦記です!登場人物
500円のタク
この話の主人公。会社員。1レース500円、G1レースは1万円で勝負する天才馬券師。
現在、勤務先の業績が不調のため、月・火のみ出勤、あとはアルバイト生活。
お給料は激減。今年は馬券はいくらずつ買うのか?ハード&クール、そしてセクシーな44歳。マスター
「鉄馬」のマスター。500円のタクとは同級生。姓は北。愛称はけいちゃん。趣味は競馬と自動車競技ジムカーナ。あたたかいお客さんに恵まれるも、現在は不況で厳しい状況。ダイ
全レース万馬券狙いのような激しい馬券を買う男。カミさんのサイフから金をちょろまかして、いつもカミさんと戦っている。
<コントの前に>
『競バカ』は100%フィクションです。
特に今回はスポーツクラブが舞台になっていますが、いかなるスポーツクラブにも個人にも一切関係ありません。<ここからコントです>
話は2月1日(日)にもどる。午前9時半、タクはいつものように『レッツスポーツプラザF沢店』にいた。10時からのエアロビクスのクラスに出るのだ。
レッスンの前にドレッドミル(走る機械)でウォーミングアップしたり、ストレッチする。その間に『掲示板』を見ていた。注1:『掲示板』とは?
スポーツクラブでは、会員の要望(クラブの運営、内容その他もろもろに関する要望、苦情など)と、それに対するクラブ側の回答を張り出しているのだ。<その掲示板の書き込み>
1月×日:「エアロビクスのクラスで、香水の強い人がいて、気分が悪くなりました。注意してください。」
⇒クラブの支配人よりの回答「化粧品の香りにつきましては、感じ方に個人差があることはご理解ください。また皆さまにおきましても、どうぞ他の方にご配慮いただきますようお願い申し上げます。」1月×日:「マシンジムの温度が高すぎます。なんとかしてください。」
⇒回答「館内の温度につきましては、つねに××度を保つようにしております。どうぞご理解のほど…」1月×日:「プールの歩行レーンで、おしゃべりに夢中になってとても遅い人がいて、困ります。」
⇒回答「歩行コースにおきましても、他の方々への配慮もどうぞ…」タク「うーん。」
「佐藤さん、どうしたの?」とタクのエアロビクス仲間の田中さん(女性、既婚、40代)が声をかける。
タク「いつも思うんだけどさ。掲示板って、会員のコミュニケーションの場とは言っても、実際には『苦情コーナー』になっちゃうのは仕方がないんだけど。なんかこう、ぎすぎすしてるんだよねえ。」
田中さん「まあ、確かに『●●イントラのレッスン、とっても楽しかったです。もっとレッスン数を増やしてくださ』みたいな明るい書き込みは少ないよねえ。」
タク「そうなんだよ。うれしいことは、うれしいだけで終わっちゃって、文句があると、文句は言わずにいられないんだよね。それに、支配人の回答も、まじめすぎて固いんだよね。もっとお笑いがあっても良いと思わない?」
田中さん「実は、アタシも前からそう思っていたのよ。」
この田中さんというおばちゃんは、タクと同じ『面白ければ、他の人が多少(思いっきり?)困っても仕方がない』という思考をする人なのだ。
タク「あっ、思いついた。あのさあ…」
田中さん「何々?」
何やら悪巧みの相談。
「ぶふっ…、いいね。」こうしてタクと田中さんの『掲示板を明るくしよう作戦』が開始されたのだ。
翌日2月2日(月)午後9時。クラブのスタジオ(注2:エアロビクスなどのレッスンを行う場所をスタジオと言います)でエアロビクスのレッスンが行われていた。田中さんはレッスンに参加していた。
タク、ガラス窓からスタジオの中をのぞく、いきなり顔を鼻からガラスにおしつける。(ほら、小学生がよくやる『豚の鼻』ってやつです)
それを見たスタジオの中の参加者「わーはっはっは!」<2月3日(火)の掲示板>
2月3日、田中「昨日のレッスンで佐藤さんが外から笑わすので、動きを間違えちゃいました!プンプン!注意してください!なお、この書き込みは必ず実名で書いてください!」
2月3日、佐藤「しゅーん。これから気をつけまーす!」
⇒回答「会員の皆さまが仲がよろしい事は、大変うれしい事であります。しかしながら、レッスン中に笑わせることは思わぬ事故になることも考えられますので、今後はぜひ自重下さいますようお願いいたします。」この掲示は、同じようなタイプの人たちに『こういうのもアリか』と知らしめたのだった。
<2月4日(水)の掲示板>
2月4日、今池「昨晩のレッスンで、私とマキちゃんは2人ともおニューのウェアを着ていました。なにの、イケメンの加藤さんはマキちゃんには『そのウェアかわいいね』と言ったのに、私には何にも言ってくれませんでした。帰りのバスの中、号泣しました。」
2月4日、加藤「イマちゃん、ごめんね。」
⇒回答「誤解がとけて幸いです。しかしながら、この様な内容は、あまり掲示板で扱うにはふさわしくないと思われますので、今後のご記入につきましては、ご理解をお願いいたします。」<2月5日(木)の掲示板>
2月5日、浜野谷「プール会員です。あの…、その…、吉田さんのブーメランパンツの…、もっこりがちょっと恥ずかしいです。」
2月5日、斉藤「私は、あのもっこりは、好ましいと思っています。」
2月5日、渡辺「私も、あのもっこりを毎週の楽しみにしています。」
2月5日、二谷「私は、浜野谷さんと同じく、ちょっと…恥ずかしいです。」
2月5日、小溝「私は、もっともっと、いくらでももっこりしてほしいと、思っている者です。」
2月5日、吉田「吉田です。私のそれに大変注目していただいている事を知り、身の引き締まる思いです。今後とも頑張って行きたいとは思いますが、年齢のこともあり、『いくらでも』とはいかないこともご理解ください。」
2月5日、越後「今回のこの問題は、『ブーメランパンツのもっこりは、どこまでが望ましいか』という、プール会員にとっては根幹とも言うべき問題を一会員の判断にゆだねている事にあると思います。クラブとしては『ここまでのもっこりはOKと言うかむしろ推奨するが、これ以上は慎んでほしい』という基準を、数値をもって明確にすべきと思います。」
⇒回答「みなさんの熱心なご意見、誠にありがとうございます。しかしながら…(以下略)」<2月6日(金)の掲示板>
2月6日、佐野「杉まりさん、佐野もとはるです。好きです。結婚してください。」
2月6日、杉「うん。」
2月6日、大滝「おめでとー!」
⇒回答「ご結婚が決まりまして、誠におめでとうございます。しかしながら…(以下略)」<2月7日(土)>
2月7日、山下「伊藤さんへ、今夜の飲み会の時間は…」
⇒回答「オマンコー!!!さあ、殺せ!!!」タクと田中、掲示板を読んで「きゃー!」(大喜び)
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<予想コーナー>
タク「フェブラリーステークスは、カネヒキリの単」はずれ