競バカたちが集まって 2008『南の楽園編』
おバカどもの馬券奮戦記です!

登場人物

500円のタク
この話の主人公。会社員。1レース500円、G1レースは1万円で勝負する天才馬券師。
2005年は圧倒的勝利。2006年もディープインパクトをけり続けたがわずかなマイナス。座右の銘は『本命は切り』ハード&クール、そしてセクシーな44歳。

マスター
「鉄馬」のマスター。500円のタクとは同級生。姓は北。愛称はけいちゃん。趣味は競馬と自動車競技ジムカーナ。

ダイ
全レース万馬券狙いのような激しい馬券を買う男。カミさんのサイフから金をちょろまかして、いつもカミさんと戦っている。

シェフの前田
鉄馬のシェフ。腕は抜群。悪い友達(タクやダイのことです)に感化されて、どんどんダメ人間になっていくマスターの代わりに鉄馬の屋台骨を支えている。

イサム
タクとマスターの旧友。競バカのレギュラーになりたがっている。現在、毒猫に噛まれて病院で寝ています。(命に別状はないです。)

 

 

5月30日(金)、午後9時半の鉄馬。タクがくる。
マスター「おや、お珍しい。」
タク「主人公に『珍しい』なんていうなよ。はあー。」ため息。
マスター「なんか弱々しいツッコミだな。」
タク「もうへとへとだよ。業務上の秘密があるので詳しくは言えないが、今な北関東地区のプロジェクトにかりだされて毎週、あっちに最低2日は行ってるんだよ。今週なんか4日だぞ。」
マスター「楽な仕事はねーよ。お前、いつも『お気楽ご気楽』なんだから、たまには仕事で頑張れ。」
タク「あっしは、もうおやじなんで、無理ですわー。」
マスター「まあ、明後日は楽しいダービー観戦パーティーだから元気出せ。」
タク、またため息「だめなんだよ。明後日はお休みだよ。」
どだだだがらがらがっしゃーん!
(鉄馬中のみなさんがこけます。)
マスター「おい、お前自分の言ってることが分かってんのか?ダービーだぞ。ここで主人公のお前がいなくてどーすんだよ。」
タク(涙目で)「だって、オレ、住んでるマンションの自治会の自治会長になっちゃったんだもん。それで明後日の夕方6時から定例の会合があるから明後日は飲めないんだもん。」
マスター「ならパーティーに来て、飲まずにいればいいだろう。」
タク「冗談じゃねえや。みんながダービーを肴に楽しく飲んでるのに、ソフトドリンクなんか飲んでいられるか。」
ダイ「タク、お前とも長いつきいあいだ。金がねえんなんら、オレの紙パック焼酎をわけてやるよ。」
タク「・・・、ありがとう。ダイの男気はありがたいけど、話をちゃんと聞いてくれよ。」
駅前のお姉さん「ダイ、タクはねえ『みんなが楽しく飲んでいるのに自分だけ飲めないのはいやだ。』って言ってるのよ。」
ダイ「そうなのか。」
お姉さん「そうよ。考えてみなさいよ。アタシだって『いい男と部屋に2人きりでいて、2人とも裸で、男がガッツリ勃起してるのに、アタシに何にもしてくれない』としたら、悲しいじゃない。」

(間)

マスター「おい、タク。ここは『そんな例えするなー。』ってツッコムところだろう。」
タク「・・・、今の例えが、近いのか、遠いのか、よく分からない。」
マスター「ダメだコイツ、本当に弱っているよ。」

安田記念まで持つのか、タク?

<予想コーナー>

タク「ダービーは、ディープスカイ、サクセスブロッケンの単を主力に、隠し味でレイボーペガサスの単を少々。」

 

   

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