競バカたちが集まって 2007『スターゲイザー編』
おバカどもの馬券奮戦記です!

登場人物

500円のタク
この話の主人公。会社員。1レース500円、G1レースは1万円で勝負する天才馬券師。
2005年は圧倒的勝利。2006年もディープインパクトをけり続けたがわずかなマイナス。座右の銘は『本命は切り』ハード&クール、そしてセクシーな43歳。

マスター
「鉄馬」のマスター。500円のタクとは同級生。姓は北。愛称はけいちゃん。趣味は競馬と自動車競技ジムカーナ。

ダイ
全レース万馬券狙いのような激しい馬券を買う男。カミさんのサイフから金をちょろまかして、いつもカミさんと戦っている。いわゆる『人の話を聞かない奴。』

カミさん
ダイのカミさん。スピード、スタミナ、テクニックに秀でた優れたファイター。鉄馬でもパートとして働き、お客さん、従業員から慕われている。

 

 

このコントは前回の続きです。

「ファイヤー!」ダイが皐月賞の超大穴をとった。

皐月賞
1着 ヴィクトリー (7番人気)
2着 サンツェッペリン (15番人気)
3着 フサイチホウオー (2番人気)

配当金が発表される。

配当金(ダイが買ったものだけ)
サンツェッペリンの複勝 2,110円(21.1倍)
サンツェッペリン−ヴィクトリーの馬連 94,630円(946.3倍)

一同、絶句。
タク「お前、いくら持ってたんだ?」
ダイ「あの鬼のような女(カミさんの事です)から取り返してきた金が6万円だ。馬連を3千円ずつ総流しと、残った9千円を複勝にぶちこんだぜ。」
マスター、電卓をはじく「3,000かける946.3は、うっ!それに9,000かける21.1を足して、なっ…302万8千8百円!
一同「ひょええええええ!!!」
ダイ「そっ、それは日本国の国家予算を超える金額…」
マスター「いつの時代だよ。」
タク「んな事ねーけど、でもこれはすごい。」
ダイ、顔をくしゃくしゃにして「ありがたい。これで一生遊んで暮らせるぜ。」
マスター「それは無理。」
タク「まあ、3ヶ月豪遊して、そのあとすぐ死んじゃうんだったら、一生遊んで過ごせるけどな。」
ダイ「今日は全部オレのおごりだ。思いっきり飲んで楽しんでくれ、ファイヤー!」
一同「おおー!!!」
「ちょっと待て!」マスター。
タク「どした、北?」
マスター「ダイ、いいか、これには税金がかかるんだ。オレも詳しい事は知らんが、たぶん半分くらいになっちゃうんだよ。今日、ここで大盤振る舞いするくらいならいいけど、(この金を)全部使っちゃったら、あとで(税金の徴収が来て)大変だぞ。」
タク「そうだ、税金がかかるんだった。さすが北、自営業。」
ダイ「しかし、JRAはもともと馬券代から25%も抜いてるじゃないか。なんでまた税金がかかるんだ?」
マスター「いや、お前の気持ちも分かるけどさ。そういう風に出来ているんだから、仕方がないんだよ。」
タク「お上には、逆らえないんだよ。」
ダイ「半分も…、半分もとられてしまったら、この奇跡のような僥倖(ぎょうこう)を受けたのに、ロジータと一生遊んで暮らせないじゃないか。」
タク「だから、最初からそれは無理なんだって。」
ダイ、泣きながら「だめなのか?この格差社会日本では、庶民は一生地べたを這いつくばるしかないのか?大空高く舞い上がる事は出来ないのか?」
タク「お前は、今でも十分糸の切れた凧みたいに、飛び回っていると思うぞ。」
マスター「ウチの店をみてもらっている税理士さんを紹介してやるからよ。それまではあわてて無駄遣いするな。」
ダイ、号泣。

<予想コーナー>
タク「コントがまだ皐月賞当日の話ですが、天皇賞(春)は2冠とったのに微妙に地味なメイショウサムソンを応援して、単!」

あたり。

 

    

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