競バカたちが集まって 2007『スターゲイザー編』
おバカどもの馬券奮戦記です!登場人物
500円のタク
この話の主人公。会社員。1レース500円、G1レースは1万円で勝負する天才馬券師。2005年は圧倒的勝利。2006年もディープインパクトをけり続けたがわずかなマイナス。座右の銘は『本命は切り』ハード&クール、そしてセクシーな43歳。マスター
「鉄馬」のマスター。500円のタクとは同級生。姓は北。愛称はけいちゃん。趣味は競馬と自動車競技ジムカーナ。ダイ
全レース万馬券狙いのような激しい馬券を買う男。カミさんのサイフから金をちょろまかして、いつもカミさんと戦っている。いわゆる『人の話を聞かない奴。』カミさん
ダイのカミさん。スピード、スタミナ、テクニックに秀でた優れたファイター。鉄馬でもパートとして働き、お客さん、従業員から慕われている。
このコントは、前回の続きです。
5月6日(日)、正午の鉄馬。今日は『NHKマイルカップ観戦記念パーティー』だ。
タク「それで、ダイはどうなったんだ。」
マスター「人の話聞かない奴だから、大変だったけどさ。なんとかウチの税理士さんが説得したよ。結局半分くらい税金でとられちゃうから、税理士さんが証文書いて、その分を責任もってあずかる事にしたよ。」
タク「ダイを野放しにしたら、すぐ300万円使っちゃって、あとから税金の徴収が来て路頭に迷うのが、目に見えてるからな。」
マスター「ああ。」
そこにダイが来た。「マスター、今回はいろいろありがとう。」
マスター「気にするな。お前のためっていうより、ロジータちゃんのためだからな。」
ダイ「お上のぼったくりシステムについては、まだ納得しかねる部分もあるが、とにかく、この残った150万円はオレの自由に出来るんだよな。」
マスター「ああ、そうだ。」
ダイ、ポケットから札束を出す。
タク「おお。」
ダイ「さて、これの使い道だが、まず50万。」
タク&マスター(「ソープ代とか言い出すなよ。」)
ダイ「ロジータのために貯金だ。」
タク&マスター「ほっ。こいつも人の親としての良心はあるんだな。」
ダイ「あとは20万づつ、馬券代、キャバクラ代、焼肉代、そして…、なんだ、その入浴関係と言うか、娯楽遊興費というか、福利厚生というか、まあそっち方面。」
マスター「まあ、そんなとこだろう。」
ダイ「そして残った20万。あんな奴(カミさんの事です)に恵んでやるというのも、『泥棒に追い銭』みたいでくやしいが、この不毛な戦いを終わりにするためだ、奴の足元に叩きつけてやる。」
タク「お前、偉そうに言うなよ。どう軽く見積もっても、お前、今までにかるくクルマ1台買える位の金をちょろまかしてるんだぞ。」
ダイ「タク、奴の口車に乗せられちゃいけないぜ。奴は、事あるごとに『オレが金を抜いている』と吹聴して、みんなを洗脳しようとしているんだ。だから、ついそういうイメージを持ってしまうかも知れん。だがな、天地神明にかけて、オレは金を抜いた覚えはないぜ。」
マスター「それは単に君が忘れているだけだろう。」
ダイ「いや、オレの潔白は…、くやしいが今回の馬券をとるまで、金欠で『紙パック焼酎の水道水割り』を飲むような窮乏生活を強いられていたことが、証明しているぜ。」
タク「それはお前が全部無駄使いしちゃったからだろう。」
ダイ「まあ、歴史的史観はそれぞれあるだろうが…」
タク&マスター「真実はひとつしかないぞー。」そこにカミさんが来る。
ダイ「来たか。」カウンター席から降りる。
カミさん「一体何の用だ?」
ダイ「貴様の金を抜いたと、いわれなき濡れ衣。日々の暴力。そして小遣いすらくれぬ扱い。オレはその不当な扱いに耐え忍んできた。だが、オレのギャンブラーとしての天附の才が、今ここに昇華した!くらえ、この札束を!2万円だ!2万円だ!2万円だ!2万円だ!(エコー)」
ドダダダガラガラガッシャーン!ドダダダガラガラガッシャーン!ドダダダガラガラガッシャーン!ドダダダガラガラガッシャーン!(エコー)鉄馬中の人たちがコケます。
マスター「お前、20万円でも、まだ今まで抜いた金に足りないのに、2万円たあ、今回抜いた6万円より少ないだろー。」
タク「直前になって、金が惜しくなったな。」
ダイ、聞いちゃいない「さあ、土下座してこの2万円を受け取りやがれ。そして、もう2度と亭主に暴力をふるいません。口答えしません。いつも3歩さがって影を踏まないようにしますと約束しやがれ。」
カミさん、(小声で)「いらん。」
ダイ「なんだ?」
カミさん「金などいらん!今の私にあるのは、お前を倒すことのみ!」
ダイ「そうか。」しゃがんで2万円をきっちり拾います「ならばいつでも、この命獲りに来い。」
カミさん、背を向けて拳を握りしめて「時満つれば、必ず。」出て行く。マスター「またこのネタ延々続くのね。」ため息。
タク(「まあ、このネタがどう展開しても、オレには損はない。」)<予想コーナー>
タク「NHKマイルカップは、シベリアンバードとトーホウレーサーの単を厚めに、おさえでピンクカメオとハイソサエティーの単を少々。」結果:ピンクカメオ優勝 単勝 7,600円(76倍)
タク「おっしゃー!!!」