競バカたちが集まって 2007『スターゲイザー編』
おバカどもの馬券奮戦記です!登場人物
500円のタク
この話の主人公。会社員。1レース500円、G1レースは1万円で勝負する天才馬券師。2005年は圧倒的勝利。2006年もディープインパクトをけり続けたがわずかなマイナス。座右の銘は『本命は切り』ハード&クール、そしてセクシーな43歳。仕事も適当にフィットネスと競馬に日夜努力している。マスター
みんなの溜まり場「鉄馬」のマスター。500円のタクとは同級生。姓は北。愛称はけいちゃん。趣味は競馬と自動車競技ジムカーナ。競バカ開始当初は、タクより常識人だったが、最近はすっかり同レベル。仕事も適当で職場を放棄することもしばしば。ダイ
全レース万馬券狙いのような激しい馬券を買う男。カミさんのサイフから金をちょろまかして、いつもカミさんと戦っている。いわゆる『人の話を聞かない奴。』仕事しているのか?というより彼を雇用している企業があるのか?という位ゴーイング・マイ・ウェイを貫く男。アダルトビデオ・DVDのコレクションは無尽蔵。興奮すると裸になるクセがある。口ぐせは「ファイヤー!」
10月14日(日)、正午の鉄馬。今日は『秋華賞観戦パーティー』だ。
いつもはタクとマスターが、G1レース記念の『G1スキップ』を踊るのだが、今日はタク、マスター、ダイ&お客さん全員で輪を作ってスキップしている。
「G1!」
「G1!」
「本当に待ちに待った秋華賞だー。」手をつないだ輪がスキップで回る。
「G1!」
「G1!」
「犬は?」
全員で「ウーワン!」
全員で拍手。
高らかにBGM「スカイ・ハイ」が流れる。戦いが迫る。
みんな席に戻る。それぞれの競馬新聞をにらみながら、各テーブルで競馬談義が盛り上がる。
カウンターでは、タク「しかし、素晴らしいレースだよな。」
マスター「ダービー馬、桜花賞馬、オークス馬にNHKマイル馬のG1馬が4頭も出てくる秋華賞なんて、たぶん2度と見られないぜ。」
ダイ「競馬の神様よ、感謝するぜ、ファイヤー!」
マスター、エノスポ(江ノ電沿線スポーツ新聞)をにらみながら「ダービー馬のウオッカと桜花賞でウオッカに勝ったダイワスカーレットが単勝3倍付近でせりあっているけど、やはりダービー馬を買うのか?」
タク「ウオッカは強いときは、本当に強いよ。でも必ずレースで能力の最大値を出せるタイプとも思えないし、凱旋門賞を使えなかったりと臨戦過程にわずかながら難がある。一方ダイワスカーレットは、やはりメインはマイル(1600m)付近かと思えるし、先行タイプでターゲットにされる不利も考えられる。まさにプラスもマイナスも五分ということで人気を二分しているんだろうな。」
ダイ、拾った競馬ファイブを赤ペンで真っ赤にしながら「オレは、スプリンターズステークスで久々にG1を獲った中舘のアルコセニョーラから100円ずつ馬単総流しだぜ。来たらでかいぜ、ファイヤー!」
タク「オレは…、ダイワスカーレットの単を本線に、人気薄ピンクカメオとアルコセニョーラを少々。」
マスター「ウオッカじゃないのか。」
タク「正直なやむ。でもウオッカが圧勝して『やっぱりウオッカが一番強かったのでした。めでたし、めでたし。』という結果より、『今年の3歳牝馬は層が厚くて、ウオッカに匹敵する馬がたくさんいるんです。』という方が、楽しいじゃないか。」
マスター「お前らしい馬券だな。さて、オレはどうするか…」タクは、6レースは、かすりもせずハズレ。7レースでは、パドックで4番の馬に好印象を持った。ダービーニュースも東スポでも無印の人気薄だ。しかし、ここは自分の思いを信じて、単勝(約30倍)と複勝(約10倍)を200円、300円ずつ買う。
レースでは、4番は積極的に先行して、粘りに粘って3着残りの写真判定に持ち込んだ。
結果は写真判定でハナ差の4着。
タク「馬券は獲れなかったけど、人気薄の4番が3着争いに加わったんだから、これはよし。やはり秋華賞も、ダイワスカーレットから行くぜ。」さて?