競バカたちが集まって 2007『スターゲイザー編』
おバカどもの馬券奮戦記です!登場人物
500円のタク
この話の主人公。会社員。1レース500円、G1レースは1万円で勝負する天才馬券師。2005年は圧倒的勝利。2006年もディープインパクトをけり続けたがわずかなマイナス。座右の銘は『本命は切り』ハード&クール、そしてセクシーな43歳。仕事も適当にフィットネスと競馬に日夜努力している。マスター
みんなの溜まり場「鉄馬」のマスター。500円のタクとは同級生。姓は北。愛称はけいちゃん。趣味は競馬と自動車競技ジムカーナ。競バカ開始当初は、タクより常識人だったが、最近はすっかり同レベル。仕事も適当で職場を放棄することもしばしば。ダイ
全レース万馬券狙いのような激しい馬券を買う男。カミさんのサイフから金をちょろまかして、いつもカミさんと戦っている。いわゆる『人の話を聞かない奴。』仕事しているのか?というより彼を雇用している企業があるのか?という位ゴーイング・マイ・ウェイを貫く男。アダルトビデオ・DVDのコレクションは無尽蔵。興奮すると裸になるクセがある。口ぐせは「ファイヤー!」
11月22日(木)、タクは珍しく残業していた。「お気楽ご気楽、仕事は適当に」がモットーのタクだが、このところ妙に忙しいのだ。その後、上野のスポーツクラブ(注1:タクはこのクラブの会員でもある。無駄づかいなのだ。)に行く。時間的に参加できるエアロビクスはないが、こちらはお風呂がすごく良いので、銭湯代わりに使っているのだ。東京駅からF沢までは、奮発してグリーン車に乗り、缶ビールで競馬の検討だ。
翌23日(祝)、今週は競馬が3日間連続開催なので今日も競馬がある。本当は、今日は定番のフォットネスがないので、久しぶりに東京競馬場に行こうと思っていたのだ。しかし前日の帰りが遅かったのと、家事がたまっていたので、午前中は掃除・洗濯・片付けものに励み、午後は競馬中継を見ながらビールだ。メインのつまみはオムレツだ。(注2:ちなみにタクは最近オムレツにこっているのだ。へたっぴだけどね。でも野菜とチーズをちょこっと入れるだけで、へたでもおいしいのだ。)競馬中継が終わってから、録画していた番組を少しだけ観て、風呂はいって就寝。
翌24日(土)、早朝。異変は起きた。タクはいつも早起きなので、大体目覚ましが鳴る前に目が覚める。「あれ?ハナがつまってる。」鼻から鼻水がたらり、起きようとするが、全身がだるさの塊だ。「やべえ、ジャパンカップダートだってのに、思いっきり風邪ひいちまったよ。」無理やり朝食をとって元気をだそうとしたが、戻してしまう。「だめだあ。」9時。這うように、かかりつけのK里医院に行って処方箋を出してもらう。また這うように帰る。11時30分。マスターに電話。
電話(マスター)「はい、北です。」
タク「オレだ。風邪ひいた。とても動けない。今日のコントは任せる。」
電話(マスター)「お前は本当に風邪に弱いな。いいぞ任せろ。なんだったらずっと主人公やってやるぞ。」
タク、無言で携帯を切る。ベッドに倒れこむ。ふうふう言いながらマスターにメールする。「ジャパンカップダートは、スチューデントカウンシルとドラゴンファイヤーだ。」目覚ましを12時25分にセットして眠りに落ちる。12時25分。アラームが鳴る。這いずるように居間に行き、テレビをつけ、冷蔵庫からビールを出す。「どんなにボロボロだって、酒も競馬もやめないぜ。」
ふと思いついて、大昔に彼女だった★★に電話をかける。
電話「もしもし。」
タク「大変お久しぶりです。『歌って踊れるコミックライター』500円のタクです。」
電話「お久しぶり。元気?どうしたの?」
タク「風邪ひいてぼろぼろなんだよ。」
電話「風邪に弱いもんね。大丈夫?」
タク「むかーし、世の中にはな『幸運の総量一定の法則』があるって言ったよな。」
電話「覚えてるよ。あんた、能書きが多いからね。」
タク「うるさい。いいか、ギャンブル運がいい時は女運が悪いし、女運がいけてる時はギャンブルがだめなんだよ。今のオレは43歳独身、色気なし、出世もしない、健康だけがとりえだったが風邪でぼろぼろ。そうしたらギャンブル運が良いに決まってるだろ。」
電話「それだけ言えるなら、まだ大丈夫ね。」
タク「ジャパンカップダートは、スチューデントカウンシルとドラゴンファイヤーの単勝で勝負だ。結果を心して観ろ。」
電話「ありがとう、その2頭は消すわ。」
タク「消すなー。」さて?