「競バカたちが集まって 2001」おバカどもの馬券奮戦記です!

登場人物

500円のタク
この話の主人公。1レース500円玉1個で勝負するせこいサラリーマン。G1レースだけは1万円買う。

マスター
「鉄馬」のマスター。500円のタクとは同級生。

ミエちゃん
マスターのカミさん。

ダイ
3人の中で最も激しい馬券を買う男。

カミさん
ダイのカミさん。得意技は飛び膝蹴り。



新年のご挨拶(BGM:春の海)

タク「みなさま、新世紀、明けましておめでとうございます。」
マスター「われら競バカ3人衆、今年もはりきってまいります。」
タク「すみからすみまで、ずずずいっと!」
ダイ「・・・。」
タクとマスター「寝るなー!」


21世紀を向かえた鉄馬。営業は5日からだが、今日3日はマスターとカミさんのミエちゃんとタクの個人的な新年会である。そしてダイは、呼ばれる前からここに居る。

先週の東京大章典の日。ダイは言った通り、家に帰った時にカミさんの指輪を口に隠してダッシュで逃げた。そして質屋に入れちゃって、その金を東京大章典のファストフレンドの2着単総ながしにぶっこんだ。ファストフレンドは1着。ダイは有馬から引き続き、朝飯とシャワー以外は家にいれてもらえず鉄馬にダンボールで寝ている。

ダンボールにくるまってごろごろしているダイ。
マスター「頼むよー。早く帰ってくれよー。」
ダイ「気にするな。男一匹、立って半畳、寝て一畳。そんなにじゃまはしねえよ。」
ミエ「いいじゃん。住み込みの警備の人だと思えば。」
タク「・・・。ミエちゃんは優しいねえ。」
マスター「ダンボールで寝ている警備の人なんていないよー。」

そこに小さい女の子が入ってきた。幼稚園に入ったか、入らないかくらいのかわいい子だ。
ダイ「おめーは。」
女の子「お父さん。お正月だから早くかえってきて。」

タク「ダイの娘か。」

ダイ、娘の手を握って、「お前は・・・、お前ってやつは。母親は鬼のような女でも、お前には優しい心があるんだな。お前は間違いなくオレの娘だ。
誰が鬼だって?」ダイの頭を踏みつけるカミさん。
ダイ「てめえ、このやろう!」
カミさん、ダイは無視して、マスターに「本当にご迷惑お掛けしました。このバカは連れてかえりますから。」
マスター「そうですか、どうぞお持ち帰り下さい。」
カミさん「ほら、立って、帰るわよ。」ダイのえり首をつかんでひっぱる。
ダイ「てめえ、人を猫の子みたいに・・・。
カミさん「金をつままない分、猫の方がましよ。
ダイ「オレは必ず帰ってくるぞ。金杯はダイワランバートで・・・。」
カミさん「うるさい!黙れ!」
ダイ夫婦は帰っていった。

マスター「なんだかなあ。」
タク「さあ、気をとりなおしていこう。」
ミエ「そうよ。めでたいお正月なんだから。」
マスター「おれは日曜のガーネットステークスからだな。ユーワファルコンからエイシンサンルイスとブロードアピールの2点だな。」
タク「おれは素直にブロードアピールの単だな。今年こそ儲かりますように。」

新世紀。競バカたちのろくでもない1年がまた始まりました。
今年もよろしくお願いします。


戻る