「競バカたちが集まって 2001」

この物語は、鉄馬というスナックに集まってくる馬券ベタたちのバカ模様です。

登場人物

500円のタク
この話の主人公。1レース500円玉1個で勝負するせこいサラリーマン。G1レースだけは1万円買う。単勝で中穴を狙うのが好き。

マスター
「鉄馬」のマスター。500円のタクとは同級生。姓が北で、愛称がけいちゃん。予想は馬連ボックス買いが多い。

ダイ
競バカ3人組の中で最も激しい馬券を買う男。ほとんど金をドブに捨てている様なものだが、たまに当たるとデカイ。姓が杉崎。

  

 

6月9日(土)、開店直後の鉄馬。客はタクとダイ。

タクは今日、府中に行って、またコテンコテンだった。
タク「大体な、安田記念なんて獲れる分けないだろ。あんなの当たるのは10月17日生まれの奴だけだぞ。」タクはこの前記録を調べて、G1が9連敗ということに気が付いたのだ。最近ぐちっぽい。

マスター「みんな外しっぱなしで、オレがこのダービー当てただけだからな。」
タク「へん、それだけ当たらないなら、逆にこの競バカは役に立つぜ。俺達の予想を外せば、選択肢がへるだろう。」
マスター「お前なあ、主人公がそんなこと言っちゃ・・・。」

ダイ「俺達には、危機感が足りないんだ。」
タク「危機感?」
ダイ「500円単位で、ぬるい馬券買っているから、予想が甘くなるんだ。もっと金額を上げなきゃダメだぜ。」
ダイ「一番金ぶっこんでるアンタはオレたちの中で、一番当たってないぞ。」
ダイ「それが勝負のあやってもんだ。」
マスター「いい加減な事言うな。」

ダイ「じゃあ、野球ケンみたいに外す毎に服を脱いでいくんだ。」
タク「それで?」
ダイ「全部脱いじゃって、それでも外したら、罰としてヘア・ヌード写真集を出版するんだ。
マスター「お前、頭の中腐っているんじゃないのか?
タク「どこの世界に、おやじのヘア・ヌード写真集だす出版社があるんだよ。」
ダイ「だから、その位の危機感を持たなきゃだめだっていう話だよ。」
タク「ああ、訳が分からん。とにかく今日は、オレだけびしっと予想するからな。エプソムカップは逃げ、先行がガンガン行くから、後方差し狙いだ。上がり3ハロン33.7秒のニホンピロスワンと登り調子のサイレントセイバーの単!」

マスター「多分、外れます。」
タク「うるさい、だまれ!」

はたして、タクは連敗から抜け出せるか?

 

 

先週のレース

第51回安田記念(G1)

1着:ブラックホーク(横山典) 1.33.0
2着:ブレイクタイム(吉田)
3着:メイショウオウドウ(飯田)

タクの予想:はずれ

マスターの予想:はずれ

ダイの予想:はずれ

 

 

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