「競バカたちが集まって 2001」おバカどもの馬券奮戦記です!
登場人物
500円のタク
この話の主人公。1レース500円玉1個で勝負するせこいサラリーマン。G1レースだけは1万円買う。マスター
「鉄馬」のマスター。500円のタクとは同級生。姓が北で、愛称がけいちゃんであることが今回判明。ミエちゃん
マスターのカミさん。暗い女
準常連。男運が悪く。いつも逃げられている。
開店直後の鉄馬。まだタクも来ていなくて、お客はいない。
マスター「日経新春杯はロサードからヤマニンリスペクト、マーベラスタイマーにしようっと。そういえば最近、(あの暗い女が、)来てないなあ・・・。いかんいかん、そういうこと考えると・・・。」
「こんばんは。マスター。」暗い女が、そこにいた。
マスター「いらっしゃいませ。明けましておめでとうございます。」(来ちゃったよう。最初の客が、こいつとは、まいったなあ。)
暗い女はカウンターにすわってハイネケンを注文をした。マスターはグラスをおいてハイネケンをつごうとした。マスターのビンをもった手に、暗い女はすっと両手を重ねた。「ねえ、マスター。」その眼はラブ・モードに入っている。朝日杯3歳ステークスの後、落ち込んでいた暗い女をマスターがなぐさめた。どうやら暗い女はそれでマスターにほれちゃったようだ。(競バカ16参照)
訳が分からず、びっくりして固まるマスター。そこにマスターのカミさんのミエちゃんが入ってきた。たまたま買い物を頼んでいたのだ。「けいちゃん、(マスターのこと)レモン買って・・・、何してるの?その女は誰!」
マスター「えっ?あっ!(この構図はまずいな。)なんでもないよ。お客さんだよ。」あわてて手をひっこめる。
だが、ミエちゃんは暗い女のラブ・モードの眼を見逃さなかった。ミエちゃんはマスターにべた惚れなので、そういうことに超敏感なのだ。ミエちゃん、暗い女をにらんで、「あんた、何なの?」
暗い女「ただの客よ。でもマスターは優しくしてくれるけどね。」
ミエちゃん「なんですって。」
マスター「ウソだ。何を言うんだ。」
暗い女「なぐさめてくれたじゃない。あの朝日杯の後。」
マスター「え?あ?そうか、うん、そうなんだ。」根が素直な男なのだ。
ミエちゃん「本当なの?」
マスター「それは、ただ、なぐさめてあげただけで・・・」
暗い女「そうよ、私達はケモノのように激しくなぐさめあったのよ。」
マスター「ウソつけー!」
ミエちゃん「くやしー!あんた、どこをどんなふうになぐさめたのよ!」
マスター「はしたない想像はやめなさい。とにかく落ち着いて、話せば分かる・・・。」
ミエちゃん「あたしはこの人の子供を3人も産んだのよ。」
暗い女「でもマスターは、優しく激しくなぐさめてくれたわ。」
マスター「ウソだー!」
ミエちゃん「あんたを殺して、私も死ぬー!」マスターにつかみかかる。
マスター「助けてー!」ちょうどその時、鉄馬の前の階段をへろへろ上がってくるタク。
「日経新春杯は、ホワイトハピネスの単でと・・・。おはよー、北!(マスターの姓)・・・ん?!」
タクの目の前には、修羅場。
マスター「タク!(助けてくれ!)」
タク「あっ、そうだ、今日オーディションがあったんだ。行かなくちゃ、じゃあね!」逃げるタク。
マスター「何のオーディションなんだよー!人でなしー!」タク、階段の下で「すまん北。でも、関わるとめんどうくさいし。今日は居酒屋で湯豆腐にしようっと。」
乱れる恋心。男と女は悲喜こもごも。そして友を見捨てる卑怯者が一匹(主人公なのに。)の鉄馬でした。
先週のレース第5回ガーネットステークス(G3)
1着:ビーマイナカヤマ(鹿戸) 1.09.5
2着:ブロードアピール
3着:サウスヴィグラスタクの予想:はずれ
マスターの予想:はずれ