「競バカたちが集まって 2001」おバカどもの馬券奮戦記です!

登場人物

500円のタク
この話の主人公。1レース500円玉1個で勝負するせこいサラリーマン。G1レースだけは1万円買う。

マスター
「鉄馬」のマスター。500円のタクとは同級生。姓が北で、愛称がけいちゃん。

ダイ
競バカ3人組の中で最も激しい馬券を買う男。

カミさん
ダイのカミさん。得意技は飛び膝蹴り。

3月22日(木)夜遅く、ダイの自宅。電話が鳴る。
カミさん「もしもし。」
電話(ダイ)「てめえ、なんて事しやがる。金もカードも全部抜きやがって・・・。」
カミさん「この電話は、現在使われておりません。」
電話(ダイ)「ちょっと待て、オレはどうやって・・・。」
ガチャ。

先週の木曜日の夜、ダイは出張で名古屋に旅立った。出張のついでに中京の高松宮記念を見に行くという計画だ。ダイはかみさんのサイフから5千円を抜いたが、なんとカミさんはダイのサイフから現金とカードをごっそりぶっこ抜いていたのだ。
「帰りの切符はあるし、会社の人がいるから何とかなるでしょう。」と、冷たくつきはなすカミさん。

翌日ダイは、会社の同僚にサイフを無くしたと言い訳して、金を借りた。さすがに「カミさんに全部抜かれた。」とは言えなかったようだ。本当は帰りの切符は持っていたのだが、それも無いという事にして、切符代とホテル代と土産代ということで、借りられるだけ借りた。そしてホテルを安いカプセルホテルに変更して、馬券代を作ったのだ。

土曜日からころがしてでかくして、高松宮記念で大勝負だ。あの鬼のような女(カミさん)の足元に札束たたきつけてやる。

ダイのような大穴ねらいで、馬券がころがるはずもなく。土曜日にあらかた放出して、日曜日は食事代を残して500円になってしまった。しかたが無いので高松宮記念までは、落ちている当たり馬券を捜してウロウロしていた。しかしそんな都合良く当たり馬券が落ちている訳が無く、メインの高松宮記念は500円でワシントンカラーから5点流しを買って、やはり外れた。

3月31日土曜日の夜。鉄馬。
わざわざ名古屋まで行って、地見屋(当たり馬券の拾い屋のこと)をやることになるとは思わなかったぜ。」と嘆くダイ。
タク「まあ、日頃の悪行の報いだな。」
マスター「それより明日は楽しいぞ。いよいよ大阪杯にテイエムオペラオーが登場だ。」と競馬新聞を握る手にも力がはいる。
タク「日経賞でメイショウドトウが勝って、阪神大章典でナリタトップロードが復活したからな。ここでテイエムが順当勝ちなら春の天皇賞は盛り上がるよ。でもここじゃ馬券は買えないよな。ここはダメでもともとで、「テイエムオペラオーはいないつもり戦法」だな。トーホウドリーム(単勝51倍)とマイネルブラウ(単勝97倍)の単勝を合計500円で夢を追おう。」
マスター「オレはエアシャカールからテイエムオペラオー、アメリカンボス、アグナスフライト、アドマイヤボスとちょっとひねってみる。」
ダイ「タクの言うとおりマイネルブラウというのは悪くないな。よし、そこから千円ずつ馬連総流しだ!」
タク「やめろお前、500円ならしゃれだが、このメンバーのレースでマイネルブラウから1万3千円も使っちゃしゃれにならないぞ。」
マスター「もっとお金と自分を大切にしなさい。」
ダイ「オレのギャンブラーの血が騒ぐぜ、ファイヤー!
タク「だめだこりゃ。」
マスター「明日はエイプリル・フールだが、あんたは年中フールだな。」

はたして大阪杯の結果は?

先週のレース

第31回高松宮記念(G1)

1着:トロットスター(蛯名) 1.08.4
2着:ブラックホーク(横山典)
3着:テネシーガール(山田和)

タクの予想:はずれ(トロットスターが1番人気だったので買わなかった。バカだねぇ。)

マスターの予想:はずれ

ダイの予想:はずれ


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