「競バカたちが集まって 2001」おバカどもの馬券奮戦記です!

登場人物

500円のタク
この話の主人公。1レース500円玉1個で勝負するせこいサラリーマン。G1レースだけは1万円買う。

マスター
「鉄馬」のマスター。500円のタクとは同級生。姓が北で、愛称がけいちゃん。

ダイ
競バカ3人組の中で最も激しい馬券を買う男。

開店直後の鉄馬。客はタクとダイの2人。

マスターが線香立てに線香を1本立てる。「シンボリインディに合掌。」
一同黙祷。

「さて、大阪杯はもーかった、もーかった。」とスキップするタク。ダメでもともとでトーホードリームの単勝300円とマイネルブラウの単勝200円買っていた。500円が2万円を超えた。
「トーホードリーム来ちゃうもんなあ。」とマスター。
そしてダイはマイネルブラウから1万3千円もぶっこんじゃって、ふっとんだ。

ダイ「まあいい。本当の勝負はこれからだ。前回出遅れたマイネカプリースに名手安藤勝が乗るんだ。ここから総流しだ。」
タク「お前、金あるのか?」
ダイ「それは・・・厳しい戦いになるだろう。だが、やらねばならん。」あいかわらずカミさんのふところをあてにしている。
マスター「オレはテイエムオーシャンからダイワルージュ、フローラルグリーン、ハッピーパスに素直に流すよ。桜花賞って成長度で進んでいる馬がそのまま勝ちきるパターンが多いと思うんだよね。」
タク「オレはダイワルージュの単。」
マスター「もっと穴っぽい単勝は買わないのか?」
タク「オレが競馬を始めたばかりで、一番競馬にどっぷりつかっていたころに活躍したのが、ダイワルージュのお母さんのスカーレットブーケなんだ。この年は強い牝馬が沢山いて盛り上がったんだよ。スカーレットブーケはG1とれなかったけど、ダイワルージュがとれるといいなと思うんだ。」
マスター「思い出馬券ってやつか。」

そこに客が入ってきた。男が1人。
「ここ、競馬ファンが集まる店ですよね。」
マスター「そうです。「鉄板の馬」と言う意味で鉄馬と言うんです。」本当はそういう意味じゃないのだが、(第1回参照)もう開きなおった様だ。
男「私**大学の大学院で統計学を研究しているんです。3年間の研究の末、完璧な競馬予想ソフトを完成させたんです。」とノートパソコンを出した。
ダイ「もの売りならお断りだぜ。自慢じゃねえが、金はないんだ。」本当に自慢じゃない。
男「売り込みじゃありません。私は自分の研究のためにこのソフトを作ったのです。」
マスター「あなたテレビでていませんか?」
男「はい、通信教育番組で数学おしえています。」
タク「本物だ。」
マスター「それじゃ、この予想ソフトも・・・。」
ダイ「本物か。」
男「情報の少ない下級戦では、完璧ではありませんが、G1レースなら99.99%の確立です。
マスター「99.99%!」
タク「桜花賞はもらった!というかG1総取りだ!」スカーレットブーケの思い出はどこにいっちゃたのか。
ダイ「カミさんのへそくりをぶっこむしかねえな。」
タク「マスター店閉めよう。」
マスター、ダッシュで「CLOSED」のプレートを出しちゃう。しょうがないやつらだ。

タク「では博士、桜花賞の予想は?」
男「テイエムーシャンが」
マスター「やはり!」
男「勝つ確立が70%
ずっこける3バカ。
ダイ「1点予想じゃないのか?」
男「競馬ほど不確定要因が多いものでは、1点予想なんて出来ませんよ。」
タク「博士、この桜花賞でテイエムオーシャンが1番人気なのは、競馬好きならみんな分かりますよ。」
ダイ「3年間の研究の成果が「テイエムオーシャンが70%」だとしたら、努力の方向性が間違っているぞ。」
マスター「店開けよう。」

結局、りこうもバカもみんなバカなのでした。

先週のレース

産経大阪杯(G2)

1着:トーホードリーム(安藤勝) 1.58.4
2着:エアシャカール(蛯名)
3着:アドマイヤボス

タクの予想:大あたり

マスターの予想:はずれ

ダイの予想:はずれ


先週の出来事

ダービー卿チャレンジトロフィー(G3)にてシンボリインディ競争除外、予後不良


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