「競バカたちが集まって 2002」おバカどもの馬券奮戦記です!
登場人物
500円のタク
この話の主人公。1レース500円玉1個で勝負するせこいサラリーマン。G1レースだけは1万円買う。マスター
「鉄馬」のマスター。500円のタクとは同級生。ミエちゃん
マスターのカミさん。マスターに惚れちゃった暗い女とマスターの仲を疑っている。
ダイ
最も激しい馬券を買う男。昨年はヘア・ヌード写真集「競馬場から、愛」を出版して、周囲をパニックにさせた。カミさん
ダイのカミさん。お金をちょろまかすダイといつも闘っている。得意技は飛び膝蹴り。暗い女
男運が悪く、いつも男に逃げられている。マスターに惚れている。
5月24日(金)、午後3時。マスターは仕入関係の支払いがあるので、F沢信用金庫に行った。支払いを終えたマスターはコンビニで買い物しようと思って、F沢信用金庫の裏口から出た。裏口を出て歩き出そうとすると、「あなた。」と声がかかった、カミさんのミエちゃんである。「あなた…、どこに行ってたの?」と厳しい表情のミエちゃん。「???」訳の分からないマスター、後ろを見て「あっ!」と驚いた。F沢信用金庫の裏口の横は「イメクラ3年H組、一発先生!」の入り口だったのだ。
開店直後の鉄馬。客はタク。ダイはまだ会社から帰ってきていない。店は開店前から痴話げんか状態だ。タクは1人競馬新聞を熟読している。
ミエちゃん「あなたがコスプレ趣味とは知らなかったわ。」
マスター「だからオレは信用金庫に…」
ミエちゃん「完全顔見せ、今なら20分延長サービスって何なのよ!」
マスター「知らないよー。タク、何とか言ってやってくれ。」
タク「北、心配するな。君がどういう趣味だって、オレ達は友達だ。」
マスター「誤解を招くようなこと言うなー。」
そこにマスターに惚れている暗い女登場。なぜかセーラー服を着ている。
マスター「なんでそんなカッコしているんだー。」
暗い女「コスプレが好きなら、もっと早く言ってくれればいいのに。」
マスター「やめてくれー、鉄馬が変な店と誤解されちゃうよー。」
暗い女「さあ、また思いっきりマスターを熱くあふれさせて!」
タク「マスターが熱くあふれる?何だかよく分からないけど、やらしい表現だな。」
ミエちゃん「やっぱりあんたたちデキてたのねー!」
マスター「助けてー。」
タクは競馬新聞に集中している。「武豊のタニノギムレットに勝たれたら、素直に諦めよう。今年の春シーズンは穴狙いに徹するぜ。タニノを切れば、他の馬の単勝はどれもつくからな。ノーリーズンとテレグノシスの単を厚めに、そして大穴のファストタテヤマの単を少々。」
そこにダイがやって来たというか、帰ってきた。(現在カミさんを怒らせて家に入れてもらえないので、鉄馬に寝泊り中。)顔がぼこぼこに腫れている。
タク「どうしたんだ、その顔?」
ダイ「今朝、朝飯を食いに家に帰った時、(ダイは平日の朝だけ朝飯とシャワーと着替えのために家に入れてもらえるのだ。)あいつのサイフから1万円札を抜いたんだ。もちろんすぐバレちまって殴る蹴るの責めを受けたんだが、金だけは口の中に入れて絶対開けなかったぜ。」と唾液でがびがびになった1万円札を出した。
タク「汚ねーなー。」
ダイ「この1万円で、チアズシュタルクから総流しだ。何がきてもほとんど万馬券だぜ。これで大もうけして、カミさんにも1万5千円、いや1万2千円くらい叩きつけてやって残りでキャバクラ三昧だぜ、ファイヤー!」
タク「そのカミさんに返す分を細かく刻むのをやめなさいって。」
そこにイサム(タクとマスターの旧友でレギュラーになりたがっている準レギュラー)がやって来た。
タク「あれ?今日のコントでは君の出番はないはずだけど…」
イサム、それには答えず「寝れないんだよ。毎回この競バカが更新したのにオレの出番がない夜は。だんだん出番が減っていって、剃毛野郎やリリカル女の様に単発キャラとして忘れ去られていきそうで、不安で不安で寝れないんだよ。」目が潤んでいる。
タク「大丈夫って、ちょびちょび出てるじゃないか。」
イサム「頼むから、毎回出してくれよー!」血を吐く叫びだ。マスターたちは交錯する愛に戦っている。
ダイは宿命のライバルのカミさんといつも戦っている。
イサムはレギュラーの壁という見えない何かと戦っている。
そしてタクはダービーと戦っている。はたして第69代のダービー馬は?