「競バカたちが集まって 2002」おバカどもの馬券奮戦記です!
3週連続特別編の完結編です!どこまでも走れ、
この星を守るために戦え、
ああ戦士、
全てを捨ててゴー!(セリフ入る)
「あんたらの事は絶対忘れん。
道頓堀に来たときには必ず寄ってや。」ああ戦士、
風を切ってゴー!(馬券ライダーのテーマ「ゴーゴー馬券ライダー」3番)
前回のあらすじ
リュウ(馬券ライダー リュウキ)とマスター(馬券ライダー スーパーマイルド)の前に立ちはだかる新たな馬券ライダーたち。交錯する思いの中、戦いは続く。
一方、何かが鉄馬に起ころうとしているのだ!(そんなことどうでもいいから、ちゃんと競馬の予想しろよ!)馬券ライダーとは
胸に「馬券ライダー」と書いてあるライダーTシャツを着ている。普段はその上に黒いTシャツを着てるいる。この黒いTシャツは前と後ろのパーツに分離できるようにマジックテープでつながっている。そしてライダーは「変身!」の掛け声とともに黒いTシャツを脱いで変身するのだ。何のためにライダーに変身するのか?それは誰も知らないのだ!
登場人物
リュウ(馬券ライダー リュウキ)
特別編の臨時主人公。500円のタクの競馬の先生。今回、鉄馬の平和を守るため馬券ライダーとなった。意外と馬券ライダーが気に入っている。ライダーとしてはドラゴンの特性を持つ。マスター(馬券ライダー スーパーマイルド)
鉄馬のマスター。500円のタクの同級生。馬券ライダーは全くやる気無いけど、しぶしぶやっている。姓は北、愛称はけいちゃん。ライダーとしては、淡白な特性をもつ。ミエちゃん(馬券ライダー マザー)
マスターのカミさん。マスターと暗い女の中を疑っている。ライダーとしては激しい嫉妬心を持っている。暗い女(馬券ライダー ストレイキャット)
男運が悪く、いつも男に逃げられている。マスターに惚れている。ライダーとしては、捨て猫の特性を持つ。ダイ(馬券ライダー ダイ)
タク、マスターとともに競バカトリオの1人。3人の中で最も激しい馬券を買う。ほとんど金をドブに捨てているようなものだが、たまに当たるとデカイ。昨年はヘア・ヌード写真集「競馬場から、愛」を作って、周囲をパニックにさせた。ライダーとしては豪放磊落、男気の特性を持つ。カミさん(馬券ライダー 激怒)
ダイのカミさん。お金をちょろまかすダイといつも戦っている。ライダーとしては怒りのパワーで潜在能力の300%の攻撃力を発揮する。ライダーの中でも攻撃力はダントツ。得意技はライダー飛び膝蹴り。(話の都合で今回は登場しません。)500円のタク
本当の主人公だが、現在お休み中。
開店直後の鉄馬。客はいつものメンバーがいつものように騒がしい。
マスター「何なんだよ、この登場人物紹介は?」
リュウ「馬券ライダーがいっぱいいて、壮観じゃないか。」
マスター「何なんだよ、馬券ライダーって。ドラゴンの特性とか、捨て猫の特性って何なんだよ。それに俺が淡白だろうが、どうだろうが、みんなに関係ないじゃないかー。」
ダイは、いつものようにダンボールで寝ている。その時「失礼しまーす。」といきなりミニスカ、胸元谷間ばっちりのきれいなおねーちゃんがぞろぞろと7人入ってきた。
マスター「何だ?何事だ?」
おねーちゃん1「われら!ダービーダンディーズのコンパニオンズ参上!」決めポーズ。
リュウ「何だか分からないけど、いいじゃん。」
「失礼します。」と男が入ってきた。先週、店の様子を伺っていた男だ。
男「私、キャバクラ「ダービーダンディーズ」のオーナーです。」と名刺を出した。
マスター「はあ。」
男「実は、この鉄馬を売っていただきたいのです。私どもは横浜に本店があるキャバクラチェーンなんですが、この度F駅にも支店を出そうと計画しています。この鉄馬は良い場所にあります。それでぜひ売っていただきたいと。」
マスター「そんな事、急に言われても。」
男「私どもは良心的な会社です。この条件でいかがでしょうか?」と電卓を見せた。
ぐらり。
ミエちゃん「何?今の音。」
リュウ「マスターの気持ちが動いた音だよ。」
男「しかもそれだけではありません。お店を売ってもらった後、あなたをこの「ダービーダンディーズF駅南口店」の支配人として雇いましょう。お店を売って現金入って、その後の定収入も確保。従業員はセクシー、あなたウハウハ、私もウハウハ。」
ぐらり。
リュウ「かなり傾いてるな。」
ミエちゃん「だめよ、けいちゃん。この店を売っちゃうなんて。」
暗い女「マスター!」
リュウ「みんな、これはマスターの問題だ。マスター、どうするんだ?」
マスター「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
リュウ「かなり、悩んでいるな。」
マスター「でも、・・・やっぱり、・・・オレは今の店がいい。」
リュウ「よし、分かった。お前ら、この店を乗っ取ろうったって、そうは行かないぜ!」
男「乗っ取るなんて、人聞きが悪い。私はきちんと交渉に…。」
リュウ「この店は、オレたちが守る!マスター、みんな、行くぜ!」
「おう!」
「変身!馬券ライダー!」
男とコンパニオン達、絶句。
「俺達もいるぜ!」そこにギャンブレンジャー&イサムレンジャー乱入。
「僕もいます!」奥のテーブル席で1人で飲んでいた男が立ち上がった。
リュウ「あなたは?」
「僕はタクさんの友達です。僕は競馬ファンじゃないけれど、タクさんに「オレの留守中にマスター達が困っていたら、助けてやって欲しい。」と頼まれて愛知県から来ました。」
リュウ「ちょっと話に無理があるけど、あなたの友情は伝わるよ、ありがとう。」
「僕も、僕も戦います!変身!黄レンジャー!」
マスター「まったく黄レンジャーさんまで来てくれたのに、タクは何してんだ。」
そこにダイがダンボールの寝床からずいっと起き上がった。
ダイ「オレは今まで悩んでいた。鉄馬を続ける事がいいのか、それともキャバクラを選択したほうがマスターにとって幸せなのかと。」
マスター「単にお前の個人的好みで悩んでたんだろう。」
ダイ「・・・そうとも言う。しかし、みんなの心意気をみてオレも心を決めたぜ。男気の戦士 馬券ライダー ダイ!変身!」
「ぎゃあああああああ!」
Tシャツをべりっとはぐと、なぜか着ているものが全て脱げた。
コンパニオン達「いやー、変態―!」
男「目が、目が・・・、汚いものが!」
ダイ「オレの男気が、男の哀愁が、お前達を蹴散らす!」
マスター「またこのオチかい!」
男「撤収!」
男とコンパニオン達、退却。
ダイ「口ほどにも無い。」
マスター「いいから早く、服を着ろー。」
かくして鉄馬買収騒動は、馬券ライダーとその仲間たちの活躍によって終結したのであった。午後8時。みんな帰って、残っているのはリュウとダイ。
リュウ「さて、じゃ、オレも埼玉へ帰るよ。」
マスター「元気でな。」
ダイ「また来いや。」
リュウ「馬券ライダー楽しかったぜ。じゃ、バイバイ。」
マスター、苦笑い。馬券ライダー編(完)。
そして午後9時、ひょこっとタクが顔を出した。
タク「やほー、マスター元気だった?」
マスター「お前、今ごろ出てきやがって。何なんだよ、あの馬券ライダーってのは?」
タク「馬券ライダー?あっしには何の事かさっぱり。」
マスター「お前、目が笑ってるよ。」
タク「さて、競バカも平常営業に戻って、宝塚の予想だ。ここはミツアキサイレンスの単。」
マスター「やれやれ。」