「競バカたちが集まって 2002」おバカどもの馬券奮戦記です!

登場人物

500円のタク
この話の主人公。1レース500円玉1個で勝負するせこいサラリーマン。G1レースだけは1万円買う。

マスター
「鉄馬」のマスター。500円のタクとは同級生。

ダイ
最も激しい馬券を買う男。

イサム
タクとマスターの旧友。レギュラーの座を狙っている。

 

3月30日(土)、午後8時の鉄馬。ほぼ満席の客の入りだ。カウンターにはダイ、イサムがいる。

マスターはカクテルを作りながら考えていた。「タクはいつまでたっても出てこない。ここはオレが主人公になって競バカ第2部マスター編を始めるか。なんてったって舞台の鉄馬は、オレの店なんだかんね。」

ダイは競馬新聞を読みながら考えていた。「タクはきっと死んだんだ。オレが主人公になって、競バカ激闘スペシュアル、炎の男が燃えるぜファイヤー編を始めるしかないぜ。」(そんな長い名前だめだって。)

イサムはカウンターの端で、ビールを飲みながら考えていた。「頼むタク、もうこの店には来ないでくれ、そうしたらオレがレギュラーになれるんだ。」

だが3人の野望はもろくも崩れるのであった。突然店がまっくらになった。
マスター「なんだ停電か?」
次の瞬間、フロアの真ん中にスポットライトが当たった。そして大量のスモーク(煙幕)が店を覆った。派手なファンファーレとともにせり舞台からタクが登場した。
タク「待たせたな!アイ・シャル・リターン!

照明がついて、スモークが消えて、いつもの店に戻った。
タク「よっ、久しぶり。みんな元気だったか。」
マスター「お前なー、バブル全盛期の頃の派手な結婚式みたいな演出しやがって、なんでオレの店にせり舞台がついてるんだよ。主人公が作品の世界観を壊すようなまねするなー。」
タク「まあ、久しぶりの登場だから許してくれよ。」

ここで作者注:昔、本当に結婚式でこういうの見たことあるんです。すごかったなー。

ダイ「お前、死んだんじゃないのか。」
タク「仕事してたんだよ。1月から3ヶ月間、本当に忙しかった。でも今度4月から仕事の担当が変わるから、長期出張はなくなるよ。」
イサム「じゃあ、オレがレギュラーになるチャンスはないのか。どうせ、どうせ、オレの人生なんて、いくら頑張っても、レギュラーにはなれないのか。
タク「お前、なんか暗い女みたいだぞ。
ダイ「あの女は来週くるよ、桜花賞だからな。」
マスター「やめてくれー。」頭かかえるマスター。

タク「もうすぐ発走しちゃうから、予想するよ。ダービー卿チャレンジトロフィーはダイワルージュとスティーマーの単。産経大阪杯はタマモヒビキとテンザンセイザの単。あっと言い忘れた。先週、高松宮記念はショウナンカンプの単とったよ。」

はたして今週は?

 

 

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