タイトルは「競バカたちが集まって!」おバカどもの競馬コメディーです!
登場人物
500円のタク
この話の主人公。1レース500円玉1個で勝負するせこいサラリーマン。G1レースだけは1万円買う。マスター
「鉄馬」のマスター。500円のタクとは同級生。ダイ
3バカトリオの中で最も激しい馬券を買う男。開店したばかりの鉄馬。金曜日だが客はまだタクひとりだ。(いつも開店直後から鉄馬に来ていて仕事ないのかタクは?)
マスター「ジャパンカップダートはどうだ?」
タク「ファストフレンドが1番人気になるんだろうけど。外国馬はダートの本場から来てるからなあ。うーん・・・、ユーカーの単だな。」今週は2日続きのG1で、もうマイルチャンピオンをくやしがる時間もないようだ。そこにダイがなぜか駆け込んできた。息をぜいぜい切らしている。
タク「どうしたんだよ?」
ダイ「いいか、誰が来ても、たとえブッシュやゴアが来ても、俺はいないからな。」
訳の分からないことを言って、トイレに駆け込んだ。
マスター「おなかをこわしたのかな?」
タク「なんだろね?」「ここが鉄馬ね。」女の声がした。
入り口に女が立っていた。年齢はタクたちと同じくらいのちょっといい女だが、髪や服装は家からそのまま出てきたような感じがする。
マスター「おひとりですか?」
女「あいつはどこ?」
マスター「はあ?」
女「うちの亭主よ。あのバカったら生命保険を勝手に解約しちゃったのよ。」
タクとマスター「ダイか!」(ハモっている。)
タク「あっそうだ、急におしっこしたくなっちゃたなー。」としらじらしく席を立ってトイレに入った。(ここからトイレの中)
タク「あれお前のカミさんだろ。」
ダイ「そうだ、いま戦闘モードに入っちゃってるから、絶対に言うなよ。」
タク「怒ってあたりまえだろ生命保険を解約しちゃ・・・」「出てきなさい!」カミさんの声がした。
ドアを閉め忘れていたのだ。
(トイレの中終わる)フロアの中央でにらみ合うダイとカミさん(BGM:仮面ライダークウガの戦闘の曲)
カミさん「全部かえしなさい。」
ダイ「返してほしいなら腕ずくで来やがれ。」
勝負は一瞬でついた。カミさんの体がふわっと浮いて膝蹴りがダイの顔面に炸裂した。ダイは顔をおさえて倒れた。うめくダイ。カミさんがポケットから財布を取り上げた。カミさん「お金は全額没収。キャッシュカードも通帳も印鑑も全部私が管理します。これからは1日500円のおこずかいよ。(タクとマスターの方を見て)あなたたちも没収です。」
タク「なんで俺たちもなんだよ。」
マスター「俺たちは関係ないぞ。」
カミさん「あなたたちのせいよ。結婚してからおとなしくしていた競馬の虫が、あなたたちと付き合い出してから、再発しちゃったのよ。」
タク「だからって、どうしてそうなっちゃうんだよ。」
カミ「だったら競馬で勝負よ!日曜日のジャパンなんとかってレースで、あなたたちが勝ったら今まで通り。私が勝ったら没収します。」
「面白い、その勝負受けてたつ。」ダイが鼻から血をたらしながら立ち上がった。
タク「勝手に受けるな。」
マスター「俺たちを巻き込むな。」
ダイ「いいか、これは男の自由と誇りをかけた戦いだぞ。野を駆ける狼になるか、鎖につながれた犬になるか勝負だ!」
タク「これはお前達の夫婦ゲンカだろうが。」
マスター「お前だけ鎖につながれていろ。」風雲急を告げる鉄馬、ジャパンカップ編は初の前後編!後編「決断」は明日25日アップです。