タイトルは「競バカたちが集まって!」おバカどもの競馬コメディーです!
登場人物
500円のタク
この話の主人公。1レース500円玉1個で勝負するせこいサラリーマン。G1レースだけは1万円買う。マスター
「鉄馬」のマスター。500円のタクとは同級生。ダイ
3人の中で最も激しい馬券を買う男。
毎度、おなじみ開店直後の鉄馬。カウンターには謹慎がとけたのかダイがいる。そしてタクとマスターはスキップしている。
「もーかった、もーかった。」
タクは土曜日のステイヤーズステークスは外したが、こちらはいつものマイナス500円。そして日曜の阪神3歳牝馬ステークスではテイエムーシャンの単で、1万円が4万3千円になった。マスターは阪神3歳を馬連の4頭ボックスで2千円ずつ買って、買った4頭がなんと1、2、3、5着の準パーフェクト予想で、12,000円が62,800円になった。
ダイは、1番人気が絡む馬券をとれる訳がない。「朝日杯こそメイショウドウサン総流しで勝負だ。きたらでかいぞ。」
マスター「あんまり大金を賭けるなよ。」そこに女が1人、入ってきた。年は20代前半といったところか、コートも中の服も黒ずくめで、髪も黒。マニキュアまで黒である。カウンターに座って、黒いギネスビールを注文した。
女が言った「感じます。この店にはたくさんの競馬好きがいます。」
ダイ「なんだ、この姉ちゃんは?」
女、きっとダイをにらんで「あたしのこと知らないの?「駅前のおねえさん」って、ちょっとこの辺じゃ有名なのよ。」
ダイ「「駅前のおねえさん」?あたらしい風俗か?」
女「占い師よ。ものすごく当たるって、南口横浜銀行前では有名なのよ。」
タク「えらい地域限定型だな。」
マスター「今までどんなことを当てたんですか?」
女「例えば「今年の秋は東京に大地震は来ない。」とか「今年の秋は富士山は噴火しない。」とか「今年の秋は・・・・。」」
ダイ「分かった、分かった。もういい。」
タク「えらい期限を切った割には、当たりやすい予言だな。」
女「なめないでよ!競馬だって狙ったレースは百発百中なのよ!天皇賞のテイエムオペラオーの複勝とか、ジャパンカップのテイエムオペラオーの複勝とか・・・。」
「そりゃ、当たるって。」ため息をつくタクとマスター。ダイ「ひとつ、聞いていいか?」
女「どうぞ。」
ダイ「ステイヤーズステークスのナリタトップロードの複勝は買ってないんだろうな?」
女「・・・・。」
ダイ「どうなんだ?」
女「いいじゃない!女の子は体調とか、何かと色々大変なのよ!」
こけるタクとマスター。ダイ「もういい。黙って端で飲んでろ。」
女「あったま来た!だったら朝日杯を1点であててやるわよ!」
ダイ「じゃあ、何が勝つんだ?」
女「テイエムオーシャンよ!」
3人そろって「それは先週の勝ち馬だろ!」最近、変な人たちのたまり場になっているような鉄馬であります。
先週のレース第34回ステイヤーズステークス(G2)
1着:ホットシークレット(柴田善) 3.45.6
2着:タガジョーノーブル(福永)
3着:サンエムエックス(横山典)
4着:ナリタトップロード(渡辺)タクの予想:はずれ
第52回阪神3歳牝馬ステークス(G1)1着:テイエムオーシャン(本田) 1.34.6
2着:ダイワルージュ(北村)
3着:リワードアンセル(後藤)タクの予想:あたり
マスターの予想:あたり